今まで、あなたはどんなものに心をたてていましたか?
「仕事」
「お金と科学と家族」
「趣味」
私の知っている人で、お金儲けの上手な中国人と結婚した女性がいて
ご主人が大変お金に執着の強い人で、若い奥さんである彼女に
沢山宝石を買ってくれた、それがご主人の生きがいだった。
ところがある日泥棒に入られて、ごっそり盗られた。
ご主人はそれ以来生きる気力を無くしてしまい、
その2年後にしょんぼりとしたまま亡くなってしまった。
川中みゆき、好きで結婚した夫が覚せい剤所持
三田佳子、昔も息子が覚せい剤所持でつかまり、
さらに何回もつかまる。
三田さんにすれば、息子に裏切られたということになる。
まちがいない人、この人は自分にとって力になる人、大切な人、
そういう人に裏切られたときの苦しみは大きい。
そのなかでも「まだまだ自分は死なない」という
自分の命に裏切られたときが一番ショックが大きい。
自分が死ぬなんていうことはまったく実感が持てない。
アルプスにスキーの修学旅行に言った中学生が5人亡くなった。
日本人は全部で10人
その中に慶應大学の女の子もいた。
法学部の女の子は、来年から就職が決まっていた。
さあ来年からは社会人になって、いっぱい恋もして結婚して、
いっぱい幸せになろう
そんな思いが瞬く間に吹き飛んでしまう。
「無常は無情」
というが、死という無常は情け容赦ない。
「ちょっと待ってくれ」
「自分は慶応大学の学生なんだ」
といくら言っても立場やいい訳は全く通用しない。
しかし、そういった無常の世にあって、
仏教の救いはまったく揺るがない。
永遠に変わらない幸せになれる。
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