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2020年09月06日

資格試験の勉強のコツ


私流の資格取得のコツを述べます。

それは資格試験の勉強を始める時期は最低1年前から始めることです。

そして一通り最初から最後まで参考書や過去5年間までの問題集を3サイクルは繰り返すことです。

独学で限界を感じたら通信教育やネット学習、もっと難易度の高い資格はお金がかかってもスクールに通うことです。

しかし、合格率が5%以下のような難関資格はスクールに通って努力を重ねても合格は難しいことが多いようです。

人は成長期である25歳を過ぎると神経細胞の老化が始まり、年齢を経るうちに暗記力や学習能力が低下して自分の能力と限界がわかってくると思います。

私が最後に資格を取得したのがは5年前であり、年齢が50歳でした。

取得資格名はシビルコンサルティングマネージャーです。

私は若いころ国立大学を受けましたが失敗しました。

人生の面白いところは、年齢を経ても人生逆転ができることです。

その手っ取り早い方法が資格試験に合格して資格を取得する方法でした。

もう50歳を過ぎると私の業界では有名大学卒業や国立大学卒業など学歴は関係ありません。

仕事で必要な資格所持、実務スキルと問題解決能力、周囲とうまく仕事がやれる人間性、

管理職なら調整能力やマネジメント能力、それと健康であることです。

私の職種では大学の工学部や大学院卒業の人間がほとんどです。

そのような中で、彼らでもなかなか資格試験に合格できない人がおります。

そのほとんどが、資格試験を甘く見て、勉強を始める時期が試験の3か月前とか短いようです。

受験願書を提出する時期に勉強を始めては遅いと思います。

これではいくら有名大学や国立大学卒業でも受からないのは当たり前。

私も過去に資格試験を学生の頃の中間テストくらいに甘く考えていた時期があった。

それはなぜかというと、危険物取扱者丙種という国家資格を3週間ほど勉強して学生時代に合格したためだ。

危険物取扱者丙種の国家資格は年に数回試験があり、試験問題もそれほど難しくない。

国家資格なんてそんな程度と思っていた。

そのような意識で宅地建物取引主任者試験を受けて、合格するまで5年もかかってしまった。

当時の私は若く、試験会場へゆくと30代半ばのおじさんやおばさんが必死になって試験が始まるまで、

問題集や参考書を見ていて、必死さが伝わってきた。

試験会場では自分も含め1列に8人ほど受験者がいる。

その1列の8人の内で合格する人は1人だけという合格率だ。

それが合格率15%前後という宅建の試験である。

私はそのようにして、資格試験というのはみなさん生きるために必死になってやっていると感じた。

それと職場の先輩社員に1級建築士を目指して勉強している方がいた。

その方は大学の建築学科卒業で過去に何度も独学で1級建築士にチャレンジしたがとうとう独学は無理と悟り、

1級建築士資格取得のための専門学校に授業料を自腹で払い仕事をしながら2年通い、3年目で合格したのだった。

先輩社員の自宅に遊びにゆくと、部屋が製図の練習した図面であふれており、

先輩はテレビがあるとテレビが見たくなるからと、テレビを押し入れにしまって勉強時間を増やす苦労を重ねた。

その先輩社員は1級建築士合格後に35歳で独立して、建築設計事務所を開き、大手ゼネコンの下請けとして業務を開始し

2年目で年収2000万円以上稼いでいると言っていた。

1級建築士は建築分野で最高峰の国家資格であるから、学歴や学部卒での受験制約、必要な経験年数での制約

などがあり、工業高校建築学科卒業者や実務経験者は2級建築士から受験し合格する必要があり、

2級合格後に更に実務経験が必要など1級の受験者のレベルが高い。

そのような難しい資格も、私の取得してきた中程度の難しさの資格も共通することは

暗記力が高い若いうちが有利であり、勉強期間は最低1年とか2年は必要であると思う。

私は宅建士を独学で5年目で合格したが、現在の様にスクールに通っていたら1年か2年程度で合格できたのではと思う。

なぜなら、知り合いで仕事をやめて週に一度のスクール受講で8カ月、毎日勉強して宅建士に合格した人を知っているからだ。

スクールでは近年の出題傾向や必ず覚えないといけない内容、模擬試験もあるし、勉強のやり方指導もしてもらえる。

資格に合格させることを仕事にしているプロの人たちであるのだから。

ただ、スクールでは授業料や教材の購入で10万円から50万円はかかるようだ。

先ほど紹介した1級建築士に合格した先輩は年間の学費が60万円だと言っていた。

しかもスクールに通っても合格率が低い試験では合格するとは限らないそうで、

仕事をしながらの中で毎週スクールから課せられる学習ノルマのきつさに耐えかねて挫折する人もいるし。

また、スクールで勉強を重ねても合格できずに挫折して資格を諦める人も多いそうだ。

スクールに通わないと取れないような合格率が10%を下回るような資格は努力すれば受かる保証はないのだ。

私が宅建士合格後に取得した資格で宅建士と同じくらい難しい資格があったが、

宅建士で手こずった関係で、勉強のコツを身に着けたことで一発で合格してきた。

例えば自分的に言って、宅建士と同程度の難易度の資格として1級土木施工管理技士や技術士補(建設部門)などがあると思う。

1級土木施工管理技士受験には学歴と高校や大学での学部卒による細かな実務経験年数の制約がある。

