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2013年02月11日

映画「ザ・スネーク」の感想…B級なら手を抜いてもいいのか!?

他サイトからの移動記事。


トドール・チャプカノフ監督作、映画「ザ・スネーク」を観た感想。



※映画「ザ・スネーク」の動画がなかったため、適当な動画が貼り付けてあります(-_-;)


トドール・チャプカノフという名前を聞いて、

ピンと来た人は相当なB級映画フリーク。


取りあえず、関連作のジャケットを見ただけでも、

「ジャケ詐欺」の香り漂う絵面だが、

これを面白そうと借りて来てしまう人がいる訳だ、

・・・誰とは書かないが…オカン…。


ガンマンのビルは知人を訪ねて小さな宿場町のバーに来る。

そこでその知人の仇と会い決闘をする事になるが、

その町には毒蛇の大群が近づいていた・・・。

みたいな話。



前回の「プリンス・オブ・ペルシャ」の時に、

簡単に言うと「セットがしょぼい」という話を書いたので、

ついでに他の事も書いておこうと。


まずB級映画について色々意見を言う時は、

心では「予算の関係でしょうがない」と分かっている。


分かっているし、そのチープさが魅力な部分でもある。

でも「酷い」という言葉は使わせてもらう。



さて、この「ザ・スネーク」ですが、

一言で言うと、やっぱり「酷い」。


やっぱり気になるのはセットの宿場町。

寂れてる設定にしても家の数少なすぎだし、

あの子供達の人数に対して大人の人数少なすぎでしょう。

映画は「いかに大嘘をつくか」という物でもあるので、

そういう部分でツッコミがはいると乗り切れない感覚になる。


あの教会は絶対張りぼてだ!

いかにも張りぼて、ならギャグとして良いんだけど、

なんかある程度のクオリティなんだよなぁ…逆にいさぎ悪い…。

A0016.jpg


よく昔の設定のB級映画で「ダメだなぁ」って思うポイントがあるのだが、

・貧しい人たちな設定なのに「服がキレイ」。

・古い、又は寂れた設定なのに「建物がキレイ」。

という2点。

キレイにするのは大変だけど、汚すのは出来るんじゃないの?


本当に「プリンス・オブ・ペルシャ」とかのメイキング を見て欲しい。

わざわざ衣装を汚くする作業をしている。

その衣装をまさにずっと着ている人かの様にみせるために。


B級映画は「白い」事が多い。

汚れ無し。


今日配られた服を着てますんで・・・みたいなね。

時代考証は絶対必要だよ。

当時、漂白剤なんてないから。


さて、この映画の一番の見所だと思う「蛇」ですが、

荒野を埋め尽くす蛇ですよ。

それがドドっと町に向かってくる。

それに立ち向かう・・・ってのは良いですよ。

あの・・・町に辿り着いた蛇少なくない?

さっきまでドドって・・・あ、CG?


いやね、あの量の蛇を銃で一匹ずつ倒すってどうなのさ。

そして建物を爆発させて一掃するアイデアは良いとして、

あの量の蛇が全部あそこに入ったの?

そしてデカいのいたけど、ちょっとお前だけデカすぎだって!


・・・なんて事を言ってたらダメなんだろうな。


ある意味ディズニーと同じで「観たいものをみせる」のが、

B級映画なんだと思う。


大量のなんかが襲ってきたり、

特大のなんかが襲ってきたり、

どうしても逃げられない情況だったり、

若い女性も一緒に戦ったり 。

それだけで十分なんだろうな…求められてるものが限定的というか。


B級映画が好きな人が「これはこれで味があって良い」と言うのも分かるが、

例え予算が無くてもなんとか出来るところはあると思うんだ。


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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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