2018年06月17日
海軍本部 中将 スモーカー
海軍本部 中将 スモーカー 通称「白猟のスモーカー」
生年月日:3月14日
年齢:34歳→36歳
肩書:大佐→准将(クロコダイル討伐の功)→中将(2年後)
海軍側の主人公的な登場人物の1人。
世界の均衡を司るという三大勢力の一つ、海軍本部。
その海軍で将官を務め、初登場時は大佐、2年後には「中将」を務めている。
海軍の中でも問題児として知られ、「白猟」「野犬」などと呼ばれる。
外見はヤクザみたい(特に新世界編からは最早「正義」を背負う人間とは到底思えない)だが一般人に対しては優しく、子供(ユウ)にアイスをぶつけられた際の一連の対応は実に大人。
一方で悪人に対しては容赦がなく、罠にはめて自白させる、海流を読み氷山が人為的に置かれたものだと見抜くなど悪知恵も働く。
己の決めた事のみに従い時に上官の言うことを聞かない性格から、海軍の養成校の頃からの問題児であり度々同期のヒナに助けられてきた。
このせいで実力も本来なら当の昔に本部中将クラスであったのが、出世も遅れていた模様。
ローグタウンでゴール・D・ロジャーと同じ笑顔を見せたルフィを捕まえることを目標とするようになる。
アラバスタでサー・クロコダイル討伐の功を「自分」のおかげにされたことで組織の中で我を通すことに限界を感じ、中将にまで出世した。
常に海軍コートは前を開けはなっており、真冬だろうがインナーは着ない。
海軍に所属している以上、基本的に政府側の人間であるが、「『海賊』はどこまでいこうと『海賊』」と考えており、王下七武海の事は一切信用していない。
その一方で自分が認めた人物ならば例え海賊であっても協力することもある(それでも海賊に手を貸す事自体は海兵として恥だとも考えている)。
普段は部下に対して厳しい言葉を投げかける事も多いが、実は非常に部下思いな一面を持っている。
海軍本部の将校として、もしくは部隊長として部下を率いる事に責任と誇りを持っており、部下を傷付けられると静かに、しかし激しく怒りを燃やす。
また、部下をないがしろにするような事には黙っていられない。
その辺りの心遣いは部下にも伝わっているようで、部下からの信頼と敬意は厚い。
自然(ロギア)系悪魔の実「モクモクの実」の能力者。
自らの体を煙に変化させることができる「煙人間」。
実体の無い煙となることで相手の攻撃を受け流し、逃げる敵を煙の軽さで追尾して捕まえる。
通常の煙とは異なり相手を「拘束」する力を持ち、後述する通り数百人もの相手をものの数秒で捕えるなど汎用性は高い。
煙の姿で相手を包囲して視界を奪ったり、そのまま四方八方からパンチやキックを繰り出して攻撃するなど、戦略の幅も広い。
更に、武器として能力者が触れれば力が抜けてしまう海楼石を仕込んだ巨大な十手「七尺十手」を持っており、相手が能力者であろうとも引けを取らない戦闘が可能。
そして更にもう一つ、モクモクの能力を動力とする専用の水陸両用大型三輪バイク「ビローアバイク」を所有している。
今のところ戦闘に直接導入したりはしていない(最近ではそもそも登場すらしていない)が、砂漠でも海上でも苦も無く走行できる便利な乗り物であり、作者によればいつか本格的に活躍させたいらしい。
また、中将に昇格した2年後には覇気を体得しており、七尺十手や拳などでの攻撃力を底上げする手段として用いるようになった。
戦闘で敗北や捕縛はされども、抜け目なく敵対戦力の特徴や癖、周囲の状況を分析して悪漢の犯行阻止に役立てる観察力はあり、その技能でただのかませ犬に終わらずに敵に一矢報いたことも度々ある。
24年前の12歳の時、ゴール・D・ロジャーの処刑を見たようで、彼が死ぬ直前に「笑った」ことは、スモーカーの記憶に深く刻まれた。
そしてその22年後、初ローグタウンでは海軍本部大佐として駐在。
部下からの通報を受け、麦わらの一味への復讐のために町で暴れていたバギーとアルビダを捕縛(スモーカーがその場を離れた後に逃げられる)。