学科試験は5枝択一問題で、学科試験に合格すると、

3か月後に論述試験を受けることができるが、全体管理の実務経験がないと論述が書けないような問題内容である。

学科と論述の両方の試験に合格すると、1級土木施工管理技士の合格証明書の交付申請を国土交通大臣にできる。

申請して証明書が交付されて1級土木施工管理技士を名乗れる。

技術士補試験は合格率が3割程度と高めだが、受験者が大学の工学部卒以上であり実務経験者がほとんどだ

平均合格年齢が36歳と高く、なかなか難しい試験だ。

技術士補資格の特典は技術士試験にチャレンジできることぐらいだ。

ただ国が認定した大学のエンジニアリング過程を卒業すると技術士補と同等と見なされ7年以上の実務経験で

技術士試験にチャレンジできる。

私も技術士試験に2度チャレンジしたが、合格率が8%程度と難関であり、試験制度が数年おきに変わり

最近は受験願書に最新の専門技術分野の実務経験を記載する必要があるため、受験資格がなくなり受験を諦めた。

技術士試験は1日の論文試験があり、論文に合格すると東京で個別に口頭試問試験が待っており、

論述試験もかなり難関でなかなか合格しない。やっと論述で合格しても口頭試問で2割の人が落ちる厳しい試験だ。

宅建士と技術士の中間程度の難易度の試験はシビルコンサルティングマネージャーという資格試験だった。

これも独学で無理と判断して1年前から勉強を始め、通信教育とネット学習を利用して一発で合格した。

建設コンサルタントでの調査や設計の業務管理責任者になれる資格で、国や地方自治体の仕様書で

管理責任者資格として技術士かまたはシビルコンサルティングマネージャーと規定されている。

受験資格は大卒で建設コンサルタントや土木調査、計画、設計の実務経験が10年以上必要で

合格率は3割程度だが4枝択一問題100問と論文7枚で丸1日の試験で受験者のレベルが高い。

よって、通信教育とネット学習を利用したから合格できたと思う。

もし独学だったら合格はできなかったと思う。

それ以外の資格の勉強方法は、過去問題や参考書を最低2冊づつ購入し、繰り返し何度も学習することが有効だと思う。

過去問題集はその問題がどうして不正解なのか、試験問題について解説理由がついているものが望ましい。

例えば1年前に勉強を始め、参考書を読みつつ過去問題を一通り解くことを1サイクルしてみる。

そうすることで試験全体で出題される傾向と中身がある程度理解できる。

そのサイクルを3回以上繰り返し、過去5年前までの試験で出される傾向と内容を十分理解することが良いと思う。

勉強をしていると感じるが、はじめの頃に勉強した内容を3か月すると忘れかけている。

よって、何度も繰り返し勉強する必要がある。

また、資格を取るにはある程度、自分の自由時間を割くことを覚悟する必要があると思う。

しかし、現在はスマートフォンなどでどこでもインターネット接続できるので、

専門知識などは待ち時間などのすきま時間を利用して学習が可能だと思う。

自宅では休日を利用して、論文の勉強や技術計算問題のための計算演習をする必要がある。

私の業界で高学歴でも資格試験を何度受けても合格できない人もいる。

年齢が50歳に近づくと仕事が忙しい中で体力も低下してくるし、

若手と一緒になって資格試験を受けるのがおっくうになり、試験を受けなくなってゆく傾向になる。

そのような人は、ある程度大きな会社だと課長職以上にはなれないことが多いし、

残業が多い割に給与も頭打ちになる傾向になる、なにせ年下の後輩が管理責任者資格取得で

職務上の責任者になっており、自分は資格が無いから単に担当者ということで人間関係でお互い気を遣う。

ただ、経験が豊富でよい仕事ができたり、客先対応が上手であれば生き残ることもできるが。

やはり会社としては業務で必要な資格取得者を優遇する傾向は私の業種では強い感じだ。

なぜなら国や地方自治体が競争入札の参加要件の検討で企業を評価する場合

国家資格や公的資格取得者などの専門技術者が何名いるかで会社を評価する制度になっているからだ。

資格取得者の少ない企業に専門性や難易度の高い業務の入札に参加させない仕組みになっているのだ。

客先である役所に業務開始の最初に管理者と担当者は名刺を渡すが、名刺に取得資格名を書いておくと

客先である役人の担当者や課長などの対応が違ってくることがよくある。

国家資格である技術士資格が最も役所には高度な専門技術を保持しているとして信用度が高い傾向にあるが

私は資格のバリエーションから、現地の測量調査も専門分野の設計技術も、

用地取得などのための法律知識もあることと経験が豊富であることを名刺で暗黙にアピールできる。

試験勉強のコツは試験のだいぶ前から時間に余裕をもって繰り返し勉強をすることであると私は思う。

独学で限界を感じたら通信教育やネット学習を利用することです。

私は上記の勉強方法で、宅建士以外の資格はすべて一発で合格してきました。

posted by ひでお at 00:00| 就職と国家資格
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ひでお
50歳で仕事のストレスでうつ病と不安障害を併発して、 5年仕事を休み、もうだめかと思っていたのでしたが 資格を数種類取得していたので社会復帰出来ました。 資格取得のコツ、体験談、有利だったことなど記載しております
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