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2017年03月22日

国立近代美術館「茶碗の中の宇宙樂家一子相伝の芸術」に行ってきました

美術館まで
竹橋駅より1bか1a出口から出てすぐに美術館は見えてます。出口から徒歩2分くらい、ただし信号待ち次第ですが。

特別展へ
特別展、「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」が行われている。樂家と言う千家十職の一つで、茶碗を作り続けて現在15代目と言う歴史を重ねてきたと言う家で、その歴代の茶碗が時系列順に並んで展示されています。
最初は長次郎、初代だそうで、父親である阿米也(あめや、明出身)から陶芸技術を受け継いで茶碗等を作成開始。そして同じ窯の経営者で陶芸家だった田中宗慶(長次郎の妻の祖父)が長次郎の死後に窯を受け継ぎ、その息子が二代目として樂家を継代を重ねていったようです。
血縁的には樂家の祖先は田中宗慶だそうですが、樂家の系図からは排除されているようです。
その後は二代目、三代目と続いていったようですが、何度か婿養子を取ったりしつつ現代へ。途中京の大火、幕末から明治の風潮による茶道の凋落による仕事の激減、第二次世界大戦によってまともに炭すら手に入らない状況と幾度となく訪れた危機を乗り越えながら今に至るそうです。

そして15代と後に継ぐ予定の16代目、系図には加えられていない宗慶、交流のあった木阿弥作品等が展示されています。流石に安土桃山時代の初代の頃の作品はかなり時が経っているため傷んでいる感じ、とりあえず綺麗に見えてくるのは五代目くらいから、新しいなって思えるのは10代目くらいから、まだピカピカなのは13〜14代目くらいの作品という感じです。世代を交代し続けて作風は引き継がれて行き、また作風は時代とともに変化していくという事がわかるようになっています。

といっても私の素人目には厳密な差はわかりませんが。

最後に15代目吉左衛門の作品群が展示されているのですが、相当なクオリティ。重厚感と安心感が両立されており、見ごたえのある作品が多数。技術力とデザインセンスが両立されている感じで、片方だけじゃないからこそ生まれる安心感なんでしょう、多分。

混雑度はやや混んでいると言うくらいですが、平日と言うことを考えると混んでいる部類。そして非絵画系の芸術系の展覧会としてはかなり混んでいる方な気がします。

最後にアルミで再現された初代の作品が記念撮影コーナーに。ほか茶室VRなるものもあるという。

常設展と企画展
そのまま常設展へ、毎度ここの常設展はクオリティの高い作品が多いです。しかも有名な画家がこれでもかってくらい展示されているので、なんかで見たことあるどこかで聞いたことある絵や画家が多数。

企画展はマルセル・ブロイヤーの家具、建築家マルセル・ブロイヤーのキャリアの出発地である家具類の展示と、一部の建築の写真、彼の人生が1室を使い展示されています。1室なので10分かからずに見終わります。

森アーツセンターギャラリー 大エルミタージュ美術館展へ行ってきました

美術館まで
森アーツセンターギャラリーでやっている、「大エルミタージュ美術館展オールドマスター西洋絵画の巨匠たち」に行ってきました。

地下鉄六本木駅から5分、駅から出て蜘蛛の足の下をくぐればすぐに左側に入口、すでに何度も行っているので簡単に行けます。
開催場所が六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーなので夜までやってます。となりの森美術館ではNSハルシャ展がやってますがすでに見終わっているのでスルー。

展覧会
エレベーターで上に登っていきます、そして中へ。入るとすぐに挨拶と美術館コレクションの基礎を作ったエカテリーナ2世の肖像画とご挨拶。

すぐに最初のテーマとしてイタリア、作品はティツィアーノの「羽飾りのある帽子を被った若い女性の肖像」が有ります。ティツィアーノ展はちょっと前に行ったので、なんとなくわかります。ルネサンスからバロック時代のイタリアの絵画が揃っています。時代が時代なので受胎告知や聖家族等のテーマが多いです。

2章はオランダ、市民絵画が盛り上がっていた時期、レンブラントの作品の一つにペルシャ人を描いたものがあるのですが、旧約聖書のテーマだそうですが、絵そのものの綺麗さも然ることながら、イラン人の服装が描かれた当時のものと思われる辺、実際に当時(旧約聖書の時代)の服装はどんな感じだったんだろうなーと考えもします。いろいろと思いを馳せつつ見ています。ほか五感と言う連作や、医者と言われる男の肖像等。市民絵画と言うだけに、定番のテーマ以外の作品も多い感じ。

