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2017年02月27日
21_21 DESIGN SIGHT アスリート展へ行ってきました
サントリー美術館から徒歩5分くらいの場所に有ります、こことサントリー美術館、国立新美術館、森美術館と森アーツセンターギャラリーといくつものミュージアムが集まっているエリアなので、回るのにはもってこい。上野公園と並ぶ密度。
地下室の3室+αでの展示になります。
入ってすぐに流れるのがこれ、どうもモーションキャプチャによってアスリートの動きをトレースしたものだそうです、いくつもの線が流れる事でアスリートの体の動きを表現します。
映像に合わせてジャンプするものです。
紐を引っ張ってお題の重量に合わせると言うもの。
ほか後ろの方の部屋では、3DCGで再現されたアスリートの動きが部屋いっぱいに再現され、部屋の四方の壁をアスリートが走り回り、棒高跳びやマラソン等のアスリートの体の動きを見る事ができます。
それ以外にはサッカーの戦術シミュレーターや、アスリートの美しい体の動き映像等が映し出されたもの、スポーツ用品が積まれたオブジェなどがあります。
所要時間は30分くらいでしょうか、元々そんなに大規模な施設ではない上に、展示が科学館的で大型のものが多く、展示品の点数と言う目線で見ると非常に少ないので、特にキャプションは少なく文字で読む情報はあまりありません。
混雑度はというと、割と空いていました。
地下室の3室+αでの展示になります。
入ってすぐに流れるのがこれ、どうもモーションキャプチャによってアスリートの動きをトレースしたものだそうです、いくつもの線が流れる事でアスリートの体の動きを表現します。
映像に合わせてジャンプするものです。
紐を引っ張ってお題の重量に合わせると言うもの。
ほか後ろの方の部屋では、3DCGで再現されたアスリートの動きが部屋いっぱいに再現され、部屋の四方の壁をアスリートが走り回り、棒高跳びやマラソン等のアスリートの体の動きを見る事ができます。
それ以外にはサッカーの戦術シミュレーターや、アスリートの美しい体の動き映像等が映し出されたもの、スポーツ用品が積まれたオブジェなどがあります。
所要時間は30分くらいでしょうか、元々そんなに大規模な施設ではない上に、展示が科学館的で大型のものが多く、展示品の点数と言う目線で見ると非常に少ないので、特にキャプションは少なく文字で読む情報はあまりありません。
混雑度はというと、割と空いていました。
サントリー美術館 収蔵品展 コレクターの目に行ってきました
国立新美術館の次は徒歩10分くらいのところにあるサントリー美術館へ。
サントリー美術館は防衛庁跡地に出来た東京ミッドタウンの中に有ります。
今回は撮影出来ると言われたので少し写真もとってきました。
前半部分はヨーロッパ陶磁 野依利之氏として、ヨーロッパの陶磁器コレクション。
まずはマヨリカと呼ばれる陶器で、これは中東で広がった後ヨーロッパに伝わり流行した陶器のスタイル、そしてメインのデルフトウェアにつながります。
デルフトウェアとは、説明によるとマヨリカの生産を起こっていたデルフトと言う都市で生産された中国風の陶器で、当時ヨーロッパに景徳鎮等の中国磁器が広まりだして中国風の磁器の需要が高まったものの、肝心の磁器の材料が手に入らず、結果デルフトではマヨリカ(陶器)の技術を使って磁器のような陶器を生産したようです、それがデルフトウェア。
これが初期のデルフトウェア、陶器ですがなんとなく中国風磁器っぽく作られています。
これはイタリアで作られていたファイアンスとかいう陶器らしいです。
全盛期に造られた動物をかたどったデルフトウェアだそうです。
ほかあの有名なエミール・ガレのもの何かが展示されています、テーマがテーマなので多くが花瓶、壺系、器系。多くがデルフトウェアで、中国風の磁器っぽい陶器になっています。パッと見それっぽく、割とそれなりに再現率は高い感じがします。
そして中間部分の休憩スペースでは、今までのサントリー美術館の展覧会のポスターがベンチに貼られている等、サントリー美術館の歴史を振り返るスペースになっています。
後半部分は世界のガラスと辻清明氏
世界中から集めたガラス細工のコレクションで、古くは古典古代の頃から、新しいものでは昭和の一般的に使われていたガラスコップまで。
