2023年11月30日
自然の要衝を攻略せよ!エディンバラ城に行ってみた(Edinburgh Castle)
スコットランドの首都であるエジンバラ。その中心地に、火山活動が作り上げた峻厳な岩山の上に立つエジンバラ城があります。
旧市街の最も高いところにあるこの城の歴史は非常に古く、紀元前9世紀ころこの地に要塞が建てられたことを起源としています
その後、破壊と再建を繰り返しながら政治、軍事の中心地でありました。
昔も今もエディンバラのシンボルです。
正面エスプラナード広場から見る、堂々たる門構えもさることながら、城の周囲から見上げると、「キャッスル・ロック」と呼ばれる岩と一体化しているかのような威容。
ぐるっと周囲を回ってみてみてください。その「守りの固さ」をありありと感じることができるでしょう。
城内に入ると、スコットランド王室の歴史を感じさせる見どころが多数。
場内で最も古い建造物がセント・マーガレット教会堂。石を積み上げた厚い壁、アーチ状の入り口が特徴のノルマン様式の教会です。12世紀に、デイヴィッド1世が母マーガレットを偲び建てたといわれています。
城内博物館に収蔵されている「戴冠用宝器 スコティッシュ・クラウン・ジュエル」は1543年にメアリ女王の戴冠式から用いられた冠・剣・笏(しゃく)の宝物。現在も城に正式に駐留するスコットランド駐留部隊は宝物の警護が大きな任務の一つなのだとか。
ジェームス2世の命により14世紀に設置された巨大な大砲「モンス・メグ」も迫力満点。
モンスメグは役目を終えた後、イングランドのロンドン塔に保管されていましたが、スコットランドの国民的詩人、小説家であるウォルター・スコットらの尽力により城内に戻されたそうです。
エスプラナード広場では毎年8月、スコットランド駐留部隊のパレード「ミリタリー・タトゥー」が開催されることでも知られています。
街全体が歴史遺産であるエジンバラ。最高の観光は旧市街、新市街を、どこからともなく聞こえるバグパイプの音を聴きながら、ひたすら散歩することですが、坂が多く体力勝負でもあります。切り立つ坂をがんばって登り切り、広場から、また城の中から、街を一望すると、なかなかの達成感。ぜひ思い思いの「城攻め」を楽しんでみてください。
2023年11月29日
東京の秘湯 奥多摩温泉を日帰りで楽しむならこの2軒
今回は、都内に住んでいる方でも、日帰りで温泉旅行気分を味わうことのできる場所を紹介
東京の西の西、青梅街道をずんずん車で進んでいくと、広がるのは都内とは思えない深い緑と、きれいで豊かな水。
そう、奥多摩です
多摩川に沿って進むと、マイナスイオンがたっぷり含まれた(って常套句だけど)清涼な空気を感じることができます。胸いっぱいに吸い、体内の酸素を入れ替えただけで、何かリフレッシュした感覚。
そして奥多摩温泉。
日帰りで利用できるところはそれほど多くはないのですが、お気に入りの2施設。
まず定番は「奥多摩温泉 もえぎの湯」。
東京都西多摩郡奥多摩町氷川119−1
奥多摩温泉の源泉を使った大きな露天ぶろ、内風呂がある総合温泉施設です。大きな窓からは、緑がたっぷり臨めます。
ただ、人気施設のためいつも込み合っているということもあり、もうひとつゆっくりできないことも多い。また、小規模でもいいので、ひなびた「温泉宿」的な雰囲気も味わいたくなります。
そこで、もえぎの湯から、車であれば数分の近くにあるのが「蛇の湯温泉 たから荘」です
東京都西多摩郡檜原村数馬2465
道路から少し低いところにあり、分厚いかやぶき屋根だけが頭を出しています。堂々たる破風は、思わず吸い寄せられる引力を持っているようです。
この屋根は「兜づくり」といわれ、この地に古くから伝わる工法。今はこの様式で建てられた建物は数件しか残っておらず、たから荘の建物はなんと500年の歴史があります
蛇の湯という温泉名は、その昔大蛇がこの温泉で傷をいやしたとの言い伝えから。
いかにも「秘湯」の雰囲気ですね。「日本秘湯の会」(そんな会があるのか)の会員となっている温泉の一つだそうです
