いわゆる「2019年モデル」となりますが、今回は主にセキュティ・先進装備の微細なアップデートとなります。
「50周年記念特別仕様車」も同時に発表されましたが、特別仕様車に関しては次回以降記事にまとめてレポートさせていただきたいと思います。
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/lexus/23823433.html
以下、各モデルごとの年次改良概要です。
(少々厳しい書き方をしている箇所もありますが、ご容赦ください)
■NX(NX300h/NX300)
NXは全グレード「11,000円」の値上げとなっています。
値上げ分は、セキュリティ関係費用と推測。(本来は10,800円だが・・・200円は端数処理か?)
改良点は以下の通り。
・ヘルプネット (D-Call Net対応) /
・セキュリティ機能強化(セルフパワーサイレン標準化)
・ITS connect設定 (メーカーオプション)
[コメント]
ほぼ、昨年のマイナーチェンジとほぼ変わりありません。
未だ納期待ちが4ヶ月におよぶ人気車種ですが、このクラスの装備的にはすでに完成されているとも言えます。ただ、「ITS connect」は一部大都市以外はそもそも機能しませんし、セキュリティ機能の強化は嬉しいところですが、これぐらいは値上げせずに対応してほしいところ。
■GS(GS450h/GS350/GS300h/GS300)
GSは全グレード「11,000円」の値上げとなっています。
値上げ分は、セキュリティ関係費用と推測。
改良点は以下の通り。
・ヘルプネット (D-Call Net対応)
・セキュリティ機能強化(セルフパワーサイレン標準化)
[概要]
モデル存続が危ぶまれているGSですが、予想通り、改良はごく小規模。
トヨタがほとんどのモデルに導入を進めると宣言し、トヨタブランドでも順次装備が進む、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)などや「コネクティッドカー」に備わる、「ハイブリッドナビ」、「ITS connect」の対応が進まなかったことから、GSに関してはすでに現行モデルの「改良を放棄」した、といっても過言ではないでしょう。
ただ、基本装備・質感は新型クラウン以上に充実していることはGSの強みといえます。
■IS(IS350/IS300h/IS300)
IS300h,IS300は全グレード「14,000円」の値上げとなっています。
IS350は全グレード「35,000円」の値上げとなっています。
うち、11,000円はセキュリティ関係費用。残り3,000円がアナログクロックのGPS関係と推測。
(IS350シリーズはなぜ値上げ幅が大きいのでしょうか?見えないところに手が入ったのでしょうか?)
なお、細かいですが、”F SPORT”の本革シートセットオプションの価格が「20,000円」引き下げられているほか、IS350”versionL”と”標準”の寒冷地仕様のメーカーオプション価格も「5,000円」引き下げられているようです。
改良点は以下の通り。
・ヘルプネット (D-Call Net対応)
・セキュリティ機能強化(セルフパワーサイレン標準化)
・アナログクロックにGPS時刻補正機能追加 (ようやく!)
・「ターボエンジン(IS300)」のアクセルレスポンス改良
*これによりJC08モード燃費が「13.2km/L」→「12.8km/L」へ低下
・「インテリアパネル」の追加 “F SPORT”専用ダークグレーヘアライン
*既存の「ウェッジメタル」は廃止
・ボディカラーに「ソニックシルバー」の追加
[概要]
正直なところ、他のレクサス車と比べても手の入らなさには驚くしかありません。
「NX」のマイナーチェンジで対応したことのみならず、昨年年次改良した「RC」で対応したこともアップデートされないのは手抜きとしか言いようがありません。とても500〜650万レンジの車とは思えない内容で、そもそもコストダウンが目立つ車にもかかわらずここまで長期間装備がアップデートされないのは残念です。GSと同様、メーカーも「現行IS」にはこれ以上改良コストを掛けられないと宣言している内容で、もうこのままモデル廃止(また次モデル)までの延命措置でしょうか。
<残念なポイント>
・安全装備「LSS+」のアップデートなし (「LKA・LTA」非対応、レーダークルーズは全車速追従に非対応)
・「ハイブリッドナビ」へのアップデートなし
・「ハイレゾ再生&Miracast再生」対応なし
・「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)」装備なし
・「ITS connect」設定なし
・室内主要照明のLED化 非対応
・当然、足踏み式パーキングブレーキ。
なお、3車種共通して、ディーラーオプションとして、「新型ドライブレコーダー」が2種類追加されています。(UX,ESにも設定あり)
注目すべきは、カメラ/本体別体型タイプ。約2万円ほどアップしていますが、なんとツインカメラになっています!
