2016年06月06日
信念って大事@
「にわか有機ELブーム」に飛びつく電機各社の浅慮
http://diamond.jp/articles/-/92230?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
結局構造的にどの業界も同じなんだろうなぁ。
最初この記事を読んだ時、
テレビ業界のことが頭に浮かんだ。
例えばドラマを作るとして、
まず主演俳優を決めてから
ドラマづくりを始めるのが通例になった。
何故ならそうしないとスポンサーが付かないから。
本来ならドラマにしたい企画があって、
そのドラマの配役には誰がいいかと
あとから役者を当てはめていくのが自然だ。
ところが今は、
人気俳優は早めにスケジュールを押さえなければいけない、とか
スポンサーがCMに起用しているタレントを使えと言ってくる、とか、
力のある芸能事務所が配役に口出ししたりしてくるから
不自然なドラマ作りをしなければいけなくなる。
その結果としてテレビ離れが進み、
ドラマは軒並み視聴率を落としている。
かつてはドル箱と言われたフジテレビの月9も、
高視聴率確実と思われていた福山雅治の主演をもってしても
歴代最低の憂き目に遭っている。
この様に「良いもの」「作りたいもの」「見てもらいたいもの」ではなく、
なんとなく世間が飛びつくんだろうなぁ、程度のモノづくりでは
世間は騙されないということだ。
これに対して潮目が変わってきたのが
TBSのドラマ作りである。
今クールで目を引くのが
黒木華主演の「重版出来」。
黒木華といえば数々の映画賞を受賞している
若き名脇役である。
当初は名脇役といえども主演は大丈夫か、
という意見も多かったが、
ドラマを見て納得した。
このドラマで黒木華は主演といえども
ストーリーテラーであって脇役なのである。
毎回の主人公は漫画家であったり別の編集者だったりするのだが、
その話が黒木華演じる「心」の目を通して語られる。
柔道一筋で過ごしてきて、
怪我でオリンピックを断念し、
漫画雑誌の編集部に飛び込んだ「心」。
その背景に黒木華が実によくハマっている。
ここ最近のTBSのドラマは
ハズレも多いが佳作も多い。
その佳作はいずれも
それまで主演級ではない俳優を起用したものである。
蓮佛美沙子「37.5℃の涙」
芳根京子「表参道高校合唱部」
どれも視聴率はパッとしなかったが
作品自体は良いものだった。
スポンサー受けはしないのだろうが、
長い目で見ればきっとこの方向のほうが
急がばまわれ的に近道になるはずである。
なるべく外さないような企画のドラマを作るテレビ局も
同じような商品に飛びつきたがる企業も
よく考えて見れば当然似た者同士である。
飛びつきたがる企業がスポンサーとして口を挟めば
その考え方がテレビ作りに反映される。
そうやってメディアは骨抜きにされ、
それを見る側は何も考えずに見続けるか離れるかの
両極端な反応になる。
![](https://www20.a8.net/svt/bgt?aid=160410436441&wid=001&eno=01&mid=s00000000018019107000&mc=1)
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=2BJJHG+42GNLE+249K+BWGDT)
http://diamond.jp/articles/-/92230?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
結局構造的にどの業界も同じなんだろうなぁ。
最初この記事を読んだ時、
テレビ業界のことが頭に浮かんだ。
例えばドラマを作るとして、
まず主演俳優を決めてから
ドラマづくりを始めるのが通例になった。
何故ならそうしないとスポンサーが付かないから。
本来ならドラマにしたい企画があって、
そのドラマの配役には誰がいいかと
あとから役者を当てはめていくのが自然だ。
ところが今は、
人気俳優は早めにスケジュールを押さえなければいけない、とか
スポンサーがCMに起用しているタレントを使えと言ってくる、とか、
力のある芸能事務所が配役に口出ししたりしてくるから
不自然なドラマ作りをしなければいけなくなる。
その結果としてテレビ離れが進み、
ドラマは軒並み視聴率を落としている。
かつてはドル箱と言われたフジテレビの月9も、
高視聴率確実と思われていた福山雅治の主演をもってしても
歴代最低の憂き目に遭っている。
この様に「良いもの」「作りたいもの」「見てもらいたいもの」ではなく、
なんとなく世間が飛びつくんだろうなぁ、程度のモノづくりでは
世間は騙されないということだ。
これに対して潮目が変わってきたのが
TBSのドラマ作りである。
今クールで目を引くのが
黒木華主演の「重版出来」。
黒木華といえば数々の映画賞を受賞している
若き名脇役である。
当初は名脇役といえども主演は大丈夫か、
という意見も多かったが、
ドラマを見て納得した。
このドラマで黒木華は主演といえども
ストーリーテラーであって脇役なのである。
毎回の主人公は漫画家であったり別の編集者だったりするのだが、
その話が黒木華演じる「心」の目を通して語られる。
柔道一筋で過ごしてきて、
怪我でオリンピックを断念し、
漫画雑誌の編集部に飛び込んだ「心」。
その背景に黒木華が実によくハマっている。
ここ最近のTBSのドラマは
ハズレも多いが佳作も多い。
その佳作はいずれも
それまで主演級ではない俳優を起用したものである。
蓮佛美沙子「37.5℃の涙」
芳根京子「表参道高校合唱部」
どれも視聴率はパッとしなかったが
作品自体は良いものだった。
スポンサー受けはしないのだろうが、
長い目で見ればきっとこの方向のほうが
急がばまわれ的に近道になるはずである。
なるべく外さないような企画のドラマを作るテレビ局も
同じような商品に飛びつきたがる企業も
よく考えて見れば当然似た者同士である。
飛びつきたがる企業がスポンサーとして口を挟めば
その考え方がテレビ作りに反映される。
そうやってメディアは骨抜きにされ、
それを見る側は何も考えずに見続けるか離れるかの
両極端な反応になる。
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=2NI5HG+7AK6K2+50+35RAK1)
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=2BJJHG+42GNLE+249K+BWGDT)
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