旅館のため基本は泊りのお客様のためのお風呂ですが、日帰りにも対応しています
日帰りで入れるお風呂は小さめの内風呂。特別さは感じないかもですが、窓から見える深い緑と川のせせらぎに心が休まり、じっくり落ち着いて入れます。
そして、これはもちろん保証の限りではないけれども、あまり込むことがなく、貸し切り状態で入れることが多いのも特徴。
私は、午後3時ころにふらりと入ることが多いのですが、先客があることのほうが少ない。
なお、昼食時には地元の山菜などをつかったお食事も楽しめます。時間が限られますので事前に確認を。ちなみに、周りにお食事処は多くないので注意してください
2つの温泉は、基本的に青梅街道をまっすぐいけばついてしまうので、はしごするのはとても楽。そして、さらに進んでいくと、奥多摩湖が眼前に広がり、旅はクライマックスへ。
奥多摩湖の湖面はどこかメタリックな輝き。写真が下手でうまく伝わらないけれども
風景や空気、音、そして湧出する温泉で、土地が持つパワーを体いっぱい感じることができる奥多摩。都心から半日でも楽しめるパワースポットです。
おすすめします。
東京の西の西、青梅街道をずんずん車で進んでいくと、広がるのは都内とは思えない深い緑と、きれいで豊かな水。
そう、奥多摩です
多摩川に沿って進むと、マイナスイオンがたっぷり含まれた(って常套句だけど)清涼な空気を感じることができます。胸いっぱいに吸い、体内の酸素を入れ替えただけで、何かリフレッシュした感覚。
そして奥多摩温泉。
日帰りで利用できるところはそれほど多くはないのですが、お気に入りの2施設。
まず定番は「奥多摩温泉 もえぎの湯」。
東京都西多摩郡奥多摩町氷川119−1
奥多摩温泉の源泉を使った大きな露天ぶろ、内風呂がある総合温泉施設です。大きな窓からは、緑がたっぷり臨めます。
ただ、人気施設のためいつも込み合っているということもあり、もうひとつゆっくりできないことも多い。また、小規模でもいいので、ひなびた「温泉宿」的な雰囲気も味わいたくなります。
そこで、もえぎの湯から、車であれば数分の近くにあるのが「蛇の湯温泉 たから荘」です
東京都西多摩郡檜原村数馬2465
道路から少し低いところにあり、分厚いかやぶき屋根だけが頭を出しています。堂々たる破風は、思わず吸い寄せられる引力を持っているようです。
この屋根は「兜づくり」といわれ、この地に古くから伝わる工法。今はこの様式で建てられた建物は数件しか残っておらず、たから荘の建物はなんと500年の歴史があります
蛇の湯という温泉名は、その昔大蛇がこの温泉で傷をいやしたとの言い伝えから。
いかにも「秘湯」の雰囲気ですね。「日本秘湯の会」(そんな会があるのか)の会員となっている温泉の一つだそうです
旅館のため基本は泊りのお客様のためのお風呂ですが、日帰りにも対応しています
日帰りで入れるお風呂は小さめの内風呂。特別さは感じないかもですが、窓から見える深い緑と川のせせらぎに心が休まり、じっくり落ち着いて入れます。
そして、これはもちろん保証の限りではないけれども、あまり込むことがなく、貸し切り状態で入れることが多いのも特徴。
私は、午後3時ころにふらりと入ることが多いのですが、先客があることのほうが少ない。
なお、昼食時には地元の山菜などをつかったお食事も楽しめます。時間が限られますので事前に確認を。ちなみに、周りにお食事処は多くないので注意してください
2つの温泉は、基本的に青梅街道をまっすぐいけばついてしまうので、はしごするのはとても楽。そして、さらに進んでいくと、奥多摩湖が眼前に広がり、旅はクライマックスへ。
奥多摩湖の湖面はどこかメタリックな輝き。写真が下手でうまく伝わらないけれども
風景や空気、音、そして湧出する温泉で、土地が持つパワーを体いっぱい感じることができる奥多摩。都心から半日でも楽しめるパワースポットです。
おすすめします。
2023年11月18日
本格革製品を格安で 浅草下町恒例「靴のめぐみ祭り市」11月18日、19日
2023年11月18日と19日、東京台東区、浅草近くの一角で、毎年恒例のイベントが行われています
