暑い
暑い
暑い
35℃ってったって、それは百葉箱の中の温度
実際には、
アスファルトの輻射熱
周りに立ちはだかるコンクリート建物からの輻射熱
室外機からの放出熱
絶対軽く40℃はある
炎天の中、稽古場へ到着
滝汗
既に疲れている状態
先生の5本指靴下が指が全部違う色になっていてお茶目だ
防音室には靴を脱いで上がるので、先生・スタッフ陣は夏は足指ソックスが欠かせない
稽古場にも可愛いのが売っています
<本日の稽古>
青柳の本手と替手
青柳は淡々とした単調な曲なので、勘所を外すと目立ってしまいます
こういうゆっくりとした単調な曲はアラが目立つ
・しっかりと調弦をしておくこと
・勘所をしっかりと押さえること
が大事
先生は最初この曲を聞いたとき「つまんねー曲だなぁ」と思ったらしい
その後、自分で替手を作ってからはようやく「割といい曲じゃん」と思えるようになった
そのくらい、出てくる音も少ないしのっぺりして単調なタイプの曲
正しい調弦の仕方
1と3の糸の調弦
・糸巻きを握るときは、鉄棒をつかむときのように親指もしっかりと握り込む
・小指は糸巻きの側面に当てる(握るのは薬指まで)
・調弦が出来たら、小指で糸巻きの側面を押さえながら、親指を糸蔵の内側に入れて糸巻きをギュッと押し込む
2の糸の調弦
・糸巻きを握るときは、鉄棒をつかむときのように親指もしっかりと握り込む
・調弦が出来たら、親指で糸巻きの側面を押さえながら、小指を糸蔵の内側に入れて糸巻きをギュッと押し込む
鉄棒握りで回してから、音が決まったら押し込む
私のマイ三味線はネジ付きタイプなので、いつも適当に回していた弊害
回しながら押し込む、などと解説している場合もあるがこれは間違い
変にナナメになりながら押し込んだりすると、糸巻きがポキッといってしまうこともあるのだとか
糸の押さえ方のコツ
爪を直角に当てる(下図左)、というのは基本なのだが、
先生からのコツの伝授は、下図右のように、
むしろ爪の甲側で押さえるくらいでよい
のだそうだ
それで糸を押さえる際は、爪を軽く当てること
しっかりと第一関節を直角より厳しく立てる、ということは
手をキュッと小さく握り込まなければそれが出来ない、ということは
手を小さく見せる、ということに繋がる
そう言えば習いたてのころ「三味線の糸を押さえる手はなるべく小さく見せること」と言われた
なるほど、このことだったのだな
美的な意味合いだけではなかったのだ
これをするには、けっこう爪を短く切っておかなければならない(実はかなり短めでよいかも)
でも、先生は稽古の時はわりと緩い角度で弾いているらしい
そうしないと、「夕方にはすり減ってしまう」のだそうな
それでも先生の手を正面から見ていると、いつも押さえる爪先が見えない
どこの指でどこの糸を押さえているのか分からないくらい見えない
正しいフォルムとはこのこと・・・
新しい楽譜頂きました
「館山節」
昔は「立山節」と書きました
アルペンルートの立山と紛らわしいので後に館山としたのだとか
青柳と似た雰囲気の曲です(単調ゆっくり系)
[]︎浮世を離れて 奥山住まい
館山はけっこう山深いからな
鹿もいっぱいいるし
鹿といっても外来種のキョンだし
館山の海は割ときれい
海に行きたくなったなー
次回の稽古はお盆休み
いつも盆と正月休みって、ヒマなくせになかなか練習が出来ない
でも、そこを頑張るぞー
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2021年08月05日
青柳の次は館山節
posted by konomezuki at 17:00
| 三味線関連&稽古日記