7作目TV放映ガンダム。
Wの監督突然の降板から当時勇者シリーズを監督していた高松信司が代行することになり、かなり混乱した状況だったらしく、監督はWをゴルドランと並行作業、そこにこの作品の話が舞い込んだとかなんとか。
そのため余り時間がない中で制作された模様。
ガンダムを考えるガンダムというテーマで、アナザーガンダムだが宇宙世紀の用語や要素などが多分に取り入れられている。
途中で短縮が決まり、39話3クールという形になり朝に移動、でも綺麗に話はたたんでいるが、後半やや駆け足。
世界観15年前の戦争で、地球のほとんどが荒廃、わずかにシェルターに避難した人類がいたが、人口は1億に満たない数に減っていた、地球の環境の回復とともに再び地上で生活を始めていた。
大戦のころに作られ大量に放棄されていた兵器群が地上に残り、その兵器を集めて売っぱらったり、その兵器を使い略奪を働く者たちが産まれていた、それをバルチャーという。
北米大陸はジャンクあさりのバルチャーが多数存在し復興は遅れ気味で各地の町や村が自治を行っている状態、アフリカは新連邦によって既に制圧済み、南米はもう人が住める状態ではない、太平洋〜アジアは独立国が多数ある状態であることが中盤に判明する。
宇宙は宇宙革命軍の本拠クラウド9は無事だが、それ以外のコロニーはあらかた落としつくされている、が地球よりは完全な状態のコロニーが残っている分マシな状態。
あらすじ地球を荒廃させた戦争から15年、地球は復興しつつあったがいまだに各地に盗賊が出没、国家も再建されておらず、不安定な生活が続いていた。
ある町に1人のMSに乗った盗賊が襲撃、しかし一人の少年がその窮地を救った、あっさりとパイロットを引きずり出しあっさりと奪ってしまった。
その少年ガロードに、一つの仕事の依頼が舞い込む、その依頼とは、バルチャーにさらわれた一人の少女を助け出してほしいというものだった。
ガロードはその仕事を受けて、少女を救い出すが、その少女は依頼主のもとに行くことを嫌がったために、ガロードはティファを連れて逃走、当然追手のMSに追われることになる。
ガロードはティファの導きである工場に入り込む、その工場にはガンダムXが寝かされていたのであった。ガンダムXを得て窮地を脱したガロードだったが、ティファをさらったバルチャーのガンダムが迫る、
しかし今度はガンダムの噂を聞きつけたガンダム目当てのバルチャーたちがガロードの周りに現れ、ガロードを攻撃する、ガロードはティファの導きでサテライトキャノンを発射、またも窮地を脱するが、
ティファはその時に死亡した人間の思念を受けて発狂、そのまま倒れてしまう。そしてティファをさらったというバルチャーのジャミル・ニートによってガロードは捉えられ、ジャミルの船フリーデンの一室にとらわれる。
そのころガロードの元の依頼主であったアルタネイティブ社にシャギア・フロストという男が現れる、その男はガンダムを駆りあっさりと警備のMSを全滅させ、アルタネイティブ社社長と強引に会談、ティファの奪還を約束する。
同刻、フリーデンは1機のMAがバルチャーの追撃を受け逃げている所に出くわす、そのMAを救出するフリーデンだったが、そのMAに乗っていたのはシャギアの弟オルバ、彼はティファ奪還のためにフリーデンに乗り込み、
ティファに毒をこっそり注入しティファは様態が悪化、ジャミルはティファを助ける方法はアルタネイティブ社の施設しかないと施設襲撃を計画、しかしガンダムパイロット2名はジャミルの「2度と戦争にニュータイプを利用させないためにニュータイプを保護する」という目的についていけないと船を降りる。
ジャミルは戦力不足から他のバルチャーに応援を依頼、アルタネイティブ社を襲撃するが、オルバはシャギアに自信の能力ですべての情報を伝え、結果計画派筒抜けになるのだが、
