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2016年03月29日

天然酵母パンを買って食べて思ったことB

もう1店伺ったパン屋さんは
古いデパートの地下の片隅にある庶民的なパン屋さんだったのだが、
ここにはパンに対する哲学を感じた。

クロワッサンはなかったのだが、
ブリオッシュがあったので購入した。
ブリオッシュはバターや卵の入るリッチなパンだが、
卵臭さを出さないようにするのがなかなか難しい。
この店のブリオッシュは卵臭さが微塵もなく、
調和が取れていて実に美味しかった。

たしかにこの店には天然酵母とか薪窯といったような
売り文句になるような特色はない。
だからこそ値段や味には気を使わなければ生き残れない。
逆に言えば、
派手な宣伝文句があると人はとりあえず買ってしまうし、
なんとなく雰囲気で美味しいと思ってしまいがちである。

以前フェイスブックの投稿で
「このコーヒー店はすごい」と興奮気味に書き込みしている人がいた。
何がすごいのか気になって読んでみると、
その店にあるポスターが貼られていたというのだ。
「当店では豆のハンドピックをいたしております」という文句と、
ハンドピックで取り除かれた欠点豆の写真が載せられたポスター。

ハンドピックで欠点豆を取り除くことなど
コーヒー豆の焙煎店なら普通に行われていることなのだが、
何も知らない投稿者はそれが特別に丁寧な仕事だと思ってしまい
良い店を見つけたとばかりに興奮して書き込んだようだ。

知っている人にとっては当たり前のことでも
無知な人にしてみれば特殊なことのように映る。
そういったスペシャル感がその商品を何割増しかの価値を与える。

商売は心理学だから
そういったポスターを掲げるというのは
店の価値を上げるには有効な手段だろうが、
実態が伴わなければいずれ化けの皮が剥がれる。

薪窯だとか天然酵母とかが価値をもつのは数年で、
いずれは商品の真価を問われる日が来る。





posted by 黒豚猫 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活
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