アフィリエイト広告を利用しています
プロフィール
陽葵さんの画像
陽葵
陽葵は、ひなたと読みます。仏教が好きな仏教ガールです。一緒に仏教を学びましょう。
プロフィール
検索
<< 2024年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
記事ランキング
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ

2017年12月13日

親鸞聖人の死

親鸞聖人は90才の生涯を終えられるとき、

御臨末の御書に次のようにおっしゃっています。

御遺言です。


「我が歳きわまりて、安養浄土に還帰すというとも、

和歌の浦の片男浪の、寄せかけ寄せかけ帰らんに同じ。
一人居て喜ばは二人と思うべし、

二人居て喜ばは、三人と思うべし、

その一人は親鸞なり。
我なくも法は尽きまじ和歌の浦あおくさ人のあらん限りは」

 

「我が歳きわまりて、安養浄土に還帰す」
親鸞聖人、私は、もういのち終わるが、

安養浄土とは、阿弥陀仏極楽浄土をいいます。
親鸞聖人は死んでどこにいくとおっしゃっているか。
阿弥陀仏極楽に往くとおっしゃっています。


ところが、親鸞聖人は、死んだらどうなるかわからないとはおっしゃっていません。
親鸞死ねば、阿弥陀仏の極楽浄土にいくとはっきりおっしゃっています。
これは、驚くべきことです。
親鸞聖人は、4歳で、お父様がなくなられ、8歳でお母さまがなくなられた。
「今度は、自分が死ぬばんだ。一体死んだらどうなるのだろう」
不安になられた親鸞聖人は、9才で出家されました。

 

その時に、詠まれたうたが、
「明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは」

そこで、親鸞聖人は、煩悩がくるしみの原因だとおしえられ、
その煩悩を何とかなくそうと思われた。
煩悩とは、貪欲瞋恚愚痴です。

ところが、その煩悩をなくすことはできません。

 

親鸞聖人、比叡山をおりられて、法然上人から苦悩の根元は、

心の闇と教えていただきました。

 

私たちでいえば、自分が苦しんでいるのは、お金がないから、
また、財産、地位がないから、人から悪口を言われたから、嫌われているから、
自分の思うようにことが運ばないから、嫌いな人が近くにいるから、
このような、欲が満たされないことが苦しみの原因と思っていますが、そうではありません。
心の闇であると教えられています。


自分の行き先がはっきりしない心、ちょうど真っ暗がりの中を走っているようなものです。
自分の家の中でさえも、真っ暗だと、満足にはしれません。
先に、壁があるかもしれません。
穴があいていて落ちるかもしれません。
真っ暗がりを走り続けていれば、必ずぶつかります。
「一生懸命生きろ」
「たくましく生きなさい」
親も言いますし、学校の先生も言いますが、

一生懸命生きようとしても、行き先が不安で、一生懸命になれないのです。

 

ちょうど、一週間先に、自分の将来を大きく左右するような、重大な試験があったらどうでしょう。
今から不安で、食事も喉を通りません。

 

また、3日後に、生きるか死ぬかという大手術があります。
今から、不安一杯です。
まあ、手術までのあいだ、楽しくやろうと言っても、できません。
それとおなじ、いや、それ以上の一大事が、死ぬと言うことですから、今から、安心、満足できないのです。
どれだけの、お金を持っていても、財産があっても、地位を得ていても、

好きな人と一緒にいても、そのまま、後生に向かっているのです。

 

安心、満足があるはずがありません。
苦悩の根源は、物がないこと、煩悩でなく、無明の闇なのです。
この無明の闇が破れたときに、後生明るい心になります。
行き先が明るいから、今が明るい。
この心を往生一定といいます。
死んだら、間違いなく阿弥陀仏極楽浄土にいって、

仏に生れることにさだまることがはっきりします。

 

今、生きている時に、はっきりします。
これを、親鸞聖人は、
「我が歳きわまりて、安養浄土に還帰す」
とおっしゃっています。

 

ですから、親鸞聖人の御一生は、たくましいのです。
この、苦悩の根源である心の闇が破れたんなら、後生はっきりして、明るい心になり、
人間に生まれてきてよかったという、生命の歓喜を体験できます。
この身になることが、人生の目的です。
ではどうすればいいのか。
阿弥陀仏の本願で、必ず、心の闇をぶち破って、
人生の目的を果たさせてみせると誓っておられます。
阿弥陀仏の本願によるしかありません。
その阿弥陀仏の本願一つを教えられたのが、仏教です。
仏教は聴聞に極まる。
聞く一つです。


仏教講座に足を運んで真剣に聞かせていただきましょう。

この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8715714

この記事へのトラックバック