ティファをオルバが回収したところでアルタネイティブ社がフロスト兄弟を切り捨てフリーデンと兄弟を共に攻撃、しかしガロードはティファの導きでピンポイントで敵MAを打ち抜いてかろうじてティファを救出するのだった。
そしてガロードとティファはそのままフリーデンに厄介になることになるのだが、孤独に生きてきたかロードにとってはフリーデンの生活はなれないものであった、
しかしティファに対する想いから幾多の困難を潜り抜け、ジャミルとともに世界を回りながらニュータイプを探す旅を続けることになる。
そして人工ニュータイプカリスとの出会い、ニュータイプのようなイルカとティファの交信、さらにジャミルの元上司との出会い、新連邦との交戦などを経てガロードは成長するのだった。
そのフリーデンとガロードたちを追うフロスト兄弟、彼らの目的は何なのであろうか。
登場メカガンダムおよび関連機体連邦が戦争の終盤に開発した新型MS、ある程度量産されている様子が冒頭の映像から見て取れる。が現存するのはごく少数。
ガンダムX
ジャミル・ニート機はラストシューティング状態になって地球に落ちてDXの起動用に使われた模様。
ガロード機はティファがガロードを導いて発見させ、その後なし崩し的にガロードのガンダムとなった。
最低3機が生産されたようだが、最終的に何機生産されたかは不明。
ガンダムXディバイダー
ベルティゴによって破壊されたXを、キッドの大量の予備パーツによって魔改造した機体。ガロードがDXに乗り換えてからは大体ジャミル機となる。
ガンダムDX:ガロード・ラン、ティファ・アディール
新連邦が開発した新型ガンダム。ガロードが奪って持ち去った。この事件はそれなりに世界中に知られていたのか、エスタルドにも伝わっていたりする。
サテライトキャノンが2門になっているが、それ故にガンキャノンといわれることも。もみあげが追加されている。
ガンダムレオパルド:ロアビィ・ロイ
かつての戦争で生産されたガンダムの1つ、冒頭の戦争の映像で複数機が確認できる。陸戦型でミサイル、ガトリングなどを装備している。
よくレオパルドとエアマスターはパイロットとMSが逆だろうといわれるが、このガンダムは賭けで勝って手に入れたものらしい。元の持ち主はロアビィの「本命」だったが途中で死亡したことが判明する。
ガンダムレオパルドデストロイ:ロアビィ・ロイ
エスタルドの協力で強化改造したレオパルド。
ガンダムエアマスター:ウィッツ・スー
空戦型、こっちも冒頭の戦争の映像で使用されている。ウィッツが村を出た後あるバルチャーに拾われ、その後そのバルチャーが形見として譲ってくれたものらしい。
よく陸戦型の方がチャラく、空戦型の方が真面目なので、レオパルドとエアマスターはパイロットは逆だろうといわれるが、エアマスターをウィッツが手に入れたのは完全に偶然。
ガンダムエアマスターバースト:ウィッツ・スー
ガンダムエアマスターの強化版、2機のガディールに敗北し半壊したエアマスターをエスタルドの協力で強化改造したMS。戦力はバースト>ガディール3機>ガディール2機>普通のエアマスターくらい。
ガンダムヴァサーゴ:シャギア・フロスト
フロスト兄弟の兄の方のガンダム。別名ゲテモノガンダム。戦中のMSであるX、レオパルド、エアマスターと違い、戦後に政府再建委員会によって開発された新型。一応フラッシュシステムも組み込まれているらしいが、パイロットがカテゴリーFなんでその辺は使えない。
ガンダムヴァサーゴチェストブレイク:シャギア・フロスト
さらにゲテモノ感が増したヴァサーゴの改良型、腕が伸びて腰も伸びるのでそうなると人型とは言えない外見になっている。
ガンダムアシュタロン:オルバ・フロスト
弟の方のガンダム、こっちもゲテモノ。可変MSでMA形態に変形でき、ヴァサーゴを牽引し長距離移動する事も可能。