それは台東区清川の玉姫稲荷神社で開催されている
「靴のめぐみ祭り市」(靴まつり)です
会場はの玉姫神社は、奥浅草ともいわれる下町にあります。別名では、労務者の町として知られるいわゆる「山谷」の中心。
浅草寺、雷門など浅草の中心地からは徒歩で20分程度離れた場所です。
あしたのジョーで知られる「泪橋」が近く、同作にもこの神社が度々登場していたりもします。
さて、山野の地域一帯は、昔から皮革工場、またその加工品である靴やバッグの製造工場があります。現在は工場は減少傾向にあるものの、革靴の生産ではいまだ国内随一です。
そのため玉姫稲荷神社は、氏子に多くの靴業者がいる「靴の神様」として知られています
昭和49年(1974年)からは、神社の境内と周囲一帯で、毎年11月の土日、日本最大級の靴の市といわれる同イベントが催されているのです
ここでは二日間で10万足を超える靴が出品され、靴のほかバッグやベルト、財布など革製品を中心とした多彩な出店でにぎわいます。
「お祭り」の出店というと、あまり出所がわからないもの、品質がよろしくないものというイメージがありませんか?
お祭りはそれもまた一興というところもあるように思えますが、この靴のめぐみ祭り市は、ほかとは明確に一線を画しています。
何しろ靴の業界団体が主催に名を連ね、露店もしっかりと屋号を出して出店しているところがほとんど。そのため品質が高く、そして安い。市場価格の6〜8割引の特別価格で購入できるといわれています
また、3000円から5000円の本革ビジネスシューズや長財布、名刺・定期入れなどがあり、また数百円の皮手袋、ベルトなどなど、安いものはしっかり安い。
買い物客も掘り出し物を狙って買う気満々で回遊し、ディスプレイされている商品の回転は非常に速く、どんどん売れていきます。
とくに狙いはノーブランドでもしっかりしたつくりの本革製の靴や財布、小物など
「クラフトマンシップ」が感じられる高品質の掘り出し物をみつけるチャンス!
店員さんにお聞きすると、発注を受けたもののサイズや部品などを間違えて作ってしまって売り物にならなかったものなどを出品することが多いようです
それだけ聞くとハンパモノ、みたいに聞こえますが、それは発注と異なるだけであって、決して作りが悪いわけではありません。
この高級感で1万円以下?と驚くようなものも多く、むしろ、ここでしか買えないレアな品とも言えます
そういうわけで、商品は本当にどんどん売れていき、最終日二日目の夕方には、かなり商品が少なくなってしまう。そういう、ガチ感のあるマーケットになっているわけです
また、出店のほか、神社では使い終わった靴のお焚き上げを行う「靴供養」、男女の靴をあしらった二基の「靴神輿」の練り歩きなども行われます。
明日19日が最終日、17時までになりますので、お時間がありましたら、ぜひのぞいてみてください。
第49回 靴のめぐみ祭り市
2023年11月18日(土)〜11月19日(日)
時間:9:00〜17:00
場所:玉姫稲荷神社
住所:東京都台東区清川2-13-20
アクセス
JR常磐線「南千住駅」徒歩10分
東京メトロ日比谷線「南千住駅」徒歩10分
2023年11月17日
ふるさと納税で山形の米ブランド「つや姫」が毎月届く
ふるさと納税の真打登場といってもよい話題。
返礼品は、豪華さ、お得感があることもさることながら、地域地域の個性が発揮することが成功のカギ。
そのため名産品など食べ物が主役となるのは自然な流れといえるでしょう
なかでも、日本には「米」のブランドが多数あり、各地で返礼品として採用。軒並み人気を集めています
ふるさと納税の制度が、居住地ではなかなか試す機会がない全国のブランド米を味わう機会にもなっているわけです
そのなかで、今回紹介するのは山形市が提供する返礼品、お米「つや姫」です。
米のブランドにはいろいろなものがありますが、つや姫は比較的新しい品種。実は、いま山形県全体で推している最高級米のブランドなんです。
昔からお米で有名な山形県。さまざまなブランド米のルーツとなるのが、庄内町で育成した品種「亀の尾」という品種です。