古代のガラス、宝石の代用品などとして開発されたとか。
説明によると吹きガラスの発明は紀元前1世紀、ローマの属州だったシリア・パレスチナ地方だとか。
またササン朝のカットガラス等が展示されています。
その後はヨーロッパ製ガラス製品。
そして江戸時代の日本製ガラス、吹きガラスがメインだった模様。
混雑度は収蔵品展故なのかそんなにでもありません、すいています。
所要時間は1時間弱くらいでしょうか。
サントリー美術館は防衛庁跡地に出来た東京ミッドタウンの中に有ります。
今回は撮影出来ると言われたので少し写真もとってきました。
前半部分はヨーロッパ陶磁 野依利之氏として、ヨーロッパの陶磁器コレクション。
まずはマヨリカと呼ばれる陶器で、これは中東で広がった後ヨーロッパに伝わり流行した陶器のスタイル、そしてメインのデルフトウェアにつながります。
デルフトウェアとは、説明によるとマヨリカの生産を起こっていたデルフトと言う都市で生産された中国風の陶器で、当時ヨーロッパに景徳鎮等の中国磁器が広まりだして中国風の磁器の需要が高まったものの、肝心の磁器の材料が手に入らず、結果デルフトではマヨリカ(陶器)の技術を使って磁器のような陶器を生産したようです、それがデルフトウェア。
これが初期のデルフトウェア、陶器ですがなんとなく中国風磁器っぽく作られています。
これはイタリアで作られていたファイアンスとかいう陶器らしいです。
全盛期に造られた動物をかたどったデルフトウェアだそうです。
ほかあの有名なエミール・ガレのもの何かが展示されています、テーマがテーマなので多くが花瓶、壺系、器系。多くがデルフトウェアで、中国風の磁器っぽい陶器になっています。パッと見それっぽく、割とそれなりに再現率は高い感じがします。
そして中間部分の休憩スペースでは、今までのサントリー美術館の展覧会のポスターがベンチに貼られている等、サントリー美術館の歴史を振り返るスペースになっています。
後半部分は世界のガラスと辻清明氏
世界中から集めたガラス細工のコレクションで、古くは古典古代の頃から、新しいものでは昭和の一般的に使われていたガラスコップまで。
古代のガラス、宝石の代用品などとして開発されたとか。
説明によると吹きガラスの発明は紀元前1世紀、ローマの属州だったシリア・パレスチナ地方だとか。
またササン朝のカットガラス等が展示されています。
その後はヨーロッパ製ガラス製品。
そして江戸時代の日本製ガラス、吹きガラスがメインだった模様。
混雑度は収蔵品展故なのかそんなにでもありません、すいています。
所要時間は1時間弱くらいでしょうか。
2017年02月26日
国立新美術館「草間彌生 わが永遠の魂 」」へ行ってきました
おなじみ国立新美術館へ。メトロの乃木坂駅より駅直結。
休日ということもあってか人はいっぱいいますね。兎に角多いです、売店レジ待ち行列がなんと40分待ちと言う美術展としてはびっくりするレベルの人だかり。
チケットと入場自体は特に並びませんが、中は混んでます。中央にシリーズ「我が永遠の魂」が有り、周囲を回廊状にして過去の作品を回って見ると言うシステムになっていますが、まあ我が永遠の魂の部分は部屋が広いのでどうにでもなるのですが、周囲の部屋は回るのが地味に大変な状態、かろうじて鼠レベルの混雑ではないと言う感じでしょうか。回るのがなかなか大変。
とりあえず絵の感想に移りますが、私は絵のことなんてさっぱりわからないですが、多分素の画力が高いんでしょうと言う感じ、いわゆる現代アート的なものなのですが、絵に関してはなんか綺麗。思ってたほどの難解さはないです、まあ有名な人ですからね。公式HPの写真で見るとの実物との受ける印象の差が大きい作品が多い気もします。
初期の作品はくらい感じ、それ以降グロテスクだったりポップだったりといろいろな作品を経てここまで来た、と言う感じ。
一部立体作品も有り、展示室外でも展示有り、巨大カボチャ。
著書や制作風景の動画もあり。動画は制作風景がひたすら高速再生で観れるもの。
メインである我が永遠の魂は、部屋にびっしり絵が飾られているスタイルで、130点くらいあるそう。
所要時間はまあ1時間くらいでしょうか、別に広いスペースを使っているわけではなく、通常の展覧会と規模そのものは同じです。