次が3章フランドル、鳥のコンサートと言う何か動物図鑑の挿絵っぽくもある大量の鳥が一つに集まっている作品が印象に。

次は4章スペイン、すでに日の沈まない帝国としては斜陽に差し掛かっていた時期、絵画はむしろ盛り上がっていった時期だそうです。が作品点数はわずか5点。一作色使いが濃くて何か現代のCGのように見える作品が有りました、作品タイトル忘れてしまいどれなのか作品リストを見てもわかりませんが、それが印象的。テーマは全てキリスト教関係。

次は5章、フランス。「エジプトに滞在する聖家族」は聖母子は完全ヨーロッパの白人な反面エジプト人たちは割と黒い色と言うのが、割と当時のヨーロッパの絵と言う感じで割と印象に残ります。スペイン風の読書は…どこかで見た気がします、美術教科書かな?。

6章はドイツ、イギリス、作品点数は少ないです。最後に目玉のクラーナハの「林檎の木の下の聖母子」が有ります、宣伝ポスターに使われているものです。クラーナハの絵は目つきが特徴的なのですぐにわかります。聖母子と言うことですが、やや一般風?なのもクラーナハ的。

最後が映像資料、それによるとエルミタージュとはフランス語で隠れ家を意味し、エカテリーナ2世が個人的に鑑賞するために購入した絵画コレクションが美術館のコレクションのベースになっているようです。
現在は300万を超えるコレクション、その内1万7千が絵画コレクションとの事。
混雑度はというと、特にあんまり混雑していません、最も平日夜行ったので昼はもっと混んでいるのかもしれませんが。

巡回展なのでこのあと1年くらい日本を回って展覧会をやっていく模様。



2017年03月19日

国立科学博物館 大英自然史博物館展に行ってきたのですが

上野公園の国立科学博物館でやっている大英自然史博物館展へ行ってきました。

が休日ということも有り、なんと入口に行列。まさかの入場待ち行列でした。今までチケット行列やミュージアムショップのレジ行列ならば見たことがあったのですが、まさか入場自体に行列が出来ているとは。
3連休に行ったのは失敗でした。公園の人自体が通常の休日と比べて多い感じです。

とりあえず入場はできましたので、回りたいのですが入口からすごい混雑、1つの展示物を見るのに3分くらい。最初の部屋はプロローグ的な内容なのですが、小ぶりな展示物と上に映像と言う図式なのですが、全然進まずずーっと「火星の隕石から火星に水の証拠を発見」、「三葉虫で作られたアクセサリー」等の映像が何度も繰り返されているのを見続ける事に。
そしてやっと次の部屋へ、次の部屋からは概ね自然史博物館の歴史に合わせて時系列順に、博物館に関わったコレクターや研究者のコレクションが並べられていく仕様になっています。
最初は博物館のコレクションを形成したハンス・スローンのコレクションから。

DSC_0241.jpg
水牛の角

初期はまだ博物学としてあれこれ広く収集するのが目的だったため、自然史的なテーマではあるもののそこまで統一感のあるコレクションと言うわけではありません。動物の剥製や植物標本、化石、鉱石等が並んでいる感じ。

その後もコレクションが続き、博物館は最初は大英帝国博物館だったのが、あまりにコレクションが増えすぎて自然史をテーマにした分館が必要になり、その結果大映自然史博物館ができたとの事。

DSC_0254.jpg
テラコッタ製のライオン

その後はあの有名なリンネの研究成果、当然リンネなので植物標本、その後はリチャード・オーウェンのコレクションでサメの歯の化石等、それから化石類等が続きます。
その後はダーウィンの進化論に、ダーウィンはビーグル号に乗って世界を回って進化論を作り上げたと言う事、それからダーウィンが収集した動物標本たち。
それとは別にアルフレッド・ラッセル・ウォレスの分類境界線の研究、同じような環境でも違う生物相があるところと、環境が違うにも関わらず違う生物相があると言うもの。オラウータンの剥製等が展示されています。

DSC_0275.jpg
魚竜(魚型の絶滅爬虫類)の化石。メアリーアニングと言う当時は珍しかった女性のスタッフによる発見。

その後も様々な研究者が集めたコレクションたち、南極や太平洋、深海などがから集められた生物標本等が並びます、そして日本への探検、日本で集めたコレクションたち。そしてその中にノリの研究を行ったキャスリーン・ドゥルー。彼女の研究の結果、ノリの一生が明らかになったこと。これは知っている人は知ってる話、ノリが成長途中にザルガイの中へ入ってしまい結果何処かへ消えるという現象だったのですが、それが判明したためにノリの養殖がうまくいくようになったという話。

