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2017年01月22日

目黒雅叙園の百段階段の百段雛まつり2017に行ってきました

目黒雅叙園百段階段2017百段雛まつり九州ひな紀行Uに行ってきました。
百段雛祭りは去年も行ってきましたが、また行きました。

入る前にすでにホールに1つ雛人形が展示されています、さらに入ってすぐにもう1つ、百段階段に入る前につるし飾り「さげもん」なるものが。

始まってすぐなので休日とは言えそこまではこんでいません、ただし肝心の百段階段がそこまで広くないというか、展覧会目的ではなく宴会場として造られた設備なので人が増えると階段が詰まりますが。
土足厳禁なので靴はビニール袋、スリッパに履き替えて入場。

入ってすぐに一番低いところにある十畝の間、ここでは日田醤油雛御殿として、日田醤油が保管している多数の雛人形が展示されている他、百段雛祭りの概要のキャプションがあるくらい。キャプションの内容は去年も似た話を読んだような…?1年前のせいでうろ覚えですが。

次が魚礁の間、旧伊藤伝右衛門の座敷雛、この座敷雛が壮観、部屋を半分以上使った雛人形による巨大ジオラマ、テーマは雛が見た日本の祭りと題して祇園祭やねぷた祭り等のミニチュアと、多数の雛人形、これも座っていたり立っていたりして祭りをしているような雰囲気、さらに神社仏閣等の建造物も建っており、花も咲き乱れ、まさに祭り。雛人形の数は総勢800とかなんとか。これは中々見ごたえが有ります、と言うか一番びっくりな展示。

次が草丘飲間で柳原白蓮と村岡花子のゆかりのお雛さま、これは2人が所有していた雛人形等の展示と2人の人生のパネル展示、ただ個人の雛人形なので小ぶりです。村岡花子は花子とアンで朝の連続テレビ小説の元ネタになっていたため、結構知られていると思われます。と言うか先の部屋でも少し言及されていた石炭王伊藤伝右衛門がここでも出てきており柳原白蓮は伊藤伝右衛門結婚したものの、飛び出したとかなんとか。展覧会はスペースがスペースなので簡素な年表のみですが、少し調べたらより詳細な経緯が描かれていました。

次は小さな部屋、静水の間、悲田醤油雛御殿U、大型雛人形が複数展示されており、目を引くのが洋服を着た雛人形。次は星光の間、城下町のお雛様と佐賀のお雛さま、島津別邸にある仙巌園の雛道具や、佐賀の寿福殿雛飾り、雛人形としては普通なれどなぜか左右に日本人形が多数。

次は清方の間、松浦のお雛様と雛道具、これは殆ど雛道具、雛飾りに使われるミニチュアの楽器や家具類が多数。最後が頂上の間、熊本のお雛さまと飯塚のお雛様、頂上の間は椅子が有り、展覧会によってはやや展示物が軽めで休憩スペースっぽい雰囲気が出る時が有りますが、この展覧会は窓が閉じておりここも雛人形が多数。人吉のローカルな伝統であるシュンナメジョなるものが置かれています、気の先に紅白の何かが付いた飾り。

ポイント・注意点
・館内は結構寒いです
・公式HP曰く、後半は混む模様(多分雛祭りが近くなるので)
・座敷雛は壮観

2017年01月21日

東京都美術館「ティツィアーノとヴェネツィア派展」に行ってきました

東京都美術館のティツィアーノ展に行ってきました。一応ティツィアーノがメインという事になっていまっすが、実際に展示されているティツィアーノの作品はそれほど多くはなく、ヴェネツィア派展といった方がいいでしょうか。

ティツィアーノとヴェネツィア派展

日伊国交樹立150周年記念の展覧会の一つらしく、ほかに西洋美術館でやってたカラヴァッジョ、クラーナハ展や江戸東京博物館でやっていたダ・ヴィンチ展、森アーツセンターギャラリーでやっていたポンペイの壁画展も同じようです。

