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2018年08月26日
ドラム王国(サクラ王国) 医師 Dr.ヒルルク
ドラム王国 医師 ヒルルク
生年月日:1月12日
年齢:享年不明
懸賞金:不明
麦わら海賊団の船医であるトニートニー・チョッパーの育ての親(兼恩人)。
チョッパーにとって父親代わりとなった人物であり、医者としての心構えを教えた人物である。
不治の病を患う元大泥棒で、どんな病の治療も無償で請け負う医者として国中を渡り歩いている。
しかし、実態は無免許医な上に相当の藪医者であり、押し売り同然に押しかけて重病人の容態を悪化させたり、止めようとする母親を麻酔銃で撃ち抜いて昏倒させたりと素行が非常に悪いため、評判はすこぶる良くない。
人間から迫害され吹雪の中で行き倒れていた人間形態のチョッパーを見つけ助けるために駆けよるが、警戒されて殴られたたため、敵意がないことを示すために猛吹雪の中で全裸になったことでようやく信用され、彼を自宅に連れ帰って治療を施した。
以後、チョッパーはヒルルクを「ドクター」と呼んで敬愛するようになる。
しかし病は着実に彼の体を蝕んでおり、自分の死後チョッパーが再び孤独に陥ることを懸念して治療後にチョッパーを冷たく突き放すが、自分のために命懸けで薬をとってきてくれたチョッパーの優しさに感銘を受け、彼を再び受け入れる。
海賊に対して憧れに近い敬意を持っており、ドクロの御旗に対して『不可能を可能にするマーク』という信念を見い出しており、自宅に「ドクロに桜吹雪」という海賊旗を掲げている。
桜をあしらっているのは、ある場所で見かけた桜の花に感銘を受け心の感動によって病の症状が和らいだという体験に由来し、『ワポルの悪政に苦しむ人々の心を桜を見せて元気にする』という志しの元、自身の掲げる理想の医療の実現に向けて研究に没頭するようになる。
だがドクロに込めた思いを誤解したチョッパーが万能薬だと思い込んで採ってきた猛毒のキノコ・アミウダケのスープを飲んでさらに寿命を縮めることとなり、完成した研究の成果とチョッパーの行く末を同業者であるDr.くれはに託した後、当時まだドラム王国の国王であったワポルの罠にはめられて誘き出された直後、爆薬の入った酒を飲んで自害し、その生涯を閉じた。(この一件により、反面教師的に医療技術の大切さをチョッパーに示すことになった)
チョッパーの間違いを指摘せずに笑顔でスープを飲み干し、病人がいるというデマで城におびき出されようとも「よかった、病人はいないんだな…!」と安堵するなど、藪医者であれど、人の身を心から案じ思いやる優しさは本物であり、その死に様はドラム王国の多くの人々に影響を与えることとなる。
王国の住人達からはその素行ゆえに毛嫌いされていたものの、ワポルがヒルルクを罠にかけた時は住民の一部から「いくらなんでもむご過ぎるんじゃないのか?」との声も聴かれており、心底から嫌われていたわけではなかった様ではある。
彼の「人はいつ死ぬのか?」という問答は、ワンピース屈指の名言である。
登場こそ短かったものの、彼は名言量産機である。以下はその一部を紹介する。
「おれは決して! お前を撃たねェ!!」
「やれるさチョッパー!!