なんだか理由は不明ですが、この展覧会以外に、美術系の大学の卒業制作展みたいなのが何室も使って行われ、さらに2団体の無料展覧会まであるという、そのせいでいつも国立新美術館にあるさみしさ(殆どの部屋が使われていない)がなく、えらく賑やかなムード。
休日ということもあってか人はいっぱいいますね。兎に角多いです、売店レジ待ち行列がなんと40分待ちと言う美術展としてはびっくりするレベルの人だかり。
チケットと入場自体は特に並びませんが、中は混んでます。中央にシリーズ「我が永遠の魂」が有り、周囲を回廊状にして過去の作品を回って見ると言うシステムになっていますが、まあ我が永遠の魂の部分は部屋が広いのでどうにでもなるのですが、周囲の部屋は回るのが地味に大変な状態、かろうじて鼠レベルの混雑ではないと言う感じでしょうか。回るのがなかなか大変。
とりあえず絵の感想に移りますが、私は絵のことなんてさっぱりわからないですが、多分素の画力が高いんでしょうと言う感じ、いわゆる現代アート的なものなのですが、絵に関してはなんか綺麗。思ってたほどの難解さはないです、まあ有名な人ですからね。公式HPの写真で見るとの実物との受ける印象の差が大きい作品が多い気もします。
初期の作品はくらい感じ、それ以降グロテスクだったりポップだったりといろいろな作品を経てここまで来た、と言う感じ。
一部立体作品も有り、展示室外でも展示有り、巨大カボチャ。
著書や制作風景の動画もあり。動画は制作風景がひたすら高速再生で観れるもの。
メインである我が永遠の魂は、部屋にびっしり絵が飾られているスタイルで、130点くらいあるそう。
所要時間はまあ1時間くらいでしょうか、別に広いスペースを使っているわけではなく、通常の展覧会と規模そのものは同じです。
なんだか理由は不明ですが、この展覧会以外に、美術系の大学の卒業制作展みたいなのが何室も使って行われ、さらに2団体の無料展覧会まであるという、そのせいでいつも国立新美術館にあるさみしさ(殆どの部屋が使われていない)がなく、えらく賑やかなムード。
2017年02月21日
東京大仏とその周辺(大仏、赤塚城跡公園、赤塚植物園、郷土資料館等)
板橋区にある東京大仏とかを見てきました。
起点の駅は地下鉄赤塚(東部の下赤塚)から、徒歩20分くらい。都営の西高島平からも似たりよったりの距離。
まずは区立赤塚植物園へ、植物園といってもやや手の込んだ公園といった風、地元民の散歩道っぽい雰囲気。そんなに広くないので所要時間は15分くらい。
その後は東京大仏へ、2mの大仏、2mと聞いてましたが台座も込みだとそこそこ大きい感じ。普通の日だったので特に目立って混んでもなく、普通に参拝。15時45分までしか入れないとの事。
その後は赤塚城跡公園へ、赤塚城は中世の城で、小田原城攻めの後廃城となった城。地形を見ると確かに城跡らしく、天辺が広く平で周囲からはやや高いところにあり、周囲の坂の形も綺麗に整形され、また谷の部分はもしかしらたら堀?っぽい雰囲気もなくもないです(遺構はほぼ残ってないらしいですが)。
入口付近には梅林、時期的にちょうど咲いていました。
城跡公園、多分ここが形的に本丸なのかなぁ。
広場から少し降りたあたり、このあたりは城跡っぽい雰囲気が残っています。
その後は板橋区郷土資料館へ。入場料無料。この日は特別展武具繚乱。十数点の鎧が展示されています、他何故か1点の場違いな西洋鎧が。
建物外観。
顔出して撮影するアレ(いい加減名前を覚えようと思う)。
資料館の後ろは古民家が移築されています。
さらに近くにある板橋区立美術館、この日は地元の小中学生の展覧会会場になってました。
さらに近くにある不動滝、かつて結構な水量を誇っており、かつての講の時に体を清めるために使われていた用ですが、宅地開発が進み今ではちょろちょろと水が流れるだけ。
やはり公園付近にある松月院、板橋十景と言う所だったそうです。
下赤塚駅前にある成田山不動大教会、説明を見る限り、江戸時代に成田山にいけない人のために造られたものみたいです。
東京メトロのフリーパスが効いてたので行ってみた感じの所。ずーっと名前だけは聞いたことがある東京大仏があったのでせっかくだから行ってみました。東京大仏周辺は板橋区立の小スポットが集中した地元民の散歩道といった雰囲気。
