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菌類
ロボットアニメ歴は20年くらい、ただし休止期間長が長く初心者以上上級者以下。
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2019年07月20日

クソコラム6-2 子供向け作品の必要性-もし子供向け作品が無かったら

今回は
・子供向け作品や王道作品がないと子供は「子供っぽい」「こういうのが普通」をあまり理解できないまま成長する
・結果的にそれ以上の年齢層の作品にも走りにくくなる
・ガンダムの衰退もそのせいという部分があると思う

ということ

そもそも1st世代のガンダム論を見ていると口を揃えて「ガンダム今までのロボットアニメとは違う」と言っているのですが、これはつまり今までのロボットアニメというものを理解しているからこそこういった感想が出るわけです。
所が21世紀のロボットアニメ、特にガンダムの感想を聞いていると、概ね所謂スーパー系に触れないままガンダムに触れた感じの層が結構居るんです、というかなり多いです。
例えば種が初「ロボットアニメ」は結構聞きますし、下手するとコードギアスとかが挙げられる場合すらある状態。そして近年のロボットアニメを見ていると、かなり方向性が曖昧。
そして作品群の中には十年前の厨2的なノリに対する反省からの高2病に走り、そういった批判を知らない層が不満を言ってむしろ酷評されるパターンを何度か見ました。

そして00年頭のネットを思い返すと、あの時期は厨2的な雰囲気と言うか「勧善懲悪の否定」ムード、ただしこれは特撮やDQなどが作り出した空気の延長ですが、それが有りました。
その頃は良くも悪くも王道、子供向けがまだ結構見られた時期で、王道や子供向けの認識がネットにあった時代です。
その頃よく聞いた言葉が「陳腐」、陳腐なんです、要は所謂スーパー系や王道RPG、特撮ヒーローや30分玩具CMなどに対する批判としてよく使われていました。
それがある時期消えます、その代わり現れたのが四次元殺法コンビ、内容は語る必要はないですねこれは。
時期を考えると10年に入るか入らないかの時期です。本当に王道が壊滅?した時期で、少年漫画の空気化、30分玩具CMも半ば消滅、所謂熱血少年も消滅し、RPGはむしろ邪道すら消滅、その後スマホへと向かう、そんな時期でした。
因果関係は不明ですが、その頃からガンダムがどうも目立たなくなり、また厨2的なロボットアニメが消え始め、ロボットアニメの方向性が曖昧化し始めます。
でどうなったかと言うと、現在です。
昔みたいなロボットアニメのお約束やネタは通じない状態。
オルガキッズの話を聞いていると、彼らはもはやせいぜいAGEまでしか知らず、例えば種のなんと言うか、あのガンダム界隈では名前を言っては行けない雰囲気すらあまりわからない感じの層が結構混じっている状態。

当然皆のロボットアニメに対する認識はバラバラで、もはや王道はこうと理解している層は居ないように見えます。むしろ今の幼稚園生はシンカリオンのおかげで王道をまだ理解できているのではないかというレベルで。
ってなると特にガンダムなどが得意とした「ロボットアニメってこうだよね」「でもガンダムは違うのだ」っていう方向性はやりにくくなります。
同じパターンで生きてきたテイルズなんかもファンコミュの雰囲気がどこか昔と変わっています、と言っても私がテイルズのファンコミュを覗いたのは数年前が最後ですが。そこでは昔のひねくれた厨2的と言うか高2的な雰囲気が薄まって居るといいますか、特に厨2的というか理想主義者過ぎて嫌われていたロイドに対する風当たりが弱まっている感じでしょうか。そのへんの空気の中からユーリが登場した事を考えると、なにかいろいろ考えさせられます。

今の子供向け作品

最近の子供向けを見ていると気がつくのが、バーローなどのもうちょっと上の年齢層向けの作品に子供も取り込む事で対応しているパターンが見られます。
これは実はアナザーガンダムが得意とした手法でもあるのですが、これは下手すると異質な層を複数1つの作品に抱え込むことになり、ネット社会だといろいろ危ないんですよね、その当たりはガンダムに詳しい人なら解ると思います。

妖怪ウォッチのブームなどは話を聞いていると、そういった世の中に対する子供の反発と言うか、子供だけの世界を作りたかった子供が群がったっぽい雰囲気があります。大人の居ないコンテンツを求めた結果といいますか。この手のコンテンツは10年続けば古参が誕生していつの間にか大人が中に居ることになるのですが、妖怪はかなり下火なので古参が誕生するかは不明です。

王道や子供向けが衰退すると起きる現象、それは共通認識の曖昧化

要は「子供っぽいとはなにか」「お約束とはなにか」を子供が理解できなくなる、共通認識的なものを持たないまま成長していくので、結果的にそれに対するアンチテーゼがただの一人相撲になりかねないんですよね。

パターンは違いますが種に対するアンチテーゼっぽい所があった鉄血は、そもそも視聴者が種以降のあのムードを知らない率が結構高かったせいで一人相撲っぽくなってしまっていましたし…。

後多分ですがGレコは1st直後に起こったらしいガンダムSF論争なんかの影響があるのか、妙にSFっぽい雰囲気があるんですよね、なんと言うかあくまで映像の記号的にある種割り切った感じでSF要素を採用した1stと比べて、なるべく雰囲気と言うか空気もSFっぽくしようと努力している感じがあるといいますか。
ところがSFというと平成に入った当たりではもう衰退ジャンル扱いっぽかった、むしろもうアラフォーのDQ世代がSFは過去の遺産扱いしている状態なので、通じないと言うか一部の人から指摘されるにとどまっています。こっちもどうも一人相撲感があります。
私は某量産型猫型ロボットのせいでたしょうSFに興味持ったもののあまりにもなんと言うか近寄りがたい雰囲気にロボットアニメに逃走した過去があるので(その名残がサブブログにたまーに言及される海外SF作品)、結果的に同世代よりはまた知識がある状態なので多少は理解できる感じでしょうか。

要は共通認識が不在の状態では作品作りも困難になるんですって言いたかった。
その共通認識は子供の頃に概ね産まれるものと言いたかったんです。

2019年07月10日

ダメコラム7:ヒット作や流行がわからない21世紀

3のおさらい
3で書いたこととほぼ同じ内容です。まず3のおさらい、3はなぜ王道が衰退したのかというテーマですが。
・テレビと少年誌が王道の工場だった
・王道は多くの人が楽しめてかつ角が立たない作風
・その2つが衰退したのだから王道も衰退する
という内容です。

主旨
ここだけで全部書いてありますので本文を読む必要はほぼ有りません。
・テレビ雑誌の衰退は流行の発信源の衰退でもある
・ネットの普及は娯楽の多極化をもたらし、小規模な流行が大量に生まれた
・結果的に流行の戦国時代になり、流行だらけになった結果流行がわからなくなり、時代の空気がどんどん曖昧に
・時代の空気が曖昧になったために10年代のガンダムは10年代の象徴とも言えるものが見えない
・ロボットアニメ全体を見ても流行がよくわからない
・技術的、メディア的にも限界があり、BWみたいなCGだけで話題性有りみたいなのはもう難しい
という内容です。

流行が曖昧
そもそも流行を作り出していたのもTVや雑誌です、TVや雑誌の発信力が流行に敏感な若年層を中心に低下している今、流行も曖昧にならざるを得ません。
そのため創作に置ける「時代の空気」がどうも曖昧になっていく傾向にあります。

まだまだテレビの影響力はそれでも大きいですが、それでいてネットまで普及した少なくとも娯楽文化では今多極化が進んでおり、局地的なヒットはそこら中で発生するものの、90年代にまではよく見られたミラクルヒットクラスになるとなかなか発生しません。

ヒット作のパターン
2つあります、両方私の造語ですが。
・世代制圧型
特定の年齢層に大ヒットするパターン、これはその年齢層が世代を形成し(ガンダム世代みたいなもの)それが大人になっていくことでその後に影響が出てきます。

・大衆動員型
これは世代制圧と比べると広い世代が参加するタイプのヒット作です、特に主婦層とそれ以外が同時に動員できればこれが成立すると私は考えます。

富野監督が昔ガンダムは大衆受けしなかったから失敗みたいなことを言っていましたが、少なくとも世代の制圧には成功しています。

ネットの普及と録画視聴率と娯楽の多極化
ネットが普及とついでに録画視聴率が高くなることは、相対的に人の多い時間帯に多くの人が楽しめる物語をやるという意義が薄れます。
雑誌の影響力が低下していると書きましたが、全盛期と比べると半分みたいな感じではあってもまだまだ影響力はありますし。
コンテンツの消費の仕方と発信源を同時に増やしたのがネットの普及と言えます。

そもそもヒット作って?
そもそもヒット作はつまりヒットしたという指標が大きければそれはヒット作になります。映画なら興収、テレビなら視聴率当たりが指標になります。アニメ等だとずーっと円盤売上が指標になっています。ソシャゲならセルランですね。

所がこの数字、割と曖昧で「大衆的な人気」と「金払いのいい層に寄って作られる売上」があんまり一致しないということです。この当たりセルランが割と露骨です。
この当たりは30分CM時代でも問題にされ、怪傑ズバットは人気が高かったにも関わらず玩具が売れず打ち切りという流れが有りましたが。そういう意味で言うと30分CMを背景に育ってきたロボットアニメはこの当たりの問題が先行して発生していたとも言えます。

比較的わかりやすいのが買い切り型のゲーム、これは先払いかつ皆払う数字が同じなので、結果的にわかりやすく本数で出ます。人気が高いと売れる、わかりやすい世界です。
ただこれでも人気と売上は曖昧で、大乱闘スマッシュブラザーズというゲームがあります、このゲームは4人まで(最近は8人まで)集まって遊ぶ事で「グループに1つ」需要で売れてきたゲームです。
所がこれは実際の売上よりユーザーが多いという事になります、そのため数字以上の影響力を持っていたのですが、数字だけ見ているとわかりにくいですね。近年ほとんどの買い切り型が売上低下の傾向を示す中で、スマブラはむしろ売上を伸ばしていますが、これはグループに1つから1人に1つへとオンラインや個人用ハードへ移行した事によって移行が起きているためと考えられます、つまりやっと売上と人気が一致したと私は考えています。