ガンダムアシュタロンハーミットクラブ:オルバ・フロスト
ガンダムアシュタロンの強化型、サテライトランチャーを装備しているが、発射する際にはヴァサーゴと結合する必要が有る。
Gビット
MS型のビット、サテライトキャノンを装備してコロニー迎撃用に使われていた模様。ガロードは能力なし、ジャミルも能力失っているので、ルチルのサポートやティファのサポートで何度か使用された。
Gファルコン:パーラ・シス
ガンダムの支援機として開発された、多数が生産されていたようだが、確認できる現存機はパーラ機のみ、パーラ機も大破して宇宙をさまよっていたものを修理したものらしい。
ガンダムの支援機ということで、X、レオパルド、エアマスターすべてと合体可能だが、短縮もありDXとの合体にとどまった。
ガンダム以外の地球連邦軍基本的に大量に地球に残されているためか、各地でバルチャーに使われている。
ドートレス:ジャミル・ニート
かつての連邦の量産機。すでに旧式化しているが、大量に生産されてそのままになっている機体が多数存在し、特に北米のバルチャーたちの間では相当よく使われている。
またすでに軍以外でも使われているため、パイロットによる独自のカスタム機も多い。
現存数が多いためか、フリーデンでも商品として運んでいるシーンがある他、商品のドートレスをMSが足りないために使用するシーンもある。
ドーシート
水中戦用のMS。主にオルクが使用する。
ドーシートV
ドーシートの改良型。
ドートレスネオ
新連邦によって戦後に開発された新型のドートレス、伸縮自在のビームカッターを両腕に装備しており、1つの武装だけで遠近両用に対応している。
新型ということだが、地球の荒廃や混乱から宇宙革命軍と比べると技術的に劣っており、クラウダほどの性能はない。バリエントと比べると空気。
バリエント
中盤に登場する新連邦による新型、空戦用MS、新型なので旧型のドートレスなどと比べれば非常に高性能だが、後半の短縮もあってかほぼこれがメインのやられメカ。
コルレル:デマー・グライフ
軽量化しまくったMS。運動性と引き換えに紙装甲かつ武装もナイフのみ、めっちゃ細い上にDXが片腕で持ち上げられる。元々赤っぽかったがパイロットの要望で白にされた。
ブリトヴァ:ドゥエート・ラングラフ
ワイヤーを武器としているMS。
ガブル:ミルラ・ドライド
重量級MS、見た目の通りの性能。
ラスヴェート:アベル・バウワー
フラッシュシステムが搭載されているMS、一応程度にはガンダム顔で、SD化するとほぼガンダムっぽくなる。MSとしてはバリエントの上位互換といったところで特徴はないが、ビットMSと本隊が同じなのでNT出ないとどれが本体かわからなくなる。
ガディール
ほぼ戦闘機みたいなMAで制空権確保用。とはいえ連邦と敵対する各地の小勢力は大した航空戦力がないため、ほとんど使い道はない。
エアマスターに対しては圧倒したがバーストにはぼろ負け。
ドータップ
ボールに相当する、がほぼ背景メカ。水中用の改造型も登場。
宇宙革命軍種類は多いがMSはベルティゴ以外大体似たり寄ったりのデザイン。
ジェニス
ザクに相当する宇宙革命軍の旧型MS、地球に大量に残されていたためにバルチャー等に好んで使われている。逆に宇宙革命軍の兵器としてはもう旧式。改良型のジェニス改も登場する。
サテリコンもこのジェニスを使用しているが、クラウダに対抗出来るような性能はない。
ジェニス改(エニル):エニル・エル
エニル用のカスタム機、求婚者であったマイルズが連邦に殺され、エスペランサも失ったためにその復讐のために新たにルマークから購入したカスタム機。
空戦能力もありバリエント程度なら対抗できる。
ジュラック:エニル・エル
革命軍の陸戦型MS、寒冷地仕様のポーラ・ベアーのみ登場する。
セプテム
