2018年11月05日
タイでの旅(1)ーーノンカイ
基本的に出不精の方で、あまりどんどんと出かけないのです。
しかし、せっかく異国の地タイに来て、大げさに言うと、異文化に接し、第二の人生を送ろうとやって来たのに、いろいろ経験をしないというのも、残念ですから、時には出かけることはあります。また、水耕栽培をしていることもあり、長くは出かけられません。また、動物を飼っていることも、旅への脚を重くしている要因でもあります。動物にしても、野菜にしても、手をかけるのを怠ると、直ぐにその反動が出ますから。
今回は、今まで出かけたところの一つの「ノンカイ」という街を紹介します。
とても歴史のあるいい街です。タイとラオスの国境に位置しています。イサーン地域でも最も活発な街の一つです。現在のタイになる前は、北からの侵略の盾としての役割を演じていたことが、県庁舎の記念碑から分かります。歴史は繰り返されるというと、やや語弊があるかも知れませんが、ラオスやタイは中国雲南省に拠点を置いたホー族の侵攻を受けていました。
19世紀の終わりには、メコン川を渡ってノンカイへの攻め入ったのですが、なんとか阻止できたようです。それを記念した記念碑が県庁舎の正面に建てられています。外国に来てみると、特に、東南アジアに来てみると、近現代の歴史の中で、相当な苦難があったことが分かります。
地理的な説明
大蛇の像が印象的
メコン川には日常的にも大きな蛇がいると人々は信じています。その大蛇への畏敬の念が、日常生活の土台になっていると言えそうです。特に、イサーン地域の北部、メコン川沿いの地域では、寺院でよく、大蛇の像を見かけます。日本でも、私の故郷の中国地方では、大蛇への畏敬が、日常的生活の中に存在していました。今でも神楽でオロチの演技が舞台で演じられるのを見ることが出来ます。
ケーク寺院(Wat Khaek)
ノンカイでは、中心からさほど遠くないところに、ケーク寺院があります。(Wat KhaekとかSala Kaew Ku)この寺院は、是非訪問したい寺院です。いろいろな種類の大蛇があり、いかにこの地の人々のなっかに大蛇への畏敬があったかが分かります。
加えて、私の注意をひいたのは、この寺院の人物像です。多くの彫像の柔和な顔立ちには、驚かされました。他の寺院の像と似ている無表情な物もありますが、切れ長の、垂れ目をしています。この意味するところは今のところ分からないのですが、恐らく大蛇と関係があるのではと思っています。
タイからヴィエンチャンを目指す外国人たち
タイからヴィエンチャンを目指す外国人は案外多いようです。彼らのヴィエンチャン訪問は、ヴィザと関わりがあります。タイでは、嘗て、ヴィザ管理が厳しくない頃、外国人のタイ滞在は、比較的大まかであったようです。その後も、その「大まかな」状態は残っているようですが、徐々に厳しく規則通り取り締まるようになって来たと言われています。
今の基本的な外国人長期滞在に対する規則は、1年の長期ヴィサ、それを取得するためには80万バーツの預金提示、90日ごとのイミグレーションへの(訪問)報告、などがあります。このような規則をクリアー出来ない外国人は、意外と多いのだと聞いています。そのため、少額のお金を使って、タイから出たり入ったりする人がいます。彼ら(の行為)はヴィザランと言われます。
密航者?
メコン川両川岸は近いので、泳いで渡る人もいるそうです。まして、小型船で渡ることは難しいことではありません。どんな小さな仕事でも、国境を越えるときは、イミグレーションを通らないといけないのですが、何らかの理由で、それを嫌う人がいます。密航者です。節約の為に、イミグレを通らないで、闇に紛れて暗闇の中を川を渡る場合もあるでしょう。中には、マリファナやコカインという違法物をタイに持ち込もうとする人もいます。これへの取り調べは厳しいです。それは、タイ側ではよく道路で検問をしていることに窺えます。マリファナ、コカインの密輸に眼を光らせています。私も何度も検問所で警察に止められましたが、幸運なことに、ちらっと顔を見ると、行け!というサインを示します。そんな時、警察のの対象は薬物なんだなと分かります。
今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。コメントなどありましたら、お願いします。また、ご訪問下されば幸いです。
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