なお、上映前の予告編には映画「ブラックパンサー」の予告編も流れますが、「LC500」(ストラクチュアルブルー?)がちらっと登場します。
さて、レクサス公式HPには認定中古車(CPO)のページが有るのですが、12月に入った頃から、「LC」のCPO車両が大量に放出されています。
http://cpo.lexus.jp/?_ga=2.231841499.535749652.1513166474-2046333933.1443619072
CPO車両はおおむね新車発売日から半年以上経過しないと登場しないようで、LCに関しては、なかなかCPO車両が登場しませんでしたが、初期オーダーの方の納車が11月中に全部完了したと思われるので、それを待っての解禁になったものと予想します。
12月16日現在では、「18台」のLCがCPOに登場していますが、その内訳はLC500hが16台、LC500が2台。
今後少しずつ増えていくものと思われます。
LCは3月16日に発表されましたが、当初はハイブリッドの「LC500h」が試乗車、展示車としてそれぞれ1台ずつ配備されているようです。レクサス第3世代の象徴として、全店舗での導入指令があったのでしょうか、1000万円を超える高価格帯の車両で全店に複数台配備されるのは結構珍しいことと思います。
(たとえば、LXやGSF、RCF、ISF、ISCなどニーズが限定されるモデルは系列店での共同保有が多いです。輸入車ディーラーでも同一車種の複数台保有はなかなかないですよね・・・)
そして、LC500h発売から1ヶ月後の4月13日にはLC500が発売され、それ以降は試乗車用途としてV8ガソリンモデルの「LC500」が主に「試乗車両」として全ディーラーに配備されることとなりました。
(展示車は、「LC500h」で導入済みなので殆どの販売店ではLC500は試乗車となっている)
つまり、各ディーラーでは、LC500hが2台、LC500を1台もしくは2台所有しているなど、1店舗で平均して3台程度のLCを保有していることが想定されます。
2017年11月中に、LCの初期納車(予約受注者)が終わり、今後の毎月の販売台数は各ディーラーで「平均1台あるかないか」の状態になると思われますので、LSなど定期的に販売ニーズがある車両と違い、趣味・嗜好性の高いクーペ系のLCに関しては早期放出が予想されていました。
ということで、懸念していた通り、ハイブリッドモデルの「LC500h」の大量放出が行われており、現状はほとんどがディーラーの試乗車・展示車という状況ですが、その価格帯が「1,150万円〜1,400万円」の範囲となっており、レクサスCPO主導での中古車市場価格が形成されつつあります。また、そのグレードは大部分が「Lパッケージ」という状況。
LC500hの定価ベースが「1,350万円〜1,450万円」で、ほとんどのオーナーはまだ納車から3〜4ヶ月しか経過していないことを考えると結構値オチ幅は大きいかなという印象です・・・心理的なダメージが大きい(汗
LC500h Lパッケージは「白、黒系」が平均1200万円(▲200万円落ち)それ以外が1,150万円(▲250万円落ち)というところでしょう。標準、Sパッケージはまだサンプルが少ないのですがなんとも言えないですが、それほどの差はないものと考えられます。
一方、V8ガソリンの「LC500」に関しては台数が2台しか出ておらず、(いずれもSパッケージ)価格帯も「1,360万円〜1,380万円」とほぼ定価に近い状態で、現時点では高値安定状態です。
日本では通常、ガソリンモデルよりハイブリッドモデルの方が販売比率が高く、それは先日発売された新型LSでも同様ですが、LCはこれまでの車種と異なり、ハイブリッドモデルよりV8ガソリンエンジンのLC500の方が販売比率が高くなっています。また、評判もガソリンモデルのLC500の方が高いようで(特に海外)そのことが販売価格にも影響しているのかもしれません。
以下は2017年10月までのLCの販売状況です。ディーラーに一斉配備された時期を除き、常にV8・ガソリンモデルがハイブリッドモデルを上回る販売(登録)状況となっています。
なお、肝心のCPOの販売状況ですが、「LC500hーLパッケージーホワイトーブリージーブルー」の個体が1台商談中になっているのみで、時期的な問題もあるかもしれませんが、なかなか動きは鈍いようです。
同じ1000万円を超える「LX」がCPO解禁された際は、早々に「商談中」で市場から消える状態がしばらく続いていたことを考えると、現時点の価格では、LC500hの動きはかなり鈍い印象です。
以上のことから、「LC500h」ではメーカーオプションやディーラーオプションの選択肢も非常に少ないため、お気に入りのボディカラーと内装色がある場合は、価格が200万円程度下がり、かつ程度の良い正規CPO車両の購入がお得と思います。オーナーズカードも発行されますし、ディーラーサービスも新車オーナーと変わらないはずですので。ただし、メンテナンスプログラムは2年間となりますが、距離無制限のサービスが受けられます。
http://cpo.lexus.jp/outline/maintenance/index.html
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流石の分析力ですね。何時もながら感心いたします!!