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2023年04月19日

藤井聡太フィーバーで人気? 天童の将棋駒がふるさと納税返礼品に

藤井聡太さんの人気で将棋ブームに火がついているそうで、押し入れの奥から将棋の駒を引っ張り出し、久しぶりに打ってみようと熱が再燃したり、子供に将棋を習わせてみようなんて人も増えているようです


最近ではAI将棋ゲーム、ネット対局などデジタル将棋が大きく発展しましたが、まだまだ魅力が捨てがたいのが木の駒と盤を使った将棋です。



さてここで、将棋の駒の生産で、シェア9割を占めることで有名な街をご存じでしょうか。

それは東北山形の天童市。駒や将棋盤の生産はもちろん「人間将棋」などのイベントでも知られている、まさに将棋の町です。





天童の将棋駒は、もちろん値段などモノによっても異なりますが

・天然木製で高級感があり、手触りが良い。
・駒の重心が低く安定感があり、指しやすい。
・文字に天然漆を使用し、色味が美しく、耐久性に優れている。漆を重ねることで掘った部分を平らに仕上げる「彫埋駒」、文字を盛り上げる「盛上駒」など芸術品ともいえるような最上品もある
・熟練した職人による手作りで、駒それぞれに個性がある。
・駒箱・駒袋にも工芸的に美しい見た目を実現している。

といった特色があり、根強く愛されています

そんな天童市、ふるさと納税で将棋の駒、また駒と盤のセットなどを提供しています。

ふるさと納税の返礼品として提供されているモノを紹介するとこちらがあります





こちらは、同市にある創業70余年の将棋駒専門店、ホリコシが製作している駒・将棋盤

職人の手作業で文字部分を手彫りした「堀駒」で、国産の高級材料である薩摩黄楊(さつま柘植、さつまつげ) 枝材を使用した一品です。

卓上版も、天然木で厚みがあり、ずっしりとした重みが感じられます

もっとリーズナブルな文字部分をスタンプのように押した押駒も同市のふるさと納税で提供されています。



どうせ将棋をするなら本場天童の駒で、というニーズは高く、しかもふるさと納税なら負担少なくお得に手に入るとあってそうとう人気。つねに品切れ寸前になるものもあるようなので申し込みはお早めに。


2023年04月11日

鱒なんだか鮭なんだか「マスサーモン」の正体とは

サケとマスの違いは、降海するのがサケで、淡水でずっと過ごすのがマスというざっくりした分け方があるものの、学術的というより、食をはじめとした、私たちの文化が作り出した分け方といえるもの。

日本の鮭と鱒に対応する(といっても厳密には差異があるのだけど)、英語のsalmonとtroutも同様に、種としてはっきりわけられるわけではありません。

という話を何度かしていたのですが、いくらなんでもそれはないだろう、という魚の名前を発見しました。それは「マスサーモン(masu salmon)」。

まぎらわしいです。ちょっといいかげんにしてください!
実はこのマスサーモンは、英語でサクラマスを指す言葉。

サクラマスは、カムチャッカ半島や千島、樺太、日本や台湾、韓国などにも生息するサケ目サケ科に属する魚。繁殖期になると、ピンクがかった桜色の婚姻色が現れることから、日本ではこの名で呼ばれています。ちなみに、サクラマスの降海しない陸封型のものはヤマメです。

masu salmonと、英語名に日本語であるマスが入っていることからもうかがえるように、やはり日本に多く分布している魚であることから名づけられたもの。日本語を採用してもらったばっかりに、なかなか欲張りな名前になってしまったのですね。

そのほか、cherry salmonという呼び名もあり、これは日本名のサクラマスを訳したものだと思われます。

ほかに Oncorhynchus masouという言い方もあるそうです。やはりマスが入ってますね。なお、Oncorhynchusは、タイヘイヨウサケ属を示す学名。つまり、学名でもマスという呼び名が使われているわけです。

なんだか誇らしくなりませんか。ならねえか。

以上、いかに鮭と鱒、salmonとtroutの用語が入り乱れて大変なことになっているかという話でした。

2023年04月10日

サケをご神体とする嘉麻市の「鮭神社」とは? 2022年は鮭が還ってきた?

