未来の地球はサラ星とミラ星という惑星と3惑星連合を結成。その3惑星連合の若者たちが母艦ラガーガードとロボットダイラガーで惑星探索をしていたら、住んでいる惑星が滅びかけて移住先の可住惑星を探している異星国家であるガルベストン帝国と接触、そのまま戦いに発展してしまうというストーリー。その内どちらにも属しない宇宙人が出てきたり、かつて探索した惑星の住民の移住先の惑星を発見したり、(その惑星に防衛システムが有り、ガルベストンが攻めてこれないようになっていたり)そんな感じでストーリーが展開していく。
ガルベストン側の目的は可住惑星の発見であり、それ故に戦わずに交渉しようとする動きも出て、地球側の動きが散漫な時期はラガーガードはガルベストンとの交渉の席に付き、その交渉が決裂する展開、また結局戦闘なしのまま終わる回もあったりと、前半は戦闘回避のエピソードが随所に盛り込まれています。その間にも宇宙探索は続き、謎の古代文明跡などを発見したりもします。戦闘回避がテーマといった感じのストーリー展開。
後半になりガルベストンの地球攻撃も有り、ガルベストン本星に対する攻撃にシフトして、地球との交渉の道を探っていたテレス指令が指令の座を下ろされ、ガルベストン本星に向かう展開になり、戦闘回避路線は終盤まではお預けになりす。
ヤマトの藤川桂介氏が関わっているせいなのかは知りませんがなんとなくヤマト臭が漂っており、もしヤマトが打ち切られなかったらこんな展開になってたのかな?と思われる点もチラホラ。ヤマトも移住先を探している宇宙人が敵であり、宇宙を旅しながら敵と戦っていく、探索こそせず目的地は固定ですが、その間に有人惑星もあるにはあったり敵の前線基地があったりする等なんかヤマトっぽい。
然し如何せんダイラガーというロボットの立ち位置というか背景が不明瞭なのが残念、この辺他のロボットアニメはしっかり描写しているのに、ダイラガーは第一話から既に存在しているし、探索用といいながら地球(というか三惑星連合)のどの兵器よりも強力、他のロボットアニメはロストテクノロジーだの宇宙人の技術だの超天才だの新型だの言ってその強さを説明しようとしていますが、そのへんの説明に乏しい。新型の開発描写もあるのですが、ダイラガーに圧倒的に劣っておりとてもじゃないが使えないという評価。この辺もうちょっとしっかりして欲しかった。
また一部の惑星は「この惑星になぜガルベストンは手を出さなかったのか」といった疑問が湧く惑星もあり(しっかり説明されている惑星もあるのですが)。
なんというか、ストーリーとテーマに重きをなして設定や世界観やロボは必要な分だけといった印象も受けました。戦わないことをテーマにした(結局戦いまくるのは30分cmの性ではあるんですが)ロボットアニメというテーマを表現する方に力を入れて他はややおなざりな印象も。
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