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ロボットアニメ歴は20年くらい、ただし休止期間長が長く初心者以上上級者以下。
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2019年07月07日

クソコラム3-2:王道なき21世紀その2 王道がなぜ消えたかと大人向けの漫画、アニメ論

前回は「21世紀になって王道と呼ばれる形式が減っていった」という事を書きましたが
2回目の今作では「王道が消えた理由について考えます」

王道がなぜ消えたのか、これに関しては王道が消えていく時代に起こった一連の出来事を考えると少し見えます。

というのもその時代は00年代、00年代は丁度ネットが普及しTVや雑誌が徐々に衰退した時期に当たります。
TVゴールデン視聴率はだいたい90年代には70%、現在のゴールデンは60%程度です、これは何とも言えない下がり方、影響あるのか?とも思います。
雑誌など出版物も90年代のジャンプ黄金時代が終わってから徐々に下がっています、4大少年誌と呼ばれるジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンの部数は90年代は全部足して1000万超えていたのが、現在は400万を割り込んでいます。
また出版全般も半分くらいに落ち込んでいるみたいですね。電子書籍に関してはわからないのですが。
そういう私も近年はアニメは全部有料配信でTVで見てませんから、家に居ないことが多いですし。
正直視聴率データがあまりいいものがないんですよね、前に聞いたドラマ視聴率が大体3分の2になっているっていう不明情報はソースがわかればもっといろいろ語れるのですが、現状ネットには転がってません。
ジャンル別に90年代の調子が良かった頃と現代の差が見れればもっといろいろかけるのですが。

王道と呼ばれるジャンルはTV文化と雑誌文化だったと私は考えます。
TV文化と雑誌文化は全く性格が違います、TV文化は大体特定の時間になんとなく見るものであり、その内容はある程度家族で見る事を想定して作られています。
ってなると家族全員が見れるように広い範囲に受ける内容に仕上げなければならず、内容的にはどちらかと言うと平均的なものとなっていきます。カーチャンが切れる内容にしたらBPOに苦情が来ますので。
雑誌文化は逆にある程度客が絞られます、その絞られた客の中で好まれる作品を書いていく事になります、ってなるとTVとは別方向で大体同じパターンになっていく。
それがいつの間にかよく見るパターン、つまり王道となっていくのではないでしょうか…というのが私の説。
水戸黄門などはかなり広いターゲットを設定しているという話を聞いたことがあります。

出版不況は電子書籍含めればむしろ活況説も有り何とも言えませんが、とりあえず4大少年誌は落ちていると考えていいと思います、ジャンプはワンピース、サンデーはバーローで持ってる部分がありますし。王道を支えた少年誌が落ちていくということは、王道自体の認識もまた薄まっていく事になります。

アニメなんかは極端ですね、90年代のアニメは一部の深夜除けば、概ね少年誌系か30分CM系だったので、少年誌系は言わずもがな、30分CMはカーチャン前提なのであまりむちゃできない、スポンサーも付くから段々とある程度パターン化してしまう、更に同時代の大人気少年漫画などを参考にしている部分があるからそっちにより似通う事になります。
増して30分CM系は少子化でいろいろ限界が出ていますし、その当たりが一番言われていることなんですが。

それが今では定番(ワンピバーローポケモンアンパン量産型猫型ロボットサザエさんまる子等)以外は一部少数の作品が全日枠に残っているくらいで、大体が深夜になってしまいました。
ってなるとアニメは王道が概ね消えていきます。

ネットの普及は大衆的な皆が見る作風から、それぞれの層が好む作品へとなんとなく方向性を変えました、その結果が大衆的な王道の衰退なのではないでしょうか。

雑誌文化の衰退と王道の衰退と「大人向けの漫画アニメ論」と動画サイト
雑誌文化とTV文化は性格が違うと書きましたが、雑誌文化の特徴として「ステップアップ」があります。
コロコロ→ジャンプ→ヤンジャン、みたいな感じです、もしくはコロコロ→ファミ通とか(ゲーム雑誌的に)。
所が昔と比べて雑誌の売上が減っている、スマホが普及したせいか、ジャンプアニメが衰退したからか、昔と比べてストレートにコロコロ卒業キッズがより上の雑誌に行きにくくなった印象を受けます。あくまで印象です。
そしてそれと同時に気がついたのですが、まず先に書いた王道認識が曖昧化している、こういったのがテンプレというものがなくなりつつあります(なろう系は置いといて)、そして近年は20年くらい前と比べてサブカルチャー系で「大人向け」を標榜する声があまり聞かれなくなりました。
どうしてだろうって考えると「子供向け」を子供がうんざりするくらい吸収することが出来た90年代と比べて、そういったものが必ずしも吸収できない近年との差なのかなと思います。

逆に動画サイトなどが発展してくると、ああいったところでは共通ネタが好まれます。
どんな動画でも使われているネタは割と共通です。チャー研のような動画サイトが主な生息地となっているコンテンツは置いといて、例えばライダーやポケモンなどは割とあの当たりの共通ネタっぽい扱いになってしまっています。結果的にステップアップよりも同じ系統のコンテンツがずっと消費されていくシステムが確立されているようになった気がします。
もう一つが90年代と比べて過去作に容易にアクセスできる事、そのせいでコンテンツ競争に少数ながらに過去作の超大作が加わるようになりました。
結果的に中堅が落ちていく事になったように見えます、メジャー、中堅、マイナー、知る人ぞ知るから、メジャー、マイナー、ドマイナーになっていったといいますか。

特に一時期と比べて「ジャンル層」がかなり減少しています、ジャンル層とは特定のジャンルだけを愛好するタイプの層で、私が知っているジャンル層は、JRPG厨(テイルズなどの中堅RPGを愛好するタイプ)、ロボヲタ(ここ)、特ヲタ、格ゲーマー(最近テレビに出ているプロゲーマーはこのタイプ)、SFヲタの一部、この当たりでしょうか、こういった層が本当に見かけなくなりました、その代わり腐や百合が増えてる印象。
こういった層は上記の雑誌みたいなステップアップ式の世界の住民で、隔離された世界の中でひたすらディープになっていきます。そういったのが近年あまり見かけなくなって、オタクと言ってもライトヲタ、有名ゲームだけをひたすらはしごするタイプが増えている印象。
より古い時代だと時代劇とかのマニアが居たのでしょうが、私とは住む世界が違いすぎて存在を認識できません。

つまり
・メジャーコンテンツがネットや動画の共通話題としてネタ消費される
・古い作品でも注目されやすくなり、結果的に新作の存在意義が薄まる
・過去作参戦もあって有名作品が増えすぎて有名作品だけはしごすればそれでOKになっている

ぶっちゃけこの状況はロボットアニメだとガンダムとエヴァ以外はかなり厳しい状態になっていると思います、然しガンダムも厳しいというのが現状。
で考えるとガンダムはまだ過去の王道反王道世界の住民から脱出しきれていない印象を受けるんですよね、鉄血はそのへんがすごく強く出ていたと思います、種からの微妙な流れといいますか。

要するに何が言いたいか
ロボットアニメは30分玩具CM的な王道スーパー系→ガンダムみたいなロボットアニメの沼の入り口の作品→もっとマニアックな作品という流れがあったのが、王道が崩壊した今本来王道とは違う!ってのが売りだったガンダムが王道扱いされつつあってガンダムのアイディンティティが崩壊の危機に、それどころかジャンル全体の立ち位置が微妙に、って言いたかったわけです、通じたかわからないですが。

次のクソコラムは多分、そもそもロボットアニメの立ち位置ってなんだろうになると思います。
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