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2017年03月01日

Bunkamura 「これぞ暁斎」に行ってきました

渋谷Bunkamuraのこれぞ暁斎に行ってきました。

暁斎は言う幕末から明治にかけて活躍した絵師で、幼少期から絵に優れており、歌川国芳に師事していた人物でもあるそうです。
そしてこの暁斎展はゴールドマンコレクションの中からいろいろと持ってきている見たいです。

入ってすぐに暁斎の絵が動く動画が始まり、ゴールドマンコレクションの特にゴールドマン氏が好んでいる言う絵、象とたぬきが展示されています。一度は手放したものの公開して何年か後に買い戻したものらしく、今でも相当入れ込んでいる見たいな事が書かれていました。

そして少し奥に進むと今度は鴉の掛け軸がメイン、作品の一つは当時は破格の100円と言う高額をつけたらそれでも買い手が付いたと言う代物だそうです。鴉モチーフは非常に多く、比較的似たタッチの掛け軸が多数並んでいます。
その後は二章へ突入、全体的に鳥獣戯画とかそっちの系統の動物絵が多く、動く動物がメイン、題材もカエルやうさぎ等の絵が多数。

暁斎は幕末の人間なので、開国後は西洋的なモチーフの絵もちょくちょく描いていたそうで、例えば複数の神々が集まっている絵等が描かれています。

暁斎は職業画家なので、発注された絵を多数書いており、特に人気の高いモチーフであった鍾馗を多く描いていたようです。鍾馗は玄宗皇帝の夢に現れて病を治癒したと言う神であり、魔除け的な扱いでよく飾られていたようです。
多数の鍾馗像があり、鬼を吊り下げる鍾馗、鬼を蹴っ飛ばす鍾馗、鬼を投げ飛ばす鍾馗等いろいろな鍾馗があります。

そして春画、春画コーナーは入口に注意書きが有り後ろの方に展示されています。春画なのでそういった絵が基本、点数は少なめですが。

その後は幽霊や百鬼夜行等のテーマを描くモノが見られ、かなり真に迫った幽霊等が描かれています。
最後は仏教がテーマになっており、仏教モチーフの絵が多数並んでいます。大きな目を見開いている達磨像等が印象に残ります。


混雑度ですが、Bunkamuraザ・ミュージアムの平日としてはトップクラスに混んでいる方なので、多分休日はかなりの混雑になりそう。宣伝もいつもの展覧会より多めで、遠くの駅でもポスターを見かけますし。
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