その後はデジタルミュージアム、劣化を防ぐために資料の複製やデジタル化を行う試みの展示。

DSC_0330.jpg
複製された「アメリカの鳥」、その後ろにはデジタル資料。

最後は身の回りにも存在する至宝と題し昆虫とかの話や絶滅動物の話と展示。
最後が今日の社会のための博物館、博物館の問題や今後の展望みたいなのがテーマ。

DSC_0353.jpg
これはピルトダウン人と言う化石人類とされたもの、実は捏造でオラウータンの骨を改造して作られたものだったと言う事。その他怪しい展示物が並んでいます。

その後は第二会場へ、第二会場は書物や研究者たちに関わる展示が多少あるくらいです。
あまりに人が多くなかなか進めなかったため、見れなかった展示物がチラホラある上に、時間もかかってしまい余裕持ってきたはずなのに常設展は一部除いてスルーするハメになってしまいました。


注意点
・連休は大混雑、時間に余裕を持って(平日は不明ですが通常より混んでるでしょう)
・所要時間は3時間くらいは見ておきましょう、入場待ち+入場後の見学時間、混んでいるので見学に時間がかかります
・常設展も見たければ4〜5時間くらいは必要でしょう
・休日は千葉県の某テーマパークレベル

2017年03月08日

東京都写真美術館へ行ってきました(APAアワード2017、夜明け前知られざる日本写真開拓史総集編、山崎博計画と偶然)

東京都写真美術館へ、この美術館は階ごとにやや小規模な別の展覧会をやっているタイプの美術館で、今は3つの展覧会をやっています。
恵比寿駅から動く歩道でかなり近くまでアクセス可能、徒歩10分弱くらい。普通の道でアクセスすると坂が多くめんどくさいので動く歩道が楽です。

APAアワード
広告写真の展覧会。広告写真で優秀なものを表彰しています、有名人が写ったものが多く、最近の広告を一度に見る事が出来ます。
小学生の作品展もやっており、上位入賞者はなかなかの出来。

山崎博 計画と偶然
写真家山崎博の写真展。同じ場所を別の時間や別の手法でひたすら撮影する、と言うスタイルの写真が殆どを占めています。要は時間ごとに変わる変化を捉えるような写真。
他映像作品も撮っており、ひたすら太陽を撮影し続け最終的に日が沈むまでを撮影した作品等、写真とテーマは似た感じ。
他にも歩いていって風景が変わったら写真を撮る、つまり人が現れたりガードレールの形が変わったり新しい風景に出会った時に撮影しながらと言う連作や、ひたすら太陽を撮影し続けてレーザーみたいになっている作品等。

夜明け前知られざる日本写真開拓史
これは日本の幕末〜明治の写真の展覧会。最初はダゲレオタイプと言う焼き増しのできない写真だったそうです。日本でもペリー以前に写真機の輸入の動きがあったそうですが、少なくともそのペリー以前に国内で撮影された写真は残っていない模様。
そしてペリー以前にすでに日本人漂流者の写真が撮影されており、それらの写真が日本人を始めて写した写真みたいですが、展示されているのはレプリカ。
その後はいろいろと聞いたことがあるような有名人の写真や一般人の写真、日本各地の当時の風景を撮影した写真が並びます。
これはなかなかいい展覧会な気がします。貴重な幕末〜明治の日本全国、函館から長崎まで、鎧を着て撮影された写真や古い新橋駅、様々な職業の人々等、当時の日本の貴重な風景を見る事が出来ます。

また古い写真機等の展示もやっています、今とは比較にならないほど何もかもが大きい。スマホの超小型カメラで撮影する時代から見ると時代の変化をひたすら感じます。

3展覧会の中では日本写真開拓史が一番混んでました、所要時間も一番長い気がしますが、だいたい各展覧会の所要時間は20〜1時間くらい。

国立新美術館 ミュシャ展へ行ってきました

正式な?タイトルは国立新美術館開館10周年チェコ文化年事業ミュシャ展 だそうです。長い。

早速国立新美術館へ、いつもは乃木坂(裏)から入っているのですが今回は六本木方面から、そうしたら入口のチケット売り場が大行列、私美術展でこのレベルの行列を多分見たことがありません。裏の乃木坂の方が多分空いてます。
ミュシャ展に加えて草間彌生展もやっているので、片方だけでも結構な人が集まっているのに両方なもんだからもう大変な状態、平日でこれだと休日どうなるのでしょうか…。
そして案の定ミュージアムショップも大行列、何分待ちなんでしょうね。

