源信僧都の横川法語という言葉があります。
2017年09月21日
『往生要集』の著者、源信僧都の横川法語・六道輪廻とは?
まず三悪道を離れて人間に生まるること、大なるよろこびなり。
身は卑しくとも畜生に劣らんや、
家は貧しくとも餓鬼にはまさるべし。
心におもうことかなわずとも地獄の苦にくらぶべからず。
六道輪廻。
六道というのは、
人間界に天上界、修羅界、地獄界、餓鬼界、畜生界。
こういう六つの迷いの世界があって、
この六つの迷いの世界を私達の迷いの魂が
ぐるぐるときりも際もなく、車の輪をまわすが如くに経巡っている。
輪廻転生ともいう。
私達は、この人間界に生を受けて死ぬまでの間、
どうしたら少しでも金が儲かるか、
どうしたらちょっとでもいい人と結婚できるか。
こういうことに目を輝かせている。
そういう私達が、肉体がここで生まれてやがて死ぬと、
肉体が滅びてもほろびざる永遠の生命があって、
その迷いの魂が、生死生死を繰り返し、
輪廻転生といわれている。
これを六道輪廻という。
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