会場はB1、1F、2Fの3階建に分かれています。B1の展示室ではティツィアーノは割と脇役。まずはヴェネツィアの航空写真と挨拶から。ルネサンスということもあってか、最初は聖母子像等がひたすら並んでいる状態、画家は違えど兎に角需要のあったテーマなので。個人の信仰目的などでも制作されているようなものもあるみたいですし。
室内はなんとなくイタリアっぽい色使いになっています。

そして1Fの展示室へエスカレーターで移動。そこにはメインの一つフローラが待っています。が正直一番印象に残ったのが手前にあったパルマ・イル・ヴェキオのユディトでした、このユディト、他のユディトと違い太めの体系なんです。男の生首+太めの女という組み合わせはあんまないのでインパクトが一番大きかったです正直。
そのあとにメインであるティツィアーノのフローラ(ポスターに写真が乗っている絵)が有りますが、手前のユディトの方に目が行ってしまった。

その後は男の肖像みたいなのが多いですが、名前が分かっていない人の肖像で、画家の名前すらわかってないモノも多数。全体的に写実的、あくまで肖像なのでそんなに変わったポーズでもないものが多いです。そして再びメインの一つティツィアーノのダエナ、裸婦(ダエナ)と天使と金色の塊(ユピテル)が描かれています。
そして映像資料としてヴェネチアの風景とともにティツィアーノや当時のルネサンスの絵についての解説動画が2分、座ってみる長めの動画はありません。

そして2Fへ、このあとはティツィアーノ他当時の巨匠たちの絵、ただしテーマは下のと比較的近いものが多いです。最後の晩餐とかマグダラのマリアとか。
後はヴェネチア派の版画、本の挿絵などに需要があったため、白黒の版画が当時多数刷られていたとか。とは言え挿絵用ということもあってか小ぶり。テーマは多くがやはり宗教的なもの。

総合的に見ると「ヴェネツィア派展」という事で別の画家による同一テーマの作品が多く見られます、聖母子像が多い以外にも、時期が時期だけに肖像画が多くなっています。
所要時間は思ってたより短く1時間もあれば十分かと、点数が思ったよりは多くはありません。混雑もまあまあといった感じでしょうか。

行ってしまった私にはもう関係ないですが、26日はフローラの日という事で、音声ガイドが半額になるそうです。行ける人は26日を狙った方がいいかもしれません、2、3月は日曜日になっているみたいですし。

新東京百景 90年前の東京
23日までやっている、入場料無料の小規模展覧会、昭和初頭の版画を複数展示し、戦前の東京の風景を今に伝える展覧会。
一言で感想をいうと「今とあんまり変わってないかも」。高層ビル等はないものの、概ね街の構造は今もこんな感じという印象。

2017年01月18日

三井記念美術館「日本の伝統芸能展」へ行ってきました

伝統芸能なので、能面などがメインの展覧会です。国立劇場50周年記念と言う事で行われた展覧会だそうです。
地下鉄からビルに直結、そこから専用エレベーターで上がる事になります。

まず美術館にはいるとそれぞれが独立したガラスケースに入った展示品、これはいつもの展示のパターンです。能面や雅楽面、雅楽器などが多数展示、特に重要文化財が複数置いてあります。重文クラスなので、すでに写真等で見たことがあるような面が多数、実物は初めてなものが多いです。

それから文楽人形、人間が動かしている様子の再現で、後ろに黒子のような恰好をしたマネキンを使い、文楽人形を動かしている様子を再現していました。

その後は絵画と芸能、これはひたすら屏風絵が展示されているもの、雅楽や歌舞伎などを行っている様子が描かれている屏風絵が複数展示されていますが、特に目を引いたのが出雲阿国の屏風絵、何度も本で見た事があるので、本物は初めて見ました。こんなところでお目にかかれるなんて思っても見ませんでした。四条河原の様子を描いた屏風もあり。
歌舞伎、文楽、演芸、能と日本の伝統芸能の解説文も貼られています。

