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2021年08月07日

53松本の七夕

残暑お見舞い申し上げます
今日は立秋、暦の上では秋です
子供の頃は、夏と言えば8月だと思っていたけど、
8月って秋(残暑)なんだ・・・と、大人になって思うようになりました

日本の小さな姉様たちの七夕特集をお届けします
七夕を旧暦(月遅れの8月7日)で行う地域は多いです
お盆と近いので、何となく盆行事と一緒になったようなもの、
虫送りの行事と一緒になったもの・・・
ご当地によっていろいろ独自に進化してきました
雛祭りと同様、七夕の飾りにも姉様の要素を持った興味深いものがたくさんあります
七夕特集では、姉様的な形状のものを探し出してみたいと思います

53七夕特集「松本の七夕(長野県)」

信州松本は、七夕文化の聖地!
今でも節句行事として七夕が親しまれ、盛り上がっているのです
ご当地ならではのいろいろな七夕人形がいらっしゃいます・・・

↓古風な雛人形風から・・・

20210807-1姉様53.jpg

↓シュールなものまで!

20210807-2姉様53.jpg

七夕特集のトリを飾る、松本の七夕です

↓どうぞご覧下さい
https://konomezuki.com/nihonnoanesama/nihonnoanesama.html



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2021年08月05日

本日の夕焼け

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毎日夕焼けが見られます
ということは、毎日暑いってこと



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posted by konomezuki at 20:22 | 日々諸々

青柳の次は館山節

暑い
暑い
暑い

35℃ってったって、それは百葉箱の中の温度
実際には、
アスファルトの輻射熱
周りに立ちはだかるコンクリート建物からの輻射熱
室外機からの放出熱
絶対軽く40℃はある

20210805-1.jpg

炎天の中、稽古場へ到着
滝汗
既に疲れている状態
先生の5本指靴下が指が全部違う色になっていてお茶目だ
防音室には靴を脱いで上がるので、先生・スタッフ陣は夏は足指ソックスが欠かせない
稽古場にも可愛いのが売っています

<本日の稽古>
青柳の本手と替手
青柳は淡々とした単調な曲なので、勘所を外すと目立ってしまいます
こういうゆっくりとした単調な曲はアラが目立つ
・しっかりと調弦をしておくこと
・勘所をしっかりと押さえること
が大事
先生は最初この曲を聞いたとき「つまんねー曲だなぁ」と思ったらしい
その後、自分で替手を作ってからはようやく「割といい曲じゃん」と思えるようになった
そのくらい、出てくる音も少ないしのっぺりして単調なタイプの曲

正しい調弦の仕方
1と3の糸の調弦
・糸巻きを握るときは、鉄棒をつかむときのように親指もしっかりと握り込む
・小指は糸巻きの側面に当てる(握るのは薬指まで)
・調弦が出来たら、小指で糸巻きの側面を押さえながら、親指を糸蔵の内側に入れて糸巻きをギュッと押し込む
2の糸の調弦
・糸巻きを握るときは、鉄棒をつかむときのように親指もしっかりと握り込む
・調弦が出来たら、親指で糸巻きの側面を押さえながら、小指を糸蔵の内側に入れて糸巻きをギュッと押し込む
鉄棒握りで回してから、音が決まったら押し込む
私のマイ三味線はネジ付きタイプなので、いつも適当に回していた弊害
回しながら押し込む、などと解説している場合もあるがこれは間違い
変にナナメになりながら押し込んだりすると、糸巻きがポキッといってしまうこともあるのだとか

糸の押さえ方のコツ
爪を直角に当てる(下図左)、というのは基本なのだが、
先生からのコツの伝授は、下図右のように、
むしろ爪の甲側で押さえるくらいでよい
のだそうだ

20210805-2.jpg

それで糸を押さえる際は、爪を軽く当てること
しっかりと第一関節を直角より厳しく立てる、ということは
手をキュッと小さく握り込まなければそれが出来ない、ということは
手を小さく見せる、ということに繋がる
そう言えば習いたてのころ「三味線の糸を押さえる手はなるべく小さく見せること」と言われた
なるほど、このことだったのだな
美的な意味合いだけではなかったのだ
これをするには、けっこう爪を短く切っておかなければならない(実はかなり短めでよいかも)