また今回、「スマートフォン再生機能」が追加されたこと、ツインカメラにより、室内側の撮影も可能になったことが大きなトピックスです。ただ、室内側はダッシュボード上にカメラを設置するとのことで、ここが見栄え的にはかなり問題となりそうです
また、価格高価ですが、駐車時監視機能も備えていると思われ、セキュリティ的にも、かなり良い感じがします。
(スマホの他、「ナビゲーション」でも再生できるとの記載もあり、あとは画質次第では決定版となりそう?SDカードの最大容量など気になる点はありますが・・・)メーカーはおそらく「DENSO」製と思われますが、後日調査したいと思います。
以上のように、今回の年次改良第1弾ランナップはは非常に小規模なものでしたが、特に今後のモデル自体の存続が危ぶまれる「GS」と「IS」に関しては、ほとんど追加では手が入っておらず、開発自体が停止していることが伺えます。
特にISに関しては先進装備関係が車両価格が半額以下の「カローラスポーツ」にも及んでいないのはいかがなものかと思います。
これであと2年ほど持たせるのは相当に厳しいと思われます。このままISはどうなってしまうのでしょうか・・・?
※LSやLCの年次改良モデルに関してはもう少しだけ大きな改良が施され、後日発表になると思われます。
※「レクサスES(ES300h)」の車両本体価格(予定価格)に関しては後日レポート予定です。
北米価格に基づく予想は以下のブログで記載しましたが・・・果たしてどうでしょうか?
https://fanblogs.jp/namax/archive/853/0?1535129574
(標準:550万前後 ”F SPORT” 630万〜 ”version.L” 700万前後)
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リニューアルオープンされたのですね!
レクサスディーラーは比較的オーナー向けイベントが多いと思いますが、その際は確かに一般のお客さまにとっては特殊な空間かもしれませんね。
敷居の高さはやはりあると思います。私も最初は何回も素通りでしたし・・・
未だに入店を躊躇する店舗も確かにありますね。
新型ISやGSが発売するにしても2020年ごろですのであと2年間、現行モデルを改良せずに延命することになりそうですが、流石に厳しいでしょうね・・・なんとかモデル存続はしてほしいですが。
本日、僕の住む町のレクサス店の内トヨペット店系列の店舗がリニューアルオープンしました。
展示車がRXとCT。オープン初日のため記念コンサートが行われるらしくショールームの中は椅子だらけ。
オーナーさんのためのイベントらしく新規さん(僕を含む)はお断り?という対応でした。
ESの発表会の日程を聞いて帰りました。
店舗も豪華で、セールス担当もきっちりしていましたが(特に女性スタッフが抜群に綺麗!!)ヤナセのショールームのほうがよっぽど入りやすいと感じられました。
一応トヨタ車オーナー(トヨペット店で購入)なんだけどな…
レクサス店、クルマがいいのにいまいちブレークできない理由がわかった気がしました。
いっそトヨペット店でレクサスが購入できればいいんですが。
ISは来年の米国モーターショーでコンセプトモデルが出る、GSはCLS 6シリーズグランクーペ対抗モデルとしてリボーンと聞いていますが現行モデルもバージョンアップさせて新規顧客を獲得する努力を示してほしいですね。