ヒット作の多極化
ということで数字は指標にはなりますが、絶対では有りません。然し複数の指標を組み合わせて、どこかしらの指標が良ければヒット作となります。
ネットの普及やスマホの普及はその指標を増やし、またコンテンツの消費機会をより増やすことで、よりヒット作を増やす事に貢献したと考えます。
結果何かしらの指標が良いヒット作が巷にあふれかえる事になります、然しそのヒット作は特定の指標がいいだけなので、大衆的なヒット作と言うほどにはなりません。
大ヒットした君の名はも興収の割に視聴率が微妙みたいに言われていますし、やはりその当たり曖昧。
物語系ではないですが、野球もどこかで視聴率は低下しているが球場には人が来るから盛況みたいな話聞きますし、娯楽全般が消去法で支持する層が減って、積極的に支持する層が増えているように私には見えます、例外は多分一部のバラエティ番組。

また昔は局地的小ヒットがあってもそれを認知する機会が限られていました、近年はネットの普及でそういったのが話題になる率は高くなっています。例えばソウルシリーズというゲームがありますが、売上や広報量の割に知名度は高いです、完全にネット効果だと思いますこの当たり、海外でのヒットがあるので海外効果もあるのでしょうが。
と言うより売上30万以下のゲームなどはそもそもリアルで話題にすることが困難でした、PS2時代のテイルズクラスでやっとゲームやってる奴50人集めて2〜3人いるかくらいだったので。ネットはそういったものを話題にする手段を提供しました。私みたいに壁に向かってブツブツ言うことも出来ます。

小規模なヒットが多数は時代の空気を曖昧にする
メディアの多極化はヒットの多極化をもたらしました、結果的にジャンプが元気だった頃のようなジャンプで上位取ればそれで大ヒットみたいな時代でもなくなっています。ジャンプで上位取る→ゴールデン枠でアニメ化→更に映画化→誰もが知っている大ヒット作みたいな流れはすでに絶えて久しいと思います。
そして多極化した時代において、影響力が薄まった少年誌なんかもまだ含めて、多くのメディアで中規模なヒットが多発する事になります。それらはあるところでは大ヒットするも、隣の隣に行くと名前すら通じないということがザラです。
となると王道の衰退とともにヒット作も衰退する羽目になります、ヒット作が出てもそれが局地的、それに続くものも少ない、続いているものが居ても影響力はやはり限定的みたいな状態が起こります。
昔みたいなメジャーvsマイナーの関係ではなく、特定エリアでのメジャーvs特定エリアでのメジャーの戦いになっていくという感じでしょうか。

ゲームの話で恐縮ですが、スーパーファミコンまでは勝ちハードが明確で、その中でメジャーとマイナーがあったのが、ポケモンのヒットでGBの影響力が増大して影響力のあるハードが2つに、更に2000年代後半には再びハードが乱立、最終的に1000万超えたのが4機種になるという状態でした。なのでそれぞれのハードでのヒット作があり、特定のハードしか持ってない層、持っている層などが別れ多極化していました。
スマホの台頭で家庭用は衰退しましたが、裏ではひっそりとPCが勢力を伸ばしています、私もやるゲームが偏っているので一応ゲーミングPCユーザーでもあります。

そんなヒット作戦国時代において、明確なヒット作はどこにも有りません。昔は世代別、層別(オタクか一般人か漫画層か程度の曖昧なもの)からオタクでも層が複雑に別れている今、この層向けにはこれ!、今の時代はこれが流行り!というのがすごく曖昧。これは今の時代流行らないよならいくらでも言えるのに、今の時代はこれが流行りは今ひとつ強いのがない状態。

10年代を象徴するガンダムはどこへ?
なぜこれを書こうと思ったかと言うと、ガンダム40周年ということでガンダムの歴史を振り返ると、10年代ガンダムがその時代を象徴していないのではないかという懸念が浮かんだからです。
今までのガンダムはものによって差があるものの概ね時代の象徴性が有り、それが結果的に所謂ガノタの論争を呼んできた部分があると思います。
1stは当時としては最先端の流行ギミックを多数入れていると私は考えます、75〜78年のヒット作の話を聞いていると、これが1stにつながるのかという印象を強く受けます。
Zですが、Zのデザインはよくイケメンと言われます、あんなに古いのにイケメン扱いされるのがZの強さです。
Gは格ゲーの流行が背景にあります、94年はまさに全盛期の頃、

然し10年代はというと、円盤だけならユニコーンが強いでしょうが、象徴的な作品となると?となります。
ユニコーンはそもそも原作が07年で00と同発です。いまいち10年代感が有りません。
AGEはレベルファイブはどちらかと言うと時代が最先端を追う中でよくあるパターンを踏襲することで成功してきた会社という部分があります、鉄血は路線考えると下手すると昭和ですし、Gレコはその当たり監督が高齢なこともあって割と昭和感があります、Gレコの考察?は別でしますが、私は80年にあったとされるガンダムSF論争がGレコに影響していると考えています。ジオリジンは原作01年ですし。
ビルドシリーズは過去の作品の集大成ですし、三国も07年頃から展開しています。
極端なことを言えばガンダムは001期の頃から時間が止まっているのでは?と思えなくもないです。

07年頃からガンダムの、強いてはロボットアニメの時間が止まったように私は考えていたのですが、原因を支持層の高齢化や子供の流入の停止程度に考えていました、もう一つ仮説があるのですが角が立つので書きません、じゃあ近年の流行ってなんだろうって考えると??となってはっきりしないんです。
どうも小規模な流行はあっても大規模なものはない。
例えば2次元に関して言えば主人公像が10年代に入ってから曖昧化しています、ある種のアバター化というかコマ化していると言いますか、無個性化しているといいますか、属性や方向性はあっても個性はあまりない感じといいますか。

現在複数のガンダム作品が予定されていますが、情報なしの実写を除くと、Gレコ、閃ハサ、三国、ビルド等10年代の延長(閃ハサは原作は89〜90)っぽさがあります。
次のアナザーがどんな方向かがガンダムの今後を占う事になると思います。次のアナザーで一気に時代を進めないと、多分この状況がずっと続くことになると思います。
もしくは連ジみたいなアニメ以外でのヒットが出てくるとまた状況が変わってくるのですが、現在の衰退したガンダムゲーにそれらを求めるのは難しいと思います。動物園ことVS系の実況者の動画を見ていると、ぶっちゃけVSよりもそれ以外のほうが伸びているというのがザラですし。

現代的なロボットアニメ
じゃあガンダムじゃなくてロボットアニメ全体はどうなのよと思うでしょうが、ロボットアニメはわたし的によくわかりません。
一応10年代の作品も多分半分はチェックしていますが、いまいちよくわかりません。
2000年代までは結構時代毎の空気とか流行が露骨に反映されていた気がするのですが、00年代でも冒頭と後半で結構空気違いますし。
一応傾向としてはガンダムと似ています、概ね2000年代ないしもっと前の続編的な作品が目立ちます、が作品数が多いのでわかりません。ほかだとやはり2000年代の延長みたいなのか、逆に2000年代の反省の逆張り的な作品か、原作(原案)持ちかと言った感じで概ねガンダムっぽい感じです。少数の子供向けと、少数の小粒な作品。
と割とガンダムと事情は同じ印象です。とりあえず以下箇条書き。

過去の続編、延長系、シリーズモノ
マジンガーINF、マクロスΔ、ファフナーEXO、ギアス映画、フルメタ等

原作持ち
ダイミダラー、シドニア、ナイツマ、マジェプリ(一応)、プラネットウィズ(ネームのみを原作にしているため特殊)等

2000年代の空気からの延長(逆張り含む)的な感じ
クロアン、ヴヴヴ、エガオ等

その他、分類できない
アルジェ、ノブフー、M3等

子供向け(これは上記の別のグループに再分配可能)
テンカイ、シンカリオン、ドライブヘッド等

全体的に方向性が不明ないし過去の延長的な空気があると思います。
やっぱり何が流行なのかわかりません。

技術問題
すでにCGやデジタル化みたいな事もとっくの昔に済んでいます、なので今となってはそういったところにも真新しさがない状態。BWはフルCGって段階でもうすごかった、そういった時代は過去のものです。



ということで、次のアナザーガンダムが運命の分岐点ということで〆たいと思います。

2019年07月07日

クソコラム6:子供向け作品の必要性

これだけ見ればいいまとめ
・子供向け作品はそのジャンルやコンテンツの入り口に当たる
・出来の悪い作品では子供は入ってこない、出来がいいから成功するわけではないが露骨な手抜きではバレる
・子供が入ってこない影響は10年後に出てくる(めっちゃ重要)子供向けの影響は遅効性
・子供向けは1強になりがちなのでリスクが大きい
・大半の子供向けがそのキッズが卒業したら終わってしまう短命コンテンツなのでいろいろ厳しい
・子供(から若者)とクリエーターは世代がそもそも違うので考え方が違う、なので作品にそれが出てしまい失敗する
・子供は子供であると同時に若者である、大体大人は子供のどっちかの側面しか見ていない
・シンプルな作品があって初めて複雑な作品に意味が出てくる

とにかく私が言いたいのは、子供向け作品の影響や子供の流入のストップの影響は10年以上後に出る、これだけです。
もう一つが子供は子供であると同時に若者であるということです、大人が子供を理解できないのは子供を理解できないと言うよりは、大人が若者を理解できない方の延長だと私は考えます、私の子供時代に起きた出来事を参考に書いてます。

