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2018年06月15日

立派な人ほど何が善で何が悪かわからない理由

歎異抄

善悪の二つ総じてもって存知せざるなり歎異抄

とあります。

これは、何がで何がかわからない

といわれています。

 

泥棒や人殺しが言うならわかりますが、

これは、世界の光といわれる親鸞聖人のお言葉です。

なぜこんなことを言われたのでしょうか。

 

それは何が正しいか何が間違っているかは、

時代、場所によって大きく変わるからです。

 

日本では泥棒といわれると侮辱、
アメリカではチキン臆病者といわれるのが屈辱です。
その辺違います。

 

アメリカでは麺をすするのがタブーです。
日本は普通です。
アメリカではみんなちぎって食べます。
すするのはいけないことです。

 

アメリカでは鼻をかむとき女の人でも音を立ててかみます。
平気でハンカチでかみます。
日本人は汚いと思いますが向こうはそうではありません。

場所によって、何がで何がか変わります。

 

時代によっても変わります。
昔は忠孝が良い事とされていました。
いま天皇のために何かやっていると右翼と思われます。
この日本でもころころ変わります。

 

だから親鸞聖人は、

「善悪の二つ総じてもって存知せざるなり」

といわれてるのです。

 

ほかにも

「是非知らず邪正もわかぬこの身なり」

ともおっしゃっています。

 

仏教によらなければ、

何がで何がかは分からないのです。

posted by 陽葵 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 罪悪
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