起点の駅は地下鉄赤塚(東部の下赤塚)から、徒歩20分くらい。都営の西高島平からも似たりよったりの距離。
まずは区立赤塚植物園へ、植物園といってもやや手の込んだ公園といった風、地元民の散歩道っぽい雰囲気。そんなに広くないので所要時間は15分くらい。
その後は東京大仏へ、2mの大仏、2mと聞いてましたが台座も込みだとそこそこ大きい感じ。普通の日だったので特に目立って混んでもなく、普通に参拝。15時45分までしか入れないとの事。
その後は赤塚城跡公園へ、赤塚城は中世の城で、小田原城攻めの後廃城となった城。地形を見ると確かに城跡らしく、天辺が広く平で周囲からはやや高いところにあり、周囲の坂の形も綺麗に整形され、また谷の部分はもしかしらたら堀?っぽい雰囲気もなくもないです(遺構はほぼ残ってないらしいですが)。
入口付近には梅林、時期的にちょうど咲いていました。
城跡公園、多分ここが形的に本丸なのかなぁ。
広場から少し降りたあたり、このあたりは城跡っぽい雰囲気が残っています。
その後は板橋区郷土資料館へ。入場料無料。この日は特別展武具繚乱。十数点の鎧が展示されています、他何故か1点の場違いな西洋鎧が。
建物外観。
顔出して撮影するアレ(いい加減名前を覚えようと思う)。
資料館の後ろは古民家が移築されています。
さらに近くにある板橋区立美術館、この日は地元の小中学生の展覧会会場になってました。
さらに近くにある不動滝、かつて結構な水量を誇っており、かつての講の時に体を清めるために使われていた用ですが、宅地開発が進み今ではちょろちょろと水が流れるだけ。
やはり公園付近にある松月院、板橋十景と言う所だったそうです。
下赤塚駅前にある成田山不動大教会、説明を見る限り、江戸時代に成田山にいけない人のために造られたものみたいです。
東京メトロのフリーパスが効いてたので行ってみた感じの所。ずーっと名前だけは聞いたことがある東京大仏があったのでせっかくだから行ってみました。東京大仏周辺は板橋区立の小スポットが集中した地元民の散歩道といった雰囲気。
2017年02月19日
山種美術館「日本画の教科書東京編」へ行ってきました
最寄りの恵比寿ではなく渋谷から徒歩(20分程度)でした、恵比寿からの場合10分程度。
山種美術館は日本画系の美術館で、ビルの地下1フロアが展示室になっています。
規模はやや小ぶりのため、作品点数は47とやや少なめ(近現代の日本画のため大型の絵が多いのもある)。
院展等で出品されていたものが多く、そこから選りすぐりのためクオリティは高め(だと思う、ド素人ですのでよくわからない)。
連続で行われてきたシリーズの最終回で、東京で明治〜昭和までに描かれた日本画の展覧会、明治になり洋画が大量に入ってくると、それに対抗する形で日本画と言う概念が成立したようです。
入ってすぐに見られるのは橋本雅邦「日本武尊像」、明治の作品だそうです、キリッとしてます。
そのとなりにあるのが小堀鞆音と言う画家の「那須宗隆射扇図」、所謂那須与一の屋島のアレですが、標準的な構図と変えているそうです、
その後もいろいろと続きます、荒木十畝と言う画家の「四季花鳥」と言うシリーズ、タイトルのとおり4季をテーマにした掛け軸。
そして鏑木清方の絵、「伽羅」、百段階段に行くと清方の間と言う部屋が有りますので、私的には割と馴染み深い人。
小林古径と言う画家の「清姫」、シリーズもので、日本古来の物語的な主題ですが、どうも原作等はないらしく「それっぽい(物語っぽい)絵」見たいです、キャプションの画家発言を読む限り。
平山郁夫「バビロン王城」、タイトルそのまんま、バビロン王城です。日本画のバビロン王城です。
そんな感じで所要時間は45分程度でした。混雑はそれほどでもなく、都内の中規模な美術展といった感じでした。
因みにトイレは一階です。
山種美術館は日本画系の美術館で、ビルの地下1フロアが展示室になっています。
規模はやや小ぶりのため、作品点数は47とやや少なめ(近現代の日本画のため大型の絵が多いのもある)。
院展等で出品されていたものが多く、そこから選りすぐりのためクオリティは高め(だと思う、ド素人ですのでよくわからない)。
連続で行われてきたシリーズの最終回で、東京で明治〜昭和までに描かれた日本画の展覧会、明治になり洋画が大量に入ってくると、それに対抗する形で日本画と言う概念が成立したようです。
