信心を決定せずは今度の報土の往生は不定なり。
されば不信のひともすみやかに決定のこころをとるべし。
人間は不定のさかひなり。
極楽は常住の国なり。
されば不定の人間にあらんよりも、常住の極楽をねがふべきものなり。
ただ参っておればよいのではないですよ。
浄土真宗の家に生れたから助かっとるのではないですよ。
忘れないのが信心ではないですよ。
健忘症のひとはどうなる?だから、大変なんですよ。
大事なんですよ。
人間は不定のさかひなり。
人間は定まってない。何時どうなるか分らない。
一寸先は闇。
オリンピックでソフトボール銀メダルを取った
ピッチャー高山さん。
そのお母さんも突然なくなった。
シドニーまで、オーストラリアまでいかれて、全試合見られた。
そうやって日本に帰ったら、突然容態が変った。
全く人間は不定の境。何時どうなるか分らない。
明日の命が全く保証できない。
極楽は常住の國。
されば不定の人間にあらんよりも、常住の極楽をねがふべきものなり。
だから、浄土真宗では、信心が最も大事とされているんだ。
言うんだ。
それをよーくしらなかったら、駄目ですよ。
せっかく人間に生れてきて、信心決定しなかったら駄目ですよ。
金メダルとっても駄目ですよ。
オリンピックで金メダルといったら、
スポーツ選手にとって、これ以上はない。
それを走れなくなるまで走る。
キリがない。
信心決定すれば、死ねば極楽浄土へ生まれますから、
信心決定しましょう。