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2017年10月29日

A食物の摂取【解説】

それでは、「食物の摂取」の問題の解説をします。


Q1.摂食の調整に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)空腹は、出生以後の食経験にとて形成される感覚である。
(2)食欲は、生命維持のために備わった不快感を伴う感覚である。
(3)胃に食物が入ると、摂食中枢が興奮する。
(4)動脈中と静脈中のグルコース濃度の差が大きい時には、満腹感が生じる。
(5)レプチンは、食欲を亢進させる。


【解説】…正答(4)
(1)誤り。空腹は、生命維持のために生まれつき備わった本能的な内蔵感覚である。
(2)誤り。食欲は、出生以後の食経験や学習ぬいよって形成される快い感覚である。
(3)誤り。胃にものが入ると、摂食中枢は抑制される。
(4)正しい。動脈中と静脈中のグルコース濃度の差は、空腹時に小さく、満腹時に大きい。
(5)誤り。レプチンは、食欲を抑制する。


Q2.食物摂取と生体リズムに関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)空腹時には、血中の遊離脂肪酸が減少する。
(2)生体リズムは、摂食行動によって影響される。
(3)味は、甘味、酸味、苦味、塩味、辛味の5つを基本味とする。
(4)食欲の中枢は、小脳に存在する。
(5)グレリンは、摂食を促す。


【解説】…正答(2)、(5)
(1)誤り。血中遊離脂肪酸濃度は、空腹時に高く、食後で低い。
(2)正しい。
(3)誤り。甘味、酸味、苦味、塩味、旨味の5つである。
(4)誤り。食欲の中枢は、間脳の視床下部に存在する。
(5)正しい。グレリンの他、ニューロペプチドYやオレキシンなども摂食を促す。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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