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2021年12月10日

何でだろう

歩きは好調だ。会社の帰り道に思った。
もう普通に歩くけることが当たり前になったのだろうか。いや、決してそれを信じはしない。いつかまた不自由な歩きになった時にショックだ。
何が今までと違うのかを思い巡らす。
右下腿の痺れが弱くなっただけでこれだけスムーズに歩けるのが不思議だ。確かにこれまではほとんど感覚のない右脚を“こんなふうに足を出せばいいよな”的に動かしていた。足裏が地面に着く感覚も地面に着く振動だけだった。

左足先を地面によく引っ掛けていた。踵着地、足裏で地面を舐めて親指で蹴る。この歩き方をずっと頭の片隅に入れて実行してきた。全ての歩を。
それでも地面を蹴った足の先が上がってなくて地面を擦る。
これも最近まであったのだ。最近書いたような気がする。しかし、この1週間はない。
階段を降りるのもまあまあスムーズ。スピードを速めて降りてみる。階段を速く降りる時は左足がついていかないことが多かった。
少しはスムーズに早足で降りられる。左脚の前脛骨筋が張っているような感覚。

右下腿の痺れが弱くなって、なぜか左脚が強くなった気がしていた。麻痺側で付きにくかった筋肉も既に右に負けないくらい付いている。しかしちゃんと動くことは筋肉量の問題ではない。
強くなったというより右の動きと同じように動くようになったという表現が正しいか。
左右のバランス。これはある。
腕と肩の筋トレで1年前まで左だけ5キロ軽い荷重にしていた。同じ荷重だと左には重すぎた。
荷重をそのままにしていてその後に誰かが使った。左だけ軽いのだ、使った人は“ガクン”的な動きになる。その様子を見ていて思った。脳は両手を使う時、左右均等に力を入れるよう働いているのだと。
それから左右同じ荷重にした。
最初は左にはキツかったが慣れた。そうして左にも筋肉がかなり付き、左の可動も良くなった。力があり動かしやすい右手ばかり使っていたのだが、左手も自然に使えるようになった。

右脚の痺れが弱まり、感覚が良くなったことで左脚が使えるようになったという仮説。
それにより左右のバランスが大事な歩行が良くなったのではないか。なんとなく正しいように思う。左の前脛骨筋が張っているのは働くようになったからではないか。
前脛骨筋の役割は歩く筋肉だと思っていたら、つま先を上げる役割だった。知らなかった。
だから足先を引っ掛けなくなったのか。何だか少しずつ謎が解けてきた。

昨日はジムで筋トレ。約1週間ぶり。
同じ筋トレをしていても、鍛えたい箇所を見て意識するのとしないのでは違う。
もう上腿の筋肉は十分に付いているのだが、これを維持しないと歩きは変わってくるだろう。受傷するまで脚のマシンは使ったことがなかったのだ。レッグプレス・レッグエクステンション・レッグカールの3つ。それは嫌いだから。受傷後はとにかく筋肉を付けようと思った。今でも嫌いだ。
今は調子がいい。でもガマンしながら、効くようにゆっくりとマシンを動かした。
posted by shigenon at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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shigenon
2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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