入ってすぐに見られるのは橋本雅邦「日本武尊像」、明治の作品だそうです、キリッとしてます。
そのとなりにあるのが小堀鞆音と言う画家の「那須宗隆射扇図」、所謂那須与一の屋島のアレですが、標準的な構図と変えているそうです、
その後もいろいろと続きます、荒木十畝と言う画家の「四季花鳥」と言うシリーズ、タイトルのとおり4季をテーマにした掛け軸。
そして鏑木清方の絵、「伽羅」、百段階段に行くと清方の間と言う部屋が有りますので、私的には割と馴染み深い人。
小林古径と言う画家の「清姫」、シリーズもので、日本古来の物語的な主題ですが、どうも原作等はないらしく「それっぽい(物語っぽい)絵」見たいです、キャプションの画家発言を読む限り。
平山郁夫「バビロン王城」、タイトルそのまんま、バビロン王城です。日本画のバビロン王城です。
そんな感じで所要時間は45分程度でした。混雑はそれほどでもなく、都内の中規模な美術展といった感じでした。
因みにトイレは一階です。
江戸東京博物館 特別展「江戸と北京 18世紀の都市と暮らし」へ行ってきました
もう何度めかの江戸東京博物館。
今度の特別展は江戸と北京と言う二つの都市の生活文化と言う事で、江戸東京博物館のコレクションに主に北京にある首都博物館のコレクションを加え、両都市の生活の違いを比べよう見たいなテーマ(一部故宮博物院蔵)。
行ったのは土曜日の夜、混雑は大した事はなかったです。
目玉として乾隆八旬万寿慶典図巻と言う乾隆帝の80歳を記念した式典を描いた絵巻物と、それの影響があるとされる江戸の街中を描いた熈代勝覧と言う絵巻物が並行して展示されています。
とりあえず入ってすぐに挨拶、最初は当時の両都市の様子を描いた絵図類や、乾隆帝が来ていたという黄色い服(皇帝にしか許されていない色)や乾隆帝が使っていた刀等が置かれている、プロローグ的なものになります。
それ以降は本番である都市生活史。2つのメインの絵巻物が飾られ、そこから話が展開していくスタイル。乾隆八旬万寿慶典図巻と熈代勝覧の二つから当時の都市の様子を思い描く事から始まります。
当時日本では唐土名勝図会なるガイドブックのような本が出版されており、中国における名勝を紹介する本が出ていたようで、それが展示されています。とは言え直接取材出来るような時代ではなく、書くために参考にしたモノのの中に乾隆八旬万寿慶典図巻が入っているみたいで、その図案がそのまま反映されているとか。
そして両都市の一般的な家屋の模型。中国における建物の構造は四合院と呼ばれるスタイルが主体となっており、中庭の四方に建物を配置したスタイルで、庶民の建物から宮殿までだいたい四合院スタイルだった模様。北京は川が多くそこまで綺麗な区画ができなかったらしく、区画は込み入ったものになっている模様。
江戸はというと、有名な長屋、クオリティの高い模型なら江戸東京博物館より深川江戸資料館が美味しい(中に入れる為)。
街といえば商業、と言う事で当時使われていた商売道具類の展示が行われており、江戸からは棒手振り商人の箱、箱に商品を入れて売り歩いた模様。他は飛脚や看板類、そろばんとかをモチーフにした看板等が置かれています。
北京における商店の看板、金貸と両替屋は銭マークなのは当然として、帽子屋は何故か猿の木像、そして酢屋、塩屋、質屋は全部瓢箪型と言う謎。全部何かしらの漢字が書かれているものの、酢なんかは読めるものの、それ以外は日本とはニュアンスが違うためイマイチわからない。そして靴屋はブーツ状の靴看板のみで、文字は書かれていません。後は回教徒向けの料理屋の看板、通常の中華は食べられない回教徒向けに清められた羊肉等が出てくる店の看板も有り、特に目立った特徴はなく普通の看板に文字と言うシンプルなもの。
他甘い茶を売っていた行商人の薬缶や、辻医者の薬箱(流しの医者がおり、漢方や鍼治療を行ったらしい)等。
また北京在住者の職業絵図みたいなものがあり、普通の農民商人から、芸人見たいなものまでいろいろといたらしい、中にはパントマイマー+後ろにセリフを読み上げる声優と言う芸人もいたらしい。
その後は両都市の生活や行事等、生活感のある話題にテーマは移ります。江戸では雛人形や縁起物の食器類等。北京では布団たたきや圧勝銭と言う、銭をかたどったお守り的なものや、魔除けの絵的なもの等、北京で使われていた縁起物達。
