今回は砲塔の部分を組み立てます。
説明書通りに進めていきますと、防盾および砲身基部を組み立てます。
砲身については以前製作した「キングタイガーポルシェ砲塔」ですと、基部の部分は砲塔内に隠れる事もあり
思いっきりはしょった作りこみとなっていました(ビス止めして可動させます)。
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今回製作しているタイガーⅠについては砲身基部の作りこみはそれなり(まぁまぁ)となっています。
砲塔内で隠れる部分ですし、こんなところではないかなと・・。
それではまずは砲身基部の部分から作りこんでいきます。
砲身基部の部分については5つのパーツで構成されます。
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見えなくなるところと言っても、そこは私もモデラーのはしくれ、何となく合わせ目消しなんかしたりしてます。これも性でしょうか?砲身基部が出来上がったところでこの部分を防盾に取り付けます。
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今度はこの部分を砲塔内に収める作業になります。砲塔部分は2分割になっておりましてパーツをあわせた際、合わせ目が目立つ箇所は砲塔後部になります。
この部分については後に取り付ける「ゲペックカステン」を取り付けるため隠れる事になります。
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厳密に言うと更にその下の部分がどうしても合わせ目部分が出来てしまいますが、今回はツィンメリットコーティングをパテで再現している為、ちょうどコーティングの境目となってしまい気にする事はありません。
ツィンメリットコーティングを再現しない作例では合わせ目消しが必要となるでしょう。
砲塔を合わせたら次は砲塔の上部分で蓋をし砲塔がそれらしくなります。
その後はハッチその他の箇所を順次取り付けていきます。
次はいよいよ砲身部分を組み立てます。
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砲身は2分割で構成されております。
この部分は合わせ目消しが必要となってきます。接着部分に多めに接着剤を着けて、張り合わせる部分のプラスチックを合わせ目部分から溶け出させます。
乾いたら
しかし、この「88mm砲」はいつ見ても惚れ惚れします。
兵器だからただ無骨であれば良いというわけではなく、この戦車のフォルムにマッチするよう設計された砲身の美しさはその威力もさることながら、ただただ「格好いい」と言う言葉だけがこのタイガーⅠには似合います。
さて、思い入れのあるこの砲身ですが、整形が終わったら先ほど組み立てた砲身基部にはめ込みます。
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撮り方を工夫しないとこの長大な砲身はうまく枠内に納まりません。
ここまできたら完成は目の前なのですが、はやる気持ちを抑えて次の工程に進みます。
次は砲塔側面に予備キャタピラを取り付けます。
使用するキャタピラは説明書によると「D-2」のキャタピラを取り付けることとなっております。
ですがDパーツをいくら探しても2のキャタピラは見つかりません。あせりましたが、どうやら先に組み立てた本キャタピラの方に使用してしまったようです
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しかたないので予備キャタピラではなく本キャタピラを使用します

実際にどのような違いがあるかと言うと、砲塔に取り付ける際のガイドがあるかどうかの違いがあります。
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予備キャタピラは裏返しに取り付けますがその際パーツ形成時に出来てしまう窪みが目立ちます。
面倒ですがこの部分はパテを盛って平らにする必要があります。
今回はGSIクレオスの「Mr.溶きパテ」を使用しました。
砲塔に取り付ける際ですが、ツィンメリットコーティングを再現した際に砲塔表面に盛ってあるパテがあるため、通常接着剤では接着できませんので瞬間接着剤を利用して取り付けます。
キャタピラを押さえておく金具は取り付け位置が説明書に示されていないため、5個のキャタピラが均等な幅になるように
取り付けていきます。
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なんとかごまかせたと思います.。
砲塔の左側に5個、右側に2個のキャタピラを取り付けます。
次は砲塔後部にゲペックカステン、戦車長ハッチ部分に機銃を取り付けます。
機銃は通常時(戦闘時以外)は外している事が常であったようですが、模型的な見栄えもあるため今回は取り付けます。ゲペックカステンはドイツ軍戦車の特徴でもありますね。
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これで砲塔の組立が完成しました。
早速砲塔を車体に載せてみます。
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これでようやく組立が完了しました。
次回から塗装編となります
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