概要勇者シリーズ6作目であり、ややシリアスよりだったジェイデッカーからギャグよりに軌道修正している。
また勇者をAI搭載の自立型ロボットから謎の超文明の開発したロボットで、その超文明への道を開くためのカギとして設定している。
そのため所謂秘密基地的なものもなく、人間サイドも普通?の小学生であり、バックの組織などもなく、3人の悪ガキがいろいろな世界を冒険するというスタイルになっている。
また基本死者も出ない作り(ただし人間以外での明確な死者はいる)で、敵ネームドキャラも最終回時点で基本生存している。
OPも勇者の名前がでてこない歌詞。
玩具売り上げはよかったらしく、追加勇者キャプテンシャークが発売されている。
ちなみに監督は当時前監督が途中降板したガンダムWの引継ぎもやっていたりする、非常に忙しい。
世界観的には現代地球だが、アジプトなど実在の国家の名前変えどころか、ワルザック共和帝国やジャポネシアなど架空の国が多数登場する。
あらすじ毎日悪さをしている3人組は、ある日レジェンドラで作られたパワーストーンを手に入れ、そこから勇者「ドラン」を復活させ、勇者の主となった。
そして同じくパワーストーンをさがしているワルザック共和帝国の次期皇帝ワルター・ワルザック(悪太)との戦いもはじまったのである。
そして3人組は次の勇者を探す冒険に出る、アジプトでアドベンジャーを仲間にした3人組、アドベンジャーは他の勇者を乗っけて移動できる優れもの。
アドベンジャーに乗って世界を回れるようになった3人は、その後も世界各地で勇者の封印を解いていき、毎回邪魔してくる悪太をぶっ飛ばしていた。
そのうちに勇者の内7人が集まり、その後勇者はパワーストーンに戻ってしまうも8人目のレオンを復活させ、敵であったワルター(悪太)が復活させて3人組に返却してくれたおかげで、8人すべてそろえることに成功する。
そして8人の勇者の主となった3人はレジェンドラへと旅立つ。悪太は弟シリアスによって月まで飛ばされて死にかけたところに隠された最後のパワーストーンを手に入れ、イーター・イーザックとして3人を助けることになる。
ワルザック共和帝国は悪太に代わり弟シリアス・ワルザックが3人組を追ってレジェンドラへの道を進むことになる。レジェンドラでは何が待っているのか。
登場メカ勇者この作品ではレジェンドラというところで作られて、レジェンドラへの道を開く存在といった扱い。勇者はやられても記憶を失いパワーストーンに戻るだけらしいが、劇中で一度パワーストーンすら残らないバクテリアにアドベンジャーが侵される事態になっている。
地球以外にも多数の星に勇者がいることが示唆されており、途中で勇者の墓場と呼べる場所や、最終回で遠くに光として他星系の勇者が見えるシーンがある。
通常は港の端で朽ち果てている船にいることが多い。
ドラン
最初の勇者、3人組がドランの封印を解いた所から話は始まる。性格はいたって主人公の勇者で割と真面目より。途中で妻子持ちになるが、嫁の尻に敷かれている、家族と過ごした時間は非常に短い。
ゴルゴン
普段はどこかにおり、ドランに呼び出されて登場する。ほかの勇者と違い喋ったりせず、船の基地にもいることはない。
ゴルドラン
黄金勇者、外見は全力で金ピカ、必殺技は一刀両断斬り。飛べない。
スカイゴルドラン
空影と合体したゴルドラン。弱点の飛行能力を克服した。
グレートゴルドラン
所謂グレート合体、ゴルドラン、空影、レオンカイザーの3機が合体した結果、さらに金ピカになった。必殺技が弓でグレートアーチェリー。
ほぼ必殺技専用形態でしかなく、グレートゴルドランに合体→グレートアーチェリー→勝利というのがデフォ。
空影
忍者、ゴルドランと合体してスカイゴルドランとなる、一応設定上レオンカイザーとも合体できるらしい。
レオン
8人目の勇者。一時期ゴルドランたちがパワーストーンに戻ってしまっていたためその間主力に。
カイザー
レオンと合体してレオンカイザーとなる。単独での出番は少ない。
レオンカイザー
レオンカイザー登場時はお約束として、他の勇者はシリアスの手によってパワーストーンに戻されておりレオンカイザーしか戦える状態になかった。
ジェットシルバー
白銀騎士団(シルバーナイツ)のリーダー、名前の通りジェット機。赤い。合体時は胴体。
