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脱ドル化が本格化：石油大手サウジアラビア、UAE、イラン、エジプト、エチオピアとともにBRICSグループに正式加盟(ニュース)[G翻訳]

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ナチュラルニュース
2024/02/02//ラモン・トミー//

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石油資源が豊富なサウジアラビアは、他の4カ国とともにBRICSグループに正式に加わった。

南アフリカのナレディ・パンドール国際関係相は1月31日、首都プレトリアでの記者会見で、サウジアラビア、イラン、エジプト、エチオピア、アラブ首長国連邦（UAE）の正式加盟を確認した。5カ国は昨年の首脳会議中に延長されたBRICS中核グループからの招待を受け入れた。同氏はまた、南アフリカから同グループの議長国を引き継ぐロシアが、参加を希望する34カ国から書面による関心を受けているとメディア関係者に語った。

パンドール氏によると、アルゼンチンはBRICSグループの正式メンバーとして認められたという。しかし、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は方針を転換し、代わりに西側諸国との関係を強化した。「アルゼンチンは前政権によるこの成功したBRICS正式加盟申請に基づいて行動しないことを示す書簡を送っており、我々は彼らの決定を受け入れる」と述べた。

南アフリカの大臣は、彼女とグループの同僚がいわゆるBRICSパートナー国モデルを開発していると付け加えた。パンドール氏によると、このモデルは正式加盟国として認められなかった17カ国にも対応できるという。

さらに、同グループは加盟国が自国の通貨をBRICS間の貿易に使用できるようにする枠組みも考案中であると述べた。彼女によると、同団体は米ドルを使用する現在の国際決済システムが「不公平でコストがかかる」と感じたという。

ヘリオットワット大学エディンバラ・ビジネス・スクールの助教授ウラス・ラオ氏は、リヤドとアブダビがBRICSに加わったことは「特に注目すべき」進展であると述べた。石油大手2社は多額の政府系ファンドを擁し、投資、貿易、通商を通じてBRICSに大きな成長の機会を創出する構えだ。

「世界経済が直面する地政学的・経済的課題が続く中、サウジアラビアとUAEを含むBRICS多国間ブロックの拡大は非常に良い前兆だ」と同氏はエコノミー・中東誌に語った。

◆BRICSは当初の中核5カ国から10カ国に成長

ブルームバーグによると、BRICS中核5カ国（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）の首脳は、昨年8月にヨハネスブルグで開催された首脳会議で、「1月1日からBRICSグループを拡大することで合意した」という。新たに5カ国の加盟が決まり、グループが10か国に拡大され、ロシアがBRICS輪番議長国に就任したのと同じ日に発効した。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は公式声明で新規加盟５カ国を歓迎した。同氏は、「BRICSは、主権の平等、選択された発展の道筋の尊重、利益の相互考慮、公開性、合意、世界への願望といった基本原則を共有する支持者や志を同じくする国々をますます多く引きつけている」と述べた。多極的な国際秩序と公正な世界金融・貿易システムを形成し、現代の最大の課題に対する集団的解決策を追求する。」（関連記事：サウジアラビア、ロシアとの関係を強化、西側に鼻を向ける。）

コンサルティング会社ユーラシア・グループの中東・北アフリカ調査チーム責任者、アイハム・カメル氏は今回の開発についてコメントした。同氏は特にリヤド、アブダビ、テヘラン、カイロをBRICSグループに含めることに焦点を当てた。

カメル氏は「サウジアラビア、ＵＡＥ、イラン、エジプトがＢＲＩＣＳに加わる見通しは、すべての国にある程度の政治的協力を強制する新たなメカニズムを生み出す」と述べた。「アラブ諸国は世界的な地政学的な影響力を改善しようとしている。」

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