宇宙革命軍のMS、ドムに相当すると思われる機体。
オクト・エイプ
革命軍の空戦用量産型MS、地球に降下した工作部隊の護衛として登場、改良型ビームライフルを装備しておりフロスト兄弟を驚かせた。
クラウダ:ランスロー・ダーウェル
戦後に開発されたMS。戦後も首都コロニーが無事であったがゆえに改良が進んでおり、結果性能は非常に高く、ほぼガンダムに匹敵する、その上に生産数も多く、DXのビームライフルでも関節部等当たり所が良くない限り一撃で落とすことは出来ない(バリエント程度ならどこに当たっても大体落とせる位の威力はある)。
ベルティゴ:カリス・ノーティラス
宇宙革命軍のNT専用機。装備は主にビット等。パトゥーリア共々ライラック作戦に投入された模様。フォートセバーンではカリスが搭乗してガロードと戦闘を行った。
パトゥーリア:カリス・ノーティラス
宇宙革命軍の超巨大MA。多分ビグザムやアプサラス的な用途を想定して開発された模様。コロニー落とし以前の宇宙革命軍の作戦ライラック作戦に投入されたが、作戦失敗の後戦後も地球に残されていた。
グランディーネ
宇宙革命軍のMA、アルタネイティブ社が使用した1機のみが登場する。多脚砲台で火力はあるが移動力はない。
フェブラル:ランスロー・ダーウェル
戦争終盤にランスローが乗っていた。いろんな意味でジオングのようなもので、装備や立ち位置ややられ方まで大体ジオング。
エスタルド軍
南アジアに存在した独立国家、劇中に登場し連邦に征服される。
エスタルドス:リー・ジャクソン
戦後に開発されえたMS、すでに博物館行といわれているレベルの機体らしい。
パイロン
エスタルドスの強化機体らしい、南アジア諸国が使用していた。見た感じ性能は対したことはなく、ドートレスはともかくバリエントクラスになると対抗は出来ない。
その他エスペランサ:エニル・エル
MA、ルマーク・カウトがサルベージ品を集めて作ったらしい。エニルに売ったが機動性こそ高いが目立った活躍はない。
艦船フリーデン:ジャミル・ニート他
ジャミル・ニートが使用するアルプス級陸上戦艦、どこで手に入れたかは不明。略奪目的でないことを示すために軽装で大砲2問と機銃くらいしか武装がない。クルーは50人程度らしい。
ハッチが後方かつ接地するようについているので、発進は後ろからUターンして出てくる形になっている、後ろ側なので敵に妨害されにくいメリットがある。他フリーデンが特攻した際にはクルー全員が後ろのハッチから脱出し生存していたりしている。
フリーデンU:ジャミル・ニート他
かつての連邦の宇宙巡洋艦。北米の反連邦勢力が保管していたが、カリスの手によりジャミルの手に渡る。
登場キャラフリーデン実はクルーがほとんどが未成年という有様だったりする、がガンダムの法則によって全体的に2割増し位に見えるのはよくあること。
ガロード・ラン
15歳の戦後世代。肉親もなく孤独な身の上でMSハントをして生計を立てていたが、ティファに出会い徐々に愛情を知っていき、広い世界を見ることになる。
NT能力などは一切なく、そんなものなくても未来を作れるという象徴、それ故にOT最強スレでたまに出てくる。外見的に勇者主人公っぽく、勇者シリーズにしれっと混ざっている画像をたまに見かける。
ジャミル・ニート
30歳(戦時中15歳)、旧大戦での軍のエースであり、この世界のアムロに相当する人物、髪型は天パではない。
彼が誕生した時期はまだニートという言葉は使われておらず、のちにニートという単語が普及してしまたためにさんざんネタにされることに。
劇中ではほとんどジャミルと呼ばれ、誰もニートとは呼ばない、がガンダム関連の話題でニートという単語が出てきた場合大体ジャミルを指す。
一応職業はバルチャー、戦前の兵器の残骸等を回収しているジャンク屋である。
ティファ・アディール