スターシルバー
パトカーから変形。青い。合体時は腕〜肩。
ドリルシルバー
名前の通りドリル、体系的に太め。緑。合体時は下半身。
ファイヤーシルバー
救急車から変形。初登場時は普通に救急車していた。合体時は下駄とか。
シルバリオン
ジェットシルバー、スターシルバー、ドリルシルバーが合体。合体能力があることは勇者たちは忘れており、シャランラから逃げたい悪太が勇者に情報を漏らしたために合体に成功した。ゴルドランが金ならこっちは銀。
ゴッドシルバリオン
シルバリオンにファイヤーシルバーが加わって合体。シルバーナイツ4機が合体して誕生する勇者。シルバリオンに合体できるのでなんか勢いでとりあえずテストで合体したらなんか成功した、普通こういった合体は失敗する〜何かしらリスクありだがそんなことなかった。
アドベンジャー
蒸気機関車(C−62)型勇者。金銀と来て銅かといえばそうでもなく、黒色。武装が豊富なのは最初弁慶のイメージでデザインされていたかららしい。
単独の勇者であると同時に、移動用の母艦としての側面があり、内部には生活スペースもあり、トイレもある(風呂は知らないが言動からしてなさそう)。
後半は宇宙が舞台になっているので他の勇者を乗せて黄金のレールの上を移動するのにもつかわれた。旅の途中でサビて死にかけたこともあり。
車内でうんこされるアドベンジャーはどんな気分だったんだろうか…。
キャプテンシャーク:イーター・イーザック、シャランラ・シースルー、カーネル・ザングロス
元々予定されていなかった9人目の勇者、どうも売り上げが好調だったので追加されたらしい。
元々8人の勇者とさんざん言って来たので、すべての勇者が悪者の手に落ちたときの保険として、完全にその情報が秘匿されているという設定がある。
偶然悪太が発見し召喚、その後は勇者たちの後ろから追っていきサポートする。舵は基本的にキャプテン側だが、悪太が舵を取ることもある。
ワルザック共和帝国一応国らしいがどんな国かは不明、毎週カスタムギアを大量に破壊されても来週には大量に補充される、一国の軍事基地をちゃちゃっと壊滅させる、それどころか惑星すら破壊する兵器を保有というか普通に外宇宙航行可能な宇宙艦隊を保有していると何が何だかわからないレベル。
れっきとした国家であり、別に地下帝国でも宇宙人の国でもない。日本に大使館もある(悪太は駐日大使でもある)。
シャランラの発言を聞く限り割と巨大ロボットの個人所有も普通な可能性もあり。
カスタムギア
ワルザック共和帝国の量産兵器。基本的にやられメカでしかなく劇中では和樹にやられメカと呼ばれていた、毎週勇者に大量に落とされるのが仕事。有人っぽいがあまり厳密なパイロットの描写はない。
ミサイルギア
カスタムギアとは別の量産兵器。武装がミサイルかつ一応可変機、ただしこっちもカスタムギアと大差ない。出番は少ない。
エクセルギア
悪太からシリアスに入れ替わって以降のワルザック共和帝国の兵器。こっちは明確に無人兵器。カスタムギアと比べれば強いらしいがそれでも弱い。
キャノンガー:ワルター・ワルザック
最初の悪太メカ、一切の攻撃がゴルドランに通用しなかった。
ジョイントロン:ワルター・ワルザック、カーネル・ザングロス
ぱっと見カスタムギアっぽいメカの集団だが、合体してムカデになる。ムチャス。
暗黒剣士ワルドラン:ワルター・ワルザック
ドランの偽物、当然悪太メカ。
暗黒合体ダークゴルドラン:ワルター・ワルザック
ワルドランを使いゴルゴンと合体した姿。
ウサリンMK‐2:シャランラ・シースルー
シャランラの専用メカ、巨大なウサギのぬいぐるみ、高性能であり勇者を圧倒している。シリアスがパワーストーンを入手した際には、悪太のためにパワーストーンを持ち逃げするために使われている。
ザゾリガン:ワルター・ワルザック、カーネル・ザングロス
最初の悪太の母艦。途中で漫画の影響を悪太が受けてしまい、そのせいでロボに改造され勇者を圧倒したが、お子共に変な情報を流入させられ悪太が錯乱、ドランに内部に侵入され敗北。外見はメガザラックっぽい。
デスギャリガン:ワルター・ワルザック、シリアス・ワルザック、カーネル・ザングロス