その後は文楽人形の頭や歌舞伎に関する浮世絵の展示。当時の歌舞伎や見世物等の様子がわかるような多数の浮世絵、役者の生活風景から劇場前の雑踏等が描かれているものが多数。当時の歌舞伎の様子、それも実際の公演以外の様子が伝わってくる展示になっています。文楽の方は顔がしっかりわかるようになっており、デフォルメされた人形の姿は後の日本のデフォルメのデザインにも通じるのかなぁと思ったりします。

次は軽業、主に江戸時代に行われていた軽業の浮世絵、昔は結構流行っていたようですが、現在はあまり見られないものになっています。軽業もただやるのではなく何かしらストーリーがあるものが主流だったとか。

最後は衣装や道具類で、文楽人形の中身や多数の歌舞伎役者の衣装などが展示されています、三越はかつて歌舞伎等の衣装の貸し出しも行っており、貴重な衣装が多数今でも保管されていると書いてありました。

出た後はたくさんの展覧会のポスター、めっちゃ貼られていますがよく見ると大阪何かの博物館のポスターまで貼られていました。それから入口付近には映像コーナーもあり。

東京国立博物館「春日大社 千年の秘宝」へ行ってきました

トーハクでやっている春日大社展に行ってきました。いつものように平成館でやっています。と言う事で平成館に向かいます。平成館でやっているだけに人がどんどんそっちに向かっていきます。

入ってすぐに出てくるのが1章、神鹿の社、武甕槌命が鹿に降臨し、そこから春日大社が始まったという事で、まずは多数の鹿の絵、写実的なものから武甕槌命が乗っている図等が並んでいます。また曼荼羅や厨子なども、厨子は特徴的で、仏教色がなく通常見るようなものとは少し違います。基本的に古いものが多くすでに色が落ちたりしているものも多く、中には絵が見えず、最新技術で見えるように出来るようにしているものもあります。
そして歩いて行くとある目玉?の春日大社の本殿の一部が再現されています。と言う事で東京に居ながら春日詣でが可能になっています。

次が平安の正倉院、春日大社は平安時代から多数の神宝等が奉納されており、貴重な宝が多数残されているとか、そのために平安の正倉院と呼ばれるほどだそうです、本宮及び若宮に別れて多数の神宝が展示されています。銅鏡や琴、剣、槍や弓等の祭りに使われる武器等が展示されています、これらは例えば傷んだ神木で作られ、使われなかったたであろう琴等、あくまで使うための物ではなかったようです。
ただ火事にあって痛んでいるものもあります。

次が春日信仰をめぐる美的世界、ここから一気に毛色が変わり、それまでと違い仏教色が一気に強くなります。多数の曼荼羅、仏具等。特に春日宮曼荼羅は春日大社に来れない人のために描かれたモノで、その中でも一番大型のものが展示されており、そこに描かれた姿と今の春日大社の姿は変わってないと言うテーマの映像が流れています。また春日大社に関する様々な説話と言うべきか、うまく説明できませんが、仏教的な要素が春日大社と関わって色々な説話があったようで、それらを描いたものも多数。
前後と雰囲気が違う仏教色の強いのが三章、春日大社の神仏習合の信仰が色々とわかるようになっています。そして三章が最も長く、点数も多いです。

次は奉納された武具、武具の展示、武具がいくつも奉納されており、刀、鎧等がいくつか、大鎧や胴丸等が展示されています、貴重な鎌倉時代の籠手なども展示されています。ただ武具の数は少なく、比較的短い展示。その後は撮影コーナーが有ります。奉納されただけに豪華な武具が多いです。

そして次が神々に捧げる芸能、色々な芸能に使われている道具類が展示されています。中華風の鎧で項羽と劉邦の鴻門の会を再現するものや、様々な種類の能面、中心には非常に大型の鼉太鼓の複製品が置かれています。そして実際にそれらを使って祭りを行っている様子が奥の映像で流されています。

