ライディーンをモチーフにした美少年変身ヒーローもの。
一応ライディーンと名前がついているがほぼライディーン要素はかなり薄い、ゴッドライディーンのデザインは旧ライディーンを意識したものになっている他、ゴッドバードチェンジ等ライディーン的な変形スタイルを持つなど僅かなギミックがライディーン、しかしムー等のなんとなくライディーンっぽいワードはほとんど出てこない。
完全にイケメンヒーロー路線を狙っており、変身時にはすっぽんぽんになる等かなり狙っている、実際にその路線での人気は割とあったそうだ。
前半は完全なヒーロー路線で毎回出てくる怪人(超魔)と戦うの繰り返しだが、かなり勢いよくオーブを回収されておりハイペースで話が進む。
後半はゴッドライディーンの効果で世界が世紀末になり、超魔もネームドのある程度外見性格に個性がある怪人タイプから人間に偽装したモヒカンタイプの名前がない雑魚モブタイプへとシフト、外見も量産型悪魔みたいな感じになる。
ライディーンとゴッドライディーンについて
あまり具体的にどういう存在なのかは語られなかったが、太古の昔から超魔と戦っていた存在らしい。ライディーンになると過去のライディーンの記憶が返信した者たちにダウンロードされる模様。毎回返信するたびに服が破れて戻るとすっぽんぽんになる。またゴッドバードチェンジで飛行形態に変形できる。変身の際のセリフは「超者降臨」、腕に目のような模様が浮き出て全身の血管が浮かび上がり、服が破けてクリスタル条の結晶が浮かび上がり、ライディーンになる。またライディーン化しなくても翼が生えて飛ぶことは可能。
基本的に服が毎回敗れるため、おまけコーナーにおいて毎回破れる服代がバカにならないとかネタにされていたことも。またゴッドバードチェンジする際に人体の構造を無視した変形をするため、おまけコーナーでその辺も飛翔がきらりから突っ込まれていたがはぐらかされている。
ゴッドライディーンはかつてライディーンたちによって作られた対超魔用のなにからしいが、詳細はイマイチ不明、かつて超魔を壊滅させたらしい。ライディーンが魔に敗北した際はその世界を魔ごと滅ぼすという正義であると同時にとても危険な存在であることが語られている。その圧倒的な力を求めたルーシュによって復活させられ、一時ルーシュによってコントロールされるが、一度宇宙に飛び立っている。
登場キャラ
ANGEL
主人公が所属する(一応)アイドルグループかつライディーンのチーム、表向きはアイドルグループとして活動し、その裏で超魔と戦うというもの、ただしグループ自体は玲子がライディーン関係なくアイドルグループを作ろうとする中で出来たもので最初からライディーンのための集団だったわけでもない。
一応アイドルグループとして結成されるが下積み時代の内に世界が世紀末状態になってしまい飛翔も行方不明になり後半になると活動休止という状態で、アイドルグループとしての派手な活動はほとんどなくきらりのバックダンサーやきぐるみの中の人やヒーローショーの代役、映画のその他大勢みたいな仕事がちょくちょく入っていた上に多くの仕事が超魔の妨害介入で最後まで完遂できずに終わることも多く、終盤にはダニーズ事務所より野外コンサート用のステージカーの提供を受けたが特に活用するまもなく最終決戦だったりと、芸能活動としてみるとなんとも残念な感じだった。
鷲崎飛翔:ライディーンイーグル
主人口。同級生。同級生瑠璃が目の前で転落事故を起こしてトラウマ気味で、彼女の見舞いによく行っている。母子家庭で生活はあまり良くない。妹がおり、玲子にはお兄ちゃんタイプとそのままの評価をされていた。
鳥飼銀牙:ライディーンオウル
