2016年07月11日
子供に学んだビジネス
七夕のお祭り
七夕のお祭りに行ってきました。そこでこんなビジネスを学びました。
『子供が実践していたビジネス』です。
露店が多数あり、いつも馴染みのお店も出店していました。
焼きそば、ビールにカクテル、たこ焼き、ソーセージ、綿菓子、風船・・・
やはり、定番の商品はよく売れています。駅前は大勢の人が通るので、繁盛していました。
若干、駅から遠いお店は集客に苦労していました。
プロのテキ屋さんも一苦労
それから、いつも店舗商売はしているものの、露店は素人のお店。そして、露店のプロであるテキ屋さん。
テキ屋さんは、味の勝負、速さの勝負、段取りの勝負でしたね。特に味が美味しいお店は、行列になります。
でも、露店のプロのテキ屋でも、繁盛していない所が多数ありました。
段取りが悪く、味が悪い。おまけに、接客対応も乱暴だと、怖くて近寄りづらい感じですね。
そんなお客さんの様子も考えず、「うちの商品が食いたくねぇ奴は来るな!」という態度でした。
たまに購入するお客様がいると、「食べ方知らねえのか!」と怒鳴っている始末でした。
一方、
いつも店舗商売はしているものの、露店は素人のお店 = 地域商売の露店さんと名づけます。
地域商売の露店さんは、いつも飲食で接客はしているものの、露店は不得意です。
中には毎年の行事で手馴れているお店もありましたが、椅子、机、ガスボンベなど、レンタルとか借り物です。
なので、使い慣れていないため、段取りが悪く、テントを貼るのも一苦労。
「箸が無い、コップが無い!」とアタフタしています。
そして、日差しが強い中での商売は慣れていないので、ぐったりして身体が疲れていました。
※実は、知り合いのお店をちょいとお手伝いして、筆者もぐったり疲れました。
味も特別でも無く、駅前のお店とかぶるような商品だと売れません。
ビール ☓
ソーセージ ☓
ポテト ☓
「ビールいかがですか? ソーセージいかがですか? ポテトは?」
と言っても、駅前で買ってきたお客さんが、食べ歩きで、既に持っていますので売れません。
そこで、ビジネスの達人登場。なんと「子供」です。
子供の柔軟さと発想
お店の常連の男の子がこんなことをしてきました。
・紙で作った拡声器を使っての呼び込み
これでダメと感じたのか、
・ビニールコップで作った拡声器での呼び込み
それでも集客に繋がらず、
・値段を下げての交渉
なお売れないのか、
・ビンゴゲームで使う数字の粒が入ったおみくじ機械のおもちゃを使って、
「ゲームに勝った人は半額」と呼びかけ。
すると、少しずつお客さんの目にとまり、立ち止まって、商品の購入に繋がりました。
そこに居た大人達は、そんなこと思いもつきませんでした。
男の子は、誰に言われるでもなく、「自分の呼び込みで売りたい」と
面白がってやっていました。
子供が紙の拡声器で呼び込みをしている姿は、愛おしく、可愛らしい感じでした。
大人が、紙の拡声器を使って呼び込みしてたら、恥ずかしい、
ビンゴゲームなんて時間もかかるし、商売にならないよ。と思ってしまいます。
でも、子供の発想力は柔軟でした。恥も外聞もありません。
非常に感心したのは
「今、そこにある物を使って、アイデアで何かしよう」
「売るというのが目的なので、恥も外聞もない」
「駅から遠くても、他のお店との違いや個性を出し、差をつけた」
「お店側の売りたい!の視点ではなく、お客様の視点に立っての商売が出来ていた」のです。ゲームでお客さんを楽しませる、つまりサービスも一緒に売ることで、お客様は、特に魅力の無い、マンネリな商品でも、楽しめたのです。
子供はお祭りが好きなので、楽しみながらアイデアを出してやっていたので、ビジネスと思っていません。なので、ピュアに「売れないな!ちくしょう、もっと売ってやる!」とゲーム感覚だったのかも知れません。それでも、ビジネス視点で見れば、実行力があり、繰り返し改良を重ねるアイデアマンでした。
大人は、「買って、買って、買ってぇ〜!」と、お店側の利益だけを考えてしまいます。売れないとボヤくだけで、お客様を楽しませることを考えていません。商品を売る努力はしているものの、お客様に本当に喜ばれるサービスは売っていませんでした。
周囲の大人は、疲れてしまって、ただ関心に、子供の様子を見て応援している感じでした。そして、いつも馴染みの常連さんが来ると接客していましたが、新規顧客獲得はできませんでした。
それよりも、その男の子のほうが、新規顧客を開拓していました。
同じように、先に話した、露店のプロのテキ屋さんも、売れていないお店は散々な結果でした。
少しでも、子供のような柔軟な発想と、お客様側の視点に立った商売が出来ていたなら、赤字は防げたでしょう。
大人のプライドが邪魔をする
大人になってくると、考え方に柔軟性がなく、社会的な立場が出来るからなのか、恥ずかしいことはやらない、になりがちです。
高い時計を身につけ、高いスーツを来て、お客さんのところに訪問営業をすることだけがビジネスではないと改めて思いました。
お祭りの売上げは、大繁盛とまではいきませんでした。
しかし、その男の子は賢いなぁと思い、そういう行動を繰り返していれば、必ずいつか大きな収益になると思いました。
昔々、連続テレビで「おしん」という有名なテレビドラマがありました。
そこで語っているのは、「商売の原点は行商である」でした。
行商とは、(特定の店舗を持たず)商品を顧客がいるところへ運び販売をする小売業(サービス業)のことです。
名作「おしん」でも、捕れたての新鮮な魚を、リアカーで運んで売りさばきます。冷蔵庫が無い時代の話しです。
「真夏の暑い時期は、魚が腐ってしまい、種類が少なくて傷みやすい魚はダメだ。あー、魚が食べたいな」
という顧客の要望を見事に克服するのです。
ぬか漬けとか、塩漬けにした魚を売って、真夏の暑い時期でも、腐らせず、見事にお客様のニーズに答えていきます。
お客様と直接会ってニーズを聞き出し、お客様に喜ばれるものを提供する。
そして汗水たらして、汚い格好で、商売をする様子が商売人の原点なのだと、関心させられましたのを覚えています。
子供の行動を見ていて、昔懐かしいドラマを思い出しました。
ネット商売や、アフィリエイトも、子供や商売の原点に学びたいものですね。
あなたは、どんな商売を思い浮かべますか?
価格:16,416円 |
価格:20,520円 |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
posted by 老後に備えるパソコン活用 at 12:03
| ブログ