麦わらの一味に対しても猛追を掛けるが、大嵐と革命家ドラゴンの妨害で逃げられてしまう。
ルフィの才覚に気づき、彼を追ってグランドラインに突入するが持ち前の勘でバロックワークスの陰謀に気づき、それも追うこととなる。
アラバスタでは麦わら一味を捕らえる直前まで行ったが、一味の抹殺を狙ったクロコダイルの罠に巻き込まれ一味諸共投獄されてしまう(海楼石の格子があり、煙化して逃げることが出来なかった)。
そこからの脱出の際にゾロ(ルフィの命令)に助けられてしまったため、己の信念に基づいて「1度だけ」という前置きをして麦わらの一味を逃がした。
クロコダイルの敗北後、「海賊に国家が救われた」事態のもみ消しを図る世界政府の思惑により表向き「サー・クロコダイルの野望を打ち破った英雄」とされて昇格することとなってしまう。
スモーカーは当然そのことを拒否するが、結局もみ消されて昇進させられたようで、少し後の麦わらの一味によるエニエスロビー陥落の頃には准将となっていた。
マリンフォード頂上決戦にも当然招集され、戦争のさなかルフィを追いつめるが、ルフィに惚れていたハンコックの妨害で取り逃がす。
終戦後、上司の青雉に麦わら討伐のため新世界の支部への異動願いを出す。
2年後はG-5支部所属の中将になる。
王下七武海廃止で意見が一致した新海軍本部大将イッショウには、アラバスタでのもみ消しの一件の際の自分の気持ちを伝えていた。
『ONEPIECE FILM Z』では、かつての恩師ゼファー率いるNEO海軍への対策会議に出席。
パンクハザード編では、新世界に進出した海賊狩りをしていたところ、魚人島での麦わらの一味の情報を手に入れ、一味を追って世界政府が立ち入り禁止に指定にしている島パンクハザードに上陸した。
パンクハザードでは、麦わらの一味と立ち入り禁止の島に住み着いていた王下七武海のトラファルガー・ローと遭遇し、ローとは熾烈な戦闘となった。
その戦いの結果、ローの能力によって心臓を抜き取られ、更にたしぎと人格を入れ替えられてしまった。
入れ替えられた後は、パンクハザードに住み着くもう1人の人物シーザー・クラウンの存在を見抜き、島で何が起きているのかを突き止めるため、たしぎの体に入ったまま行動を開始した。
しかし、シーザーの放ったペットの毒ガスの塊(スライム)やシーザーのガスガスの実により敗北し、捕らえられてしまう。
捕らえられた後、共に囚われていたローとルフィと一時休戦し、ローの能力で解放され、共に脱出。
そしてたしぎに部下を任せ「法でつけられない落とし前」をつけるためヴェルゴに戦いを挑む。
ローに解放されたことへの借りを返すため、あえてヴェルゴの攻撃を受け続けながらもローの心臓を奪取、最後はローの攻撃によりヴェルゴを倒した。
戦いの後、たしぎと一部の部下にパンクハザードに誘拐されてきた子供達を家に送り届ける任務を与えて先に出航させた後、自身は残りの部下達と共に島で迎えの軍艦を待つ事にして、麦わらの一味やローとは別れる。
しかし麦わらの一味とローが出航して間もなく、島にシーザーの協力者である王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴが麦わらの一味とローを追って襲来。
スモーカーは麦わらの一味とローを庇いドフラミンゴと戦ったが、先のヴェルゴとの戦いで武器も失い疲弊した身だったこともあり勝負はドフラミンゴの圧勝に終わり、とどめを刺されそうになってしまった。
しかし、突如島に現れた元上司の元海軍本部大将クザンの助太刀により難を逃れた。
ドレスローザでは、麦わらの一味がドフラミンゴを倒しドレスローザを解放したのを新聞で知った際には「イッショウのやった土下座・政府の失態の公開には胸がすいた、例え自分が大将でもこんな器用な真似は出来ない」と本音を語っている。
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