NTの少女、いつ力が覚醒したのかは不明だが、地球で覚醒するという特異なNTであり、高い予知能力を持つ。
高い能力故に各勢力から狙われ、フロスト兄弟にはターゲットにされ、宇宙革命軍には地球産NTというあり得ない現象から忌避されるという立場であり、自己の力を恐れているが、ガロードと出会って変わり始めた。
ウィッツ・スー
フリーデンの雇われガンダムパイロット、真面目で空飛んでいる方。兄弟が多く家族のために金を稼いでいる。
ロアビィ・ロイ
フリーデンの雇われガンダムパイロット、チャラくて地上走ってる方。
シンゴ・モリ
フリーデンの操舵士。
キッド・サルサミル
フリーデンのメカニックチーフ、13歳でありガロードやジャミルも真っ青の年齢だが腕は確かであり天才でプロ意識も高い。
サラ・タイレル
オペレーター、キャリアウーマン風だが19歳である。
トニヤ・マーム
オペレーター、こっちは17歳。サラと違って軽い性格。
テクス・ファーゼンバーグ
フリーデン最年長の医者、36歳。医者は割とガンダムでは珍しい肩書だったりする。
フロスト兄弟
ライバル、2卵生双生児なのであくまで普通の兄弟程度の差しかないが、どんな時でもどんな場所でも意識を共有できる能力があるが、フラッシュシステムには対応しておらず、カテゴリーFと呼ばれている。そのせいか世界を恨み世界を滅ぼすために暗躍中。
シャギア・フロスト
兄さん、背が高いほう。ぱっと見30歳のジャミルより少し若い程度っぽいが、実は19歳である。シークレットブーツを履いているらしい。「当たらなければどうということはない」発言をしている、シャアのファンなのかは知らない。
オルバ・フロスト
弟の方。こっちは普通に年相応。
新連邦フィクス・ブラッドマン
連邦軍のトップ、地球を再統一し再び宇宙革命軍を攻撃するが、フロスト兄弟に暗殺される。
アイムザット・カートラル
フロスト兄弟の上司だったが兄弟に暗殺される。
カトック・アルザミール
連邦軍人、旧連邦時代からの軍人なので経験豊富である、が素行は悪く命令無視や上官に発砲等いろいろやってきた。ジャミルが迎撃したコロニーに妻子がおり、そのためニュータイプというものを恨んでいる(が迎撃以前に死亡済みなので当人も認める通り逆恨み)。
デマー・グライフ
NT候補の一人、アフリカ戦線のエース。白いのが好き。
ドゥエート・ラングラフ
NT候補、二重人格、戦闘時は性格が狂暴化するが、両人格の関係は良好かつ記憶も共有している。
ミルラ・ドライド
NT候補、ギリギリの戦いで戦死することを求めている。ギリギリの戦いができない相手は容赦ない。
アベル・バウアー
おっさん。年齢不詳だが外見的にランスローより老けているので35歳以上?っぽいが詳細不明。
NT候補(覚醒率5%未満)として登場、その後戦闘時に覚醒?してフラッシュシステムを起動するが敗北しNTを殲滅したい兄弟に殺される。
ティファともルチルともカリスとも違う能力らしい(ティファ談)、そのためか予知能力や精神感応等はやっていないが、そもそも1話限りのゲストでありであり背景が一切わからないキャラであり、謎が多い。
ルチル・リリアント
NT、戦争中にNT部隊の教育士官だった。戦争によって精神が破壊されたのち、Lシステムというシステムのコアとして使われた。その後軍によってLシステムを回収された際にはティファの肉体を通してフリーデンと接触した。
宇宙革命軍ザイデル・ラッソ
宇宙革命軍総統、自身の都合でしかNTを見ないという点では地球側と変わらず。ティファというNTとしてはイレギュラーな存在を見たときは危険視していた。
ニコラ・ファファス
地球のNT研究所の職員、小隊は宇宙革命軍のスパイ。宇宙に帰還後ザイデルに和平を主張して射殺される。
ランスロー・ダーウェル