子供向けの必要性
子供向けというのは入り口です、片手間で作ったようなものではなく、しっかりとしたものがないと続かないです、特に昔のゲームなんかがわかりやすいですが子供は親の管理下にある事もあってかなりシビアです、だからとりあえず作ったようなものは(ブランドがない限り)手を出さない、結果的に子供向けは1強になりやすく、結果的にリスクが高い商売になってしまう。
然し子供や若者が入ってこないといつの間にか10年20年経過して気がついたら昔の20代は40代みたいになっていきます。そしていつの間にか若者の〜離れとか高齢化とか言われてしまいます。枠組みが明確なものほど、入り口の子供向けというのが重要になってきます。これはある超有名コンテンツがそれなのですが、ある世代に絶大な支持があるにも関わらず、それ以外の世代からの支持は薄く、それでも古参が元気なので売上は安定しててなんの問題もなかったのですが、ある時期にいろいろ問題が発生しその結果そのある世代が卒業したときに、卒業しなかった一定数の古参だけしか残らずということが有りました。子供人気がなくなってから高齢化に気がつくまで10年以上かかってるんですよ。

特定のジャンルなどの入り口にはそういったそのジャンルの基本がわかってかつ夢中になれるようなものが必要だと思います。


子供向けの抱える問題
所が子供向けは軽視されやすい、理由はいろいろあります。まず開発者製作者は大人、大人のプライドがある。この当たりはロボットアニメじゃおなじみのあの監督がそれらしいことを言っていました、よく言われることなのでここでは飛ばします。

子供向けとして「子供は所詮卒業するもの」というのがあります、どんなに頑張って作っても、どんなにいいものを作っても、どんなにヒットしても最終的に子供は卒業してしまう。丁度妖怪ウォッチが子供が卒業式ってしまい危ない感じになっています。
大体子供向けのコンテンツはすぐに子供が卒業してしまい、すぐに終わってしまいます、次の子供はなかなか入ってきません。
逆にそのへん徹底的に割り切って仕事をしているのがコロコロ編集部。そのためコロコロは特に明確に子供向けに特化しています。またアンパンマンなどは通過儀礼みたいな扱いですぐに卒業しても次の子供がすぐに入ってくるというある意味最強のポジションを確立しています。
卒業されるのの何が問題かと言うと、その企業や一定の枠組み内の作品が子供向けよりやや高いくらいの作品だと、結局入り口として作っても入り口で去られてしまう、その内容と入り口の内容がかけ離れすぎてて入ってきてくれないというのがあります。
私が聞いた例ではSDガンダムの子供がリアルガンダムに来ないで去ってしまう為、リアルガンダムが困っているという話を聞いたことがあります。そこからのGガンダムが登場して解決という流れ、ガンダム界隈では結構よく聞く話です。
だからその枠組み(コンテンツ、ブランド、ジャンル、市場等様々なので、まとめて枠組みと呼称します)内で入り口を作っても中心に誘導するシステムがないとすぐに壊れてしまいます。
なので下手な子供向けを作るとむしろ金だけかかって骨折り損のくたびれ儲けになりかねない。

後はリスクがデカイ、子供向けは一強皆弱になりがちですし、上記の卒業もあって、せっかく成功しても成功しただけですぐに終わってしまい、その成果は別のところに吸われてしまうという流れが出来てしまいます。なのでリスク取って成功してその後コケて結局ナンダッタとなりがちなので。結果的にだんだん作れる所がなくなっていく、そして最後は高齢化という。子供向け以前にすでにある枠組み、ジャンル、コンテンツ、シリーズなどは総合的に新規向け、若者向けは難しい、すでに古臭いイメージが有り、それを撤廃すると今度は死語ですが厨が現れやすいという問題が出てきます。だから本当に難しい。

もう一つずーっとネットに居て思ったのが「反響がない」「これがどんな影響があるかわからない」というのがあると思います。
子供向けは子供が大きくなるまでは子供の間や親子間だけで外に向かってあまり主張しませんから、短くて3〜4年、下手すると10年後くらいになって突然その作品の世代が出てくることは多々あります。
なので一見なんの意味もなかった子供向けコンテンツが10年後になると意味が出てくる、意味が変わってくることは多々あります。というより私もそういう体験を何度もしています、子供側としても大人側としても両方で。
子供向けは仮に成功してもそれが現実にどういった影響を及ぼすか全くわからないんですよね、本当に突然その世代は出てくるんです。子供向けと舐めていたらいつの間にか…ってことは相当よくあることだと思います、私は両側のポジションで何度か経験があります(2回目)。

子供は「若者」
子供は子供であると同時に若者なのです。子供という属性と若者という属性を同時に持っています、前者はう○こと言い出して笑えるみたいな所謂「小2」とでも言うべき状態等、所謂子供らしさ、キッズ、お子様です。
後者は流行にやたら敏感、大人の真似をしたがる(これは所謂高2まで続く)、飽きっぽい、「ダサい」に敏感等が挙げられます。若者ほど宣伝の影響を受けやすい。なので大人がなぜこれが子供に受けるのかみたいな作品がヒットする事がありますが、多分これが原因。
ネット、特にガンダムで子供向け論を見ていると、大体前者の要素か後者の要素のどちらかしか見ていない人がすごい多いです。

また子供向け(場合に寄っては元子供向け、こっちのほうがある意味厄介)がうまくいかない理由として、子供と提供側の大人が世代が違う事が挙げられます、これは私が子供時代から大人になるまでずーっと感じていたことなのですが(主にロボットアニメ以外のジャンルで)、提供側の大人が子供を自分の方向に教育しようとしてしまうんですよ、結果的に作品でクリエーターと客側が世代間闘争を始めます、子供だと単に逃げたり関心を持たなかったりします。

ボンボンや学年誌などの衰退
少子化も有りコロコロ1強体制が出来てしまい、メジャーになれないまでも脇役として一定の存在感を出すことが難しくなり、子供向けの1強体制をより強化している。

子供向けロボットアニメ
私は必ずしも要するに子供向けだけがいいという考えでは有りません、然し癖のある作風は結局シンプルな作品が作った基礎があって初めて成り立つという考えです。
大体癖のある作品が子供に受ける場合、その前の段階でいろいろもう少しシンプルな作品が出て下地を作ってくれている、私はそう考えます。結局子供向けの作品の在り方がその人間の趣味の原型を作ってしまう、と私は考えています。これは子供から大人になっていく過程ですごく感じました、大体世代というものがって、その世代の範囲で好みがかなりパターン化されている、ほんの3年産まれるのが違うだけで世代が違うこともザラなんです。
特にロボットアニメは恋愛のような古今東西にまたがるジャンルでは有りません、つまり趣向品寄りで生活必需品寄りではない、趣味の世界。こういったものはある程度年齢を重ねてからだと入ってくることはあまり有りません。

やはり何かしら子供向けがないと、ジャンル的にやはり高齢化していく、私自信がロボットアニメが一番みたいキッズな時期に子供向けロボットアニメに出会えなくて歪んだ結果が、現在の私。
近年は何年ぶりかもわからない成功例のシンカリオンが登場しています、今後に期待したいですね。

つまり
今回のクソコラムは過去のクソコラム以上に無茶苦茶です。ただ言いたいことは「入り口がない限り人は入ってこないということです。

クソコラム5:現在のロボットアニメが抱える問題

7と内容がモロかぶりな上に7のほうがわかりやすいです。


要するに
・どこか前時代の反動を感じる作りが多い
・代表作があまりない、全体的に小粒
・10年代を象徴する作品が少ない

私は近年、ここでは11年から、私は11年をいろいろな意味でのターニングポイントと捉えているので、そこからのロボットアニメを考えていきます。

最近のロボットアニメの問題
現在のロボットアニメを見ていると、なぜか妙に高2病的な雰囲気を感じる作品が増えているように感じます。高2的と言うか控えめな作風が目立つようになった結果、ロボットアニメ的な派手さが失われ、注目されない事態になっている、そんな気がします。
00年代の厨2的なノリへの反省のように見えるのです、が正直今更やられても当時の厨2性に文句を言っていた層はごく少数が一部のコミュニティに残っているだけで、あまり目立たなくなっています。逆にそういった議論を知らない世代が台頭しているため、過去の議論の延長のような作品を見せても困り果てて去ってしまって居るように見えます。
具体例だとエガオノダイカと鉄血、どちらも2000年代的な厨ニに対するカウンター的な作風ですが、見ている層がそういったものを知らない層という事故が発生しています。
特に鉄血はオルガネタに付くコメントを見ていると、学生系の単語が目立ちます。その層はせいぜいAGEから入ってきた層であり、前の時代を知らないので、種のときにあった硬派なガンダム論とか全く知りません。今の時代そういった層はどこかに言ってしまい、彼らがそういった層と鉢合わせることすら少なくなっています。

後個人的にちょっと気になったのがレガリア、あの作品はとにかく嫌われそうなキャラがあまりいません、自軍側のキャラに欠点が目立たない、敵側はラスボス除いて個性に乏しいといいますか。
何か最近のストレスフリー的な風潮なのですが、所謂なろう系と違って批判上棟ストレスフリー路線ですらなく、批判を避けつつストレスフリーを狙った結果今ひとつ方向性がわからない感じになっています。
何か00年代の議論を記憶している身としては、あの時代の議論や批判が何故か今になって吹き出しているように見えてしまいます。
調味料が不味いと言われたから調味料を薄めた結果薄味になってしまった、そんな感じです。

10年代のロボットアニメ代表作不在問題
これはロボット抜きにしたアニメ全体でも結構言われている問題です、アニメ全体だと去年辺りからネットでまどマギが代表という声が上がっています。まどマギは11年の作品で、それ以降はあまりこれと言った作品がないのが現状だと思います。

