「功徳の大宝海に帰入すれば、
必ず大会衆の数に入ることを獲
蓮華蔵世界に至ることを得れば、
即ち真如法性の身を証せしむ」(正信偈)
「功徳」とは南無阿弥陀仏の六字の御名号のことです。
「功徳の大宝海に入る」ということは、
名号を獲得することです。
どうすれば名号を獲得できるかというと
ブッダが
其の名号を聞いて絶対の幸福になる
と説かれているように、
名号を聞くこと一つで
南無阿弥陀仏と一体になった絶対の幸福になれます。
南無阿弥陀仏と一体になると正定聚の数に入る、
正定聚の仲間入りをするのです。
正定聚とは絶対の幸福になった人のことです。
これを「必ず大会衆の数に入ることを獲」
といわれています。
「大会衆」とは正定聚です。
「数に入る」とは仲間入りするということです。
次の
「蓮華蔵世界に至ることを得れば、
即ち真如法性の身を証せしむ」
とは、そういう人は、南無阿弥陀仏の六字の名号のお力によって、
蓮華蔵世界、極楽に生まれて真如法性のさとりをうることができる。
「真如法性のさとり」
このように、生きているときに正定聚を頂き、
極楽へ生まれて仏のさとりを得ることを「往相廻向」と言われます。
だから阿弥陀仏の本願のことを「往相信心の願」とも言われます。
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