2017年11月02日
B水・電解質の栄養学的意義【解説】
それでは、「水・電解質の栄養学的意義」の問題の解説をします。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。細胞間液は、体内水分量の約25%である。
(2)正しい。不感蒸泄とは、発汗以外で皮膚の表面や呼気から蒸発する水分のことである。
なお、発汗は電解質の喪失を伴う。
(3)誤り。水分欠乏型脱水では、細胞内の水分が細胞外に移動するため、細胞内液量は減少する。
(4)誤り。脂質から生成される代謝水の方が糖質それよりも多い。
各栄養素1gあたりから生成される代謝水は、脂質1.07g、糖質0.56g、たんぱく質0.43gである。
(5)誤り。不可避尿量は、体内の代謝産物を排泄するために必要な尿の量であり、
水分摂取量に関わりなくほぼ一定で、1日あたり約500mLである。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。水分欠乏型脱水では、細胞外液は高張になる。
著しい発汗などによる水分排泄過剰と極度の水分摂取不足によって起こる。
(2)誤り。塩分欠乏型脱水では、細胞外液は低張になる。
下痢、嘔吐、出血など多量の体液喪失によって起こる。
(3)誤り。浮腫は、組織間隙に水分が異常に貯留した状態をいう。
(4)誤り。乳幼児では、腎機能が未熟であるため尿の濃縮率が低く、
老廃物を排泄するのに多くの水分を必要とするため、体水分を失いやすい。
(5)誤り。抗利尿ホルモンは、集合管における水分の再吸収を促進し、尿量を減少させる。
Q1.水・電解質の代謝に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)体内水分量の60〜70%は、細胞間液である。
(2)不感蒸泄では、電解質の喪失はない。
(3)水分欠乏型脱水では、細胞内液量は変わらない。
(4)同じ重量の糖質と脂質から生成される代謝水の量は、変わらない。
(5)不可避尿量は、水分を全く摂取しないと、増加する。
(2)不感蒸泄では、電解質の喪失はない。
(3)水分欠乏型脱水では、細胞内液量は変わらない。
(4)同じ重量の糖質と脂質から生成される代謝水の量は、変わらない。
(5)不可避尿量は、水分を全く摂取しないと、増加する。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。細胞間液は、体内水分量の約25%である。
(2)正しい。不感蒸泄とは、発汗以外で皮膚の表面や呼気から蒸発する水分のことである。
なお、発汗は電解質の喪失を伴う。
(3)誤り。水分欠乏型脱水では、細胞内の水分が細胞外に移動するため、細胞内液量は減少する。
(4)誤り。脂質から生成される代謝水の方が糖質それよりも多い。
各栄養素1gあたりから生成される代謝水は、脂質1.07g、糖質0.56g、たんぱく質0.43gである。
(5)誤り。不可避尿量は、体内の代謝産物を排泄するために必要な尿の量であり、
水分摂取量に関わりなくほぼ一定で、1日あたり約500mLである。
Q2.体液調整の異常に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)水分欠乏型脱水では、細胞外液は低張になる。
(2)塩分欠乏型脱水では、細胞外液は高張になる。
(3)浮腫は、細胞質内に水分が貯留した状態をいう。
(4)乳幼児では、腎機能が未熟なので脱水が起こりやすい。
(5)抗利尿ホルモンは、尿細管での水分の再吸収を抑制する。
(2)塩分欠乏型脱水では、細胞外液は高張になる。
(3)浮腫は、細胞質内に水分が貯留した状態をいう。
(4)乳幼児では、腎機能が未熟なので脱水が起こりやすい。
(5)抗利尿ホルモンは、尿細管での水分の再吸収を抑制する。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。水分欠乏型脱水では、細胞外液は高張になる。
著しい発汗などによる水分排泄過剰と極度の水分摂取不足によって起こる。
(2)誤り。塩分欠乏型脱水では、細胞外液は低張になる。
下痢、嘔吐、出血など多量の体液喪失によって起こる。
(3)誤り。浮腫は、組織間隙に水分が異常に貯留した状態をいう。
(4)誤り。乳幼児では、腎機能が未熟であるため尿の濃縮率が低く、
老廃物を排泄するのに多くの水分を必要とするため、体水分を失いやすい。
(5)誤り。抗利尿ホルモンは、集合管における水分の再吸収を促進し、尿量を減少させる。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6784696
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック