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<真相探求>
[ニュース・社会分析]
WHOの武漢調査が、茶番の理由
2021年2月11日
https://www.youtube.com/watch?v=EE94qctwSK8
WHOの顧問ジェイミー・メッツル( Jamie Metzl )氏は2月9日、FOX番組「 The Ingraham Angle」 で、WHOがCOVIDの起源についての中国での調査が茶番である理由を語ります。
【補足】中共ウイルスの起源を探るため、中国武漢を訪問しているWHO調査団を率いるピーター・ベン・エンバレク氏は9日、"武漢ウイルス研究所からウイルスが漏洩した可能性は極めて低く、これ以上の検証は必要ない"との見解を示しました。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38257179
『お勧め・参考記事』
WHO武漢調査 その重要性、立ちはだかる障害 発生源解明は?
Feb 8 2021
https://newsphere.jp/national/20210208-3/
》》外部サイト《《
◆2週間にわたる入国後の隔離措置が終了し、世界保健機関(WHO)の調査チームはようやく中国中部に位置する武漢市での現地調査に着手しはじめた。
今回の現地調査に関しては、ここまで非公開の部分が多い。1月28日、WHOは調査チームの詳細な予定の一部をツイートした。しかし中国政府側が調査チームが希望する調査場所へのアクセスや、聞き取りを行いたい人物との面会をどこまで認めるのかは、現時点では不明だ。
◆なぜ、中国での現地調査が必要なのか?
専門家らは、武漢で最初に公式報告された新型コロナウイルスのもっとも初期の感染例に関する情報を収集することで、このウイルスの発生源に関する理解を深め、将来起こりうる同様のパンデミックの未然防止に役立てたいと考えている。
もっとも初期に感染患者の報告があった武漢の華南海鮮卸売市場から採取したウイルスサンプル、ならびに武漢の病院が所持する記録類に関しては、世界中の研究者らがその情報へのアクセスを強く求めている。
WHOによると、調査チームは武漢ウイルス研究所、華南海鮮卸売市場、武漢疾病対策センターを含めた現地の病院や研究所、市場などを訪問するほか、ウイルス感染の発生初期に対応にあたった担当者や、初期の患者の一部に対する聞き取りも行う。
2003年に発生したSARSのパンデミック後に設立された武漢ウィルス研究所は、コウモリから採取したコロナウイルスの遺伝子配列に関する広範なアーカイブを保持している。アメリカのトランプ前政権の当局者は、新型コロナウイルスがこの研究所から漏洩した可能性を指摘してきた。ただしその一方で、それを裏付ける証拠の提出は行ってこなかった。
専門家らによると、新型コロナウィルスの発生源が武漢の研究施設である可能性は低いという。これまで実施された新型コロナウイルスのゲノム分析の結果を見る限り、それが人為的に生成された可能性はきわめて低いとの見解が大勢を占めている。
イギリスと南アフリカで確認された新型コロナウイルスの新たな変異種が示すように、このウイルスの形質は不断に変化し続けている。最も初期に感染報告があった華南海鮮卸売市場など数ヶ所は、このウイルス研究を行う上でいまでも重要な地点と見なされている。
◆研究者らは、何を究明したがっているのか?
人口1100万を擁する工業都市・武漢。新型コロナウイルスの感染患者が最初にこの都市で公式に報告されたことは事実だ。しかし現実には、このウイルスが武漢以外の場所から流入した可能性も十分に考えられる。
遺伝子配列の分析結果からは、このウイルスはコウモリを最初の宿主とし、コウモリ以外の動物を介して人間に感染した可能性が示唆されている。実際、武漢から南西に約1600km離れたラオス・ミャンマー・ベトナムとの国境地帯の坑道に生息するコウモリの体内からは、今回のパンデミックを引き起こした新型コロナウイルスにきわめて類似したウイルスが過去、すでに発見されているのだ。AP通信はこの鉱山への現地訪問を希望したが、当局からは許可が下りなかった。
2019年12月、武漢で新型ウイルスの感染が広がりはじめた当初は、感染者の多くが市内の海鮮市場との関わりを持つ人たちだとされた。この情報を受けて、専門家らは当初、このウイルスが市場で取引されていた野生動物に由来することを疑い、中国政府に対して野生生物取引の取り締まり強化を訴えた。
しかしその後に出された初期患者を対象にした研究結果は、当初の仮説に疑問を投げかけた。中国の疾病対策予防センター(中国CDC)は、「武漢の市場から採取したサンプルの分析結果は、ここがウイルスの発生場所ではなく、ウイルスが拡散した場所であることを強く示唆している」と述べている。今回中国に派遣されたWHOのウイルス研究チームがその能力を十分に発揮し、信頼性の高い結果を報告できるか否かは、同チームがこれらの初期サンプルにアクセスできるかにかかっているといってよい。
パンデミックの最も初期に武漢の患者から採取されたウィルスサンプルの遺伝子を研究することで、このウイルスがどのような経路をたどってコウモリから人に伝播したのか――たとえばタケネズミやジャコウネコなどの哺乳類を間に介して伝播したのかどうか、それを解き明かすカギとなる情報を得られる可能性がある。
◆調査チームの前に立ちはだかる障害は?
ひとつの大きな問題は、中国政府が現在活動中のこの調査チームに対して、どこまで何を許可するのかという点だ。独裁与党の共産党は、調査チームが中国当局によるウイルスの取り扱いの実情を白日のもとにさらすことで、中国が国際的な批判にさらされることを警戒している。なぜなら、もし仮に中国側の過失によってウイルスが漏洩したと報告された場合には、中国に対して賠償を求める動きが世界中に広がりかねないからだ。
中国国内において、中国政府は新型コロナウイルスの発生源に関する自由な研究を厳しく制限しており、このトピックに関する研究情報の発信もほとんど行っていない。AP通信の調査によると、現在中国政府は新型コロナウイルス関連のあらゆる研究を厳しく統制しており、この分野の研究者らがメディアに対して発言することも禁止している。
またAP通信が行った別の調査では、WHOが表向きは中国の迅速なウイルス対応を称賛している一方、その裏では個別のWHO当局者らの間から、新型コロナウイルスの遺伝子配列の分析結果を含め、中国政府がウイルスの発生源に関する重要情報の共有に非協力的であるとの不満が上がっていることが明らかになった。
パンデミックの拡大を招いたことで世界中から厳しい批判にさらされている中国政府は、このウイルスが中国国外からもたらされた可能性もあるとの主張をこれまで展開してきた。政府の報道官は、ウイルス発生源の特定作業を進めるためには、コウモリの生息地となっている東南アジア諸国を含め、中国国外での調査も必要になるだろうと述べている。一方、WHOの調査チームの専門家の一部からも同じ見解が提起されていることから、今後はこの可能性についても追及が行われる見通しだ。
◆結果はいつ、明らかになるのか?
新型コロナウイルスの発生源特定までには、数年を要する可能性がある。過去の例を見ると、SARSの発生源の特定までには10年以上の年月を要した。また、1970年代に初めてその存在が伝えられたエボラ出血熱の発生源に関しては、いまなお諸説が入り乱れている。とはいえ、仮に長期を要するとしても、野生動物を介して人間に感染するウイルスの今後の流行を未然に防ぐという観点からは、新型コロナウイルスの発生源を特定する取り組みは有益だといえるだろう。
By SAM McNEIL Associated Press
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