最後が春日大社の式年造変、春日大社は20年ごとに式年造替を行い、現在60回目だそうです。その際に様々な宝物が撤下されるようで、今回は狛犬等が撤下されたようです。また式年造変の時に使われた絵図なども展示されています。また絵馬なども、数百年も経った古い絵馬を見ることが出来ます。

これが最後、あとは展示室外に映像資料が有り、式年造変についての映像が流れています。10分、椅子あり。

特別展を出たらもう閉園時間、結果常設展には回れないで終了しました。常設展までまわると5時間程度は普通にかかっちゃんですよね。と言う事でこの日は回れず。

所要時間は1〜2時間程度です。トーハクの特別展なのであんまり混まないときに行ったはずでも結構混んでます。平成館の入り口にある自販機コーナーなどはこの日は何かあったらしく閉鎖されていました。

流石に春日大社だけあって非常に真面目な展覧会。

2017年01月17日

渋谷・中目黒・恵比寿ランチパスポート使って見た4回目

またランパスを使って回ってきました。


銀座木屋 渋谷新南口店

うな丼御膳が1000円。なんと鰻とうどんのセットが1000円になります。店は立ち食いより高級、高級店より安い感じの店。

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中華屋台一杯屋

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京王渋谷駅の出口付近にある中華料理や。ビルの5階に有り、4階までエレベーターで上がりそれから階段。チンジャオロース定食が500円。中華らしく頼んだら結構すぐ出てきます。そこそこお腹いっぱいになります。


タンドゥール 恵比寿駅前店
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ライトランチ500円。豆カレーのセットがどっちかが1セット。


タンドゥール西武渋谷店
西武渋谷にあるインドカレー店。プレミアムランチ1000円で2種類のカレーランチを頼むことが可能。
頼んだのはエビとバターチキン、バターチキンの方が癖がありエビの方が甘くてバターチキン見たいな感じの味でした。

さっぽろ火武偉
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味噌ラーメンが500円です。


Noodle BAR es
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竹岡ラーメンが500円。竹岡ラーメンは千葉の漁師町のラーメんだそうです。味は敢えて言えばこの間食べた八王子ラーメンと似ており、黒い醤油スープ、玉ねぎ等の特徴が有ります。夜間まで入れます。

CONA恵比寿店
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ピザ、サラダ、ドリンクのセットが500円、なのですが私が行った時はサラダが品切れでドリンクセットになりました。しかし単品だとランパスでなくても500円、かなり良い店って感じです、そのせいか結構混んでます。

檜家
2回目、家系ラーメンが500円になります、メリットとしては夜間でも使えること。前回は醤油だったので今度は塩にしました。トッピングも選べるのでネギを選びます。味に関しては醤油、塩ともに極端な差はない感じ。

2017年01月15日

損保ジャパン日本興亜美術館(クインテットV)と中村屋サロン美術館(食と芸術物語)へ

損保ジャパン日本興亜美術館
駅のA18出口から徒歩2分のところに有りますが、新宿なので、つまり駅から出るまでに10分くらいかかります。冬なので2分がメチャ寒かったです。ビルの42階にありエレベーターで上がるようになっています、ビルからはスカイツリーを見ることができます。

展覧会はクインテットV5つ星の作家たちで、損保ジャパンのコンクールで入賞した人ら5人、テーマ自体に共通性はなく、5人の画家が並列で展示されているというモノ。抽象画的なものから完全に色だけのモノ、赤地に僅かな黒だけのモノ等それぞれ方向性はバラバラなれど、多くがよく見ると植物テーマの作品でした。

