2017年01月21日
東京都美術館「ティツィアーノとヴェネツィア派展」に行ってきました
東京都美術館のティツィアーノ展に行ってきました。一応ティツィアーノがメインという事になっていまっすが、実際に展示されているティツィアーノの作品はそれほど多くはなく、ヴェネツィア派展といった方がいいでしょうか。
ティツィアーノとヴェネツィア派展
日伊国交樹立150周年記念の展覧会の一つらしく、ほかに西洋美術館でやってたカラヴァッジョ、クラーナハ展や江戸東京博物館でやっていたダ・ヴィンチ展、森アーツセンターギャラリーでやっていたポンペイの壁画展も同じようです。
会場はB1、1F、2Fの3階建に分かれています。B1の展示室ではティツィアーノは割と脇役。まずはヴェネツィアの航空写真と挨拶から。ルネサンスということもあってか、最初は聖母子像等がひたすら並んでいる状態、画家は違えど兎に角需要のあったテーマなので。個人の信仰目的などでも制作されているようなものもあるみたいですし。
室内はなんとなくイタリアっぽい色使いになっています。
そして1Fの展示室へエスカレーターで移動。そこにはメインの一つフローラが待っています。が正直一番印象に残ったのが手前にあったパルマ・イル・ヴェキオのユディトでした、このユディト、他のユディトと違い太めの体系なんです。男の生首+太めの女という組み合わせはあんまないのでインパクトが一番大きかったです正直。
そのあとにメインであるティツィアーノのフローラ(ポスターに写真が乗っている絵)が有りますが、手前のユディトの方に目が行ってしまった。
その後は男の肖像みたいなのが多いですが、名前が分かっていない人の肖像で、画家の名前すらわかってないモノも多数。全体的に写実的、あくまで肖像なのでそんなに変わったポーズでもないものが多いです。そして再びメインの一つティツィアーノのダエナ、裸婦(ダエナ)と天使と金色の塊(ユピテル)が描かれています。
そして映像資料としてヴェネチアの風景とともにティツィアーノや当時のルネサンスの絵についての解説動画が2分、座ってみる長めの動画はありません。
そして2Fへ、このあとはティツィアーノ他当時の巨匠たちの絵、ただしテーマは下のと比較的近いものが多いです。最後の晩餐とかマグダラのマリアとか。
後はヴェネチア派の版画、本の挿絵などに需要があったため、白黒の版画が当時多数刷られていたとか。とは言え挿絵用ということもあってか小ぶり。テーマは多くがやはり宗教的なもの。
総合的に見ると「ヴェネツィア派展」という事で別の画家による同一テーマの作品が多く見られます、聖母子像が多い以外にも、時期が時期だけに肖像画が多くなっています。
所要時間は思ってたより短く1時間もあれば十分かと、点数が思ったよりは多くはありません。混雑もまあまあといった感じでしょうか。
行ってしまった私にはもう関係ないですが、26日はフローラの日という事で、音声ガイドが半額になるそうです。行ける人は26日を狙った方がいいかもしれません、2、3月は日曜日になっているみたいですし。
新東京百景 90年前の東京
23日までやっている、入場料無料の小規模展覧会、昭和初頭の版画を複数展示し、戦前の東京の風景を今に伝える展覧会。
一言で感想をいうと「今とあんまり変わってないかも」。高層ビル等はないものの、概ね街の構造は今もこんな感じという印象。
ティツィアーノとヴェネツィア派展
日伊国交樹立150周年記念の展覧会の一つらしく、ほかに西洋美術館でやってたカラヴァッジョ、クラーナハ展や江戸東京博物館でやっていたダ・ヴィンチ展、森アーツセンターギャラリーでやっていたポンペイの壁画展も同じようです。
会場はB1、1F、2Fの3階建に分かれています。B1の展示室ではティツィアーノは割と脇役。まずはヴェネツィアの航空写真と挨拶から。ルネサンスということもあってか、最初は聖母子像等がひたすら並んでいる状態、画家は違えど兎に角需要のあったテーマなので。個人の信仰目的などでも制作されているようなものもあるみたいですし。
室内はなんとなくイタリアっぽい色使いになっています。
そして1Fの展示室へエスカレーターで移動。そこにはメインの一つフローラが待っています。が正直一番印象に残ったのが手前にあったパルマ・イル・ヴェキオのユディトでした、このユディト、他のユディトと違い太めの体系なんです。男の生首+太めの女という組み合わせはあんまないのでインパクトが一番大きかったです正直。
そのあとにメインであるティツィアーノのフローラ(ポスターに写真が乗っている絵)が有りますが、手前のユディトの方に目が行ってしまった。
その後は男の肖像みたいなのが多いですが、名前が分かっていない人の肖像で、画家の名前すらわかってないモノも多数。全体的に写実的、あくまで肖像なのでそんなに変わったポーズでもないものが多いです。そして再びメインの一つティツィアーノのダエナ、裸婦(ダエナ)と天使と金色の塊(ユピテル)が描かれています。
そして映像資料としてヴェネチアの風景とともにティツィアーノや当時のルネサンスの絵についての解説動画が2分、座ってみる長めの動画はありません。
そして2Fへ、このあとはティツィアーノ他当時の巨匠たちの絵、ただしテーマは下のと比較的近いものが多いです。最後の晩餐とかマグダラのマリアとか。
後はヴェネチア派の版画、本の挿絵などに需要があったため、白黒の版画が当時多数刷られていたとか。とは言え挿絵用ということもあってか小ぶり。テーマは多くがやはり宗教的なもの。
総合的に見ると「ヴェネツィア派展」という事で別の画家による同一テーマの作品が多く見られます、聖母子像が多い以外にも、時期が時期だけに肖像画が多くなっています。
所要時間は思ってたより短く1時間もあれば十分かと、点数が思ったよりは多くはありません。混雑もまあまあといった感じでしょうか。
行ってしまった私にはもう関係ないですが、26日はフローラの日という事で、音声ガイドが半額になるそうです。行ける人は26日を狙った方がいいかもしれません、2、3月は日曜日になっているみたいですし。
新東京百景 90年前の東京
23日までやっている、入場料無料の小規模展覧会、昭和初頭の版画を複数展示し、戦前の東京の風景を今に伝える展覧会。
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