2018年11月04日
タイでの日常生活(9)ーーBamboo Juice
今回は、Bamboo Juice(竹ジュース)の話です。
日本で、竹の中の液体(水?)は美味しいのだと聞いたことはありますが、実際に試したことはありませんでした。その希有な経験をすることが出来ました。竹ジュースです。ちょっと響きが悪いので、バンブージュースと命名します。取り敢えず。
ティラワットという人の紹介
竹林
日本では竹林はやや敬遠されてきています。それは、どんどん伸びるし、どんどん広がるからです。私の日本の家の裏にも自然の竹林があるのですが、年々それが広がって来ています。日本に住んでいない関係で、タケノコを採ることが出来ないので、伸び放題、広がり放題です。タイにも日本のような竹林はないでもないですが、広がり方が遠慮気味です。また、竹の質も小ぶりで、観賞用とか日除けとしては好都合のようです。
植林した竹林
今回訪問した竹林は、所謂、植林ですから、整然と植えられています。左の写真は嵯峨野の竹林の写真をお借りしました。日本の竹林は、大体このようになっています。
今回訪問した竹林は、規模は20エーカー近くの土地で、山腹に位置しています。周りには家々がすくなりなりかけて山に近づきつつあることが分かるような、土地です。
10本程をひとまとめにした竹が、等間隔で植えられています。Banboo farmですから、竹を育てています。水と肥料を定期的にやるために、散水用のホースがそれぞれの竹の株に設置してあります。このあたりは、私が水耕栽培をしているのと、コンセプトは同じです。規模はそうとうな広さなので、必要な水の量も半端ではありません。近くに池を掘って、そこからホースで水を汲み上げ、大きなタンクに水を溜めて、そこからそれぞれの竹に水がまかれるように、セッティングしてあります。
竹の中に水が溜まるようで、そこに穴を開けて、採取するようです。電動のドリルとナイロン製のストロー、ナイロン袋を持って、彼の後をついて行きました。竹に穴を開けて、水を採取するデモをしてくれました。
精製機
採取したバンブージュースは、特製の水精製機にかけられます。どうもこの精製機の作成に私の友人のティラワットが関わっているようです。二人は性格も違うし、キャリアも違うのに、どうして知り合いになったのだろうと思っていたのですが、この精製機のところで、あぁ、そうかって納得。
バンブージュース
精製したバンブージュースはペットボトルに入れられ、各地で販売しているようです。バンブージュースは体にいいと昔からタイでは言われているようで、大売れはしなくても、コンスタントに購入者がいるのだということでした。日本でも売れるかな?っと思いましたが、味付けなど、飲みやすい加工がなされないと、なかなか難しいだろうなというのが印象です。精製した後、殆ど何も加工してないようです。飲んで見ると、竹の匂いが強く、美味しいという印象は持ちにくいかったです。タイでは普通の水が安く手に入るので、バンブージュースに特別な関心のある人でお金持ち以外は日常の飲料としては、販売しにくい感じでした。まぁ、彼も商売気はあまりないようで、少し大規模な趣味を楽しんでいるという感じで取り組んでいるようです。やはりタイですかね。
Bamboo farmの主
彼は、変わった経歴の人です。穏やかな人です。元は僧侶をしていたとようです。その前は会社勤めをバンコクでしていたのですが、仕事がうまくいかなくて、人生が厭になり、僧侶になったのだとか。しかし、竹林をやりたくて、お金を貯めたのだそうです。人付き合いがあまり上手な方ではないので、今の仕事が向いているなって印象です。
今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。コメントなどありましたら、お願いします。また、ご訪問下されば幸いです。
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