この展覧会はミュシャ(チェコ語の発音だとムハ)と言うチェコ人の画家が手がけたシリーズ「スラブ叙事詩」の全作品20点が展示されるそうです、でこの作品、チェコ国外で全てセットで展示されたのはこれが初だとか調べてみたら。
さて中に入ります、中も人が沢山、そしてスラブ叙事詩ですが、でかい…兎に角でかい。20作品仕上げるだけで16年もかかったと言うことだけ有りでかい。
どれも人の身長の何倍も有り、なかなか展示出来る美術館がなさそうな大きさ。

スラブ叙事詩と言う事で、スラブ人の歴史を20作の絵で表現したものだそうで、スラブ人の先祖からチェコ独立までをテーマにしているそうです。
主なテーマはフス戦争なんでしょうか、フス戦争に関わる絵が一番多く5作が前後も含めて何かしら関連が有ります。また特に戦争に関しての描写は似た構図が多いイメージ、盛り上がった土と中心の人物、倒れた人、背景の人だかり見たいな感じでしょうか。

因みに日本どころかチェコ国外でシリーズすべてが公開されるのはこれが初らしいです。

その後は映像資料とミュシャ年表、それからその他の作品。映像資料とミュシャ年表はミュシャの人生とスラブ叙事詩の制作背景とその後。なかなか画家として芽が出なかったのが、フランスで挿絵等の仕事をするようになり、その内パリ万博でボスニア・ヘルツェゴビナ館の絵を当時支配していたオーストリア・ハンガリー帝国より依頼され、その為に取材として現地を訪れた結果スラブ人の現状に気がついて、結果このスラブ叙事詩を描く事に繋がったものの、完成した時にはキュビズムや共産主義や第一次世界大戦等いろいろとありすぎてもはやこのシリーズは時代遅れとなってさらにミュシャも39年病死、長らく顧みられることもない状態だったそうです。そのあと12年にやっとスラブ叙事詩はプラハに戻ったそうです。

そしてあとはミュシャのその他の作品、アールヌーボーの時代、切手とかのデザインをやっていた頃の作品やボスニア・ヘルツェゴビナ館に展示された絵の下絵、チェコスロバキアの市民会館に展示されていた絵や実際に発行された切手等が揃っています。

なんと言うか作品を見ていると、仕事柄(イラストレーター的な仕事が多かった見たい)なんでしょうかアールヌーボー故なんでしょうか、絵画的というよりは漫画的な雰囲気のある絵が多い気がします。
超大作が揃ってますのでかなりお勧めの展覧会です、音声ガイドも借りたほうが良かったなこりゃ。

2017年03月07日

今度は銀座築地ランチパスポートを購入

今度は銀座築地版を購入してしまいました。

でーびる沖縄
沖縄そば540円。地下に有ります。沖縄そばとソーキそばの違いは沖縄がバラ肉、ソーキはスペアリブだそうです。
DSC_0202.jpg

KONYA
トルコ料理レストラン、通常ランチとプレミアムランチ両方有り。これは通常のチキンケバブ、ライスと割と重めのパン(名称不明)付き。540円。結構人がいます。
DSC_0201.jpg

海人酒房
東京駅の近く、しかも16時まで、休日に使用可能と結構使いかってがいいです。メニューはタコライス。チーズがガッツリかかってます。しかしタコライスなんて久しぶりだ。
DSC_1367.jpg


このランパスは特徴として
・1品540円(500円と540円のランパスがある)
・掲載店舗数71、数は少し少なめ
・駅は新堀町、銀座、東銀座、築地市場等に集中している、八重洲口等にもあるものの少数、鉄道はメトロを使おう
・終日系は無い(一番遅い店で18時平日のみ)
・スイーツ系は少しだけ有り
・プレミアムランチは少数有り