それぞれの方向性としては、横溝美由紀の絵は赤に横線見たいなはっきりとわからないタイプの絵、糸で書いてるらしい(キャプションより)、橋本トモコは比較的普通と近代アートの間見たいな感じ、川城夏未はパッと見赤地なのが近くに行ってみるとテーマの絵が薄い黒で描いてあるタイプ、木村佳代子はひたすら花の絵、いわく世界とは何かがテーマらしい、展覧会のポスターの一番目立つのも多分この人。堀由樹子は比較的抽象画っぽいですが、風景画っぽくもあり中間くらいの雰囲気。

私が入った時にちょうど画家の一人である橋本トモコ氏のギャラリートークをやっていたのですが、私が入ってすぐに終わってしまいました。なので話はわずかしか聞けませんでした。

そして常設展は有名なゴッホのひまわりが有ります。58億円で購入したとかなんとか、ほかゴーギャンのアリスカンの並木道、セザンヌのりんごとナプキン、壁掛けのみの他の絵と違いガラスの奥に展示され、かなり良い環境で展示されています、さらに前にはベンチ付きでじっくり鑑賞できるようになっています。ついでに画家年表が横に置いてありますが、こうして見るとゴッホは短命ですね。他は東郷青児の絵が中心。

総合的に見ればそんなに混んではいませんでした。所要時間は美術館が提示している40分が本当に妥当な数字です。美術館は若干小ぶりなので。


中村屋サロン美術館(新宿中村屋 食と芸術絵展)
同じく新宿にある中村屋サロン美術館。駅から直結新宿中村屋ビルの一角にあります、かなり小規模な美術館。小さい上に最近できたらしく、情報はあんまりありません。

2室のみのささやかなもので、ビルの一角に小さく置かれています。中村屋の歴史とコレクションを展示しているもので、中村屋と関わりの深い数名の画家の絵が展示されています。
中村屋の歴史は、中村屋の屋号は居抜き出店した店の屋号で、創業者一族相馬性で有り、その為中村屋と関係の深い中村性の画家が中村屋の一族だと勘違いされるとか。美術館と書かれていますが、中村屋博物館的な側面が有ります。

美術館部分は中村屋と関わりの深い画家の絵の展示で、中村彝、荻原守衛らの作品。奥の1室が美術館の形になっており、10数ほどの絵画が展示されています。

2017年01月14日

パナソニック汐留ルオーミュージアム「マティスとルオー展 手紙が明かす二人の秘密 」へ行ってきました

新橋駅より徒歩5分ほどの距離にあるパナソニック汐留ミュージアムへ。

マティスとルオーと言う2名の画家の歩んだ歴史。この2名は生涯関わっており、生きていた時代も年齢もかなり近く、よく手紙をやり取りしており深く関わっていたようです。
混雑度はかなり高く、新橋駅から徒歩圏内と言う立地の良さもあってか結構な人。

展示品は絵と共に写真のコピーが沢山展示されているほか、関わった雑誌なども展示されています。展覧会の展開は時系列順で、下積み時代、パリでの活動、第二次世界大戦、晩年みたいな感じの流れになっています。

初期はまだそこまで作風が確立されていなかったのか、まだ割と普通の絵といった感じですが、徐々に画風が確立されていく様子が見えます。
第二次世界大戦になるとフランスがドイツの占領下に入ったため、フランス人だった2名は活動がやりにくくなってしまったようです。その中で描かれたのがマティス代表作ラ・フランス(宣伝用のポスターに描かれている絵)。
ルオーの絵はルオーらしく定番の道化師やキリストが多いですが、若い頃はそうでもなかったのかいろいろなテーマに手を出している模様。
ルオーはいくつかのシリーズがまとめて展示されている場所が2箇所有り、悪の華と気晴らしと言うシリーズが一気に展示されています、特に気晴らしと言うシリーズはフル公開で初だとか。
終盤になるとマティスはジャズと言う切り絵シリーズを発表、ポップアート的な雰囲気の絵が増えていく様子。