ロボットアニメに関しては大体72にマジンガーが大成功して大爆発したジャンルなので、各年代を代表するロボットアニメというのがあります。

70年代:スパロボ御三家揃い踏み、マジンガーシリーズ、ゲッター、ガンダム、ライディーン、コンバトラー等
80年代:高年齢化とそれについていけない子供層が分離、イデオン、ボトムズ、マクロス、Z、パトレイバー、ワタル、TF、ダンバイン、バイファム等多すぎてこれくらいで勘弁
90年代:エヴァが筆頭、他勇者シリーズ、エルドランシリーズ、平成ガンダム、ナデシコ、マク7、BW、ゾイド、数が多いです
2000年代:種、00、マクF、ギアス、グレンラガン、エウレカ、ファフナー、アクエリオン等、小粒感はあるもののまだ挙げられます

10年代:コレガワカラナイ
候補としてはまずUCでしょうか…ほかだとダン戦、シンカリオン、この2つは1年以上やってたし入れていいと思います、シドニアとかクロスアンジェもありましたが代表としては弱いです。となんとなく代表っぽいのがあまり居ない状態のまま終わりそうです。
と言うかマジンガーINFやシンエヴァ、ガンダムUC、ファフナーEXODUS等、過去の延長が多いと思います。

代表と象徴
とりあえずガンダムに関しては一応売上的にはUCが代表なのですが、10年代を象徴する作品が不在のまま終わりそうな感じがしてしまいます。
UCですが原作は2000年代、これはオリジンにも言えます、AGEと鉄血も企画段階は2000年代っぽいせいか、両作品とも前年代の雰囲気が色濃いです、NTもUCの延長、Gレコも監督が高齢のためどちらかと言うと過去枠感がありますし、やはり企画は2000年代より。BFシリーズも過去作メカがいてナンボなので、SDは三国伝、これも前年代からの続きです。

ガンダムは1stはいろいろ言われていますが、当時の前後の作品を見ると確かに時代の最先端だと思います。
次にZとZZですが、Zなんかは今でも通じるイケメン主役機であり、ZZはあっちはあっちでキャラデザが結構80年代後半のアニメっぽくなっています、平成御三家なんかは当時の流行に結構強く乗ってますし。種や00なんかもその当たり露骨です。

では10年代はどうでしょうか、10年代を代表するガンダムがUCだとして、果たして10年代を象徴するガンダムはわかりません。
これから世界は20年代に入りますがハサウェイ、Gレコ劇などが予定されていますが、これも20年代の象徴ではないと思います、ハサウェイは原作は昔ですし、実写は情報なさすぎてコメント出来ない状態です。

あとで見返したときに「あーあの頃ってこんなんだったなー」って思えるようなガンダムがないままに10年代が終わってしまった感じがします。あえて言うなら「この頃にはあまり明確な雰囲気がなかった」から象徴性がないのが象徴と言ってもいいかもしれません。

20年代のガンダムは20年代ってこんなんだったなーって思えるようなガンダムがみたいなと思います、が多分そんな事考えているのは私だけでしょう。

10年代は振り返ってみるとサブカル関係は

TVアニメ:11年のまどマギが代表扱い

劇場アニメ:ポストジブリ戦争があった時代、新海が今の所勝利状態

ゲーム:ソシャゲの台頭、ただし今の上位FGOはIP時代はもっと昔のもの、GOも同じく、洋ゲーですがこの時代一番はマイクラな気さえします、妖怪は短命でしたね

玩具:ミニ四駆復活しましたね

漫画:今一つ地味、進撃の巨人は実は00年代、話題の漫画はそこまで話題でもなく、なろう系漫画がいくらか広告に出てくる程度、少々黒めの青年漫画となろう系とラブコメと百合BLって感じで、大ヒットはあまり見ない気がします

ラノベ:話題のラノベでググるとなろう系と古めの作品のどちらかしか出てこない状態

総合的に言うと、「なろうとソシャゲた台頭した」「ジブリが消えてポストジブリ戦争」くらいという印象ですかね、どちらもスマホの影響が大きいジャンルです。
なんか、なんと言うか、何だろう、何か足りない感じでしょうか。
一部の例がを除いて「お互いに程々の距離を保って共存している」「お互いの両分に入らないようにしている」感じでしょうか。多分最大の例外は支持層がいい意味で不明なマイクラ。私もやってますからね(休止中)。

確かに「今の時代を感じる作品」「今の流行を感じる作品」ってのはあまりないですね。それこそなろう系くらい。妖怪は当時を思い返すゲームではあっても、当時の象徴とはなにか違う感じがします。君の名はは立ち位置不明。

クソコラム4:現代の子供とロボットアニメ

現代の子供はもうロボットアニメが衰退して久しい時代に幼少期を過ごしています。なので前回書いた王道のイメージの崩壊やロボットアニメ衰退の時期以降に物心ついたために、むしろ「ロボットアニメなんてオワコン」「ロボットアニメなんてダサい」と主張してやまないおっさんよりも逆に無関心故にそういった認識すらありませんし、王道ロボットアニメのパロディや揶揄も知りません。究極的に言えば現代の子供はもはやロボットアニメはオワコンだという時代すら通り越しています、つまりもっと無関心寄り。

これは格ゲー、プロレス、SFといったジャンルがかつて通ったとでも言うべき状態を通り越しており、ある種の無関心に近い状態に近づきつつあると思います。
現代のキッズの見解を見ていると、結構「スマブラは格ゲー」「ガンダムはSF」と結構そっちの系統のヲタが聞いたらブチ切れてしまうような事を平気でいいます、いやガンダムはSFは昭和の話だけど、スマブラ格ゲー論争は今でも続いているんですよ、本当に、最初から議論する予定で発言するならともかくそうでない場合は不用意な発言になります。

そう言えばガンダム関係でも種種死がガンダム界隈でタブーだった時代を知らないと思わしき発言をするキッズを結構見ます。少なくとも12年まではタブーだったと記憶しています、その後数年ガンダムから離れていたうちに、いつの間にかタブーが消えていました。
まだタブーだった時期の名残がニコニコ動画に結構残っています、古いガンダム系の一部動画や、大百科の古い部分がそれです。
私は未だに種系の話はガンダムではタブーという認識が抜けてません、なのでこのブログでも多分初めて言及しました、それくらい徹底的に言及を避けています。
それに対してかなりのんきに反応する子供が結構居るんですよ、これはいろいろ考えるものがあります。

これはチャンスなんです、いわば90年代的なマイナスイメージとも00年代的なマイナスイメージとも無縁のキッズが結構世の中に溢れているので、逆に言えば強烈に売り込める作品があれば一気に回復します。
ただ次のクソコラム当たりで書くかもしれないし書かないかもしれませんが、もうアニメって媒体がかなりキツイ状態になっているように私は感じます。何か別の方法が欲しい、そんな印象。

シンカリオンがヒットしましたが、続くものがないとまた四散してしまうでしょう。
続くものもなさそうなのでそのまま四散かなぁと言う印象。
ロボットアニメ全体は私にもよくわかりませんが、ガンダムは次のアナザーが多分本当にガンダムの未来を占う事になると思います、あとキッズ向けではないですが実写版の成否も割と重要だと思います、この2作が特に今後のガンダムで重要になると思います。
ロボットアニメ全体は本当にわかりません、一つこのクソコラムを飽きずに続けられたら最後の方に最近のロボットアニメが陥っている現状について書きたいのですが。

格ゲーやSFは結局空気化したあとに大ヒットを飛ばして層を再生するような作品を出せませんでしたという印象、ロボットアニメはそろそろ空気化がすごいので、なにか出来ないかなと思うのです。右肩時代はイメージがネガティブだから何やっても痛いとしか思われないのですが、それすらなくなるとチャンスが巡ってきます、今はある意味チャンスだと思います。
私の経験だとかろうじて新社会人くらいまでがロボットアニメの揶揄が通じる世代で、それ以下は概ね何も知らない無関心。これはかなりやばいピンチであり最後のチャンスという印象です。

クソコラム3-2:王道なき21世紀その2 王道がなぜ消えたかと大人向けの漫画、アニメ論

前回は「21世紀になって王道と呼ばれる形式が減っていった」という事を書きましたが
2回目の今作では「王道が消えた理由について考えます」

王道がなぜ消えたのか、これに関しては王道が消えていく時代に起こった一連の出来事を考えると少し見えます。

というのもその時代は00年代、00年代は丁度ネットが普及しTVや雑誌が徐々に衰退した時期に当たります。
TVゴールデン視聴率はだいたい90年代には70%、現在のゴールデンは60%程度です、これは何とも言えない下がり方、影響あるのか?とも思います。
雑誌など出版物も90年代のジャンプ黄金時代が終わってから徐々に下がっています、4大少年誌と呼ばれるジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンの部数は90年代は全部足して1000万超えていたのが、現在は400万を割り込んでいます。
また出版全般も半分くらいに落ち込んでいるみたいですね。電子書籍に関してはわからないのですが。
そういう私も近年はアニメは全部有料配信でTVで見てませんから、家に居ないことが多いですし。
正直視聴率データがあまりいいものがないんですよね、前に聞いたドラマ視聴率が大体3分の2になっているっていう不明情報はソースがわかればもっといろいろ語れるのですが、現状ネットには転がってません。
ジャンル別に90年代の調子が良かった頃と現代の差が見れればもっといろいろかけるのですが。

王道と呼ばれるジャンルはTV文化と雑誌文化だったと私は考えます。
TV文化と雑誌文化は全く性格が違います、TV文化は大体特定の時間になんとなく見るものであり、その内容はある程度家族で見る事を想定して作られています。
ってなると家族全員が見れるように広い範囲に受ける内容に仕上げなければならず、内容的にはどちらかと言うと平均的なものとなっていきます。カーチャンが切れる内容にしたらBPOに苦情が来ますので。
雑誌文化は逆にある程度客が絞られます、その絞られた客の中で好まれる作品を書いていく事になります、ってなるとTVとは別方向で大体同じパターンになっていく。
それがいつの間にかよく見るパターン、つまり王道となっていくのではないでしょうか…というのが私の説。
水戸黄門などはかなり広いターゲットを設定しているという話を聞いたことがあります。