亀の尾は、明治時代に山形の農家、阿部亀治さんが、冷害の時期においても生育のよい種を選りすぐった品種を起源としており、よい「食味」をもつことも大きな特徴
今や全国区の人気となっているコシヒカリやササニシキなどのコメも、亀ノ尾の子孫とも呼べる品種であり、その風味を引き継いでいます。
山形県の主力品種としては、「はえぬき」なども亀の尾の流れを汲んでいます。
さて、つや姫は、生産者からさらなる良食味の品種が求められたことから、地元農家のノウハウを挙げた大プロジェクトにより、「極良食味系統」として開発。
平成10年から「つや姫(山形97号)」の育成が始まりました。
栽培のプロセスでは、苗を一本ずつ検査しながら観察。試食を繰り返しながら、よいものだけ厳選。なんと、10万分の1の確率で選抜されたものがもとになっているそうです。
そのような、厳しい品種開発の末、つや姫は爆誕したんです。
「つや」「白さ」「甘み」を兼ね備えた、最高級のコメは、各機関、料理のプロから高評価を受け、はやくもあたらしい名物として知られるようになりました。
つや姫をふるさと納税の返礼品にしている自治体は山形県を中心に多数あります。なかでも人気なのが、定期配送プランを提供する自治体です
たとえば山形市では、5キロずつ、6か月6回の定期便をふるさと納税で提供。
6か月分、じっくりと味わうことができ、また定期便なので保管場所にも困りません
他の米と食べ比べたり、様々なシチュエーション、料理の種類などにより使い分けたりするのも楽しそう
皆様もぜひ機会があれば、あとふるさと納税の上限枠があれば。
返礼品は、豪華さ、お得感があることもさることながら、地域地域の個性が発揮することが成功のカギ。
そのため名産品など食べ物が主役となるのは自然な流れといえるでしょう
なかでも、日本には「米」のブランドが多数あり、各地で返礼品として採用。軒並み人気を集めています
ふるさと納税の制度が、居住地ではなかなか試す機会がない全国のブランド米を味わう機会にもなっているわけです
そのなかで、今回紹介するのは山形市が提供する返礼品、お米「つや姫」です。
米のブランドにはいろいろなものがありますが、つや姫は比較的新しい品種。実は、いま山形県全体で推している最高級米のブランドなんです。
昔からお米で有名な山形県。さまざまなブランド米のルーツとなるのが、庄内町で育成した品種「亀の尾」という品種です。
亀の尾は、明治時代に山形の農家、阿部亀治さんが、冷害の時期においても生育のよい種を選りすぐった品種を起源としており、よい「食味」をもつことも大きな特徴
今や全国区の人気となっているコシヒカリやササニシキなどのコメも、亀ノ尾の子孫とも呼べる品種であり、その風味を引き継いでいます。
山形県の主力品種としては、「はえぬき」なども亀の尾の流れを汲んでいます。
さて、つや姫は、生産者からさらなる良食味の品種が求められたことから、地元農家のノウハウを挙げた大プロジェクトにより、「極良食味系統」として開発。
平成10年から「つや姫(山形97号)」の育成が始まりました。
栽培のプロセスでは、苗を一本ずつ検査しながら観察。試食を繰り返しながら、よいものだけ厳選。なんと、10万分の1の確率で選抜されたものがもとになっているそうです。
そのような、厳しい品種開発の末、つや姫は爆誕したんです。
「つや」「白さ」「甘み」を兼ね備えた、最高級のコメは、各機関、料理のプロから高評価を受け、はやくもあたらしい名物として知られるようになりました。
つや姫をふるさと納税の返礼品にしている自治体は山形県を中心に多数あります。なかでも人気なのが、定期配送プランを提供する自治体です
たとえば山形市では、5キロずつ、6か月6回の定期便をふるさと納税で提供。
6か月分、じっくりと味わうことができ、また定期便なので保管場所にも困りません
他の米と食べ比べたり、様々なシチュエーション、料理の種類などにより使い分けたりするのも楽しそう
皆様もぜひ機会があれば、あとふるさと納税の上限枠があれば。