今から12年前は平成20年でした。
その頃は日本では民主党や日本共産党など左派政党が強く、マスコミも左派がだいぶ強かったのです。
よって公共事業は税金のバラマキ無駄づかいで、国の借金が増えた原因だと嘘の報道がまかり通っておりました。
実際は長引く不況で税収が60兆円程度から40兆円程度まで落ち込んだ期間が10年以上に及んで長かったことと、
高齢化社会が進展し始め、平成に初めに10兆円程度で済んでいた医療費や年金などの社会保障費が
年々増加して、平成21年には30兆円近くまで必要になっており、
社会保障費の増大と税収減が長く続いた結果が国の借金増えた主な要因でした。
ただ、民主党や日本共産党など左派政党が台頭してきた平成7年以降、
平成10年に9兆円規模だった公共事業費は平成14年には7兆円まで一挙に削られ、
その後、東日本大震災が起きるまで6兆円前後で推移し、
今は年金生活で暮らしている、団塊の世代の方々も現役で退職前だったため、
建設工事や公共設計の業界では人余り状態だったのです。
そのような中で私は仕事に困ってしまい、派遣会社に登録して派遣で働いておりました。
その派遣の仕事はどこも労働条件が過酷で連日の徹夜や
月の残業時間が150時間超えが1年も続くような大変過酷な仕事先が多かったのです。
派遣先では担当責任者として働き、残業手当が出なかったのです。
そのような中、2年だけでしたが、天国のような思いをした派遣先がありました。
それは大手携帯電話の本社で携帯電話の基地局を立てるにあたっての不動産法務の業務でした。
その当時大手携帯電話会社3社は顧客獲得合戦をしており、その戦略として、
国内で携帯電話がどこでも通じるように鉄塔建設やビルの屋上に携帯電話用の無線装置を設置する手続きを進めていました。
その際に不動産と建設、地元説明や法令に詳しい人材を必要としていたのです。
そのような人材がいないかという要請の中、経験スキル、業務知識、宅建取引士、1級土木施工管理技士、
測量士の資格が相手先携帯電話会社の人事担当者の目が留まり、私は派遣社員としての採用がすぐさま決定しました。
そこでの労働条件は破格で、残業は毎日1時間程度と少なく、
夜7時には守衛さんが回ってきて、仕事をやめて帰宅するように催促される状況でした。
もちろん完全週休2日制で、月給40万円と高額、昼食は広い社員食堂で安く食べれて、
人間関係も良好で2年間だけでしたが、天国のような労働条件で働くことができました。
それは資格のおかげでした。
資格を複数取得していることで、大手企業の社員さんからも一目置かれて、
信用を勝ち得て仕事にありつくことができたのです。
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