出版不況は電子書籍含めればむしろ活況説も有り何とも言えませんが、とりあえず4大少年誌は落ちていると考えていいと思います、ジャンプはワンピース、サンデーはバーローで持ってる部分がありますし。王道を支えた少年誌が落ちていくということは、王道自体の認識もまた薄まっていく事になります。

アニメなんかは極端ですね、90年代のアニメは一部の深夜除けば、概ね少年誌系か30分CM系だったので、少年誌系は言わずもがな、30分CMはカーチャン前提なのであまりむちゃできない、スポンサーも付くから段々とある程度パターン化してしまう、更に同時代の大人気少年漫画などを参考にしている部分があるからそっちにより似通う事になります。
増して30分CM系は少子化でいろいろ限界が出ていますし、その当たりが一番言われていることなんですが。

それが今では定番(ワンピバーローポケモンアンパン量産型猫型ロボットサザエさんまる子等)以外は一部少数の作品が全日枠に残っているくらいで、大体が深夜になってしまいました。
ってなるとアニメは王道が概ね消えていきます。

ネットの普及は大衆的な皆が見る作風から、それぞれの層が好む作品へとなんとなく方向性を変えました、その結果が大衆的な王道の衰退なのではないでしょうか。

雑誌文化の衰退と王道の衰退と「大人向けの漫画アニメ論」と動画サイト
雑誌文化とTV文化は性格が違うと書きましたが、雑誌文化の特徴として「ステップアップ」があります。
コロコロ→ジャンプ→ヤンジャン、みたいな感じです、もしくはコロコロ→ファミ通とか(ゲーム雑誌的に)。
所が昔と比べて雑誌の売上が減っている、スマホが普及したせいか、ジャンプアニメが衰退したからか、昔と比べてストレートにコロコロ卒業キッズがより上の雑誌に行きにくくなった印象を受けます。あくまで印象です。
そしてそれと同時に気がついたのですが、まず先に書いた王道認識が曖昧化している、こういったのがテンプレというものがなくなりつつあります(なろう系は置いといて)、そして近年は20年くらい前と比べてサブカルチャー系で「大人向け」を標榜する声があまり聞かれなくなりました。
どうしてだろうって考えると「子供向け」を子供がうんざりするくらい吸収することが出来た90年代と比べて、そういったものが必ずしも吸収できない近年との差なのかなと思います。

逆に動画サイトなどが発展してくると、ああいったところでは共通ネタが好まれます。
どんな動画でも使われているネタは割と共通です。チャー研のような動画サイトが主な生息地となっているコンテンツは置いといて、例えばライダーやポケモンなどは割とあの当たりの共通ネタっぽい扱いになってしまっています。結果的にステップアップよりも同じ系統のコンテンツがずっと消費されていくシステムが確立されているようになった気がします。
もう一つが90年代と比べて過去作に容易にアクセスできる事、そのせいでコンテンツ競争に少数ながらに過去作の超大作が加わるようになりました。
結果的に中堅が落ちていく事になったように見えます、メジャー、中堅、マイナー、知る人ぞ知るから、メジャー、マイナー、ドマイナーになっていったといいますか。

特に一時期と比べて「ジャンル層」がかなり減少しています、ジャンル層とは特定のジャンルだけを愛好するタイプの層で、私が知っているジャンル層は、JRPG厨(テイルズなどの中堅RPGを愛好するタイプ)、ロボヲタ(ここ)、特ヲタ、格ゲーマー(最近テレビに出ているプロゲーマーはこのタイプ)、SFヲタの一部、この当たりでしょうか、こういった層が本当に見かけなくなりました、その代わり腐や百合が増えてる印象。
こういった層は上記の雑誌みたいなステップアップ式の世界の住民で、隔離された世界の中でひたすらディープになっていきます。そういったのが近年あまり見かけなくなって、オタクと言ってもライトヲタ、有名ゲームだけをひたすらはしごするタイプが増えている印象。
より古い時代だと時代劇とかのマニアが居たのでしょうが、私とは住む世界が違いすぎて存在を認識できません。

つまり
・メジャーコンテンツがネットや動画の共通話題としてネタ消費される
・古い作品でも注目されやすくなり、結果的に新作の存在意義が薄まる
・過去作参戦もあって有名作品が増えすぎて有名作品だけはしごすればそれでOKになっている

ぶっちゃけこの状況はロボットアニメだとガンダムとエヴァ以外はかなり厳しい状態になっていると思います、然しガンダムも厳しいというのが現状。
で考えるとガンダムはまだ過去の王道反王道世界の住民から脱出しきれていない印象を受けるんですよね、鉄血はそのへんがすごく強く出ていたと思います、種からの微妙な流れといいますか。

要するに何が言いたいか
ロボットアニメは30分玩具CM的な王道スーパー系→ガンダムみたいなロボットアニメの沼の入り口の作品→もっとマニアックな作品という流れがあったのが、王道が崩壊した今本来王道とは違う!ってのが売りだったガンダムが王道扱いされつつあってガンダムのアイディンティティが崩壊の危機に、それどころかジャンル全体の立ち位置が微妙に、って言いたかったわけです、通じたかわからないですが。

次のクソコラムは多分、そもそもロボットアニメの立ち位置ってなんだろうになると思います。

2019年07月06日

クソコラム3-1:王道なき21世紀

21世紀というのは王道が消えた時代だと考えます。
多分80〜90年代から00年代にかけては、ありとあらゆる作品群に何かしらの王道が有りました。
そしてそれらを揶揄するパロディも盛んに行われてきました。

そういった揶揄やパロディが見られなくなっていく代わりに、四次元殺法コンビと言われる某ジャンプ漫画のキャラによいこの諸君、クリエーター気取りのバカが以下略というセリフを言わせるアレが目立っていきます。

今世紀に入ってしばらくして、王道のイメージが消えた
90年代から21世紀でも冒頭、つまりガンダムで言う平成御三家〜種とかがやっていた時期はまだそういったベタな、王道の、陳腐な、様式美などと称されるような作品が、少なくとも認識として存在していたと考えます。

王道的なイメージで少なくとも21世紀初頭に語られていたジャンル群
これはまずそれを象徴する作品がある、パロディの対象や揶揄の対象になる、何かしら1年以内に2作品くらいはそれに相当する作品がある、等。
まず「時代劇」、それから「ハリウッド映画」、もう90年代には空気だったものの「西部劇」、「サスペンス」、「少年漫画」、「ロボットアニメ」強いては「30分玩具CM」、「特撮」、「RPG」などなど。
もしくは私は今ひとつ指摘できる部分がないものの「少女漫画」も一応揶揄の対象ではあったと思います、が少年漫画と比べると目立たないせいかあまりネタ性はなかったような。

王道言われている作品の少なくとも21世紀初頭のイメージ
概ね勧善懲悪寄りの起承転結と人間関係がはっきりしたシナリオ、難しい設定が少なく、特にシチュエーションがわかりやすいので途中から見ても何が起こっているかがはっきり見える、一般人や子供、初心者向けという立ち位置、テンプレ通り作られており比較的古い作品は忘れられやすい、パターンが決まっておりある程度安心できる反面刺激が少なく話題性は弱め、展開やパターンが決まっているため実写であれば撮影場所がいつのも場所だったり、、ゲームでも同じような内容(開発期間が短かったために同一チームで複数のシリーズを担当できた)などが有りました。

箇条書きにすると
・勧善懲悪傾向、主人公は善玉に属する、故に人間関係も概ねシンプル
・勧善懲悪傾向なので悪役は「打倒される」か「改心する」パターンが基本(自らの正義をあんま主張しない)
・主人公は概ね明るい、熱血、陽気
・ある程度パターンが決まっており、起承転結が比較的明確
・人物描写も作品間で横断的なパターンがある、モブ描写なども傾向がある
・ターゲット層は、そのジャンルにあまり詳しくない層、子供、学生、一般人、ながら視聴勢の主婦、高齢者等、所謂一般人に属する人、つまりヲタに属しない人向けとなっている
・難しい設定はないかあっても深く語らないで裏の方にしまっておく
・概ね一話完結、ないし独立した作品
・概ね科学的な部分はいい加減に表現される、概ね中学生までの知識で処理可能
・鬱展開はあっても少数、全体が鬱展開になることはあまりない
・カタルシス重視

この内半分くらいは含まれている印象、逆に全部含むとなると多分スーパー戦隊ですら要検証になるので多分ほぼないと思います。


よくネタにされるパターンジャンル別
時代劇なら越後屋(実際に検証されたことも有り、実際の越後屋つまり三越にネタにされたことすらある)と悪代官、良いではないか良いではないか、そしてヒーローに成敗される。それをネタにしたゲームもありました、悪代官といいます。悪代官シリーズは2002年から2007年までの5年ほど展開されたシリーズで、この当たりはまだ時代劇テンプレが通じた時代、そう言えば逆転裁判、これも同時期ですが、あっちにもアクダイカーンが居ました。

他にも少年漫画(というよりはジャンプ)と言えば努力友情勝利などと言われます、これも今となってはあまり聞きません、前にシンカリオンの公式PV見てたらこれが言及されていました、本当に久しぶり。
他にも漫画テンプレ的な馬鹿だったり熱血だったり仲間思いだったりツンツンヘアーだったりするのが主人公のイメージかと思われます、これは大体80年代後半?当たりから2000年代前半くらいまではテンプレに近い扱いだったと思います。近年の話題の漫画はというと漫画の読者層の高齢化もあってか、そもそも少年漫画が衰退しているので話題になりにくくなってます。