ザゾリガンの後継機で、こっちは直線的なデザイン。こっちもロボットに変形可能な上に量産もされており相当数が出現する。
シュヴァンシュタイン:シリアス・ワルザック
デスギャリガンを圧倒する巨大戦艦、シリアスの母艦。惑星破壊兵器プラネットバスターを装備、ちなみにこれも複数存在する模様。こんなものまで持っているワルザックって何なの。
マーチャンダイジング:トレジャー・ワルザック
ワルザック皇帝トレジャーの母艦。恒星間をとび目標に命中する恒星間弾道弾デスマルクを装備している。
その他ゴルソドラン:ホラフキーノ・ニマイジータ
ソドラ製偽ゴルドラン、22%の出力をアップした偽者。外見的にゴルドラン+埴輪。やりやがったな埴輪幻人!。
ソドンカイザー
ソドラ製偽レオンカイザー、22%出力アップ済み。しかし名前を呼ばれたときはもうキャプテンシャークにやられていた。他にアドベンジャー、ゴッドシルバリオンの偽物も存在し、それぞれソドベンジャー、ゴッドソドバリオンというらしい。
ムゴーレ
惑星ファンタジオンの古代文明を滅ぼした古代兵器、しかし外見はモロ日本風。
ドランの子供
旅の途中で出来ちゃった子供たち。とはいえ母親とはロボットとはいえ別の星の別種族、あくまで母親の体内というか胎内の工場で作られたモノ。
しかし一応父親はドランらしく、ちょっとしたドランの技を再現できる。
登場キャラ主人公3名(お子共)勇者の主になった悪ガキ3人組。この3人組、特に集団名はなく、ワルザック強大はお子共、その他悪太の映画ではメケメケ団、アイドルグループ結成時は勇者隊などと呼ばれていた。
大体お子共と呼ばれることが多い。
原島拓矢
3人組のうち一番の悪ガキ、ちょろい先生には猫をかぶって逃げる、初期は敵に対してもよくその手を使っていたが、毎回敵が悪太なせいかだんだん使わなくなっていった。
頭は悪くテストって聞くと蕁麻疹が出るらしい。好きなものは金であり、悪太の馬鹿動画をTVに投稿して採用され賞金10万円を手に入れたり、危機に陥った鉄道で混乱する車内を撮影してTV局に売り込もうとしたり、レジェンドラに対する願いでも金だったりする。
時村和樹
一応メンバーの中では一番頭がよく一番背が高い。色々発明をしているらしくレジェンドラに対する願いでは発明を完成させようとしていたりする、タイムカプセルの中身も発明だったりする、実はドルオタらしい。
須賀沼大
太いが性格はおとなしい。ただし怪力であり他二名を抱えてダッシュくらいは余裕。動物好きでドラゴンも育てる、レジェンドラに対する願いでもペガサスが欲しい。
ちなみに旅の日記をつけていることが判明する。
ワルザック共和帝国ワルター・ワルザック
ワルザック共和帝国の次期皇帝…らしい、さらにワルザック共和帝国の日本大使館にて大使をやっている。一応そこそこハイスペックだが概ねギャグキャラ。お子共からは悪太と呼ばれる。現皇帝よりパワーストーンの捜索を命じられているが、毎回やられている。
初期は結構極悪なことをやっており、新兵器の研究のためというか半ば趣味のために軍事基地を壊滅させる、パワーストーンを回収のために流氷の上の国を溶かす、鉄道を乗客ごと谷底に落とそうとする等いろいろ悪太。
その後シリアスの登場で殺されかかったりしているうちに改心、勇者の主となったにもかかわらず勇者たちをお子供に返す。その後は月まで吹っ飛ばされた挙句酸素が尽きて死にかけるが、隠された9つ目のパワーストーンを入手し最後の勇者キャプテンシャーク主となり、宇宙海賊イーター・イーザックと名乗りお子供に協力するようになる。
シャランラ・シースルー
悪太がパーティーで微笑みかけてきた時から悪太に惚れて追っかけとなっている少女、しかし悪太は単にズボンが脱げたおっさんを見て笑っていただけだった。
悪太には邪見に扱われ逃げられているが、行く先々に現れて悪太に抱き着く。一応ワルザックの貴族の令嬢らしい。専用機も持っている。実は悪太(とお子供)を何度も救っている。
悪太がイーターになって以降は徐々に関係が良くなっていき最終的にプロポーズされる。
カーネル・ザングロス
悪太の爺。髭老人、悪太に対する忠誠心は非常に高く、かなり過保護気味で悪太の散歩中に大量の親衛隊を尾行させてありとあらゆる危険を取り除いている。ワルターがイーターになった際にもキャプテンに乗って同行している。