2017年03月05日

国立西洋美術館 シャセリオー展に行ってきました

上野公園入口付近にある国立西洋美術館。おなじみの施設です。

早速ロッカーに荷物を預けて中に入ります。
入ってすぐに毎度おなじみ映像でプロローグ、テオドール・シャセリオーとは、19世紀の画家で、ナポレオン軍の遠征に従った男の息子で、後にフランスにわたり、アングルと言う画家に画家のナポレオンになると言われたとか。その後アングルと別れる形となり、その後も精力的に絵を描いたものの体が弱く37歳で死去したようです。

入ってすぐに自画像、自画像です。最初はアングルのところにいたため、習作的な作品が多い模様。十字架を抱く天使等等宗教的主題や、その他神話的な主題、そうでなくても割とそういったもの、物語的なものを連想させる絵が多い感じ。何かしら動きや何かの1シーン的な絵が多いです。いろいろとギミックを仕込んで話の動きや雰囲気を表現したような絵が目立ちます。
その後はロマン主義へ、文学と演劇と言う事で、文学や演劇をテーマにした芸術が主体。特にシェイクスピアのオセロを主題とした連作シリーズが主役の模様。それ以外もやっぱリ物語的なテーマ、モチーフが多い。
次が画家を取り巻く人々、シャセリオーと関わりがあった人々の肖像。

そして東方の光、エキゾチックなテーマが多く、主にアルジェリアに向かって描かれた絵が多数、いろいろと面白いモチーフが多く、なかなか興味深いです。やはり物語的なモチーフがチラホラ有ります。

そして建築黄色、寓意と宗教主題と言うもの、デッサンっぽいものが多いです。シャセリオーは多くの建築物に絵を描いたそうです。所がそれがパリコミューンの騒乱で破壊され、そのまま放置されたものが多いそうです、そして後に救出運動が始まり、多くの画家たちの尽力によって多数の絵が救出されたそうです。

絵は写実的かつ綺麗で光り輝いている感じ、最も表現にある程度ムラがある感じはしますが、総合的に普通の絵が多い感じ。そして混雑度ですが、流石に休日だけにそこそこ人がいます。

その後常設展へ、国立西洋美術館が世界遺産になったため、入口付近にその話が。この時は企画展のスケーエン:デンマークの芸術家村と言うモノがやっていました。
スケーエンと言うのはデンマークの北端の街で、一部の芸術家がそこに逗留して絵を描いたそうです、テーマとして漁師たちが海難事故を救助すると言うテーマの絵がメイン。
ミカエルアンカー、アンナアンカーと言う夫婦画家、それにペーター・ゼヴェリン・クロヤーと言う画家がメインっぽいです。
彫刻は動かせないのか割と前と変わらず、絵は展示替えが行われているモノもあればずっとあるものも。・

2017年03月01日

「FACE展 2017 損保ジャパン日本興亜美術賞展」へ行ってきました

新宿駅の18番出口より徒歩3分くらい(18番出口まで結構歩く)のところにある損保ジャパン興亜美術館にて開催されています。

ビルの42階までエレベーターで上がります、ビルの高層階なので非常に眺めがいいのが特徴。
展覧会は美術賞の優秀作品の展示。その為テーマはバラバラ、ジャンルもバラバラな71点の絵が展示されています。

ピンクの兵隊人形がハートマーク作ってそれが崩れていく絵とか、ジオラマ風の風景画とか、二重構造で手前に人物画描かれて立体っぽく見える絵とか、変なアヒルが並んでいる絵とか、なんかエイリアンっぽいものが描かれている絵とか、抽象画っぽい風景がとか、完全に抽象画と言うか現代アートで説明不能とかいろいろ有ります。

因みに投票も行われているので一応投票してきましたが、やはり入口付近にある絵の方が印象には残りやすいです、入口付近が特に○○賞をもらった絵が主体なので、まあ印象に残るのも納得ではありますが。

館内の説明を見るに、応募者は1000を超えていたとか。

そして最後に常設展示、ゴッホのひまわり他東郷青児の絵等が飾られています。

展覧会のタイプが賞系で画家の知名度は高い人がいないことからか、混雑は特になし。

四谷3丁目駅辺りの3つの博物館(東京おもちゃ美術館、釣り文化資料館、消防博物館)へ行ってきました


四谷3丁目駅付近は3つの博物館がまとまっているエリア、なので3つまとめて行ってきました。

東京おもちゃ美術館
廃校になった学校の建物を利用したおもちゃの博物館です。

元の建物が小学校だけにちょっと狭い感じがしますが、対象が子供の博物館なのでそこまで問題はない模様。
2階分のスペースを使って8つのテーマの展示が行われています。
おもちゃメインなので一部の玩具は遊ぶことが可能。