でも、先生は稽古の時はわりと緩い角度で弾いているらしい
そうしないと、「夕方にはすり減ってしまう」のだそうな
それでも先生の手を正面から見ていると、いつも押さえる爪先が見えない
どこの指でどこの糸を押さえているのか分からないくらい見えない
正しいフォルムとはこのこと・・・

新しい楽譜頂きました
「館山節」
昔は「立山節」と書きました
アルペンルートの立山と紛らわしいので後に館山としたのだとか
青柳と似た雰囲気の曲です(単調ゆっくり系)

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[]︎浮世を離れて 奥山住まい

館山はけっこう山深いからな
鹿もいっぱいいるし
鹿といっても外来種のキョンだし

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館山の海は割ときれい
海に行きたくなったなー

次回の稽古はお盆休み
いつも盆と正月休みって、ヒマなくせになかなか練習が出来ない
でも、そこを頑張るぞー



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2021年08月03日

和紙コーデ

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「アナタの商品にピッタリな和紙のラッピングをコーディネートします」
という和紙屋さんのキャンペーンに応募してみたら、ラッキーなことに当たりました
このようなサンプル送ってくれました

木綿のことりの、ナチュラルで優しい雰囲気をイメージしたそうです

和紙っていいなぁ

京都 楽紙舘



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posted by konomezuki at 23:01 | 日々諸々

2021年08月02日

暑気見舞いの夕焼け

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明日も暑くなりそうな夕焼け

お中元のお返しを、8月5日着にするとしたら熨斗には何と表記するか?
お中元は、7月15日くらいまで
8月7日(立秋)を過ぎたら残暑見舞い
それまでは暑中見舞い
しかし8月に入ってしまうと、暑中見舞いというのも何だしなぁ・・・となってしまう
8月5日って立秋寸前で更にビミョー
デパートによりますと8月に入ってから立秋までは「暑気見舞い」でいいのだそうな
熨斗を選ぶプルダウンメニューでは、暑中見舞いがグレー表示になっていた



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posted by konomezuki at 22:44 | 日々諸々

ヒョーチューの謎解き

日本の小さな姉様たち 52糸魚川のお七夕に登場する糸魚川の七夕飾り
わら縄を一本張って、たくさんの飾りが吊されます
ヨメサン、ムコサン、コシモト(腰元)、コモリ(子守り)、ニカヅキ(荷担ぎ)、
その他見物人もなども登場し、これは花嫁行列を表したものだと分かります
昔は紙で作っていたらしいのですが、7月7日〜8月7日までの一月間飾られるため、
持ちが良いよう、近年は布で作られるようになったそうです
最近は、ドレス姿の花嫁などが登場し、思い思いに工夫が凝らされているようです

↓飾りに三角を重ねたものがありますが、これがヒョーチューと呼ばれるものです

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画像出典 宇宙恒星日誌

何故そう呼ばれるのか、詳しいことは分かっていません
地元の人達も「昔からそう言っている」という伝承だけで詳細は不明です
何故ヒョーチューというのか気になって仕方がない
まず、いきなりヒョーチューという言葉を思いつくはずがありません
普通の言葉ではありません
何か、特別なものを指していない限りヒョーチューなんて特殊な言葉は出てきません
気になって仕方ありません

ヒョーチューは、三角の布に綿を詰めてつなぎ、両端からさるぼぼを下げて作ります
地元では、ヒョーチューは布団のことだと言う方もおられます

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※画像出典 根知情報発信ブログ

花嫁行列だから、夫婦和合、子孫繁栄のシンボルとして布団、というのは分かります
しかし、何故三角に折り畳んであるのか?
布団を三角に折り畳むことはまずありません
しかも、さるぼぼを下げる必要はあるのか?
調べると「ボボ」というのは地方によっては隠語で「H」の意を表すのだとか
(「ボボしちゃう?」「きゃーヤダ〜」みたいに使うらしい)
それなら、やはり夫婦和合、子孫繁栄のシンボルとしてヒョーチューを飾るというのも分かります

しかし、何故わざわざヒョーチューと呼ぶのでしょうか?