宇宙革命軍のエース、かつてジャミル・ニートのライバルだったらしい、34歳だが老け顔ばっかりのXの中では珍しく若く見えるが声は割と老けている。
エスタルド
ウィリス・アラミス
フリーデンが一時期身を寄せたエスタルドの国家主席、しかし優柔不断であり自身は国家主席の器ではないことを自覚している、ガロードにあこがれている。
ルクス・ハノマーク
ウィリスの補佐官だが、事実上の摂政であり、ウィリスの優柔不断から多くの政務を代行している状態だった、敗戦後はエスタルドは自身の傀儡であるとしてウィリスに糾弾させ、敗戦の責を負うように演出する。
リー・ジャクソン
エスタルドの軍人。敗戦が確実になった時、旧型MS数機で連邦軍に特攻した、その際に軍部の独断という形式をとった。
グラント・スチュアート
エスタルドの議長。
その他カリス・ノーティラス
人工ニュータイムの少年。フォートセバーン市長の手によって作り出された。元々普通の人間であり、言動から望んで改造された模様。
所謂強化人間の部類だが、素直過ぎて人に利用されやすいものの、一定期間ごとに発作が起こるが精神的にはおおむね安定している印象。
人工ニュータイプ(強化人間の部類)+美少年+巨大NT専用機有り+敵+和解ルート入りと存在そのものがガンダム的に死亡フラグっぽかった上に予告に「愚かな僕を撃て」とあり、その後死にかけた上にNT専用巨大MAに乗せられる等死にそう感むんむんだった。が生存した。
初見で見るからに死亡キャラ+ガロードのライバルかたって思ったら、別にライバルにならずに最終回まで普通に生きていて驚いた思い出。
エニル・エル
胸がデカい。船から脱走していた時期のガロードとあるが、ガロードを誘惑するも全く効果がなく、ガロードを恨んでストーカーっぽい感じになり、初期はフロスト兄弟に代わっていつもの敵ポジションになっていた。
その後はトニアと友達になったり、ゾンダーエプタでフリーデンに救われたり、求婚されて迷ってる間にその男が連邦の手によって死亡してそのまま連邦と対立、その後フリーデンと合流する。
トニヤにガロードの件でお子様には大人の女の魅力はわからないという表現を使われていたが、10代である。父は宇宙革命軍将校ナーダエル。
パーラ・シス
反宇宙革命軍組織サテリコンの少女、宇宙革命軍によってコロニーを追われた宇宙難民。男女(キッド談)。宇宙に上がったガロードをGファルコンで救出し、サテリコンの壊滅後はガロードと行動を共にする。
ノモア・ロング
宇宙革命軍残党、地球にて正体を隠し戦後にフォートセバーン市を建設、巨大MAパトゥーリアを復活させ地球を滅ぼそうとする。
イルカ
白いイルカ、NTのような能力を持ちティファと意思疎通ができる。♀。その能力からオルクに狙われている。
用語NT
ニュータイプ。本作での「連邦軍の定義」では「フラッシュシステム」に対応しているか否かだけである、革命軍側の定義は不明。
宇宙革命軍側は宇宙に住むものこそNTであるという表現を用いる。
宇宙世紀とは割と別物で、ごくまれな例のようだが地球での覚醒がある(宇宙世紀では宇宙に上がらない限り基本覚醒はない)、人間以外も覚醒する事があるらしい(宇宙世紀での動物NTは…気にするな!)、さらにフラッシュシステムに対応していないがNTっぽい特殊能力持ちのカテゴリーFというのが存在し、またフラッシュシステムに対応しているという意味ではNTだが、ティファには別物といわれているアベル・バウアーというキャラがいる。
人工NT
所謂強化人間に相当すると思われる存在、だが劇中ではカリス一人だけなので詳細不明。失敗作が多数あったらしく、劇中のセリフから死亡していると思われる。
MS乗り
劇中ではMSが余りまくっているために、各地の人間が個人でMSを保有し、傭兵や盗賊となっている。使用するMSは主にドートレスが多い(一番余っているので)、特に北米ではフリーのMS乗りやバルチャーが幅を利かせている。