DSC_1376.jpg
世界のゲーム系の玩具。

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企画展示の中国とアジアのおもちゃ、これはインドのもの。

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同じく企画展、これは台湾のもの。

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これはタイとミャンマーのもの。

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グッドトイ。

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雛祭り期間なので雛人形。

売店ではオリジナルグッズが販売されているようで、ガチャガチャもオリジナル商品が入っています。


余談ですが、トイストーリーに出てきた東京おもちゃ博物館と言う博物館はない模様。


釣り文化資料館
おもちゃ美術館から5分くらいのところにある小規模な博物館。和竿のコレクションの展示が行われている場所になります。

和竿は竹製の釣竿で、対称の魚とか生産地とかでいろいろと名前が有り別れているそうです。
他リールとか魚を捕まえる罠とか魚を貯めるカゴとか。

因みに平日のみ開館なので注意。無料。

消防博物館
消防に関する博物館。無料で入館証をもらって入場します。10回建ての建物で、そのうち10階が展望台、6、5、4、3、1、B1が展示室になっていると言う結構大規模な博物館。本来四谷三丁目駅徒歩1分と言う超駅チカにあるのですが、閉館時間の関係で一番最後。

DSC_1390.jpg
建物外観、普通の建物なので微妙にわかりにくいです。後扉が2つあるのですが、開く方向が逆で微妙に戸惑いました。

建物の10階は展望台になっています。6階は企画展示室、5階は江戸時代、4階は戦前戦中戦後、3階は現代、1階はエントランス等がメインでヘリコプターくらい、B1は沢山のポンプ車やはしご車等が保存されています。

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10階の展望室。

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4階の近代の消防。

DSC_1400.jpg
3階の現代のもの。

DSC_1393.jpg
地下室に展示されているかつて使われていた車両達。




因みに脚を伸ばすと新宿歴史博物館も有ります。新宿方面に1駅行くと新宿御苑も有り。

Bunkamura 「これぞ暁斎」に行ってきました

渋谷Bunkamuraのこれぞ暁斎に行ってきました。

暁斎は言う幕末から明治にかけて活躍した絵師で、幼少期から絵に優れており、歌川国芳に師事していた人物でもあるそうです。
そしてこの暁斎展はゴールドマンコレクションの中からいろいろと持ってきている見たいです。

入ってすぐに暁斎の絵が動く動画が始まり、ゴールドマンコレクションの特にゴールドマン氏が好んでいる言う絵、象とたぬきが展示されています。一度は手放したものの公開して何年か後に買い戻したものらしく、今でも相当入れ込んでいる見たいな事が書かれていました。

そして少し奥に進むと今度は鴉の掛け軸がメイン、作品の一つは当時は破格の100円と言う高額をつけたらそれでも買い手が付いたと言う代物だそうです。鴉モチーフは非常に多く、比較的似たタッチの掛け軸が多数並んでいます。
その後は二章へ突入、全体的に鳥獣戯画とかそっちの系統の動物絵が多く、動く動物がメイン、題材もカエルやうさぎ等の絵が多数。

暁斎は幕末の人間なので、開国後は西洋的なモチーフの絵もちょくちょく描いていたそうで、例えば複数の神々が集まっている絵等が描かれています。

暁斎は職業画家なので、発注された絵を多数書いており、特に人気の高いモチーフであった鍾馗を多く描いていたようです。鍾馗は玄宗皇帝の夢に現れて病を治癒したと言う神であり、魔除け的な扱いでよく飾られていたようです。
多数の鍾馗像があり、鬼を吊り下げる鍾馗、鬼を蹴っ飛ばす鍾馗、鬼を投げ飛ばす鍾馗等いろいろな鍾馗があります。

そして春画、春画コーナーは入口に注意書きが有り後ろの方に展示されています。春画なのでそういった絵が基本、点数は少なめですが。

その後は幽霊や百鬼夜行等のテーマを描くモノが見られ、かなり真に迫った幽霊等が描かれています。
最後は仏教がテーマになっており、仏教モチーフの絵が多数並んでいます。大きな目を見開いている達磨像等が印象に残ります。


混雑度ですが、Bunkamuraザ・ミュージアムの平日としてはトップクラスに混んでいる方なので、多分休日はかなりの混雑になりそう。宣伝もいつもの展覧会より多めで、遠くの駅でもポスターを見かけますし。
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