殺陣士の息子であり、本人も殺陣士。当然剣術が特異。しかし父親が仕事中に負傷し引退したことから最初ライディーン入りに乗り気ではなかった。他と違い一応ある程度役者経験がある。
エース羽田:ライディーンコンドル
ニューヨークでストリートギャングのボスをやっていたが、そこに超魔が襲撃、そのままライディーンに覚醒したがライディーンに覚醒した際に戦うことを一瞬躊躇したため仲間をほぼ失う。
アメリカ人の血のせいもあり発育がよく背も高くガタイも比較的よく、16歳にしてはかなり大人びた外見をしており20代半ばにも見える。
鷹城電光:ライディーンホーク
お笑い芸人志望の似非関西人。親とはそのことで揉めていたが結局親に認められて、勢いで芸人ではなくアイドルグループANGEL入、一応飛翔と漫才コンビをくんでいるようだがイマイチ受けが悪い。きらいのファンだが、超魔に洗脳されて超魔を愛してしまった際にはきらりとその超魔両方を愛してしまい悩んでおり食事も喉を通らなくなり飯を残して去っていた時があるがその際にハンバーグだけは残しておくようにお願いするなど茶目っ気がある。
大鳥疾風:ライディーンファルコン
ショタ枠。両親ともに学者かつ研究対象が極地にあるものばかりなので家にはいない。本人も天才プログラマーでありゲーム会社社長で稼いでおり、家は豪邸だが親は家に居ない。そのためかなり孤独だった。
天賀井玲子
ANGELを結成したANGELのマネージャー、タレント事務所天使更生組合の代表。何故か超魔が見えるが特に説明が無かった。もともと自分のアイドルグループを作ってプロデュースするのが夢であり、超魔ともライディーンとも関係なくアイドル候補を探してスカウトしていた。
THE・HEARTS
大人気アイドルグループ、ANGELのライバルチーム的な立ち位置で中盤から登場した。残り5人のライディーンが所属している。
南条一夜:ライディーンクロウ
人気アイドルグループTHEHEARTSのリーダー。超魔を倒すためなら犠牲は厭わない派。すでにライディーンとしてもアイドルとしてもAngelを圧倒している実力者。
カイル・ムーン: ライディーンアーザス
日本通のオーストラリア人、時代劇とアニメで日本語を学んでいるため口調が怪しい。
椿聖人:ライディーンフェニックス
飛翔の幼馴染、もともといじめられっ子で飛翔に守られていた。その後北米に渡り両親を失いエースの一味にはいるが、エースのトラウマになっている超魔の襲撃の時に死亡、その後ライディーン化して復活、だからフェニックスと思う。そのせいでエースとの関係はギクシャクしている。
海堂忍武:ライディーンブラッド
脳筋枠でいつも鍛えている。
武者小路藤丸:ライディーンダイノ
ハーツ最年少の少年。幼少期より音楽に携わり天才肌。最年少で年齢が近いので疾風と絡むことが多い。
おまけコーナーで算数が苦手で引き算がろくに出来ない、更にハーツは基本的に体育会系で上下関係が厳しく、12歳の子供である彼は概ね下っ端で、忍武には毎日腕立て伏せ500回、聖人には毎晩藁人形を作らされ、カイルには部屋をアニメグッズ物置にされ、一夜には毎日680円(税込み)の弁当を買いに行かされてるなどが語られているが、いかんせんネタに走ったコーナーなのでどこまで公式設定かは不明。
他
ダニー天賀井
どこかで聞いたことがある感じのアイドル事務所、ダニーズ事務所の社長、で玲子の父親。
宮坂瑠璃
飛翔の同級生…だったが冒頭で転落事故を起こし意識を失い長らく入院している、有名アイドルのきらりと顔が瓜二つ。
西条きらり
大人気アイドルであり、ANGELとの関わりが多い少女。何故か宮坂瑠璃と外見が酷似しているが、その正体は瑠璃の分身体で、瑠璃がもつ双子座のオーブを守るために生み出されていた、幼少期に鏡を通して瑠璃と会話しているようなシーンがあるがイマイチ関係性はわからない。瑠璃が昏睡状態にある中で本人も何も知らないままアイドル活動を続けており、元の瑠璃とはかなり別の人格になっていた。
