お勧めしたいのが東京・文京区にある六義園
もともと、江戸時代の将軍・徳川綱吉の側近柳沢吉保の屋敷として作られた庭園で、明治時代には、三菱財閥の創始者で、新一万円札の肖像でもおなじみ岩崎弥太郎氏が別邸として所有し、昭和13年に東京都に寄付されました。
小石川後楽園と並び東京の2大庭園と言われているそうです
駒込駅の目と鼻の先にあり、大都会のビルに囲まれながら、都内とは思えないほどの広大な庭園。まさに「東京にもあったんだ」と歌いたくなるような、緑豊かなスペースです。
さて。六義園の魅力として、庭園を彩る季節季節の植物があります。春のつつじや秋の紅葉など、一年を通し私たちの目を楽しませてくれます。
そして春はなんといっても、しだれ桜。
この時期、正門前は長い列、若干心が折れそうになるのですが、意外と流れは速く実際は20分まちくらいでした(皆様も列の長さにひるまないように)
庭園は泉を中心に、中之島が風情ある橋で結ばれています。園内の丘を上がってみると、紀州和歌山の景勝地、和歌の浦の景観に範をとった庭園全体が眼前に。統一感、世界観が感じられる、見事なランドスケープ
実は、有名なしだれ桜なのですが、六義園は桜がたくさん咲いているいわゆる典型的なお花見スポットなわけではありません。大きなしだれ桜が2本ほどあるだけです。
それでもものすごい人だかり。とくに、夜になると見事なライトアップが施されることから、それを一目見ようと人が集まるわけです。外国の方も多数いらっしゃっていました
まず入り口近くにある桜の巨木が、六義園の春のシンボルといえます。
ここの人だかりは、マジですさまじいものがあった(だから写真がひどい、という言い訳)のですが、私の本当のおすすめが、奥にあるもう一本。
縦に大きく、しだれた枝が段々を作っているのが特徴
かなりライトアップで本気出してきます。
このライトアップは桜の季節限定で、4月5日までは開館時間を延長。
満開の花の下でのんびり、という所ではないのですが、一度は行きたい名所です。
また、私自身は今回初めて行った庭園ですが、木々を見ていくうち「ここ、紅葉の季節が本番だよね」とも実感。秋にも行ってみたいな、と思えます。
一年を通して楽しめる年間フリーパスも用意されています(パスがあれば正門の列も並ばなくてOK)
そんなこんなで、都内の桜はまだまだ見ごろだと思いますので、ぜひ足を運んでみてください。
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