お母さんが変わった人で、明日からどこへ行くよと言って引っ越しをしていました。
友達を作りませんでした。
諸行無常というのは、すべては移り変わって行くということで、
どんなものでも、最後は壊れてしまうということです。
最後、壊れるものばかりだと思っていないからみんな
平然としていられますが、これが分かったら
大変なショックを受けます。
例えば東大目指して猛烈な受験勉強をしていたら、
東大の受験がない年がありました。
その人は、早稲田の政治経済出身の人です。
東大の受験のない年でした。
一生懸命、勉強していた人が東大受験なしとなったら、
一体何のために頑張ったんだとガクッとなります。
そういうことがあると知ると、恐ろしく思います。
ところが、私たちは、一生涯働いて
手に入れたものを全部おいて死んでいかなければなりません。
それまで築いた家庭も、実績も何の関係もありません。
死にます。
ところがそのうち死ぬかもしれないけど、
今日や明日死なないと思っています。
今日死ぬと思ったら一日一日、一生懸命送らなければなりません。
諸行無常です。
豪雨で200人以上亡くなったりします。
雨が降っただけでと思いますが
小学1年生とか3年生くらいの子供も亡くなります。
若い頃ボクシングをやっていて、
相当のランキングまでいった人でも、
大学の理事長でもそうです。
諸行無常ですから、年をとって、だんだん老いていきます。
しかもいつ死ぬか分かりませんから、死と隣合わせです。
四苦八苦です。
そういうことが分かれば、もっと真剣に仏教を聞く気持ちになります。
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