Matzocoatl「毒蛇だって知ってただろ？」

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押井守総監修作品、映画「斬〜KILL〜」を観た感想。




押井守が監督・総監督のオムニバス映画。


辻本貴則・深作健太・田原実・押井守の4人が、

それぞれ1話ずつ短編映画を作っている。


「斬〜KILL〜」というタイトルから、

それぞれ「斬る」ことが関係した話・・・かな。


1話目「キリコ」

辻本貴則監督作。

森田彩華主演。

キリコといってもボトムズではない。

バーボンのミキこと水野美紀が特別出演。

水野美紀ってアクション似合うなぁ・・・。

制服を着て刀で戦うというと「片腕マシンガール」を思い出すが、

今や「エンジェルウォーズ」等でも観られる様に、

世界的にこのジャンルは確立されつつあると思う。

女の子が制服で刀持って戦えばそれだけで良し。

・・・とか言いたいが、この話は長くなるので別に。



2話目「こども侍」

深作健太監督作。

溝口琢矢主演。

ジャンゴの子なんだって観た時は分からなかった。

4作中1番ちゃんとした話だった。

山崎バニラさんの活弁も良かった。

めちゃめちゃな設定だが割り切れば面白い。



3話目「妖刀射程」

田原実監督作。

石垣佑磨主演。

一番斬り合ってたのがこの話。

いや、斬ってはないのか。

銃と刀が合体したカッコイイ武器が見所。

刀は日本人みんな好きだと思うけど、

銃のカチャってやるのもイイよねって映画。

ストーリーはあんまり封印しようって感じは、

もともとなかったからなぁ・・・。



4話目「ASSAULT GIRL2」

もちろん押井守監督作。

藤田陽子、菊池凛子主演。

前に映画「ASSAULT GIRLS」の事を書いたが、

その時はまだこっちを観て無くて、

「ケンタッキーの日菜子」の事しか書いてないが、

順番的には映画の前の話。


まぁ、それぞれ話が繋がってるものでもないし、

そもそも「話」なんてものはあってない様なもの。

そしてこの話については「斬」ってない。

今回も「素敵な女性があんな格好で戦ってたらいいな」という、

監督が思う「みんなの観たいもの」が観れる。

いや、本当、 僕は観たい。

でもこれが「みんな 」なのかどうかはね。




万人にはウケないし、かと言って絶賛層は極めて薄いだろうなぁ。

それでもやる押井守監督はイイと思う。

誰が止めても、みんなに批判されても、やり続けて欲しい。

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