次は学問絡み、科挙が行われていた時代ゆえに、科挙の回答や科挙用の細かいカンペ、乾隆帝用に造られたらしい筆や炭等。江戸はと言うと科挙こそなかったものの、昌平坂学問所などでの試験の成績が出世に影響する等はあったそうで、他は寺子屋の風景、江戸周辺の寺子屋は教える側の女性率が高かったのが特徴だとか。
他は芸能類、北京からは京劇の衣装やキセル等。江戸からは相撲や歌舞伎の浮世絵等が飾られています。
最後の方は清代北京の芸術文化として当時の掛け軸や陶器類(壺等)が有りますが、北京の首都博物館の紹介も兼ねているっぽい感じ。
映像資料
そして映像、江戸城と紫禁城のCG再現映像でその城の中心部の思想や構造を解説する映像が有り。江戸城本丸は大奥、中奥、表に別れており、大奥は男子禁制のあの有名な大奥なれど、史料不足で詳細不明。奥は普通の将軍の生活スペース、表は政治や儀礼の場として使われ、大広間と言う所で将軍が政治を執り行った。建物の構造は室町時代等から見られるものが様式が変化して引き継がれていると言う事らしい。また表には能舞台もあり、重要な神事として、また娯楽として能が行われた模様、そしてその能には江戸庶民も見る事が出来るものもあり、その様子を描いた絵も流れる、なんとも押すな押すなの一大イベントの様子が絵から伝わってきてなんとも。
紫禁城はというと、周礼や風水、陰陽の思想から計画的に造られた宮殿で、概ね左右対称、建物の数も全てそういったものに矛盾がないように作られている。
門から入って太和殿まで5つもの門をくぐって1.5kmもあり、門の名前が覚えきれない。広いし歩くのが大変そう。門の一つ午門と言う門は子午線と向かい合っているので午門とか。
バックには建設の際に出た土砂で山が作られており、背後に山、全面に川と言う中国都市の風水的な理想を再現したものになっているらしい。
映像はフルに見ると30分くらいはかかります。
その後空腹のため、両国駅の割と有名なとんかつ屋であるいちかつへ向かいます。
690円で分厚いロースカツ定食が食べられると言う店、味もなかなか。
2017年02月16日
渋谷ランパス5回目
一品房
中目黒にある中華料理屋、麻婆豆腐定食が500円、結構ボリュームがあります。
慈玄
プレミアムランチ1000円、鴨せいろ。結構遅くまでランパス対応でした。
DROP目黒店
ピザを低価格で提供する店。元々500円でピザが食べれるのにさらにサラダドリンク付きで500円になります。中目黒にあるものの、多少場所はわかりにくいかもしれませんが。
ホァングン 渋谷文化村通り店
フォー500円、なかなか普段生活してると食べる機会があんまないので、結構貴重な気がする。
Chiles Mexican Grill
チーズフランドリンクセット500円。チーズケーキとプリンを足して割らないような感じの味です。
タンドゥール西武渋谷店
2回目、カレー2つが1000円。
中目黒にある中華料理屋、麻婆豆腐定食が500円、結構ボリュームがあります。
慈玄
プレミアムランチ1000円、鴨せいろ。結構遅くまでランパス対応でした。
DROP目黒店
ピザを低価格で提供する店。元々500円でピザが食べれるのにさらにサラダドリンク付きで500円になります。中目黒にあるものの、多少場所はわかりにくいかもしれませんが。
ホァングン 渋谷文化村通り店
フォー500円、なかなか普段生活してると食べる機会があんまないので、結構貴重な気がする。
Chiles Mexican Grill
チーズフランドリンクセット500円。チーズケーキとプリンを足して割らないような感じの味です。
タンドゥール西武渋谷店
2回目、カレー2つが1000円。
2017年02月09日
森美術館「N・Sハルシャ展 チャーミングな旅」に行ってきました
森美術館へ。まだとなりの森アーツセンターではマリーアントワネット展が行われていました。
それはもう行ったのでそのまま森美術館へ、音声ガイドが無料なのが嬉しいです。
ただ音声ガイドはイヤホン、ヘッドホンタイプではなくトランシーバー見たいな電話っぽい耳あてタイプ、ややめんどくさいです。
音声ガイドにはNSハルシャの肉声(英語)も入ってます、翻訳が入ってますが。
とりあえず入るとまず若い頃の作品、比較的普通の現代アートが多い感じ。
