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2017年02月27日

サントリー美術館 収蔵品展 コレクターの目に行ってきました

国立新美術館の次は徒歩10分くらいのところにあるサントリー美術館へ。

サントリー美術館は防衛庁跡地に出来た東京ミッドタウンの中に有ります。
今回は撮影出来ると言われたので少し写真もとってきました。

前半部分はヨーロッパ陶磁 野依利之氏として、ヨーロッパの陶磁器コレクション。
まずはマヨリカと呼ばれる陶器で、これは中東で広がった後ヨーロッパに伝わり流行した陶器のスタイル、そしてメインのデルフトウェアにつながります。
デルフトウェアとは、説明によるとマヨリカの生産を起こっていたデルフトと言う都市で生産された中国風の陶器で、当時ヨーロッパに景徳鎮等の中国磁器が広まりだして中国風の磁器の需要が高まったものの、肝心の磁器の材料が手に入らず、結果デルフトではマヨリカ(陶器)の技術を使って磁器のような陶器を生産したようです、それがデルフトウェア。


IMG_20170226_170009.jpg
これが初期のデルフトウェア、陶器ですがなんとなく中国風磁器っぽく作られています。


IMG_20170226_170426.jpg
これはイタリアで作られていたファイアンスとかいう陶器らしいです。

IMG_20170226_171015.jpg
全盛期に造られた動物をかたどったデルフトウェアだそうです。

ほかあの有名なエミール・ガレのもの何かが展示されています、テーマがテーマなので多くが花瓶、壺系、器系。多くがデルフトウェアで、中国風の磁器っぽい陶器になっています。パッと見それっぽく、割とそれなりに再現率は高い感じがします。

そして中間部分の休憩スペースでは、今までのサントリー美術館の展覧会のポスターがベンチに貼られている等、サントリー美術館の歴史を振り返るスペースになっています。

後半部分は世界のガラスと辻清明氏

世界中から集めたガラス細工のコレクションで、古くは古典古代の頃から、新しいものでは昭和の一般的に使われていたガラスコップまで。


IMG_20170226_172522.jpg
古代のガラス、宝石の代用品などとして開発されたとか。
説明によると吹きガラスの発明は紀元前1世紀、ローマの属州だったシリア・パレスチナ地方だとか。

またササン朝のカットガラス等が展示されています。

IMG_20170226_172904.jpg
その後はヨーロッパ製ガラス製品。

IMG_20170226_172951.jpg
そして江戸時代の日本製ガラス、吹きガラスがメインだった模様。



混雑度は収蔵品展故なのかそんなにでもありません、すいています。
所要時間は1時間弱くらいでしょうか。
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