家を出ようとしたら西の空が真っ黒
雷の鳴る中、急いで駅へ
降られずに済みました
じりじりと照りつける日差し
明大のこぶしの広場は日陰で涼しい
憩いの場になっています
稽古場に到着すると
端唄、長唄クラスの三味線の音が賑やかで今日はスペースもフル回転
前回に引き続き青柳の稽古です
「青柳さ〜ん」と出席を取る先生
これは今の季節にピッタリな曲で弾いていて気分が良いです
やはり、ハジキ下げが課題
9n 9n 9n 10n 10n 10n 10n、10(二の糸)
ここは難しいところだけれど、
最後の10(二の糸)がしっかり合っていれば良い
サワリの付く勘所を外さないように
「今日は、ちょっと三味線が寝気味だよ」
言われてみればそうかも・・・
ハジキ下げをやらなきゃいけないと思い、意識して傾けすぎていたらしい
寝かせ過ぎると三味線の胴が天井を向いてしまいすっぽ抜けたような音になってしまうのだとか
ちなみに録音の時などは、マイクの位置によっては逆に少し寝かせ気味にするとのこと
天井から下がっているマイクの時はともかく、
大体は下からのスタンドマイクが多い
その場合、三味線の面がマイク正面に向きすぎると、音を拾いすぎてうるさいので、
少し寝かせ気味にして、間接音を拾わせるらしい
こういう話を聞けるのは、プロとしての演奏歴の長い先生ならでは
そして、今日は青柳の替手が登場
秀志先生自ら三年前に書き下ろしたというオリジナル替手
これが、シンプルなんだけどメチャクチャかっこいいのです
すごいなぁ〜、先生作曲家になったほうがいい
「これは結構自分でも気に入ってるんだよ」
やっぱりな〜
唄に合わせるのではなく、本手の三味線の音に合わせて付けた音
先生の編曲は、いつもシンプルなくせに効果的な音を組み合わせている
それが良く効く音なのだ
いろんな音をあれこれ加えるのはやりがちだが、
最低限の手で済ませる、というのは江戸っ子的
ものづくりの原則でもあります
私が替え手をいきなり合わせたらえらく下手でした
途中で時間切れ終了〜
次回までに練習してくることになりました
稽古の帰りにいろいろ用事を済ませ・・・
帰りは何かといつも忙しい
アイスコーヒーでなく、フレッシュジュース(キウイ)
ストロー太!!(キューバの葉巻ですか)
広場ではイベントがあるらしく
けん玉の大道芸人が技を披露
子ども達がジワジワと集まって、その後盛り上がったのでしょうか?
本手と区別がつきやすいよう、楽譜に柳をプリントしてみました
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2021年07月29日
青柳稽古
posted by konomezuki at 21:50
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