サスペンスは今でも割と続いています、どこかで時代劇のポジションがサスペンスに取って代わられたとか言われていました、納得。

また30分玩具CMの中でも玩具色が強い系統、この場合ロボットアニメはホビーロボだけを含めますが、所謂「玩具で世界征服」系の作品。何故かその玩具が世界的に流行り、戦闘力も兵器並み、それどころかその世界の根幹にまで影響を与え、伝説の〜古代の〜まで登場する、そしてその玩具で世界征服を企む悪の組織が存在する、といったようなノリ。
これも90年代はテレビ東京の17時ころから毎年何かしらやっていたタイプ、玩具で世界征服はある意味カブトボーグの時期、05年前後を境に急速に姿を消していき、08年頃にはもう夕方にアニメ自体がほとんどやらなくなり、そういった作品も姿を消していきます。玩具で世界征服の全力パロディであるカブトボーグがほぼ玩具で世界征服の時代の終わりを告げた結果になった事にいろいろ思う。

ロボットアニメは言わずもがなで、ゲキガンガー(96年)などのパロディに代表される、所謂スーパー系的なノリでしょう。
所謂スーパー系のパターンというのは実際には70年代と90年代で別の形式が有り、同時期の少年漫画やアニメの影響が強いです、なのでこれらのパターンは90年代の形式が70年代に仮託される形で表現されていたと私は考えています。毎回1機ずつ送ってくる敵組織、発進変形必殺技バンク、主人公は熱血等がイメージとしてあることでしょうか。そう言えばコレジャナイロボも上記のテンプレに近い形のパロディでした、それらのパロディ的な設定は05年頃に連載されたもの…って考えるとやはりカブトボーグ時代ですか。
王道路線の最後はある意味勇者で97年まで、これも議論がありますが、その後はその系統ではないBWゾイド、王道作品も定期的に作られていますが空気、それも00年代後半になると空気作品すらあまり見られなくなります。
00年代後半はマクF、ギアス、グレン、00当たりが代表選手、ここで言う王道には当てはまらず。

王道なき21世紀
それらの王道が消えた時期を考えてみましょう。
まず時代劇、これは象徴的に水戸黄門が存在します。時代劇の衰退の原因は怪獣映画と同じで高齢化とか人気低下もあるものの「金がかかりすぎてコスパが悪い」ということらしいです。
でその水戸黄門も11年を最後に消滅します。

玩具で世界征服を見ていきましょう、これはいつか不明ですが、見た感じ02〜08年頃までに順次消えていったと思います。こればっかりはデータが不足気味ですが、その後はレベルファイブの独壇場となった後にレベルファイブもその路線から離れます。
玩具で世界征服系は別に失敗したキッズ向けゲームで結構似た雰囲気の作品が見受けられますが、それらは低予算で作れるDSの終焉とともにほぼ姿を消しました。と他のところで作られていた厳密にはそのグループに属しないタイプだがそのグループのイメージを補完する存在が失われていったのも、そういったイメージが消えていく原因だと思います。

少年漫画は正直不明ですが、ジャンプをある意味補完するポジションだったサンデーが焼き立てジャぱんや結界師などを最後に空気化した記憶があります。そしてジャンプもトリコが思ったほど伸びなかった当たりから徐々に影が薄くなっている印象。00年代後半くらいから全体的に影が徐々に薄くなっていったような。これらの漫画は全日枠でアニメを行うことで宣伝をしてきた部分があるので、アニメなんて定番以外全部深夜みたいな現在に影が薄くなるのも仕方がないのですが、漫画離れ気味なのでデータ不足なんですよね。
ただ私が漫画離れした頃って丁度ニコニコブーム時代なので…。

王道RPGを見ていきましょう、勇者が魔王を退治してとか姫を助けて云々系です、これはいまいちはっきりしませんが、00年代前半に軒並み有名シリーズが壊滅していく流れがあります。ただあの頃にはもうこのテンプレはドラクエが愚直に守っているモノになりつつ有りました。むしろ姫を助けるのは某ヒゲのおっさんの仕事です。
現代は逆にドラクエ以外の影響力がほぼなくなっているのと世代がもうおっさんなので、このテンプレは逆にある意味全盛期になっています。CSのRPGはもう絶滅危惧種ですし、スマホゲーでのRPGは本来の洋ゲー時代の意味がほぼ完全に消滅していますし、結構ややこしい。これだけで本がかけるレベル。


王道なき時代のロボットアニメ
王道っていうのは初心者向けという側面があります、つまり初心者が育っていない状態で高齢化しているという状態がどのジャンルにもあります。
そして王道があって初めて王道外しとか反王道が生きてくるわけです。その当たりガンダムが失速気味なのも、王道ロボットアニメという基礎が失われており、基礎がないまま応用的な内容のガンダムをやることを強いられている(集中線)からではないでしょうか、というのが私の考え。

ネットのロボットアニメ思い出語りを見ていると、実は種の頃には危ないるフラグがいくつか出ていた様子、というのも「最初に見たロボットアニメ(ガンダムに非ず)」で種を挙げる奴がそこそこ居ること。
ガンダムの立ち位置って最初にスーパー系とかある程度見てロボットアニメのお約束がわかってから来るようなポジションだったのに、それが崩れています。

1st世代なんて口を揃えて「今までのロボットアニメと全然違って感動した」ですから、「今まで」という認識があって初めてあの感想が言えるんです。
ちなみにマジンガー世代はガンダムの前に大方アニメから卒称していますので(一部のオタク除く)、私のリアルで知っている人に何人かマジンガー世代やガンダム世代が居ますが、片方見てる方は片方見て無くて世代も被ってません。
その当たりガンダム前のロボットアニメは多分長浜系とかその当たりになるかと思います、昔見た個人サイトだと葦プロ初期2作(ロボ銀とか)→ガンダムの流れもいました。

次回に続く

クソコラム2:シリーズの改革の意味について考える

主にガンダムシリーズに置ける話ですが、改革ってなんだろうと。

シリーズものに対する改革というのは、ある意味本来しないほうがいいと考えます。
というのも「既存の客が満足しているのだから既存の客が離れてしまう」からです。逆に改良はやったほうがいいのですが、これはこれでゲームだと改良点がわかりやすいのに対してアニメは改良点が曖昧になっており、難しい。特に好みの問題はどうやっても改良できませんから。

然し既存の客が去っていく、今のままでは新規がつかない、ジリ貧だってなったら改革は必要になります。
いわば改革は「時代に合わせる」という事が大事だと考えます。改革と言っても意味のない改革や、製作者の暴走や時代とは無関係な改革は、大体意味があるのかないのかわからないまま終わります。だったら普通にやった方がいいという話に。

そして時代に合わせた改革をするということは、もしその改革が古くなったら次の時代に合わせた改革をするということになります。一度改革したらいい数字が出てしまうと、その数字に固執するパターンが出てしまいます。

そしてもう一つ、改革をしない方がいい場合、つまり改革をするということはコミュニティがギスギスになる原因にもなってしまいます、そうなると新規がそのギスギスっぷりから去っていく危険性があるので、平和なコミュニティを目指した方がかえって新規が入ってくる余地を増やせるとも考えます。
この当たりが2つの国民的RPGが割と改革についてをいろいろ示してくれたと思います。

ガンダムの場合最近ある種の行き詰まりみたいなものを感じています、ガンダムは毎回方向性がバラバラで、その都度揉めまくったシリーズだということはこんな場末のロボアニメブログに来る方なら大体わかっていると思います、然し最近どうも改革がうまく行っていないように見えるのです。
でなんでだって考えたら「昔の流れから逃れられない」(この場合の昔とは宇宙世紀と言うよりは種以降の流れですが、これもいつか書きたい)ということと「時代に合わせた改革をしようにも何が今の時代かよくわからない」ことだと思うのです。
この何が今風かはクソコラム3に続くことになります。

2019年07月03日

クソコラム1:ヒット作が発生したときの影響

しばらくリアル多忙のために更新できずなにか1ヶ月近く放置していました。
アニメは見ても書く気力がない状態が続いていました。
なにかアニメ系はなんとなく書く気が起きず、しばらくロボットアニメに関してのクソコラムを書くことにします。
最初はガンダムから考えていたのですが、ガンダム基準だとなんか変になったのでマジンガー起点にしました、というよりロボットアニメはマジンガー起点の流れとガンダム起点の流れがあってややこしいです。

最初はヒット作がヒットした後に起こる現象について考えていきたいと思います。

まずヒット作が出ると、その便乗が生まれてジャンルが産まれ、そのジャンルは多方面に展開して更にだんだん高齢化、その後その世代が大人になたて創作に関わるためにその要素を部分的に受け継いだ作品が産まれる、そしてそれらのヒット作の要素を受け継いだ作品の要素を更に受け継いだ、つまり間接的に受け継いだ作品が氾濫してもはや元ネタがわからなくなるという流れです。
そして高齢化のときにそれについていけなくなった低年齢層が別のシリーズを支持する現象が置きます。

ロボットアニメの場合まずマジンガーZがあります、そしてその後ゲッターなどが出てきた後に長浜ロボなどでもっと高年齢層を狙おうとしていき、その後ガンダムが登場、そしてリアルロボットブーム、然し子供にはややこしくなりすぎたところにTFが出てくる、そしてガンダム世代が大人になって90年代になって様々な作品に影響を与え始めると言った流れでしょう、多分ですが。
正直今からアニメブーム時代の作品を見るとはっとすることが多いです、大体1990〜2010年頃の作品を見ていると、その影響?と思えるシーンが非常に多い不思議。近年はそういうのめったに見なくなりました。