鷲崎まりえ
飛翔の母、母子家庭。
鷲崎つばさ
飛翔の妹。
超魔
はっきりと劇中で招待がわかるわけではないが、概ね悪魔のような存在。前半は悪の組織の怪人で名前と構成があり外見も幅があるのに対して、後半は大量湧きする個性が薄い所謂モヒカン的な属性の悪魔、モンスター的な属性が強く、描写の方向性がかなり変わっている。また前半のネームド超魔は首だけになってオーブを回収するもルーシュに処されてオーブだけ回収される等扱いはとても悪かった。
複数回に渡って登場する超魔も少なく、ルーシュを除くと物語の本筋や世界観にはそんなに関わらず死亡したサブヒロイン枠のエキドナくらいであり、今ひとつ集団としての性質はわからないまま終わった感じがある。
普通の人間は見ることが出来ず、超魔が暴れてもギャラリーの大半はただ爆発しているだけにしか見えない。ただし人間に擬態している状態だと見ることができるようだ。
ルーシュ・デ・モン
超魔のボス。超魔はほぼ幹部的なキャラが居ないせいでほぼルーシュのワンマン体制である。ゾディアックオーブを回収してゴッドライディーンを手に入れることを目的としている。
基本的に部下のことは大切にはしておらず、オーブを回収してきてもライディーンに敗北したのでそのまま処刑みたいなことは日常茶飯事。
エキドナ
下半身蛇の超魔、複数回に渡って登場する。銀牙に惚れてしまい結果ラブコメ系のギャグキャラ化するが、あまりにも惚れすぎて超魔を裏切ってしまい銀牙をかばい記憶喪失になり、その後は死亡してしまう。ちなみにメデューサもゲストとして別の話で登場する。
その他超魔(前半)
毎週1体出てくる怪人、目的はオーブ集め。初期はライディーンがオーブを守る事を理解していなかったためオーブの回収率はかなり高いが生存率は低い。名前は神話上の怪物その他の名前をしている、基本的に駒扱いなので扱いは良くなくよくルーシュに処刑されている。
超魔(後半)
世紀末的な感じになった世界を荒らしている、後半は超魔の存在感は薄く、壊滅気味の世界で暴れるだけの存在、リーダー格のルーシュも一度ゴッドライディーンが宇宙に飛び立って以降出番がなく、特に統率も取れておらず下手すると人間の密猟者の姿をして像を狩って食うような真似をしていた。ライディーン同士の戦いになっていったため悪さしているだけのモブ怪人である。最終決戦はゴッドライディーンとの戦闘であり、終盤数話は完全にフェードアウトしている。
前半は怪人→後半はモヒカン、という感じの立場。
感想など
あの頃のアニメ!って感じです、ひたすら。あー懐かしいって感じのノリです。前半明るめで好感妙にくらいのもなんかあの頃のアニメ感あります。大体あの頃90年代中歯〜00年代前半くらいのアニメって大体こんな構成だったなぁと、なんか懐かしい気分に浸れる私の年齢が…。
なんですけど、消化不良感が何となくあります。
前半の勧善懲悪と後半のライディーンバトル路線がいまいち繋がっていないというか、多分2クール予定4クール延長3クールなのかな?と思えてくきます。後期OP見てるとめっちゃゴッドライディーンがめだってるんですが、実際にはほとんど出てこない、ライディーンがゴッドライディーンの肩に乗ったり戦闘シーンとか色々あるのですが、なにか予定が変わった感じがあります。超魔に関しては前半は魔界的なところから来ている悪の怪人でヒーロー物の悪役感があったが、後半は世紀末のモヒカン化するなどノリがガラッと変わります。終わりもあっさりしてますし。
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