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鮭は川で生まれ、大海にわたり大きく成長。生まれ育った川を忘れずに還り、産卵、そして生を終えます

その神秘的かつロマンチックな生涯は、私たちに、どこか敬虔な気持ちを呼び起こしてくれます

そのためか、太古の昔から日本では、鮭を豊穣のシンボルとしてまつる文化がありました

北海道や北陸など、サケが遡上する川の河口には、豊漁を祈り、神社が建てられていることは少なくありません

そして、今回紹介するのは、鮭そのものをご神体としている神社

福岡県嘉麻市の「鮭神社」です



鮭を祀る神社が、鮭が地域の食文化としっかりと結びついている北海道や東北ではなく、暖かい九州にあるのが興味深いですよね

その理由は簡単

実は、この地域、遠賀川水域は、日本で鮭の遡上が確認できる日本最南端なのです

同地に鮭が遡上していたことは、1000年以上前の文献から確認されており、それが鮭を奉る慣習につながったものと考えられます。


鮭は、海の神の使いとされてれおり、とくに遠賀川上流までさかのぼってきた場合、五穀豊穣のしるしとされ大切にされていました。

なんと、昔は地元の方々は鮭を食べるのを禁じられていたとか。

境内にある碑文には、明和元年(1764)に、鮭が奉納されたことが記されています。

現在、鮭神社では毎年12月13日、献鮭(けんけい)祭が行われ、その年に獲れた鮭を、境内にある「鮭塚」に奉納しています



さて実は、遠賀川水系では、鮭の遡上は長く、ほとんど絶えてしまっていました。

要因としては気候の変化、また明治から昭和初期にかけ隆盛を極めた周辺の炭鉱の操業により、水質が悪化したことなどが考えられています

サケの捕獲がない場合は、献鮭祭では代わりとして、目や尾ひれなどの飾りを付けた大根が祭壇に供えられます。

しかし、長らく続いたその様相が変化したのが昭和53年、大正15年以来、記録上50年ぶりにサケの遡上が確認され、本物の鮭による奉納が行われました

以来、伝統を復活させようという機運が高まり、昭和60年に放流事業が開始されました

現在、地元の「遠賀川源流サケの会」が20年以上前から放流を実施。

その結果、毎年ではないものの、遡上が確認できるようになりました。


最近では2017年、2020、2021年と生息が確認

2022年は残念ながら鮭の遡上は確認できず、同年の献鮭祭では、大根のお供えがされています

九州に根付く鮭文化が、今後も続いてくれることを願うばかりです

政治家がふるさと納税をやってはいけない理由とは

ふるさと納税について色々調べていて、面白い(といってはなんですが)ニュースがありました。



兵庫・養父市の市議会の議員さんが、「ふるさと納税」をしたことが問題になっているそうです。


養父市の谷垣満市議が、養父市にふるさと納税制度を利用して寄付を行い、返礼品として日本酒を受け取っていました。





谷垣氏は、そのことを自分のフェイスブックに、日本酒の画像入りで書き込んだそうです。


え、どこが問題なの?と思いましたよね


しかし、公職選挙法では政治家による寄付行為は禁止されています。同市議はその指摘を受け、寄付を取消し、日本酒を返し、控除を行った申告も修正、謝罪したとのこと。



ふるさと納税と公選法の関係、私も知りませんでした。
公選法は有権者への寄付は禁止していると思っていたのですが、自治体でもダメなのですね。




改めてふるさと納税について説明すると、これは自治体への寄付金の大半が納税額から控除できるもの。実質的には税額が移転することになるので納税先を選んでいるようですが、あくまで寄付です。

もちろん納税であれば公選法に違反することはないでしょうが、寄付です。
政治家の皆さんは注意しましょう。



考えてみれば、行政府である自治体に、議会議員がお金を渡していた(しかもお礼に物をもらっていた)というのは、三権分立的におかしなことになるのかもしれませんね。私は難しいことはわかりませんが。


同市議の会見では、ふるさと納税は納税先を選ぶ制度だと思っていて、違反するとは思わなかったとの言葉。
おそらくこれは本当なのでしょう。寄付をSNSに投稿するという緊張感のなさにもよく表れています。



各政党でも所属議員に注意喚起していることは想像に難くありませんが、とかく地元とのつながりをアピールしたい政治家のこういった事件、これからもおそらく繰り返し発生するのではないでしょうか。

もう一度言います。




政治家の皆さんは注意してください。






まあ、今のところ政治家ではない私を含めた人たちはしっかりふるさと納税で寄付して、返礼品がもらえるということで、喜ばしいことではありませんか。







サケ好きの必携書『サケマス・イワナのわかる本』のすすめ

私にとって鮭は食べるもので、あまり学術的なことには興味が深いわけではないのですが、このサイトを始めてからというもの知識欲が湧き出てきて、色々本を読むようになりました。
そして、最近たいへん面白い本を読みましたので紹介します。