バルチャー
ハゲタカの意。各地で戦前戦中の機械の残骸などをあさり販売しているジャンク屋。特に北米に多いらしい。盗賊化しているものも多い。
オルク
海賊のようなもの。
カテゴリーF
Fはフェイク。フラッシュシステムに対応できないNTっぽい能力を持った人間の総称。しかし本編ではフロスト兄弟以外はあんまり厳密な感じではない。
ライラック作戦
NT専用MSベルティゴ5機とNT専用MAパトゥーリアを地球に降下させ、地球に潜入した工作部隊と合流し地球連邦を一気に殲滅する作戦だったが、大気圏突入時の戦闘でNT舞台は全滅、パトゥーリアも軌道をそれてしまった。終戦の4か月前の事らしい、この作戦が成功すれば戦争に勝ててたと博士は言っている。
赤い二連星
NTを自称している怪しい男2人組、かつての戦争で活躍したとして売り込んでいるが、誰も信用しない。
フラッシュシステム
サイコミュ的なもの、これに対応できるか否かが連邦のNTの基準である。
サテリコン
パーラが所属していた反宇宙革命軍組織、ガロードを保護しDXを修復した、本来だったら4話くらい出番があったと思われるが、短縮の影響か登場直後、わずか1話で壊滅した。
D.O.M.E.
月の基地にある存在、ファーストニュータイプを遺伝子レベルに分解してシステムに組み込んだもの。サテライトキャノンのマイクロウェーブ送信施設もここにある他D.O.M.E.によって操縦されるGビットによる防衛が行われており、容易に占領を許さない。
ティファの心に問いかけフリーデンを月に呼び寄せた。
感想等実は多分3週目、ただし10年ぶりくらいの視聴になります。
作品的には非常に堅実かつ落ち着いた作りです。ただやや地味というか話の途中での引っ張りぶそくっぽくもあり。
しかし初見時私はVガンダム初見時のこれはどの位置の話なのというのと同じ混乱を覚えたというか、素人目線だと割とギリギリ宇宙世紀とつながる雰囲気がかえって混乱の原因になってた気がします。
まあガンダムはどれもそうなんですが。
感想+α「ニュータイプという名の幻想でつながった世代」という言葉に私が思うこと
先にいますと、直接的にガンダム的な意味ではありません。
私は引退したゲーマーですのでゲーム目線からこの言葉について一言。所謂ゲームクリエイターといわれる人間の多くがちょうどこの世代なんです。
それ故に特に彼らがバリバリ現役だった90年代〜00年代前半には何というか「どこかガンダム的(というか富野的というかイデオンというか)というかその系統の影響を受けた感じ」の作品が幅を利かせていたというか。
私は世代的にその空気にあんまり触れなかったので何とも言えないのですが、何とも言えないガンダム的というか富野的な空気を持った作品が多く、特に所謂RPGの切り口は富野系の影響?と思える作品が散見されます。
漫画でも90年代辺りで活躍した人はガンダム好きが多いイメージ。
現在はその世代のクリエーターは50代に差し掛かり徐々に現役を退き始め、ゲームはソシャゲに市場が移りシナリオの切り口も変わり、また所謂なろうみたいな(これはそれこそそのRPGが作り出した流れの延長)ガンダムとはほぼ無関係のジャンルが台頭しており、時代はもう別のものなんだなとも思います。
何が言いたいかって言いますと「90年代から00年代初頭あたりに活躍したクリエーターは所謂NTという名の幻想でつながった世代」なんだなってこと。
ただ需要の仕方はいくつかパターンがあった気がしますが。
その上で96年という年は、今思えば日本のサブカルチャーの世代交代の年だったように思います色々と。あのあたりで世代が変わってるってのをここ数年で気が付いたというか。
その96年にこの作品が作られたのは何かいろいろ必然のような、偶然のような。