今まで「auひかり」を2年半ほど使用していたのですが、スマートフォンの割引が行われる、「スマートバリュー」の割引が2年以降縮小するのと、iPhone7発売を機に電話品質が乏しかったauからソフトバンクへMNPするため。光回線もソフトバンク光(いわゆる、フレッツ光のコラボレーション)に変更しました。
ソフトバンク光についてはインターネット上でもさんざんな批判を受けている記事を見かけますが、その多くは申込みが集中した2015年春〜夏頃のものが多いようです。当方は2016年10月の開通ですので、最近の事例として参考になれば・・・
まず開通から約1ヶ月、トラブルは2点発生しました。
■1点目
回線速度が遅いこと。 (通信速度50Mbps未満)
しかし、これは後ほど、当方の接続の問題で劇的に回復します。
■2点目
不要なオプションがついていた。具体的には、契約時に申し込んでいなかった、「無線LAN(N)」(月額324円)が勝手に付帯されていた。
まず1点目の「回線速度が遅い」問題については、当方の接続の問題で無事解決しました。
最近の分譲マンションの場合は、あらかじめ「光回線」が引き込まれている場合が多いと思います。
当方の場合もそうで、基本的には専有部分のクローゼットや納戸などに、LAN関係の配線がまとまって配置されており、そこに光ケーブルが予め配線されていることが多いです。
ソフトバンク光を申し込むと、まず、コラボレーション提供元のNTTからは「ルーター内臓のONU」(当方はNECのPR-NE400)が届きます。
そして別便でソフトバンクから「光BBユニット」が届きます。
説明書には一般的な戸建住宅やごく一般的なマンションの例しか記載されていません。
最初から光回線が導入され、各部屋にあらかじめLAN回線が施設されているケースが記載されていなかったので、従来のau光のONUを単純にNTTのONUに置き換えるように、当初は以下の感じで接続していました。
■従来(auひかり)
「配線盤」ー光ケーブルー「auひかりのONU」ー各部屋のLAN配線ー「社外ルーター」
■当初(ソフトバンク光)
「配線盤」ー光ケーブルー「NTTフレッツ光のONU」ー各部屋のLAN配線ー「社外ルーター」
ということで、ソフトバンクから別便で届いていた、「光BBユニット」は接続していませんでした。
BBフォンは使いませんし、光BBユニットを接続しなくても問題なく通信が出来ているので、接続する必要性を感じていませんでした。
しかし、4K動画等をストリーミング受信していると、「どうも遅い・・・」という事に気が付き、光回線速度を計測すると、空いている時間帯で「80Mbps」、常用する夜間の混み合う時間帯では50Mbps未満の「30Mbps」程度しか出ていませんでした。
今まではauひかりで常時「150-200Mbps」ぐらいは出ていたので明らかな速度低下を感じました。
■解決策
とあるインターネットのブログ記事で、「光BBユニット」を接続すると、「IPv6接続になり、速度が改善された」との記事がありました。
しかし、そもそもIPv6ってなんなのかさっぱりわかりません(笑)
調べてみると、とにかく速度が早くなる、ソフトバンク光はIPv6に対応しているということがすぐわかりました。(ソフトバンク光のホームページにもあまり目立たないところに書いてある)
そこで、使用していなかった「光BBユニット」を接続しました。(写真の白いユニット)
結果的に以下の配線となりました。
「配線盤」ー光ケーブルー「NTTフレッツ光のONU」ー「光BBユニット」ー各部屋のLAN配線ー「社外ルーター」
で結果的にこのようにすべてキレイに配電盤に収まりました。
驚いたのは、光BBユニットを接続して数時間すると、ソフトバンクから、「IPv6開始のお知らせ」なるSMSが届いたこと。光BBユニットを接続するだけで、ソフトバンクに連絡がいき、こちらにその連絡メールが来るとは・・・よくわかりませんが凄い仕組みですねぇ。
この時点で「Ipv6測定サイト」で調べたところ、まだIpv4でしか接続出来ていませんでしたが、さらに数時間後には無事Ipv6で接続されました。
<測定サイト>
https://www.plala.or.jp/ipv6/access/result/
ちなみに、ソフトバンク光のサイトでは、NTTのONUで「IPv6パケットフィルタ」の設定をしておいたほうが良い旨の記述がありましたので設定しておきました。
回線速度は 空いている時間は「300-400Mbps」、混み合う時間帯でも「250-300Mbps」は安定して出るようになりましたので大変満足できます。
なお、当方の環境では若干ではありますが、光BBユニットの無線LAN機能より既存の無線LANルーター(NEC Aterm
WG1800HP2)の方がアップロード速度が早いので、光BBユニットの無線LANは実質上使用していません。
さて、もう一つの料金明細書にいきなり記載があって驚いた「無線LAN(N)」ですが、これは完全に業者のミスのようで、毎月「324円」かかります。とはいえ、年間でいうと年間で3,888円、2年では8,000円近くかかるわけで使いもしないのに明らかに無駄です。
これはソフトバンク光のサポートデスクに電話するとすぐ解約の手続きをおこなってくれ、1週間後にはNTTから無線LANカードの返却手続きの書類が届きました。
初月については手続き上、324円の料金がかかりますが、翌月差し引きしてくれるそうです。
そもそも、光BBユニットには「無線LAN機能」が搭載されていますし、その他にも自宅でもともと使用していた無線LANルーターもありますし、そこにNTTの無線LANカードなんてそもそも不要(全部で3つも無線LAN機器があることになる・・・)なわけで、そもそもなぜこのような組み合わせで手続きがなされるのか一切不明です。
ちなみに、そもそもソフトバンク光を申し込む際には、NTTの無線LANカードの存在すらどこにも出てこないんですよね。
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インターネット上では「ソフトバンク光が遅い!」などの記事をよく見かけますが、私と同様、光BBユニットを接続されていないケースもしばしば見かけます。その場合は、光BBユニットをユニットを接続し、Ipv6対応にするだけで一気に速度が改善されるケースも多いのではと思います。
しかし問題はこのことが、たびたび届く「書面」や同梱されるマニュアルにはほとんど書いてないことなんですよね。
というわけで現在は問題なく、回線速度も従来のauひかりより向上しています。
また当方の居住環境ではソフトバンクの方が電話の通信品質が良いのも良かったです。
月額料金はauひかりもソフトバンク光もほとんどかわりませんが、「おうち割」でのスマートフォンの割引と、ソフトバンク光の場合は株主優待で光回線の利用料金が毎月1000円程度安くなるので、光回線とスマートフォンをソフトバンクで揃える場合はずいぶん料金を抑えることが出来ます。
格安SIMでの運用も手ですが、通話料込みやテザリングオプション、スマホ端末種類の豊富さを考慮すると大手キャリアを継続するメリットはあると思います。
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コメントありがとうございます。
うっ、全く気づいていませんでしたm(_ _)m
当時のipアドレスと現在のは変更されているので大丈夫と思いますが、
確かに不用意ですね。ありがとうございました。
ITに疎いもので勉強になりました。
画像でIPアドレスが表示されているものがありますが、大丈夫でしょうか?
気になったので念のため。