つまりヒット作というのはそこから影響が何十年も続くということです。

他に似たようなものとしてドラクエがあると思います。
ドラクエも大ヒット後にFFとかが出てきて、その後90年代に入ると徐々に高齢化が始まり、特にFFなどの厨2化など、とりあえずオーソドックスな勇者魔王系のシナリオから離れだす、そしてその90年代後半辺りがガンダム世代がどんどん台頭してきた時期と重なっていたのでそっちの影響も受ける、それについていけない子供がポケモンを支持する、ポケモン世代はそれまでのドラクエからの流れを無視して別個に活動を始める、ただし一応ドラクエには手を出す者も多かった、そしてそのうちドラクエ世代が世間にあふれて、ドラクエ系のパロものが散見され、その内にラノベやなろうという形でそのドラクエの直接関節的な影響を受けた作品が氾濫するといったところでしょうか。

ドラクエとマジンガーの違いはドラクエにはガンダムに相当する作品がないこと、ドラクエは長く続いてマジンガーはいろいろあってグレンで休止してしまった事、この辺りだと思います。後ゲームの場合シナリオの高年齢化とシステムの複雑化と高難易度化という3つの高齢化プランが有り、結局どれを選ぶかでバラバラになったのも原因かと思います。

一応ガンダムや場合に寄ってはイデオン(もしくは富野系)当たりに相当する作品として、FF7、テイルズ、メガテン、ゼノギアス当たりが当てはまるのではないかと思いますが、ガンダムのような強力な影響力は有りません、FF7以外はですが、FF7は海外でのFFの売上を上げる結果になりましたが、国内では全盛期を演出しながらにその後のFFの失速の原因としてむしろFFヲタから批判されているポジションという種シリーズもびっくりのややこしい評価の作品。

あとTFがアメリカ産であっちの事情に左右されているのに対してポケモンは国産故にそういうのがないせいか安定して続いている事でしょうか、あっちは北米の問題で3シーズンで実質的に休止中でした。

2019年05月08日

黄金勇者ゴルドラン

概要
勇者シリーズ6作目であり、ややシリアスよりだったジェイデッカーからギャグよりに軌道修正している。
また勇者をAI搭載の自立型ロボットから謎の超文明の開発したロボットで、その超文明への道を開くためのカギとして設定している。
そのため所謂秘密基地的なものもなく、人間サイドも普通?の小学生であり、バックの組織などもなく、3人の悪ガキがいろいろな世界を冒険するというスタイルになっている。
また基本死者も出ない作り(ただし人間以外での明確な死者はいる)で、敵ネームドキャラも最終回時点で基本生存している。
OPも勇者の名前がでてこない歌詞。

玩具売り上げはよかったらしく、追加勇者キャプテンシャークが発売されている。
ちなみに監督は当時前監督が途中降板したガンダムWの引継ぎもやっていたりする、非常に忙しい。

世界観的には現代地球だが、アジプトなど実在の国家の名前変えどころか、ワルザック共和帝国やジャポネシアなど架空の国が多数登場する。

あらすじ
毎日悪さをしている3人組は、ある日レジェンドラで作られたパワーストーンを手に入れ、そこから勇者「ドラン」を復活させ、勇者の主となった。
そして同じくパワーストーンをさがしているワルザック共和帝国の次期皇帝ワルター・ワルザック(悪太)との戦いもはじまったのである。
そして3人組は次の勇者を探す冒険に出る、アジプトでアドベンジャーを仲間にした3人組、アドベンジャーは他の勇者を乗っけて移動できる優れもの。
アドベンジャーに乗って世界を回れるようになった3人は、その後も世界各地で勇者の封印を解いていき、毎回邪魔してくる悪太をぶっ飛ばしていた。
そのうちに勇者の内7人が集まり、その後勇者はパワーストーンに戻ってしまうも8人目のレオンを復活させ、敵であったワルター(悪太)が復活させて3人組に返却してくれたおかげで、8人すべてそろえることに成功する。
そして8人の勇者の主となった3人はレジェンドラへと旅立つ。悪太は弟シリアスによって月まで飛ばされて死にかけたところに隠された最後のパワーストーンを手に入れ、イーター・イーザックとして3人を助けることになる。
ワルザック共和帝国は悪太に代わり弟シリアス・ワルザックが3人組を追ってレジェンドラへの道を進むことになる。レジェンドラでは何が待っているのか。


登場メカ
勇者
この作品ではレジェンドラというところで作られて、レジェンドラへの道を開く存在といった扱い。勇者はやられても記憶を失いパワーストーンに戻るだけらしいが、劇中で一度パワーストーンすら残らないバクテリアにアドベンジャーが侵される事態になっている。
地球以外にも多数の星に勇者がいることが示唆されており、途中で勇者の墓場と呼べる場所や、最終回で遠くに光として他星系の勇者が見えるシーンがある。
通常は港の端で朽ち果てている船にいることが多い。

ドラン
最初の勇者、3人組がドランの封印を解いた所から話は始まる。性格はいたって主人公の勇者で割と真面目より。途中で妻子持ちになるが、嫁の尻に敷かれている、家族と過ごした時間は非常に短い。

ゴルゴン
普段はどこかにおり、ドランに呼び出されて登場する。ほかの勇者と違い喋ったりせず、船の基地にもいることはない。

ゴルドラン
黄金勇者、外見は全力で金ピカ、必殺技は一刀両断斬り。飛べない。

スカイゴルドラン
空影と合体したゴルドラン。弱点の飛行能力を克服した。

グレートゴルドラン
所謂グレート合体、ゴルドラン、空影、レオンカイザーの3機が合体した結果、さらに金ピカになった。必殺技が弓でグレートアーチェリー。
ほぼ必殺技専用形態でしかなく、グレートゴルドランに合体→グレートアーチェリー→勝利というのがデフォ。

空影
忍者、ゴルドランと合体してスカイゴルドランとなる、一応設定上レオンカイザーとも合体できるらしい。

レオン
8人目の勇者。一時期ゴルドランたちがパワーストーンに戻ってしまっていたためその間主力に。

カイザー
レオンと合体してレオンカイザーとなる。単独での出番は少ない。

レオンカイザー
レオンカイザー登場時はお約束として、他の勇者はシリアスの手によってパワーストーンに戻されておりレオンカイザーしか戦える状態になかった。

ジェットシルバー
白銀騎士団(シルバーナイツ)のリーダー、名前の通りジェット機。赤い。合体時は胴体。

スターシルバー
パトカーから変形。青い。合体時は腕〜肩。

ドリルシルバー
名前の通りドリル、体系的に太め。緑。合体時は下半身。

ファイヤーシルバー
救急車から変形。初登場時は普通に救急車していた。合体時は下駄とか。

シルバリオン
ジェットシルバー、スターシルバー、ドリルシルバーが合体。合体能力があることは勇者たちは忘れており、シャランラから逃げたい悪太が勇者に情報を漏らしたために合体に成功した。ゴルドランが金ならこっちは銀。

ゴッドシルバリオン
シルバリオンにファイヤーシルバーが加わって合体。シルバーナイツ4機が合体して誕生する勇者。シルバリオンに合体できるのでなんか勢いでとりあえずテストで合体したらなんか成功した、普通こういった合体は失敗する〜何かしらリスクありだがそんなことなかった。

アドベンジャー
蒸気機関車(C−62)型勇者。金銀と来て銅かといえばそうでもなく、黒色。武装が豊富なのは最初弁慶のイメージでデザインされていたかららしい。
単独の勇者であると同時に、移動用の母艦としての側面があり、内部には生活スペースもあり、トイレもある(風呂は知らないが言動からしてなさそう)。
後半は宇宙が舞台になっているので他の勇者を乗せて黄金のレールの上を移動するのにもつかわれた。旅の途中でサビて死にかけたこともあり。
車内でうんこされるアドベンジャーはどんな気分だったんだろうか…。

キャプテンシャーク:イーター・イーザック、シャランラ・シースルー、カーネル・ザングロス
元々予定されていなかった9人目の勇者、どうも売り上げが好調だったので追加されたらしい。
元々8人の勇者とさんざん言って来たので、すべての勇者が悪者の手に落ちたときの保険として、完全にその情報が秘匿されているという設定がある。
偶然悪太が発見し召喚、その後は勇者たちの後ろから追っていきサポートする。舵は基本的にキャプテン側だが、悪太が舵を取ることもある。

ワルザック共和帝国
一応国らしいがどんな国かは不明、毎週カスタムギアを大量に破壊されても来週には大量に補充される、一国の軍事基地をちゃちゃっと壊滅させる、それどころか惑星すら破壊する兵器を保有というか普通に外宇宙航行可能な宇宙艦隊を保有していると何が何だかわからないレベル。
れっきとした国家であり、別に地下帝国でも宇宙人の国でもない。日本に大使館もある(悪太は駐日大使でもある)。
シャランラの発言を聞く限り割と巨大ロボットの個人所有も普通な可能性もあり。

カスタムギア
ワルザック共和帝国の量産兵器。基本的にやられメカでしかなく劇中では和樹にやられメカと呼ばれていた、毎週勇者に大量に落とされるのが仕事。有人っぽいがあまり厳密なパイロットの描写はない。

ミサイルギア
カスタムギアとは別の量産兵器。武装がミサイルかつ一応可変機、ただしこっちもカスタムギアと大差ない。出番は少ない。

エクセルギア
悪太からシリアスに入れ替わって以降のワルザック共和帝国の兵器。こっちは明確に無人兵器。カスタムギアと比べれば強いらしいがそれでも弱い。

キャノンガー:ワルター・ワルザック
最初の悪太メカ、一切の攻撃がゴルドランに通用しなかった。

ジョイントロン:ワルター・ワルザック、カーネル・ザングロス
ぱっと見カスタムギアっぽいメカの集団だが、合体してムカデになる。ムチャス。

暗黒剣士ワルドラン:ワルター・ワルザック
ドランの偽物、当然悪太メカ。

暗黒合体ダークゴルドラン:ワルター・ワルザック
ワルドランを使いゴルゴンと合体した姿。

ウサリンMK‐2:シャランラ・シースルー
シャランラの専用メカ、巨大なウサギのぬいぐるみ、高性能であり勇者を圧倒している。シリアスがパワーストーンを入手した際には、悪太のためにパワーストーンを持ち逃げするために使われている。