ヒョーチューの見た目は、三角×3個
この形は俗に言う「ウロコ模様」
日本の伝統的な文様で災難を払い身を守るものだとされます
着物の柄や和風の図案などにもよく使われます

一方、さるぼぼは、飛騨高山地方のお守り
この姿も、お土産としてすっかり有名になりました

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さるぼぼも厄除けのお守りだったりするので、
ウロコ模様に吊して、ヒョーチューは厄除けの意味合いがあるとも考えられます
ただし、飛騨高山地方と関連があるとは考えにくいので、
ここは「さるぼぼ」というより「くくりざる」といったところでしょうか

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しかし、何故わざわざヒョーチューと呼ぶのでしょうか?
また振り出しに戻ってしまいます

私はヒョーチューという言葉自体に謎を解く鍵があると思いました
何かその土地の独特なモノ、例えば農産物・海産物であるとか、独特の道具を指すとか
糸魚川は海辺の町で、七夕は海の祭りであることが多いので、
何か海に関係したものかも知れません
恐らく船とか、漁とかに関係しているのかも知れません
問題は言葉自体の響き

ヒョーチュー、ひょうちゅう・・・ひ ようちゅう、ひよ うちゅう、ひよう ちゅう・・・

氷柱:糸魚川市は豪雪地なので、冬は氷柱も出来るでしょうけど、たぶん氷柱のことではない

標柱:新潟県の海には、海里標柱という標識がある
これが三角形の標識なのである
船舶の速力測定用マイルポスト(日本語では海里標柱という)
船舶の速度試験のための目印の標識だそうだ
他に、海底ケーブルがあるというサイン、という意の三角の標識もある

20210801-7.jpg
※画像出典 轍のあった道

これがヒョーチューの語源か?
海辺の町なら、こういうものが七夕の飾りに取り入れられてもおかしくはない
・・・しかし、両端から下がるくくりざるの意味がつながらない

もう少し調べると
船舶用語で漂躊(ひょうちゅう)という言葉を見つけた

漂躊:(ひょうちゅう Lie to)
機関を停止して船を風浪下にそのまま漂流させ、風浪にさからわないようにする方法のことをいう。
踟躊(ちちゅう)による船体姿勢が危険な場合にとられることがある。
(⇔踟躊(ちちゅう)荒天に遭遇した時、続航が困難か航行に危険を感じた時、保安処置として、
風浪を船首から2〜3点(1点=11.25°)付近に受けながら自力により操舵可能な速力で
その場に停留し風浪に対しその姿勢を保つ方法のことをいう。)

漂ちゅう法:機関故障時の荒天対処法。
横波を避けるために、船首からシーアンカーを投下し、船首を風上に向けながら漂流する。⇔ ちちゅう法

どうやら、悪天候を乗り切る船の操舵法のことらしい
横波を避けるためのシーアンカー?
もしかしたら、三角の両端に下がっているのは、さるぼぼでなく「イカリ」なのでは?
さるぼぼの、四つのとんがりは猿の両手足ではなく、イカリの爪を表しているのでは?
だとしたら、北前船などにも積まれていた、四爪錨(よつめいかり)に違いない

20210801-8.jpg
※画像出典 コトバンク

ヒョーチューが布で作られるようになって、綿を詰めるとさるぼぼのような形になるため、
錨のことをさるぼぼだと思い違いして、ヒョーチューにはさるぼぼを下げる、
という認識が定着してしまったのではないだろうか

イカリなんだから、元はきっと丸い頭の付いていない形だったと思う

20210801-9.jpg

すると、ヒョーチューの三角が何か答えが出ます
「海の波」
なのではないでしょうか

波の下に錨が投下されようとしているデザインでしょうか
わら綱に吊した飾りが風にあおられて翻る様子は、まさにシケの海
そんなとき、漂ちゅう法で切り抜けて無事に帰って来て欲しいと思う
漁や航海に出るときの船の安全祈願
海がシケてきたときも船を守ってもらえるようにと、
海の町ならそんな願いを七夕の飾りに託してもおかしくはありません
船乗り稼業の人達なら「漂ちゅう」と言う言葉をよく使ったでしょうし、
七夕は海に関係する飾りが多い事とも繋がってきます

ヒョーチューとは船の安全祈願を込めた飾り
三角は海の波で、両端に下がっているのは錨を表している

20210801-10.jpg

私の解釈がまとまりました
私なりに答えが出てスッキリしました



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2021年08月01日

ハードラックウーマンの朝焼け

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カウボーイビバップ
ハードラックウーマンを思い出す
ただし、夕焼けでなく朝焼けだけど