どこかで聞いたような名前だが、あの老人にはあまり似てない。
シリアス・ワルザック
悪太の弟、悪太を亡き者にしようとする、悪太を殺そうとする等悪太より悪く冷酷非情で、カーネルもシリアスの事は非常に恐れていた。人間を信用しないので部下は基本ロボット。
レイザー
シリアスの愛犬、シリアスを助けて自身は崩壊する船に残ったが、実はレジェンドラ王に救われていた。
トレジャー・ワルザック
ワルザック現皇帝、レジェンドラの力を狙っていたが全然うまくいかないため終盤に自分から出てきた。息子2名は道具に過ぎないというスタンス。
最終回ではシリアスがお子共に合流したために、今度は皇帝がお子共のライバルポジションに認定されて宇宙の冒険を続けている模様。
ワルザック共和帝国がその後どうなったかは不明。
その他イーター・イーザック
悪太がキャプテンシャークの主となって改心した姿。一応キャプテンシャークの船長で、宇宙海賊、ハーロックのコスプレをしている、ほぼバレバレ。
ホラフキーノ・ニマイジータ
ゲストキャラ、レジェンドラへの道の途中にある星、ソドラの王。ソドラをレジェンドラに偽装して勇者を手に入れようとし、さらに偽勇者まで毎週テレビを見て開発していた、
そしてあまつさえ偽アドベンジャーに乗ってゴルドランのOPをうたいながらゴルドランOPを再現した動きをして勝手に冒険を始めたあげく「勝手に冒険を始めるな」とツッコまれる。
キャプテンシャークの偽物を作っていなかったために敗北、のちに来たシリアスも騙そうとするが、どうなったかは不明。その後最終回に他の惑星の住民たちともに再登場。
1話限りのゲストキャラなのだが、妙に濃い。
マリア
レジェンドラへの旅の途中で出会ったロボット女。ロボットのみの惑星で生存しており、事故でドランとキスをしてしまったために、体内にある小型工場が稼働し4人もドラン子供を産んでしまう。
その後はドランの妻としてドランを尻に敷いていたが、ドランがすぐにレジェンドラに旅立ったために子供たちとともに星に残った。
ドラ太郎、ドラ次郎、ドラ三郎、ドラ代
一気に4人も生まれたドランの子供、なんとなくドランに似ており武装もドランの縮小版。勇者の子共ではあるが、勇者かどうかは不明。
メーテ
レジェンドラへの途中の惑星ムッティーに住む少女。星はガーゴイルによってほぼ滅ぼされ、生き残りを守って暮らしていた、シリアスの心をいくらかでも溶かすが、それ以降は不明。
レディリカ・ド・レジェンドラ
レジェンドラ王、完全にリカちゃん人形。
ミチル
3人組の担任。いつも問題を起こす3人組に頭を悩ませている、いつも拓矢のウソ泣きに騙されている。武闘会に参加して結果的に優勝したことあり。
用語パワーストーン
勇者が封印されている石、このパワーストーンは各地に散らばっており地球には8あり、月にも1つある。
レジェンドラ
謎の超古代文明、勇者を作り上げた。
ワルザック共和帝国
どこにあるかわからないが地球の国、日本に大使館もある。
勇者隊
3人組がアイドルデビューしたときの名前。
メケメケ団
3人組を悪役にした悪太の映画にて、3人組の名前として使用された。
感想他ロボットアニメとしては非常にちゃんとしているので安心して見れます、が逆に長々感想を書こうにも結構難しくもあります。
感想とは関係ないんですが、過去に持っていた人気者ヒットソングビデオとかいうキッズアニメのアニソンが入った謎のビデオがあって、そこにジェイデッカーのOPとセットで番宣が入っていた思い出…今のキッズはこういったものはもう必要ないなって考えると、いろいろ当時のアイテムだったんだなってしみじみ思ったり。
というか気にはなってたのですが、どの時間帯にやってたのかわからなかった思い出。なぜか某所でアニメ絵本だけ読んだな昔…。
多分本当に王道路線としては最終時期の当たり?だったんじゃないでしょうか、今後キッズにヒットしたロボットアニメというと例えば某動物系や某ホビー系等、所謂王道路線とはまた違う路線になった感じ。
でもってこの時期から棒動物系あたりの世代が00年代のロボアニメ(大体種から00時期)を支えてAGE期に卒業してしまったのが、10年代のロボアニメの何とも言えない冷え込みの原因の一つなきもします。