手紙の内容は作品についてや情報のやり取り等、日常のやり取り的な内容が多く、まだ電話等が本格的に普及してなかった時期といった感じです。

流石にルオーミュージアムだけあって、ルオーの絵の方が多いです、展示品には美術館のコレクションも多かったです。最後の部屋のルオーギャラリーの絵は展覧会に合わせての展示替えもなく、半年位前に行ったときと同じようなレイアウトでした。

パナソニック汐留ミュージアムは通常の美術館よりは小さめで、所要時間は40分くらいでしょうか。有名画家2名のシリーズなので見ごたえは結構ありました。

東京庭園美術館「並河靖之七宝展」に行ってきました

目黒駅より徒歩10分くらいのところにあるのがこの東京庭園美術館。閉館1時間前に到着しました。
庭園とセットの施設ですが、庭園は未だに工事中で入れない箇所が多い。

現在やっているのは「並河靖之七宝展 明治七宝の誘惑透明な黒の感性」になります。七宝とは金属製の下地の上に釉薬を塗り焼いた物だそうです。

この並河靖之と言う人は明治に活躍した七宝家で、明治は海外需要により日本の七宝制作が非常に発展していた時期で、その時に活躍した人だそうです。
明治の初期には何度か浮き沈みがあったものの大成功を遂げたようですが、その後大正になり海外需要が激減したため、並河靖之は工房を閉じ、その後は忘れられていったようです。がその後現代になり再評価されるようになり、結果この展覧会が行われることになったとか。

とりあえず中に入ります、入ると右手にはロッカーと映像室。映像室では作品解説や七宝の技術等を解説した動画が流れています。七宝を実際に彩色している様子も流されています。

その後はホール→2階→新館と展示室は続いていきます。概ね作品のほとんどが壺(花瓶含む)で、他は皿等や香炉等がいくらかという感じ、あとは制作の前に書かれる下図(中原哲泉という並河靖之の工房で活躍していた人だそうです)の展示も新館の方で行われています、下図と実際の完成品がセットで展示されており、完成品と見比べる事ができるようになっています。
ほか一部並河靖之以外の制作の明治期の七宝も展示されており、当時どういった物が作られていたかが最低限分かるようになるようです。
また多くが輸出品として工房で造られたためか、時期がはっきりしないものも多く、さらにいくつかの製品は量産された物だそうです。
作品点数は100を超えていますが、多くが小ぶりの花瓶類なので実数ほど多い感じでもないです。

展示物の所属を見てみるとほとんどが京都にある並河靖之美術館の物になっています。

庭園美術館は元々が古い洋館なので、夜に行くとすごい雰囲気が良いです。いつも日が昇っている時に行っていたのですが、それだと割と普通だったのですが、夜で閉館寸前で人も少なく、また窓も暗くなっているので雰囲気が出ています。
閉館1時間前だったため、混雑はしていません。所要時間は1時間ほど。

2017年01月13日

ソラマチへ(東京スカイツリー→すみだ水族館→コニカミノルタプラネタリウム天空)

押上駅に到着します。スカイツリーのあるソラマチは駅から直結、めちゃくちゃアクセスが良いです。さらに駅前にはスーパーまで有り、ドリンクの補充もやりやすいです。

東京スカイツリー
まずはスカイツリーに向かいます。平日にアクセスしたためほぼ待たずに入れます、長い行列はなく2分位でチケットを購入。そこからエレベーターで1分で350mの展望台へ。エレベーターは春夏秋冬をテーマにした4基のエレベーターになっています。
展望台は流石に結構こんでいます、特に一番周囲が見渡しやすい350mのところは特に人が多いです、そのしたの階は見れるエリアが限られているために割と空いていますが。ただレストランはもう満席状態でしたが。
ソラマチ全体で使えるフリーWi-Fiはスカイツリー内でも使えます。
スカイツリー内は何箇所かでベンチがいくつか有りますが、人が多いのでそこまで座ることはできません、ほか土産物店も有ります。