それは改訂新版 サケマス・イワナのわかる本 Salmon, Trout, Charr
サケ科魚類の種類や生態、文化など、サケ・マスに関する知識が網羅されたこの本。食文化として人間とのかかわりはもちろんのこと、釣魚など多様な角度から論じていて、知識が深まります。類書は何冊か読みましたが、文章も研究書的なものではなくて読みやすいです。
章立ては以下の通り
第1章 サケ科魚類の基礎知識 
第2章 サケ科魚類学 
第3章 サケ科魚類の起源と系統 
第4章 サケ科魚類の名称 
第5章 分類と検索 生態の特徴 
第6章 魚類解説 
第7章 人工種苗 
第8章 サケマス魚類の多様性 
第9章 サクラマスとヤマメの生活 
第10章 ニジマスの世界 
第11章 サケマス魚類の未来 
カラー写真がたくさんあることもおすすめポイント。釣りが好きな人はとくに、釣れた魚の種類がわからないことがあると思いますが、パーマークとか銀化とか、成長ごとの変化も含めて、写真が収められているので、資料として非常に役立ちます。

私にとってもこの本はこのサイトを運営する上でも必携になりそう。というか、この本から知識的なところはそうとうパク・・いや参照することになりそうです。
posted by ちゃんにし at 09:22 | Comment(0) | メンテ中

2023年04月09日

海の幸の宝庫淡路の新名物「淡路島サクラマス」

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魚介類の名産が多い兵庫の淡路島・福良。昔から「とらふぐ」や夏に出荷される鱧(はも)などで有名な港町ですがが、新たな名産が誕生したことをご存知でしょうか。
それが「淡路島サクラマス」
まず、サクラマスは
サクラマスとは「ヤマメ」が海にわたったもの。サケの種類の魚は、同じ種類でも海に渡り、川に帰ってくる個体とずっと川や湖など淡水で過ごす個体があり、ヤマメが海に渡ったものがサクラマスとなります
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厳しい環境で生き抜くことで、海で育ったマスは体が大きくなり、脂がのります。サクラマスも味が良いことで知られ、高級魚として流通しています。 とはいえ、サクラマスの天然物は希少。また養殖も技術的に難しいのが現実です。 理由として、海にわたる魚なので海水で育てなくてはならず、海にいけすを作る必要があるのですが、マスの海での生活には謎の部分が多く、潮の流れなど自然に近い条件が作り出すのが難しいのです。 そんななか、サクラマスの養殖に乗り出したのが淡路島なのです
地元の知恵が生んだブランド
淡路島は鳴門海峡の近くにあり、潮流が非常に速いことで知られます。常にきれいな水が供給され、同島にある福良湾は、トラフグやはもなど、難易度の高い養殖事業を手掛けてきました
その地元養殖業者の知恵を集め、上質なサクラマスの養殖に挑戦し、見事成功 2017年春にはじめて本格販売が開始しました。
この淡路島サクラマス、冬のトラフグと夏の鱧の中間に提供されることもポイント。島にとって海の幸は大きな産業ですから、町おこしにもってこいなのです。
淡路島サクラマスを楽しむには

さてサクラマスの旬は3月〜5月で、淡路島サクラマスはこの時期だけに限って出荷。 あわじ市では「淡路島サクラマスプロジェクト」を実施し、街を挙げて新名物を推しています。 旅行者らが、丼や鍋を中心に、朝にしめたサクラマスを使った、淡路島でしか食べられないメニューを様々な店舗で愉しめるようホテルや料亭、レストランの料理人とコラボしながら、料理を考案しています。
現在、サクラマス料理が食べられるお店等は、以下のサイトで紹介されています。 2023年は淡路島内の33店舗が参加、56メニューが楽しめます http://www.awajikoku.com/sakuramasu/<外部リンク>
淡路島を訪れた際はぜひお楽しみください。 また、全国どこからでも通販で淡路島サクラマスを購入できます 切り身のほか漬け丼、アヒージョなど魅力的な製品となって販売されています。 自宅にいながら、ブランドサクラマスを堪能してみてはいかがでしょうか
posted by ちゃんにし at 12:02 | Comment(0) | 観光
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