私たちの真実の姿について
ブッダはこのように大無量寿経に説かれています。
心常念悪
口常言悪
身常行悪
曽無一善
心常に悪を念じ、
口常に悪を言い、
身常に悪を行じ、
かつて一善も無し
と読みます。
心も口も、身も常に悪の造り通しだということです。
ここで、心、口、身という順番で私たちの種まきについて説かれています。
これは仏教では心を重くみるということなんです。
ちょうど、火の元と火の粉の関係です。
心は火の元のようなものです。
それに対して、口や身は火の粉のようなものなのです。
火が出たと言ったら、
それを消そうとする時、火の元をまず消しますね。
火の粉の方に向って、水をかける人はありません。
火の粉をどれだけ消したって、火の元が消されなければ、
どれだけでも勢いよく火が出てきます。
口や身の行いをどれだけよくしようとしても、
心が元ですから、
それが最も恐ろしいのです。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image