ザゾリガン:ワルター・ワルザック、カーネル・ザングロス
最初の悪太の母艦。途中で漫画の影響を悪太が受けてしまい、そのせいでロボに改造され勇者を圧倒したが、お子共に変な情報を流入させられ悪太が錯乱、ドランに内部に侵入され敗北。外見はメガザラックっぽい。

デスギャリガン:ワルター・ワルザック、シリアス・ワルザック、カーネル・ザングロス
ザゾリガンの後継機で、こっちは直線的なデザイン。こっちもロボットに変形可能な上に量産もされており相当数が出現する。

シュヴァンシュタイン:シリアス・ワルザック
デスギャリガンを圧倒する巨大戦艦、シリアスの母艦。惑星破壊兵器プラネットバスターを装備、ちなみにこれも複数存在する模様。こんなものまで持っているワルザックって何なの。

マーチャンダイジング:トレジャー・ワルザック
ワルザック皇帝トレジャーの母艦。恒星間をとび目標に命中する恒星間弾道弾デスマルクを装備している。

その他
ゴルソドラン:ホラフキーノ・ニマイジータ
ソドラ製偽ゴルドラン、22%の出力をアップした偽者。外見的にゴルドラン+埴輪。やりやがったな埴輪幻人!。

ソドンカイザー
ソドラ製偽レオンカイザー、22%出力アップ済み。しかし名前を呼ばれたときはもうキャプテンシャークにやられていた。他にアドベンジャー、ゴッドシルバリオンの偽物も存在し、それぞれソドベンジャー、ゴッドソドバリオンというらしい。

ムゴーレ
惑星ファンタジオンの古代文明を滅ぼした古代兵器、しかし外見はモロ日本風。

ドランの子供
旅の途中で出来ちゃった子供たち。とはいえ母親とはロボットとはいえ別の星の別種族、あくまで母親の体内というか胎内の工場で作られたモノ。
しかし一応父親はドランらしく、ちょっとしたドランの技を再現できる。

登場キャラ
主人公3名(お子共)
勇者の主になった悪ガキ3人組。この3人組、特に集団名はなく、ワルザック強大はお子共、その他悪太の映画ではメケメケ団、アイドルグループ結成時は勇者隊などと呼ばれていた。
大体お子共と呼ばれることが多い。

原島拓矢
3人組のうち一番の悪ガキ、ちょろい先生には猫をかぶって逃げる、初期は敵に対してもよくその手を使っていたが、毎回敵が悪太なせいかだんだん使わなくなっていった。
頭は悪くテストって聞くと蕁麻疹が出るらしい。好きなものは金であり、悪太の馬鹿動画をTVに投稿して採用され賞金10万円を手に入れたり、危機に陥った鉄道で混乱する車内を撮影してTV局に売り込もうとしたり、レジェンドラに対する願いでも金だったりする。

時村和樹
一応メンバーの中では一番頭がよく一番背が高い。色々発明をしているらしくレジェンドラに対する願いでは発明を完成させようとしていたりする、タイムカプセルの中身も発明だったりする、実はドルオタらしい。

須賀沼大
太いが性格はおとなしい。ただし怪力であり他二名を抱えてダッシュくらいは余裕。動物好きでドラゴンも育てる、レジェンドラに対する願いでもペガサスが欲しい。
ちなみに旅の日記をつけていることが判明する。

ワルザック共和帝国
ワルター・ワルザック
ワルザック共和帝国の次期皇帝…らしい、さらにワルザック共和帝国の日本大使館にて大使をやっている。一応そこそこハイスペックだが概ねギャグキャラ。お子共からは悪太と呼ばれる。現皇帝よりパワーストーンの捜索を命じられているが、毎回やられている。
初期は結構極悪なことをやっており、新兵器の研究のためというか半ば趣味のために軍事基地を壊滅させる、パワーストーンを回収のために流氷の上の国を溶かす、鉄道を乗客ごと谷底に落とそうとする等いろいろ悪太。
その後シリアスの登場で殺されかかったりしているうちに改心、勇者の主となったにもかかわらず勇者たちをお子供に返す。その後は月まで吹っ飛ばされた挙句酸素が尽きて死にかけるが、隠された9つ目のパワーストーンを入手し最後の勇者キャプテンシャーク主となり、宇宙海賊イーター・イーザックと名乗りお子供に協力するようになる。

シャランラ・シースルー
悪太がパーティーで微笑みかけてきた時から悪太に惚れて追っかけとなっている少女、しかし悪太は単にズボンが脱げたおっさんを見て笑っていただけだった。
悪太には邪見に扱われ逃げられているが、行く先々に現れて悪太に抱き着く。一応ワルザックの貴族の令嬢らしい。専用機も持っている。実は悪太(とお子供)を何度も救っている。
悪太がイーターになって以降は徐々に関係が良くなっていき最終的にプロポーズされる。

カーネル・ザングロス
悪太の爺。髭老人、悪太に対する忠誠心は非常に高く、かなり過保護気味で悪太の散歩中に大量の親衛隊を尾行させてありとあらゆる危険を取り除いている。ワルターがイーターになった際にもキャプテンに乗って同行している。
どこかで聞いたような名前だが、あの老人にはあまり似てない。

シリアス・ワルザック
悪太の弟、悪太を亡き者にしようとする、悪太を殺そうとする等悪太より悪く冷酷非情で、カーネルもシリアスの事は非常に恐れていた。人間を信用しないので部下は基本ロボット。

レイザー
シリアスの愛犬、シリアスを助けて自身は崩壊する船に残ったが、実はレジェンドラ王に救われていた。

トレジャー・ワルザック
ワルザック現皇帝、レジェンドラの力を狙っていたが全然うまくいかないため終盤に自分から出てきた。息子2名は道具に過ぎないというスタンス。
最終回ではシリアスがお子共に合流したために、今度は皇帝がお子共のライバルポジションに認定されて宇宙の冒険を続けている模様。
ワルザック共和帝国がその後どうなったかは不明。

その他
イーター・イーザック
悪太がキャプテンシャークの主となって改心した姿。一応キャプテンシャークの船長で、宇宙海賊、ハーロックのコスプレをしている、ほぼバレバレ。

ホラフキーノ・ニマイジータ
ゲストキャラ、レジェンドラへの道の途中にある星、ソドラの王。ソドラをレジェンドラに偽装して勇者を手に入れようとし、さらに偽勇者まで毎週テレビを見て開発していた、
そしてあまつさえ偽アドベンジャーに乗ってゴルドランのOPをうたいながらゴルドランOPを再現した動きをして勝手に冒険を始めたあげく「勝手に冒険を始めるな」とツッコまれる。
キャプテンシャークの偽物を作っていなかったために敗北、のちに来たシリアスも騙そうとするが、どうなったかは不明。その後最終回に他の惑星の住民たちともに再登場。
1話限りのゲストキャラなのだが、妙に濃い。

マリア
レジェンドラへの旅の途中で出会ったロボット女。ロボットのみの惑星で生存しており、事故でドランとキスをしてしまったために、体内にある小型工場が稼働し4人もドラン子供を産んでしまう。
その後はドランの妻としてドランを尻に敷いていたが、ドランがすぐにレジェンドラに旅立ったために子供たちとともに星に残った。

ドラ太郎、ドラ次郎、ドラ三郎、ドラ代
一気に4人も生まれたドランの子供、なんとなくドランに似ており武装もドランの縮小版。勇者の子共ではあるが、勇者かどうかは不明。

メーテ
レジェンドラへの途中の惑星ムッティーに住む少女。星はガーゴイルによってほぼ滅ぼされ、生き残りを守って暮らしていた、シリアスの心をいくらかでも溶かすが、それ以降は不明。

レディリカ・ド・レジェンドラ
レジェンドラ王、完全にリカちゃん人形。

ミチル
3人組の担任。いつも問題を起こす3人組に頭を悩ませている、いつも拓矢のウソ泣きに騙されている。武闘会に参加して結果的に優勝したことあり。

用語
パワーストーン
勇者が封印されている石、このパワーストーンは各地に散らばっており地球には8あり、月にも1つある。

レジェンドラ
謎の超古代文明、勇者を作り上げた。

ワルザック共和帝国
どこにあるかわからないが地球の国、日本に大使館もある。

勇者隊
3人組がアイドルデビューしたときの名前。

メケメケ団
3人組を悪役にした悪太の映画にて、3人組の名前として使用された。


感想他
ロボットアニメとしては非常にちゃんとしているので安心して見れます、が逆に長々感想を書こうにも結構難しくもあります。
感想とは関係ないんですが、過去に持っていた人気者ヒットソングビデオとかいうキッズアニメのアニソンが入った謎のビデオがあって、そこにジェイデッカーのOPとセットで番宣が入っていた思い出…今のキッズはこういったものはもう必要ないなって考えると、いろいろ当時のアイテムだったんだなってしみじみ思ったり。
というか気にはなってたのですが、どの時間帯にやってたのかわからなかった思い出。なぜか某所でアニメ絵本だけ読んだな昔…。
多分本当に王道路線としては最終時期の当たり?だったんじゃないでしょうか、今後キッズにヒットしたロボットアニメというと例えば某動物系や某ホビー系等、所謂王道路線とはまた違う路線になった感じ。
でもってこの時期から棒動物系あたりの世代が00年代のロボアニメ(大体種から00時期)を支えてAGE期に卒業してしまったのが、10年代のロボアニメの何とも言えない冷え込みの原因の一つなきもします。



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