その後は人がひたすら平面的に並列して描かれるタイプの絵が主流になります、これがNSハルシャの標準的なスタイルになったそうで、だいたいがそのタイプの絵。
違う人が同じように並んでいると言うのがひとつのスタイル見たいで、それぞれがいろいろな表情や動きを見せながらも単調に並んでいるのが一つのテーマっぽい感じ。なんかマンダラ?的な印象も受けます。全体的にテーマとして、反復があるらしく、同じようなモノでも形の違うモノを複数並べるスタイルがメイン見たいで、多くの作品がその傾向。一つだけで成立する作品はあるには有りますが、少数のようです。
それ以外にインドの近代化をテーマにしたような絵が多く、国産主義ながら兵器は輸入頼りのインドの現状や、消えていく農村等、近代化に揺れ動くマイスールがテーマの作品群も有ります。
そしてNSハルシャが暮らすマイスールと南インドの生活や彼の創作風景見たいなものがまとめられた部屋が有ります、南インドの食文化や歴史、ハルシャのインタビューの動画が流れています。南インドではバナナの葉に料理を盛るのが一般的、抗菌作用が有り使い捨てが効くらしいです。
後半には浪費の象徴的な作品がいくつか有り、その中に食べかけを再現した食品サンプル郡が展示されていました。
ハルシャは猿モチーフを好んでいるらしく、猿系の作品もチラホラ有ります、インドなのでハヌマーンと言う事見たいです。
うーむ、現代アートでありながらまず馴染みのないインド発と言う事で、よく見ている現代アートと全く空気が違う、これは結構面白い。
発送がかなりインド的で、ある種世俗的であり、ある種超俗的と言うか宗教的で、また伝統的な表現はインドだからななんだろうなって思います。うーむ今まで見た事ないタイプの絵ばかり、いや見た事あるタイプなんですが、見たことないタイプ。現代アートとしては珍しく割と親しみが持てるテーマが多い感じ、勢いで行った割に結構面白かったです。
混雑度は個人の現代アート展なので、それなり程度といったところ。
森美術館のおまけで入れる東京シティービュー、場所がよいので東京タワーがえらく綺麗に見れます、ただめっちゃ混んでました。
それはもう行ったのでそのまま森美術館へ、音声ガイドが無料なのが嬉しいです。
ただ音声ガイドはイヤホン、ヘッドホンタイプではなくトランシーバー見たいな電話っぽい耳あてタイプ、ややめんどくさいです。
音声ガイドにはNSハルシャの肉声(英語)も入ってます、翻訳が入ってますが。
とりあえず入るとまず若い頃の作品、比較的普通の現代アートが多い感じ。
その後は人がひたすら平面的に並列して描かれるタイプの絵が主流になります、これがNSハルシャの標準的なスタイルになったそうで、だいたいがそのタイプの絵。
違う人が同じように並んでいると言うのがひとつのスタイル見たいで、それぞれがいろいろな表情や動きを見せながらも単調に並んでいるのが一つのテーマっぽい感じ。なんかマンダラ?的な印象も受けます。全体的にテーマとして、反復があるらしく、同じようなモノでも形の違うモノを複数並べるスタイルがメイン見たいで、多くの作品がその傾向。一つだけで成立する作品はあるには有りますが、少数のようです。
それ以外にインドの近代化をテーマにしたような絵が多く、国産主義ながら兵器は輸入頼りのインドの現状や、消えていく農村等、近代化に揺れ動くマイスールがテーマの作品群も有ります。
そしてNSハルシャが暮らすマイスールと南インドの生活や彼の創作風景見たいなものがまとめられた部屋が有ります、南インドの食文化や歴史、ハルシャのインタビューの動画が流れています。南インドではバナナの葉に料理を盛るのが一般的、抗菌作用が有り使い捨てが効くらしいです。
後半には浪費の象徴的な作品がいくつか有り、その中に食べかけを再現した食品サンプル郡が展示されていました。
ハルシャは猿モチーフを好んでいるらしく、猿系の作品もチラホラ有ります、インドなのでハヌマーンと言う事見たいです。
うーむ、現代アートでありながらまず馴染みのないインド発と言う事で、よく見ている現代アートと全く空気が違う、これは結構面白い。
発送がかなりインド的で、ある種世俗的であり、ある種超俗的と言うか宗教的で、また伝統的な表現はインドだからななんだろうなって思います。うーむ今まで見た事ないタイプの絵ばかり、いや見た事あるタイプなんですが、見たことないタイプ。現代アートとしては珍しく割と親しみが持てるテーマが多い感じ、勢いで行った割に結構面白かったです。
