ネコと贅沢　ボンビーライフ

小池都知事が公開説教、豊洲盛り土虚偽情報に怒り
http://www.nikkansports.com/general/news/nikkan/1709158.html

小池知事対自民党都議連の緒戦は
小池知事の圧勝。
小池知事はメディアも有効に使うことによって
すっかり主導権を握ってしまった。

都民、いや、国民にしてみれば
これまで政府や行政が説明してきた数々のことまで
疑いを向ける契機になることだろう。

例えば福島原発。

オリンピック招致の際に安倍首相は
「福島原発は我々のコントロール下にある」
と大見得を切っていた。

ところが出てくる報道では
「汚染水が海に漏れている」とか
「凍土壁に失敗した」とかばかりである。
本当にコントロールできているのだろうか。
オリンピックを招致したいがために
確信のない希望的観測を言っているのではないだろうか。

国民の常に感じている、漠然とした行政への不信感。
年金問題の際に湧き上がったこの思いが
この問題でより強くなったのではないだろうか。

豊洲の疑惑が出てきたことによって
都知事選になぜ自民党都議連が小池氏を猛烈に拒否したのか
その理由がわかった。
都知事選のだいぶ前から豊洲移転に疑問を呈していた小池氏を
何が何でも都知事にするわけには行かなかった都議連。

その思いがあるから
小池氏都知事就任の挨拶の際にマスメディアの前で
握手拒否などという子供じみた抵抗をついしてしまったのだろう。

この問題に関しては責任はウヤムヤにされることはなく
責任者の処分にまでいくはずだ。
豊洲移転に賛成していた側も反対側も
そこまで行かなくれば収まりがつかない。
とくに賛成したいた築地関係者は
自分の保身も考えなければ立場がなくなる。

小池都知事の評価はこれでうなぎ上りになる。
おそらく金銭問題でつまずくことはないだろう。
VS都庁、VS都議会、VS自民党都議連と続けていれば
次の都知事選挙も勝てるし、勝てば安定した都政運営ができる。

対決姿勢を派手に演出できれば橋下元大阪府知事のように
新党の結成が見えてくる。
大阪と違って日本の首都である東京都知事である。
影響力は全国区になるから
改革を旗印に新党結成、党首就任、総選挙大勝、
連立によって日本初の女性首相誕生、
というのもけっして夢物語ではなくなる。

それにしても共産党の調査力というのはすごい。
大手新聞社など目ではない。
今回の豊洲市場盛土問題発覚は
共産党の調査によるものである。
共産党は党名さえ変えればもっともっと影響力を持つ政党になれるのに。