返礼品は、豪華さ、お得感があることもさることながら、地域地域の個性が発揮することが成功のカギ。
そのため名産品など食べ物が主役となるのは自然な流れといえるでしょう
なかでも、日本には「米」のブランドが多数あり、各地で返礼品として採用。軒並み人気を集めています
ふるさと納税の制度が、居住地ではなかなか試す機会がない全国のブランド米を味わう機会にもなっているわけです
そのなかで、今回紹介するのは山形市が提供する返礼品、お米「つや姫」です。
米のブランドにはいろいろなものがありますが、つや姫は比較的新しい品種。実は、いま山形県全体で推している最高級米のブランドなんです。
昔からお米で有名な山形県。さまざまなブランド米のルーツとなるのが、庄内町で育成した品種「亀の尾」という品種です。
亀の尾は、明治時代に山形の農家、阿部亀治さんが、冷害の時期においても生育のよい種を選りすぐった品種を起源としており、よい「食味」をもつことも大きな特徴
今や全国区の人気となっているコシヒカリやササニシキなどのコメも、亀ノ尾の子孫とも呼べる品種であり、その風味を引き継いでいます。
山形県の主力品種としては、「はえぬき」なども亀の尾の流れを汲んでいます。
さて、つや姫は、生産者からさらなる良食味の品種が求められたことから、地元農家のノウハウを挙げた大プロジェクトにより、「極良食味系統」として開発。
平成10年から「つや姫(山形97号)」の育成が始まりました。
栽培のプロセスでは、苗を一本ずつ検査しながら観察。試食を繰り返しながら、よいものだけ厳選。なんと、10万分の1の確率で選抜されたものがもとになっているそうです。
そのような、厳しい品種開発の末、つや姫は爆誕したんです。
「つや」「白さ」「甘み」を兼ね備えた、最高級のコメは、各機関、料理のプロから高評価を受け、はやくもあたらしい名物として知られるようになりました。
つや姫をふるさと納税の返礼品にしている自治体は山形県を中心に多数あります。なかでも人気なのが、定期配送プランを提供する自治体です
たとえば山形市では、5キロずつ、6か月6回の定期便をふるさと納税で提供。
6か月分、じっくりと味わうことができ、また定期便なので保管場所にも困りません
他の米と食べ比べたり、様々なシチュエーション、料理の種類などにより使い分けたりするのも楽しそう
皆様もぜひ機会があれば、あとふるさと納税の上限枠があれば。
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