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スカイツリーからの眺め

特別展望台天空回廊までは展望台でさらにチケットを買って登ることになります。登った先には少女漫画雑誌りぼんの看板等が、天空回廊ではりぼんとのコラボを行っているようです。天空回廊は450mのところに有り、回って上に上がる回廊状の展望台、あまりにも高すぎて高いところにいる実感があんまり湧きません。怖いのかどうかがもうわからない、感覚が麻痺します。

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高いのか高くないのかもうわかりません

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りぼんとコラボ中

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天空回廊はコラボ関係で結構埋まっていました

そして今度は天空歌舞伎が始まるため、再び展望台に戻ります、一度天空回廊から出ると再入場はできません。天空歌舞伎は展望台の上の窓にロックで踊る歌舞伎役者の映像が流れます。その後平成中村座のPVが流れるもの、5分くらい。見ている人は風景組と歌舞伎組に分かれていました。

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天空歌舞伎

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戻る時に見ることができるのぞき窓、高い

すみだ水族館
年パスを持っているので何度でも入れます私の場合。

すみだ水族館はチンアナゴ等で有名な水族館、ただしスペースは通常の水族館と比べてやや狭目。夜までやっているのでこういった形でのアクセスがやりやすいです。

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入口の水槽にいる掃除役ヤマトヌマエビ、前回きた時のワークショップだと多すぎても少なすぎてもダメだそうです、この時はたまたまゴミを食べてました。

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名物チンアナゴ、ニシキアナゴ、沢山います。

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水族館では金魚が多数飼育されており、そのひとつランチュウ。

ほか多数のペンギンが飼育されています、東京湾の大型水槽も有り、クラゲ水槽や鰻水槽等、東京をテーマにした魚が主体。ペンギン、クラゲ等水族館に必要なものはだいたい揃っています。夜なので流石に空いています、イベントは色々やっていますが、ショーはやっていません、屋内オンリーなので。

コニカミノルタプラネタリウム天空
コニカミノルタプラネタリウムも有ります、ほかに池袋にも有ります。やっていたのはオーロラの調べ、アイスランドで撮影されたオーロラの映像が流れてくる映画。プラネタリウム部分は最小限で、ほぼ映画という感じでしょうか。ドーム全体にオーロラの映像が映し出され、またアイスランドの自然環境が流され続けます。これも平日なので席は少し空いていました。

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文字だけ。

プラネタリウムが終了したら撤収します。

2017年01月12日

東京写真美術館「アピチャッポン・ウィーラセタクン展」に行ってきました

Bunkamuraのあとにそのまま。

東京都写真美術館は恵比寿駅より徒歩5〜10分。
美術館地下1階のスペースを使ってやっていました。やはり名前から分かるように、タイの人見たいです、が調べてみるとかなり表記の揺れが有ります。職業は映画監督だそうです、その為やや癖のある映像作品が展覧会の主役。

ほぼ映像系と写真がメインで、暗い部屋に十数ほどの映像作品群が放送されています。作品はルソーを名乗りギターを弾く男や、謎の仮面をつけた男、写真を繰り返してタイの農村を動画なのか写真なのかわからない感じで撮ったと思われる作品、父親が医者のためその診療所の写真、軍隊の映像等の作品が流され続けています。
全体的に淡々とした少し不気味と言うより灰色(色はカラーなれど雰囲気が)な作品が多いですが、亡霊たちという副題がついているのでまさにそんな感じ。

所要時間は単体だと1時間弱程度、美術館フルで2時間くらいは、というのも写真美術館は3階分のスペースがあり、別の展覧会もやっているので、混在はほぼ無し。

ほかに2階では日本の新進作家VOL13が行われており、複数の写真家による癖の強い写真の展覧会。突っ張りスタイルの人物が題材にされているシリーズや、ある種の異界的な雰囲気のあるシリーズ等。

3階はコレクション展、これは前回行ったので入らなかったですが、東京の写真で昭和から平成あたりまでの記憶のようなモノを見ることができます。
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