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52糸魚川のお七夕

お暑ございます
いよいよ八月に突入
日本の小さな姉様たちの七夕特集をお届けします
七夕を旧暦で行う地域は多いです
お盆と近いので、何となく盆行事と一緒になったようなもの、
虫送りの行事と一緒になったもの・・・
ご当地によっていろいろ独自に進化してきました
雛祭りと同様、七夕の飾りにも姉様の要素を持った興味深いものがたくさんあります
七夕特集では、姉様的な形状のものを探し出してみたいと思います

52七夕特集「糸魚川のお七夕(新潟県)」

20210801-1姉様52.jpg

わら縄を一本張り、道を横切らせたり建物の入り口や軒下に、ずらりと飾りを吊します
笹も、短冊も、織姫も彦星も登場しない不思議な七夕
しかも、大勢の人形は花嫁行列を表しているのだそうです
花嫁行列、七夕と関係ないですよね・・・?でも何となくお目出度くて景気が良い
七夕に綱を一本張って人形をたくさん吊す、というのは江戸時代の文献に残っています
その名残を糸魚川の山あいの集落に見つけました
「根知のお七夕」と呼ばれています

↓どうぞご覧下さい
https://konomezuki.com/nihonnoanesama/nihonnoanesama.html



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2021年07月29日

青柳稽古

家を出ようとしたら西の空が真っ黒
雷の鳴る中、急いで駅へ
降られずに済みました

じりじりと照りつける日差し
明大のこぶしの広場は日陰で涼しい
憩いの場になっています

20210729-1.jpg

稽古場に到着すると
端唄、長唄クラスの三味線の音が賑やかで今日はスペースもフル回転

前回に引き続き青柳の稽古です
「青柳さ〜ん」と出席を取る先生
これは今の季節にピッタリな曲で弾いていて気分が良いです

やはり、ハジキ下げが課題
9n 9n 9n 10n 10n 10n 10n、10(二の糸)
ここは難しいところだけれど、
最後の10(二の糸)がしっかり合っていれば良い
サワリの付く勘所を外さないように
「今日は、ちょっと三味線が寝気味だよ」
言われてみればそうかも・・・
ハジキ下げをやらなきゃいけないと思い、意識して傾けすぎていたらしい

寝かせ過ぎると三味線の胴が天井を向いてしまいすっぽ抜けたような音になってしまうのだとか
ちなみに録音の時などは、マイクの位置によっては逆に少し寝かせ気味にするとのこと
天井から下がっているマイクの時はともかく、
大体は下からのスタンドマイクが多い
その場合、三味線の面がマイク正面に向きすぎると、音を拾いすぎてうるさいので、
少し寝かせ気味にして、間接音を拾わせるらしい
こういう話を聞けるのは、プロとしての演奏歴の長い先生ならでは

そして、今日は青柳の替手が登場
秀志先生自ら三年前に書き下ろしたというオリジナル替手
これが、シンプルなんだけどメチャクチャかっこいいのです
すごいなぁ〜、先生作曲家になったほうがいい
「これは結構自分でも気に入ってるんだよ」
やっぱりな〜
唄に合わせるのではなく、本手の三味線の音に合わせて付けた音
先生の編曲は、いつもシンプルなくせに効果的な音を組み合わせている
それが良く効く音なのだ
いろんな音をあれこれ加えるのはやりがちだが、
最低限の手で済ませる、というのは江戸っ子的
ものづくりの原則でもあります

私が替え手をいきなり合わせたらえらく下手でした
途中で時間切れ終了〜
次回までに練習してくることになりました

稽古の帰りにいろいろ用事を済ませ・・・
帰りは何かといつも忙しい
アイスコーヒーでなく、フレッシュジュース(キウイ)
ストロー太!!(キューバの葉巻ですか)

20210729-2.jpg

広場ではイベントがあるらしく
けん玉の大道芸人が技を披露
子ども達がジワジワと集まって、その後盛り上がったのでしょうか?

20210729-3.jpg

本手と区別がつきやすいよう、楽譜に柳をプリントしてみました



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2021年07月27日

20210727.jpg

どっかで雨が降ったらしい



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