おめぇは…こんなに優しいじゃねぇか…!!」
「よう…。人はいつ死ぬと思う?」
「心臓をピストルで撃ち抜かれたとき? 違う。」
「不治の病に侵されたとき? 違う。」
「猛毒キノコのスープを飲んじまったとき? …違う!!、、、
人に… 忘れられたときさ…!!」
「まったく!!!!いい人生だった!!!!」
「よかった、病人はいないんだな…!」
「お前はいい医者になれるぜ!!!おれが保証する!!!」
ドラム王国(サクラ王国) 医師 Dr.くれは
ドラム王国 医師 Dr.くれは
生年月日:不明
年齢:139歳→141歳
懸賞金:不明
偉大なる航路サクラ王国に住む医師で、麦わらの一味の船医トニートニー・チョッパーの医術の師であり、もう一人の育ての親である。
作中で初めてゴールド・ロジャーの本名について発言し「Dの意思」について言及した。
無償での治療を旨とするヒルルクとは対照的にとんでもない額の治療費をふんだくるモグリであるため人々に「魔女」と呼ばれ恐れられているが、ろくな技術を持たない藪医者であるヒルルクと違い、請求額に見合うだけの高い医療技術を身に着けている。
非常に逞しい女性で、年齢も141歳という高齢ながら高い身体能力を持ち動きも非常に俊敏で、ワポルの医者狩りからただ独り免れ、以来、ドラム王国唯一の医者として、民衆の治療に携わっていた。
外観も年齢不相応に若々しく、「ばあさん」「ババア」などと呼んだ者には容赦なく鉄拳制裁を行う(治療した子供からおばあちゃんと呼ばれた際は笑顔を見せている)。
なんだかんだで彼女自身もヒルルク同様、内面は医者として、人として、優しい心の持ち主(ヒルルクの覚悟を知った時はタダで治療し、治療を終えずに逃げるナミに許さないと言いつつ逃走のルートを暗に教えた)。
病気や人の心の弱みをHAPPYと称して受け入れ(病気になると病気じゃないときのハッピーを知ることが出来るから)常に笑顔を絶やさぬ寛容な人物でもある。
チョッパーのもう1人の師ヒルルクとも付き合いがあり、自分の死期が近づいていることを悟ったヒルルクから、自分が目指す理想の医療の研究の成果と共に、チョッパーに医療技術を教えてやってほしいという願いを託される。
最初こそ激怒して拒絶したものの、ヒルルクが信念の元に海賊旗掲げたことからドクロ=万能薬の印と思い込んだチョッパーが猛毒のアミウダケをヒルルクに飲ませ死を早めてしまった事件を機に、彼の願い通り、弟子入りを乞うチョッパーにもてる医療技術のすべてを叩き込み、一人前の医者に育て上げた。
おおっぴろげに表に出しこそしないものの、チョッパーのことは我が子同然に思っており、湿っぽいのが嫌いという理由で表向きは彼の旅立ちに反対するそぶりを見せつつ、彼の医療道具の入ったリュックをあらかじめ一行が下山に使ったソリの中に忍ばせてやり、彼の門出祝いにヒルルクが残した研究の成果(雪に桜色の色素を沈着させることで桜吹雪を再現し、病に倒れ打ちひしがれた人々の心を元気づけること)を披露して涙ながらにチョッパーを見送った。
「行っといで バカ息子…」
その後は手配書などでチョッパーを確認し、彼の無事を喜ぶ。
2年後ではワポルに従っていたイッシー20を付き従え、イッシー100に増やしている。
世界会議では国王ドルトンの旅の船医として同行。
ワポルのような愚王を再び加盟させた世界政府を落ち目呼ばわりし、久しぶりに再会したビビに「王女と知っていたら治療費をふんだくってやった」と言い放つなど、聖地マリージョアでも相変わらずの様子を見せていた。
また写真を撮られており、カメラ目線のその笑顔でくれはの無事を確認したチョッパーは涙した。
ドラム王国(サクラ王国) 国王 ドルトン
ドラム王国(サクラ王国) 国王 ドルトン
生年月日:6月10日
年齢:不明
懸賞金:不明
ドラム王国(サクラ王国)国王。
ドラム島編の裏主人公的な登場人物で現在は世界政府加盟国側の主人公的な登場人物の1人として度々登場している。
元々サクラ王国の前身のドラム王国時代に守備隊長を努めていた、非王族出身の国王である。
何か質問されて何か言った後にどうでもよさそうな情報を付け加える癖がある。(SBSで先行して語られたが本編の世界情勢でもくれはからの誘いに付け加えて答えている)
非常に温厚な性格であり、ワポルの臣下だったにも関わらず国民からの信頼も非常に厚い。