混雑度は個人の現代アート展なので、それなり程度といったところ。
森美術館のおまけで入れる東京シティービュー、場所がよいので東京タワーがえらく綺麗に見れます、ただめっちゃ混んでました。
三菱一号美術館「オルセーのナビ派展」に行ってきました
三菱一号美術館は始めてです。
東京駅からだいたい地下道のみで行くことができます、なので濡れません。地下道の空気はあんまりよくありませんでしたが。
ナビ派と言う言葉は聞きなれません、というのも今まではポスト印象派の一部的な扱いだったそうで、本格的に研究が始まったのはここ20年くらい見たいです。日本では今回のが初めての本格的な展覧会だということです。
ナビ派といってもゆるいつながりだったらしく、展示されている絵のタイプはバラバラ、割と抽象画っぽいのからむしろ割と写実的なものまでバラバラ。
見た感じだと色使いが比較的明るく単純な絵が多いです、一言で言うとポップアートと抽象画と普通の洋画の中間くらいの雰囲気といいますか、全部が全部そう言うわけではないで、暗めの絵や比較的普通の洋画っぽいものまで結構バラバラ。
最初はゴーガン等、まだナビ派ではない見たいです。黄色いキリストのある自画像と言う絵が目玉っぽいです。
次はモーリス・ドニと言う画家、庭に佇む女性等の絵を多数展示されています。
そして日本かぶれのナビと言われたピエール・ボナール、画風はナビ派なれど構図がなんか浮世絵っぽい絵と言う感じ、しかし最終的には日本画の影響が薄くなったそうです。
ポスターなどに描かれている格子柄のブラウスも彼の作、目玉っぽい扱いな割に展示はほかの絵と並べたあさりとしたもの。他にやや暗めの裸婦像とかも描いています。
他フェリックス・ヴァットロン、版画の連作等が展示されています、カラフルな傾向の強い作品が多いなか、色数の少なく小さめの版画がメインになっています。
もう一つエドゥアール・ヴュイヤールと言う画家の絵も多いです、非常にポップな色使いの八角形の自画像等が目玉っぽいです。
他に日本のナビ派コレクションなるモノもあります。
また非常に巨大な花の絵(タイトルを忘れてしまった)が目玉っぽい展示です。
混雑はというと、微妙な日に行った割には人がいました。東京駅から地下通路のみで行ける距離なので、まあ納得。
東京駅からだいたい地下道のみで行くことができます、なので濡れません。地下道の空気はあんまりよくありませんでしたが。
ナビ派と言う言葉は聞きなれません、というのも今まではポスト印象派の一部的な扱いだったそうで、本格的に研究が始まったのはここ20年くらい見たいです。日本では今回のが初めての本格的な展覧会だということです。
ナビ派といってもゆるいつながりだったらしく、展示されている絵のタイプはバラバラ、割と抽象画っぽいのからむしろ割と写実的なものまでバラバラ。
見た感じだと色使いが比較的明るく単純な絵が多いです、一言で言うとポップアートと抽象画と普通の洋画の中間くらいの雰囲気といいますか、全部が全部そう言うわけではないで、暗めの絵や比較的普通の洋画っぽいものまで結構バラバラ。
最初はゴーガン等、まだナビ派ではない見たいです。黄色いキリストのある自画像と言う絵が目玉っぽいです。
次はモーリス・ドニと言う画家、庭に佇む女性等の絵を多数展示されています。
そして日本かぶれのナビと言われたピエール・ボナール、画風はナビ派なれど構図がなんか浮世絵っぽい絵と言う感じ、しかし最終的には日本画の影響が薄くなったそうです。
ポスターなどに描かれている格子柄のブラウスも彼の作、目玉っぽい扱いな割に展示はほかの絵と並べたあさりとしたもの。他にやや暗めの裸婦像とかも描いています。
他フェリックス・ヴァットロン、版画の連作等が展示されています、カラフルな傾向の強い作品が多いなか、色数の少なく小さめの版画がメインになっています。
もう一つエドゥアール・ヴュイヤールと言う画家の絵も多いです、非常にポップな色使いの八角形の自画像等が目玉っぽいです。
他に日本のナビ派コレクションなるモノもあります。
また非常に巨大な花の絵(タイトルを忘れてしまった)が目玉っぽい展示です。
混雑はというと、微妙な日に行った割には人がいました。東京駅から地下通路のみで行ける距離なので、まあ納得。