2020年07月25日
開けてびっくり エンジン腰上 バイクレストア 第5弾【16】TW200なんちゃってアドベンチャー化
そろそろ梅雨も明けそうですね。
曇りと雨ばかりでほとんど晴れが無くメリハリがなかった為か、あっと言う間に7月も終わってしまいそうです。
新コロ助は相変わらず、元気いっぱい。
退職して丸3年と1か月が過ぎようとしています。
コロ助以外は何も問題なく、計画通りのセカンドライフを過ごしています。
曇りと雨ばかりでほとんど晴れが無くメリハリがなかった為か、あっと言う間に7月も終わってしまいそうです。
新コロ助は相変わらず、元気いっぱい。
退職して丸3年と1か月が過ぎようとしています。
コロ助以外は何も問題なく、計画通りのセカンドライフを過ごしています。
さて、このマシン(TW200 2JL)ですが、レストア時に測定した圧縮圧力に異常がなく、異音も無かった為にエンジンはバラしませんでした。
その後、主に近所の買い物(妻とのタンデムが多いです)で2000q程走りましたが、シリンダーヘッドからのオイル漏れが発生しました。
そこで、腰上を分解・点検することにしました。
ガスケット類は新品にします。
純正ではないですが、オーバーホールキットが出ていますので調達します。
しかし、メーカー違いで倍半分の価格です。
【USA在庫あり】 ムースレーシング MOOSE RACING トップエンド ガスケットセット 87年以降 TW200 0934-4774 JP店 価格:4,810円 |
【USA在庫あり】 ベスラ Vesrah トップエンド ガスケットセット 97年以降 TW200 VG-6129-M JP店 価格:9,686円 |
これだけ価格が異なると、安い方の品質を疑ってしまいますね。
でも!
安い方を買いました。半年後ぐらいに問題が出るかもしれませんね。
交換必須品の準備ができましたので、分解に入ります。
このマシンは、フレームからエンジンを降ろされなくても腰上は分解できます。
サクサクっとヘッド、シリンダーを外しました。
どうですか? このピストン。
カーボンが溜って、真っ黒クロスケを想像していましたが、綺麗なもんでした。
これって、交換またはオーバーホールしたばかりですね。
シリンダーもクロスハッチがはっきり残っていますが、少しクロスのピッチが荒い気がします。
ヘッドは、ピストンに反して固まったカーボンで真っ黒でした。
ヘッドは漬け置きのパーツクリーナー(粉+水)に沈めておきました。
価格:1,980円 |
綺麗になったヘッドです。
今回の大きな目的はヘッドとシリンダーの間からのオイル漏れ修理です。外したガスケットには、大きな傷やオイル漏れの痕跡はありませんでしたが、漏れていた事は事実ですので、ガスケット面をオイルストーンで仕上げて組み付け工程を開始します。
【メール便送料無料・代引不可】 47569 デイトナ オイルストーン 100mm×25mm×13mm #400 価格:1,190円 |
その前に、綺麗だったピストンとリングを測定をします。
まず、ピストンリングをシリンダーに押し込んで、切れ目の隙間(合口)を測定しました。
トップ、セカンド、オイルカットとも規定値内で問題無しです。
続けて、ピストンの外径を測定してビックリ!です。
ピストン規定値 66.935〜66.985mm
もちろん、マイクロメーターで測ります。
価格:9,656円 |
で、測定結果は 69.935 ん??? 大きい!
オーバーサイズどころか、ボアアップされているエンジンでした。
ピストン径から見て、TW225かセロー225のピストンの様です。
シリンダーは刻印196ccなので、ボアアップ加工したようです。何となくクロスハッチが荒いと思ったのは、後加工が入っていた為でしょう。
ちなみに、TW225のシリンダー内径標準値は、69.97〜70.02mmです。
測定値は、70.03mmですが、仕様限界70.065mmですので問題無しとします。
測定はシリンダーゲージで行います。
ミツトヨ (Mitutoyo) シリンダーゲージ CG-150AX (511-703) (標準シリンダーゲージ) 価格:17,950円 |
バラしたついでに、タペットクリアランスとカムチェーンテンションの調整をしました。
後は、組み付けと試運転調整です。
もし、ピストンとシリンダーの状態が悪かったら、オーバーサーズを考えていましたがそれ以上の結果でした。
2年間も気づかずにボアアップマシンに乗っていた訳です。
と言っても196ccが214ccなんですが。されど+18ccですよね。
純粋な196ccを知らないので何とも言えませんが。
【我が家にこのマシンが来た時から振り返って】
1.変更されていたスピードメーターは綺麗で走行距離970kmだった。
2.不動で、原因は電装(レギュレーターとCDI不良)だった。
3.エンジンオイルは比較的綺麗だった。
4.チェーンはシールチェーンで錆びてはいたものの伸びはなかった。
5.(今回の作業)ピストンは綺麗で、カーボン堆積無し。新品レベルだった。
以上より想像しますと
ボアアップ改造と同時にメーター等変更してスカチューンにしたものの、970km走行後に電装系が故障して、修理されずに放置され、解体屋さん引き取りとなったのではないでしょうか。
私が何人目のオーナーで、このマシンは何回目の人生だったんでしょうか。
こんな事を考えながら、バイクいじりするのも楽しいものです。
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