私が長らく行ってきた仕事は設計技術職である。
技術職はステータスとか関係ないと思う。
実際に難易度が高い仕事を高度な専門知識とマネジメントでなり遂げる技量が求められることが多い。
私の仕事と関連がある技術系世間を見渡すと設計職だけでなく、他分野の設計や施工、維持管理など理系技術職全般に言えることは業務を行う上で所定の国家資格が必要である傾向が高い。
例えば、建築士、電気工事士、電気主任技術者、測量士、技術士(建設部門)(環境部門)(上下水道部門)、危険物取扱者、臨床検査技師、医師、薬剤師、土木施工管理技士、建築施工管理技士、電気工事施工管理技士、管工事施工管理技士、建築設備士、環境計量士、RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)、下水道技術検定、舗装施工管理技士、衛生管理者、ボイラー技士、土地区画整理士、環境アセスメント士、など
いくら有名大学を卒業していても、仕事で必要な資格試験に合格して登録を行っていないと業法や官公庁の仕様書で事業所に所定の人数の設置が義務となっているため、学歴よりも資格と実務経験の両方が優先されるのだ。
資格を有していないと担当者にも管理者にもなれないし、また入札にも参加できないこともある。
理系の仕事は実務経験と継続した勉強が大変だが、中高年になっても飯が食える。
就職にそれほど困らないと感じる。
大手企業の事務職や販売職が中高年でリストラされるとかなり再就職が厳しいらしいが、
その多くが大手企業では長時間労働や転勤など厳しい側面があるが学歴にものを言わせて、長く働いていれば
高い給与がもらえて、高いボーナスももらえるから、資格取得などしない人が多いようだ。
話はかわるが私の友人に公務員が数名いる。彼らが酒の席で本音を言ったのを覚えている。
公務員は資格をとろうが、有名大学卒だろうが、一生懸命仕事をしようが給与は一緒だから、がんばっても仕方ない。
私のように資格をとっても上司からの評価も職場での出世にあまり影響しないから資格は取らないという人がほとんどだ。
それよりも公務員の場合、1種、2種、3種など最初に入庁した際のランクで一生がきまるのだそうだ。
その中でも意欲のある人は3種(初級)で入っても数年後2種(中級)の試験を受けて入りなおす人も少数いるそうだが。
だから、私のように残業の後や休日に自分の時間を犠牲にして勉強などばかばかしいのそうだ。
若いころ、司法書士や土地家屋調査士受験でダメだったが、今思えば、学習能力の中途半端な私は
実務経験を積むことで理系資格を受験し取得でき、60歳近くとも仕事にありつけるのは技術職に転向したのがよかったと思う。
民間の大手企業でも学歴と会社での勤続年数にものを言わせて、先輩顔しても実力が伴わないとリストラの憂き目にあう。
よって、文系職種では社内でライバルの足をひっぱたり、パワハラがあったり、いろいろとあるようだ。
技術職の場合、経験での実力と必要な資格で評価されるから、人の足をひっぱたり、騙しあいなど少ないと感じる。
資格の話に戻るが司法書士や土地家屋調査士は法律系の資格であるから、受験した感想では試験問題が素直でないと感じる。
技術系資格は実務経験論述など実際の現象や理系の数式や解析など実際の事象の試験であるから
実務を積めば理解しやすく考えればわかる試験が多いと感じる。
理系の資格を取得している人間はリストラされても雇ってくれる会社が多いと感じる。
だから私は技術職をやめられない。
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