Googleが独自に集計しているワードの検索数のデータ。いろんなワードの検索数がわかるので人気がそのままわかる便利サイト。これを見るとそのときにそのコンテンツがどれくらい話題になっていたかがわかるのでとても便利です。例えば今鬼滅と言えるととても高い数字が出ます。
GoogleTrendsから見るガンダムの衰退
GoogleTrendsは04年以降のデータを見ることができる、ガンダムの場合いわば種死時代より後のデータになります。
現在は種死最終回付近の05年を100とすると4分の1の25程度で推移しています。とは言え推移を見ていると00二期からBFまでの時期は緩やかな右肩下がりなものの安定しており、14年7月から急速に落ちているのが見えます。
基本的に新作アニメをやると上がる傾向にはあるが、それも新しいアニメほど挙がらない傾向にある。
各年の7月の推移を見て見よう
7月は見ていくと05年7月が100とピークの数字が出るようなので、7月を選択しました。
4:56
5:100
6:46
7:45
8:56
9:65
10:44
11:45
12:58
13:55
14:44
15:34←この年に初めてトレンドが40切ってそのまま復帰せず
16:32
17:33
18:27
19:25
20:25
こんな推移になります。06年から14年までの8年間は割とトレンドが安定してる傾向にありますが、15年からなにか底が抜けたように落ちていった感じでしょうか。
ガンダムの場合視聴率とトレンドが連動している
ガンダムの場合を見ていくと基本的にそのときにガンダムをやっている時期は高いがやってない時期は低くなる、でもその底も種死と00の間の時期が60ほどだったのに対して今は常に25前後とかなり下がっている事が確認できます。
基本的に種死>00>AGE>鉄血と新作ガンダムが放映されるとトレンドは上がるものの、視聴率に連動するようにトレンドのピークは新作ほど低い傾向にあります。
しかしどのコンテンツも視聴率との連動でも内容で、例えばポケモンはどうだろう、実は視聴率との連動はあまりありません、ポケモンの場合新作が発売、展開されると上がる傾向があり視聴率とは無関係ではないがゲームのほうがより影響があるような動きをします。
そう考えるとガンダムはアニメに依存し、ポケモンはスマホも含めたゲームに依存しています。特に今世代はポケモンは対戦人口が歴代最多になっているので多分検索数にも反映されてそう。
ゲーム系は基本的に新作が発売されると伸びる、そして基本的には新作の売上の大きさが検索数に反映されるようだ。
ガンダムの新規ヒットがない状態
そのコンテンツのトレンドは別に視聴率に連動するわけではない、しかしガンダムはその時のアニメの視聴率がそのまま反映されているかのような推移。04年以前のデータはないもののその時代のデータはネット普及率もあって意味はないと思うので別に問題ないと考えます。
こうなるといずれ怪獣映画末期時代みたいな空気になってしまいそう。怪獣映画末期の空気は私は幼少期だったものの覚えている、何をやってもヒットしない、子供は来ないし大人も来ない、金がかかりすぎて需要があっても作れないとネガティブな評論ばっかりが目立っていた。私自身ももう怪獣映画を見る子供ではなかったので見に行かなかったですし。
多分今度のアナザーガンダムが分水嶺
最近の子はバトルとか残酷な内容はウケないとか言われてきた矢先の鬼滅ブーム、こう考えるとガンダムもワンチャンあると言えばあるかと考えます。なので可能性はありそうなのですが、果たしてどうなるのでしょうか。
ロボットアニメそのものが衰退したと言われてから随分たちますが、ガンダムの例にもれず衰退傾向にあります。古参が淡々とガンプラ買ってくれるので持っている印象なので、しばらく持ちそうなのですが、所謂勢い的なものを感じられなくなってきた印象を受けます。
宇宙世紀は基本的に既存顧客向けの立ち位置ですし、ビルドシリーズは商業的には一定の成果は上がるものの根本的に王道ホビーアニメなので、勢いをつける爆発力とでも言うものにかける印象を受けます。
総合的に言うと
ホビーアニメ→真面目に作れば一定レベルには達するが堅実すぎて爆発力にかける
ギャグアニメ→爆発力はあるが基本的に一部の例外を除いて持続力に劣る(ネタ切れなども理由)、特に子供を純粋にターゲットにしたものはどこかに限界が来る
ガンダム復活の鍵はアニメとプラモ以外にある
このブログで何度も何度も書いてきましたが、私はガンダムは連ジから入ってます。あの時期ってアニメは少なくともキッズ〜中高生向けとしては微妙な時代で、それくらいのライト層にはヒットがでても漫画原作かゲーム原作な時代でした、あの時代(大体Xから種死、場合によっては00辺りの頃)を代表するアニメを見直していくと多くがオリジナルで大ヒットというのはというとほぼジブリ系という時代。特にコンテンツとしてヒットしたものはほぼ原作ものです。エヴァがあたったもののそれ以降は原作ものばっかり。
ポケモン、遊戯王、デジモン、ワンピース、以下略と大体漫画かゲームが絡んでくるものが多いです。
当然ガンダムも厳しい。結構私が見てるとガノタの議論ってこの部分を無視している印象があるんですよね、みんな根本的にアニオタだからアニメ目線でしか評論出来てないと言いますか。
プラモも90年代に入ると市場の成熟化と高齢化が始まるというのはプラモの歴史本みたいなのを読むと大体指摘しています。
その中でアニメとプラモ中心のガンダムというコンテンツをあんまりアニメ見ない層に売り込んでいたのが連ジを始めとするゲーム群。種死までの時期というのはガンダムゲーが元気だった時期です、そんなガンダムゲーがもうだめフラグがたった時期を思い返すと06年の一年戦争なんだなと、当時は気が付かなったですが。
ガンダムの歴史を振り返ってみると、1st時代がガンプラブーム、ZからWまでがSDの時代、起点は不明だが終点としては種死の頃まではスパロボ含むガンダムゲーが結構ガンダムを支えていた部分があったと思います。
正直言いますと現状ガンダムゲーでガンダムを復活させるのがかなり無理ゲーっぽくなっています。これはゲーム売上ランキングとかを見ているとわかるのですが、最近の日本でのゲームのヒットってほぼ任天堂かインディーズか基本無料でしかでてないんですよ不思議なくらい。世界で一番売れて日本でも大ヒットした某ブロックゲームはインディーズですし。
ガンダムの場合任天堂ではないですし、任天堂機との縁もほぼ切れてます、インディーズでも無理です、となると基本無料しか選択肢がない、少なくともガンダム動物園が大復活みたいな展開はあまり想像できない。
スマホで既存IPが復活することも結構あります、サ・ガなんて何出しても売れなかったのにスマホで出したら行方不明になっていた昔のサ・ガファンが群がってきて復活しています。
ではガンダムはどうかと言うとダメっぽいです、ガンダムのスマホゲーの話はあまり聞きませんし。
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