その人柄からかDr.くれはも彼には協力的。
動物(ゾオン)系悪魔の実「ウシウシの実」 モデル野牛(バイソン)の能力者。
動物系特有の身体能力強化を生かし、人獣形態では目にも止まらぬスピードで敵を斬り倒す事が出来る。
また、野牛に変身(いわゆる獣形態)すると移動速度が各段に上がるため、有事の際には野牛に変身する。
劇場版『エピソードオブチョッパー』ではこの能力は登場せず、肉弾戦で力を発揮している。
先代国王ワポルの父の時代から王国に使えていたが、父とは大違いの暴君ワポルの執政(22年前の回想でも前王に「ワポルを甘やかさないでください」と諫言している)には疑念を感じていた。
8年前の世界会議で戦争の引き金になるのを防ぐためワポルにぶたれても耐える幼い王女ビビや命を賭けて国を救おうとしたヒルルクに心を打たれ反旗を翻したために投獄される。
ドラム王国が黒ひげ海賊団の襲撃により壊滅した際にはワポル達が国民を見捨てて国外脱出するも残された国民達と共に黒ひげ海賊団と闘った(村人の話では政府側の人間で唯一闘った)。
初登場のドラム島編の裏主人公的な登場人物でナミの治療を頼みに来た麦わらの一味を襲撃にやってきた海賊と勘違いし追い出そうとしたが、事情を知り一味を自宅に招き入れた。
逃げ出したワポルが島に帰還してくると、ワポルの近衛兵を能力で圧倒するも、仲間を庇い矢を受けてしまう。
極寒の寒さおかげで仮死状態で済んでいたため、ヒルルクの死を目の当たりにしたことで医師の信念を貫徹することを選んだイッシ―20の手術を受け、一命を取り留める。
意識を取り戻したのち、体に爆弾を巻き付けワポルを道連れに自爆しようとワポル達の居城であるドラム城に乗り込んだが、ルフィによりワポルが空の彼方へ殴り飛ばされた後だったため、命拾いした。
かつてヒルルクの死の際に殴りこんできたチョッパーの活躍を知った彼は、心からの感謝と共に彼に頭を下げ、この国の未来が彼のように生まれ変われるという明るい希望と確信を抱いた。
その後国民やDr.くれはの協力のもと復旧作業を主導し国を復興に導く。
人柄やその復興が国民にも認められ、新国家サクラ王国の選挙で国王となり良き君主として国を治めている。
2年後でも国王でありながら村人に親しんでいるようだ。
世界会議では旅の船医Dr.くれはやラパーンと共にマリージョアに赴く。
ワポルには対等な態度を取るようになり、ビビとはルフィの話しに花を咲かせる。
そのビビとの様子をレベッカやレオに見られ、二人にルフィへの思いを明かした。
ドラム王国(サクラ王国) タマチビ
ドラム王国(サクラ王国) ネギ熊まりあ
ドラム王国(サクラ王国) ラパーン
ドラム王国(サクラ王国) ラパーン
生年月日:不明
年齢:不明
懸賞金:不明
偉大なる航路前半部ドラム島に生息するウサギの一種とされる動物。
肉食性で非常に獰猛、子供でも木の幹を噛み潰すほどの強靭な顎と鋭い牙を備えており、成体はクマに匹敵するほどの巨体にゴリラのような動きとパワー、そしてウサギの俊敏性を備えるという非常に危険な生物。
ドルトンからは「ウサギ」と説明されたが、ルフィはその体格から終始「白熊」と呼んでいた。
元々雪山に生息する動物なので、足元が雪に覆われていようとも行動にほとんど支障は来さず、鋭い爪を備えた前脚を振りかざして獲物に襲い掛かる。
さらに群れを作って行動する習性を持っており、群れに遭遇すればまず命は無いとも言われ、ドラム島の住民からも恐れられている。
見た目に寄らず非常に器用で賢く、剛腕で木をへし折り、それをスノーボード代わりにして雪山の斜面を高速で移動するという荒業を持っている。
また、集団で山間部で跳ね回り、その振動を利用して雪崩を引き起こし、前述した木のスノーボードで雪崩から逃げる獲物を追走して仕留めるという驚くべき狩りを行う。
仲間意識が非常に強く、一頭がやられると群れの全員が一斉にキレる。
特に子供に危害を加える者には容赦しない。一方で義理堅い一面もあり、自分を助けてくれた者への恩は忘れず、逆にその者がピンチに陥った時は群れの仲間と共に加勢することもある。
かつては人間には懐かないと考えられていたが、チョッパーが麦わらの一味に参加した後は一部の個体がくれはに手懐けられ、チョッパーに代わって橇を引き、くれはの移動手段となっている。
北の海には海に生息するシーラパーンという亜種がいる。